ギャルの輪に放り込まれた人見知りの新居歩美は、ギャルノリを「大喜利」として返し始めた

YouTubeで開く ↗
概要

人見知りの新居歩美(ドラマチックレコード、赤色担当)を、陽気なギャル芸人トリオ・ぱーてぃーちゃんの輪に入れたら、そのノリについていけるのか。NOBROCK TVのこの回は、新居の社交性を鍛える「ギャルノリチャレンジ」として始まった。最初の新居はぎこちなかった。しかし途中で「ギャルノリを大喜利として解く」という抜け道を見つけてからは、逆にぱーてぃーちゃん側が答えを考える側に回るようになる。

8分で読めます
0:46

企画の趣旨と、仕掛けられた横山莉華

冒頭、新居はスタッフに急にギャル風の見た目にされ、戸惑った様子で登場する。司会側の説明では、本日の企画は「新居のギャルノリチャレンジ」である。ギャルタレントの集団に入り、そのノリについていけるかを試すことで、強制的に社交性を身につけてもらうという狙いだ。新居は「ここから明るくなるのを強制させられる時間ですよね」と受け止め、番組を「学校」になぞらえた。

ぱーてぃーちゃんのすがちゃん最高No.1、金子きょんちぃ、信子の3人は自由に振る舞ってよいとされ、この回は新居とぱーてぃーちゃんの「共同作業企画」と位置づけられる。そこへ21歳の女優・横山莉華が加わる。横山には本当の企画内容が知らされておらず、後で明かされるように、彼女は別の企画に呼ばれたと思っている。

2:52

最初はぎこちない新居と、横山のおとなしさ

横山は2004年生まれの21歳だと答え、ぱーてぃーちゃんに「何して遊ぶの」と聞かれると、家で映画などを見ると話す。クラブにも行ったことがないという。きょんちぃが21歳の頃の自分について際どい冗談を言い、場はぱーてぃーちゃんのペースで進む。

一方の新居は、本人によると22歳である。最初は明らかに「やらされている」状態で、司会側からは、話しているときにあまり笑っていないと指摘される。新居自身もこれでは楽しくないと認めていた。

4:44

ギャルっぽい質問への答え:ネイル、日サロ、確定申告

すがちゃんから順にギャルらしい質問を振り、最後に新居が答える流れで雑談が進む。

ネイルの話題で、新居は爪を削られるのが腕を削られているような痛さで苦手だと語る。それでもギャルになりたいので、今は親指にだけネイルをしていて、その柄は好きな「バーミヤンの桃」だという。ギャルが好んで描く柄ではないと突っ込まれた。

休日の過ごし方を聞かれると、すがちゃんはギャル仲間とのタコパを挙げる。新居は「意外と日サロに行っている」と答えた。ただし日焼けマシンの隣のスペースにパンを並べており、終わると「真っ白な私と食べ頃のパン」だけが出てくるという。明らかなボケで、「パン好きなギャル」と受け止められた。新居はなおも「ギャルですよ」と言い張り、追い込まれると「草」を連呼して乗り切ろうとした。

ファミレスでギャルが何を話しているのかという話題になると、新居は昨日親友と電話で「払いすぎた税金が戻ってくるやつって本当なのかな」と話していたと明かす。レシートもきちんと取っているという。ぱーてぃーちゃんからは、ギャル時代に確定申告の話などしたことがないと言われ、「ギャルじゃない、ただの成人女性」と突っ込まれた。

9:10

「最近の若者は常識がない」偽クイズ企画

ここでディレクターを名乗る人物が現れ、別企画の説明を始める。テーマは「最近の若者は常識がない」で、アイドルや芸人が超基本的な常識クイズに挑戦するという設定だ。ぱーてぃーちゃんは「さすがになめすぎ」と反発する。司会側は、ここまでは前振りで、ここから若者の常識クイズに「ギャルボケ」で答えていくのが本番だと視聴者に明かす。練習問題という形式で、いくつかの問題が出された。

9:54

「いいくにつくろう」と「一富士二鷹三茄子」

最初の問題は「いいくにつくろう」だった。音だけ覚えているという流れから、誰かが「黒ギャルパズル」と返して笑いが起きる。正解は鎌倉幕府である。続けて「なんで過去のことを学ばなきゃいけないの」とギャルらしい反発も飛び出した。

次の「一富士二鷹三茄子」で、新居の大喜利が本格的に始まる。新居が「一富士二鷹三ダブチ」と答えると、すがちゃんは「エビフィレオ」、さらに「グラコロ」とマクドナルドのメニューで続けた。司会側はここで、新居が大喜利を始めた途端にきょんちぃと信子の顔つきが変わったと指摘する。ボケを返さなければならない芸人のほうが大変になった、という見立てだ。

答えに詰まった信子を見て、きょんちぃは「一富士二鷹」までを振ってもらい、リズムで「三なんちゃら」と言ったほうが出やすいと提案する。その形で「三ピカソ」という答えが出て、音のよさが評価された。続く新居の「サンライズ」には、「単純に大喜利が強い」という声が上がった。

13:19

アメリカの首都と「DC」の略

「アメリカの首都は」という問題は、テンポよく答える形で進んだ。「オバマ」「シンガポール」「ドジャース」と答えが続く。答えは二つあると言われる中で「ニューヨーク」と答えた者が散々いじられ、正解のワシントンDCが示される。

そこから「DCは何の略か」という追加の問いになった。出た答えは「ディスティニー」(運命、みんなで紡ぎ合うという意味づけ付き)、「失礼だけの街」、日本語で答えて「日本語なわけない」と突っ込まれたもの、そして新居の「ダンシング・カミング」である。新居の答えは「踊りに来よ」と訳され、司会側は「ちゃんとギャルが入ってきた」と評した。正解はディストリクト・オブ・コロンビアだと告げられた。

16:34

「かわいい子には」──出題自体が取り下げられる

「かわいい子には」では、「アドレス聞け」に対して「今はアドレスじゃなくてインスタのQRだ」と時代のずれが突っ込まれた。ほかに「もうメイクを落とした方がいい(ナチュラルで十分)」、「モデル」、オーディション番組の「日プに出させろ」と答えが続く。

正解の「旅をさせよ」が明かされると、ぱーてぃーちゃんは「なんで」と食いつく。一人前の女になるためという説明を受けると、「じゃあブスは旅しなくていいってこと」「ブスは家にいろってこと」と裏のメッセージを読み取る。ことわざは考えが古くルッキズム的だという指摘まで出て、司会側も「この問題は良くない」としてこの問題をやめることにした。

18:36

「二度あることは」

最後の練習問題「二度あることは」も、テンポで答える形式だった。「楽しいこと」に続いて、二回あったらもう本命ではなく体の関係だという意味の際どいボケが出る。新居は「二度ある子」を人名に見立て、「二度ある子とは距離を取れ」と返した。ほかに「もう一回ラブブが流行ってほしい」という答えもあった。正解の「三度ある」が示されると、先の際どいボケは「おかわり確定」という意味だったと回収された。

20:54

待ち時間の「嘘か本当か」トーク

クイズの合間には、不思議な体験談が交わされた。すがちゃんは、地元の山形で暗い中、2メートルほどあるバッタに出くわしたと話し、ありえないと総ツッコミを受ける。

これに対して新居は、最近渋谷で「ヒョウ柄の服を着たギャルが、ゼブラ柄の服を着たギャルを追いかけていた」と話す。「アフリカだったらやばい」と、柄を動物に見立てたボケとして受け取られた。新居は地元・香川にいた「やばいギャル」の話もした。口喧嘩が強すぎて全部勝ってきたので、靴下はルーズソックスではなく「ウィナーソックス」だったという。言葉遊びの一段落ちに、きょんちぃは「英語の会話はやめよう」と嘆いた。司会側は、すがちゃんの嘘よりも新居の話のほうがクオリティが高いと評している。

23:34

差し入れへの反応と「一回集合」

途中で差し入れが届く。司会側が注目したのは、新居が差し入れをもらったときのリアクションだ。新居は「ガチ嬉しい」と喜び、「通信(制高校)の面接に受かった時ぐらい嬉しい」と付け加えた。さらにぱーてぃーちゃんと「一回集合」と輪になって盛り上がり、「一回渋谷行かそう」「じゃあこっちは原宿」「うちは山手(線)」とボケを重ねる。最後に「帰るね」と一人だけ帰ろうとする流れまで作り、司会側からは「できてんじゃん」と声がかかった。

25:30

ネタばらし:「抜け道」は大喜利だった

終了後、司会側は横山に企画の真相を明かす。人見知りの新居がぱーてぃーちゃんの中に入ってノリについていけるかを試す、リハビリのような企画だった。そして途中から、新居が「大喜利」と割り切ったら頑張ってできるようになった、と振り返った。

新居本人は、スイッチを入れた瞬間に明確に一つ抜け道を見つけたと語る。そこからは「ギャルノリではなく普通に大喜利だった」という。ぱーてぃーちゃん側にとっては、それが負担になった。答えを考えなければならなくなり、新居が答えを出すたびに自分たちが少しずつ小さくなっていったという。すがちゃんは、自分たちも大喜利っぽい答えを意識し始めた結果、きょんちぃが喋らなくなっていったと明かした。

何の企画だと思っていたかと聞かれた横山は、本当に一問一答の常識クイズ企画だと思っていたと答える。常識のお題を軽く出されたときには「この人たちマジでやばい」と感じていたという。司会側は「とりわけ真面目な子が来ちゃった」と受け止め、一同が差し入れを食べながら収録は締めくくられた。