トータルテンボスが「人違いボケ」を50回続けたら、地名クイズと自虐告白まで生まれた

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概要

NOBROCK TVにトータルテンボスが約1年ぶりに登場した。今回の新企画は、次々に部屋へ入ってくる人物に向かって「もしかして〇〇の方ですか?」と人違いのボケを50回繰り出すというものだ。番組側は「どうなるかわからない」と前置きしており、二人も手探りで始めた。しかし回数を重ねるうちに、ボケの型が次々に変わっていった。この記事では、企画の仕組みとボケの変化を順に追う。

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1年ぶりの出演と、3年前の「100ボケ」の記憶

冒頭は近況の話から始まった。以前この番組で共演した出演者が、いまはアイドルグループ「DRAW♡ME」で活動している。ライブの後、その出演者から二人にかなり熱のこもったLINEが届いたという。内容は「あなた方のおかげで今の私がある」という趣旨だった。二人はライブには行っていないが、映像で見て「ちゃんと回していた」と評価し、実はしっかりした子だと話した。

話題は、この番組で二人が挑んだ「100ボケ100ツッコミ」に移る。あれはもう3年前の企画で、収録はTHE SECONDの初年度に敗退した直後だったと振り返る。二人にとっては怖い記憶らしく、見直しても何が正解だったのか今もわからないと語った。今回も「トータルならできるだろう」という理由で新企画を任されたことに、二人は警戒を見せている。

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ルール:受け手のツッコミに相方が「被せる」

ルールは単純だ。「〇〇の方ですか?」という人違いボケを50回続ける。二人がまず気にしたのは、このボケの構造だった。人違いボケは本来、言われた側が「違うだろ」と返して成立する。今回のターゲットは企画を知らない一般の出演者なので、そのツッコミは期待できない。そこで、相方が「お前、どう見えてんだよ」と突っ込み、さらに別の人違いを被せる形にする。二人はこれを「人違いツッコミ被せ」と呼んだ。

ドッキリの設定はこうだ。ターゲットは番組の偽収録だと思っており、そこへスタッフやエキストラ役が入れ替わりで入ってくる。エキストラは10人ほど用意されていた。ボケる相手が限られるため、二人はやりにくいと漏らしている。ターゲットはみづき。偽番組のタイトルは「服売れるまで帰れません」とされた。

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序盤:ターゲットへの人違いと、ディレクターへの連打

最初の標的はみづき本人だった。挨拶の直後から「以前お会いしましたっけ?」と切り出す。続けて「プロレスラーの方ですか?」と尋ね、中野たむとタッグを組んでいなかったかと畳みかけた。さらに「可愛いだけの方ですか?」、「国産の黒トリュフが食べられる店でギャラ飲みに来てましたよね」と続く。相方は「お前がギャラ飲みを呼んでるんじゃないか」「国産の黒トリュフはめちゃくちゃ怪しい」と返し、ビットコイン系の人がいそうな店だと話を広げた。最後は「港区男子ですか?」というボケで締めている。

次に入ってきたディレクター役には、ボケが連打された。

  • 表参道のスタバのテラス席で、意味もなくMacを広げて何もしていなかった人
  • 「同じ中学」の意味の「おな中」から、言い直して「オナ中毒」
  • 中華料理屋のバイトを途中で抜けてきた人。上だけ着替えずに来た、油が飛び散っている感じがする、と相方が乗った
  • 東京オートサロンで下半身ばかり撮っていて記事になったカメラマン
  • ヤクルトのマスコット・つば九郎の中の人。動きの揺れ方でわかった、という理屈がついた
  • スキャットマン・ジョンのライブ会場にいた人

スキャットマン・ジョンには「みづきちゃんは絶対知らない」とツッコミが入った。ボケた側はファンだったと明かしている。さらに、ディレクターが別の人だとわかって退出しかけたところを呼び止め、「こっくりさんを日本で一番最初にやった人ですよね」と付け足した。相方は「絶対もっと古い人だ」と返している。

8:31

音声スタッフ:悪口、下ネタ、時事ネタ

音声スタッフへの最初のボケは「蛇に似てる」。人違いの形にすらなっておらず、「純粋な悪口」とツッコまれた。

次は「昨日の夜お世話になった」と言い出し、セクシー女優だと決めつけるボケだった。相方も「同じのを見た」と乗る。存在しない作品の内容を細かく描写し、「何組目のカップルの彼女でしょ」と特定まで進めた。最後に相方が「あれはガチじゃなくて仕込みだ」と言い、二人で勝手に勘違いを解いて終わった。

その後も、1人で遊園地にいた人、1人でボウリングをしていた人と続く。ボウリングには「1人で280点ぐらい取っていた」「しかもサウスポー」と設定が足され、「うまいなら曲げ玉を投げろよ」とツッコミが入った。「プライベートでガンマイクを持ち歩いてる人」は音声スタッフという職業そのものをいじったボケだ。

時事ネタも出た。八王子のコンビニで万引き犯を捕まえた「お手柄の人」。物音をマイクで拾ったのだろう、と落ちがついた。吉沢亮に部屋を間違えて入られた人。伊東市長の卒業証書は本物だったのかと尋ね、市長本人と取り違えるボケもあった。

11:52

AD:AV作品タイトルと「地名攻め」

AD役の男性には、まず「箱根駅伝を走ってた方ですか?」。マラソン体型だから、という理由がついた。続いて「風俗の待合室で目が合った」と言い、相方の「お前もいたってことだろ」というツッコミを誘う。店名として即興で出た「入江スエロスクリニック」に、相方は「一発で出てくるならセンスが良すぎる」と返した。「サラリーマン金玉太郎」もここで出たボケだ。

二人がたびたびやったのが、架空のAV作品への出演者扱いだった。有名作品のタイトルをもじったものが次々に出て、「パイレーツ・オブ・カリビンビン」もそのひとつだ。進行役は「卑怯ですけど、29まで来てますよ」とカウントを告げ、作品タイトルで数を稼ぐことに釘を刺した。

ここで、この回の流れが変わる。二人は「どこかで会ったはず」という前提で、地名を挙げ始めた。

最初は狭山、京都の宇治、静岡。三つとも日本三大茶どころだと相方が気づき、「なんで全部お茶どころで会ってんだよ」とツッコんだ。ボケた側は「結構なお手前っぽい顔してる」と理由をつけ、「裏千家の方じゃない」とも重ねた。次は函館、長崎、神戸と続き、今度は三大夜景だと見抜かれる。「夜景顔じゃない」とツッコまれ、「夜景に連れて行きそうだけど」とさらに返された。

最後は「鳥取の岩美町で会ってない?」。相方にはまったく伝わらなかった。ボケた側によれば、そこはカキツバタの自生地だという。「興味もない自生地でお前と会うんだ」と言われると、「自生地にいそうじゃん」と言い張った。一方が共通点を隠して地名を出し、もう一方がその法則を当てる。人違いボケがいつのまにかクイズの形になり、二人は「このクイズ面白えな」と言い合っていた。

ADへのボケは、ゾンビタバコを路上に捨てた人、ボンボンドロップシールの仕掛け人、不幸の手紙を最初に出した人と続いた。

16:39

メイク担当:ニュースとオンラインサロン

メイク役の女性に向けた最初のボケは、静岡で起きた女優の事故騒動にちなむものだった。報道に出てきた看護師の当事者ではないか、という人違いだ。相方は「その看護師さん、顔出てねえよ」と返した。

次は「西野のオンラインサロンに入ってる人ですよね」。相方は「芸人が入るサロンじゃない」とツッコんだが、ボケた側は「俺、入ってる」と明かす。相方は「後輩のだろ」と呆れた。ほかには「ブレイキングダウンに出てたでしょ」(乱闘しそうにない、オーディションで試合が決まらない、とツッコまれた)、代官山で野糞をしていた人が続いた。代官山のボケには、相方が「だとしても言うな」「セレブな街で」と返している。

「縁日で買ったひよこを鶏まで育てた人」は、意外にも当たっていたらしい。返事を受けて二人は「正解かもしんない」と驚いた。そしてボケた本人も「俺もひよこを鶏まで育てたことある」と打ち明けた。

19:10

スポンサー役のおじいちゃんで50回到達

スポンサー役の年配男性には、まず「月曜から夜ふかしで見た」。続いて女子アナとの飲み会をセッティングしている人。相方は「アナウンス部長っぽい顔」と乗った。頂き女子りりちゃんに1億5000万円取られた人には「取られてそうな顔してる」と被せた。原宿で犬を散歩させていたのではなく「散歩されてた」人、目が離れているから「カニ」、目黒川を桃太郎のように流れてきた人、金塊を盗んだ人と続く。

最後は「群馬で会いましたね」と前振りをしてから、前橋で市長とラブホテルに行った人だと名指しした。「打ち合わせしてただけなのに」と擁護するボケには、「それを信じてるのはお前だけ」とツッコミが入った。

ここで50回に達した。ただ、エキストラがまだ残っていたため、収録はそのまま続いた。

22:02

50回の後:自分のエピソードを「人違い」として出す

50回を過ぎてからも、別の人物に「1日の糞量世界一でギネスを持っている人」「奇跡の年上キラー」といったボケが出た。

子ども役(お坊っちゃま役)が入ると、ボケの型がまた変わる。最初は、見た目どおり「おぼっちゃまくん」と取り違えるボケだった。続いてビッグダディの18番目の子ども。ここから大家族の話題が「裸の美奈子」に広がり、「裸の」を苗字のように言うなとツッコミが入った。

その後、片方がこう言い出す。「店の前のソフトクリームの看板をペロペロ舐めてた子だよね」。すると相方が「それ、俺が8歳の時のエピソードだよ」と返した。次は逆の向きで同じことが起きる。好きな子に冬に手袋をあげた。翌日、学校帰りに待ち伏せしたら、その子は着けておらず、横にいた友達が着けていた。この話を聞いた相方が「それ俺のエピソードな」と名乗り出た。進行役は「新しいパターン」と反応している。相手の人違いを口実に、自分の恥ずかしい過去を明かす形だ。子どもへのボケは「鉄棒で膝かけ回りの地獄落としができる唯一の小学生」で締めた。

エアコン業者役には、WBCの東京ドームで大谷翔平のホームランボールを奪おうとして揉めた人、というボケが出た。さらに、病気で失った睾丸の代わりにそのホームランボールを入れた人へと発展し、「それは爆笑問題の田中さんだ」とツッコまれる。

ここでも自分のエピソードが出た。久しぶりに地元へ帰ったとき、昔いいなと思っていた女子の家のチャイムを鳴らし、出てきた瞬間にキスして嫌がられた男がいるという。これに相方が「俺のことや」と名乗り出て、二人は「マッハキス事件」と呼んだ。ツッコミの中で「マッハキスの大村」という名前も出ている。

26:39

おばあちゃん、そして海苔業者で幕

おばあちゃん役には「未来から来た人」。いまの世界にいる本人はもっと若い、という設定で、名前は蛙亭のイワクラとされた。相方は「なんとなく似てる」と受けた。ほかにバーレスク東京のポールダンサー。さらに、満員のエレベーターに最後に飛び込んで重量オーバーのブザーが鳴ったのに、頑なに降りなかった人、というボケもあった。

最後の海苔業者役には、「髪が全部海苔の人」という見た目から入った。そこから一気にボケを重ねる。

  • ボビー・オロゴンの家でピンポンダッシュしていた人
  • 授賞式で司会者を殴った人(ウィル・スミスとはまったく違う、とツッコまれた)
  • 盗んだバイクで走り出した人。夜の海苔の専門配達、というボケも重なった
  • プリンセス・プリンセス「M」のモデル
  • Toshlを洗脳した人

「246号線でクラクションを鳴らされて落ち込んだ人」というボケには、相方が「それ俺」と名乗り出た。インターホンの覗き穴越しの写真をファンに撮られ、フライデーに売られた人も、やはり相方の申告で「俺だよ」となった。最後の「メントスコーラを初めてやった人」には「ゴッドタンだ」とツッコミが入り、ここで終了の声がかかった。

30:15

ターゲットの反応

ネタばらしの後、みづきは「面白かったんですけど」と言いつつ、「AVの作品で稼ぐのはずるくないですか」と指摘した。二人は「あの手この手の一つ」と返している。いちばんやりやすかったのは誰かと聞かれると、二人はAD役を挙げた。キャラクターがあり、ボケが湯水のように浮かんだという。実際、作品タイトルのボケも茶どころや夜景の地名攻めも、このADとのやりとりで生まれていた。

番組側は「どうなるかわからない」と始めた企画だった。進むにつれて、二人の掛け合いはボケの法則を当てるクイズになり、さらに相方の人違いを使って自分の恥ずかしい過去を明かす形へと変わっていった。説明欄の「だんだん楽しくなってコンビノリも生まれます」という言葉どおりの展開だった。