ホーチミンを両親と歩いた初日、ベトジェットから石焼きフォーまで

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概要

ベトナムを訪れるのは今回で5回目になる旅行系YouTuberのおさだが、両親(動画内の呼び名は「パピー」「マミー」)を連れてホーチミンへ向かった旅の1日目である。おさだにとってベトナムは、食事、物価、気候のどれをとっても「大好き」な国だという。唯一の苦手は人気の格安航空会社ベトジェットだと冗談めかして語る。両親との海外旅行はハワイ、イタリアに続いて3回目で、今回は母の誕生日祝いも兼ねている。成田空港を出発してから、タンソンニャット空港、ホテル、市内観光、マッサージ、夜の繁華街、夕食までの1日を追う。

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息子旅の3回目と、事前ライブで届いた声

おさだは普段、一人で旅をする様子を動画にしている。両親を連れた旅は「息子旅」と呼ばれ、ごく一部に人気があると本人は紹介する。3回目ともなると両親も撮影の流れを把握しており、「ルームツアーやるのか」と先回りして聞いてくるほどだという。

出発前には恒例の「作戦会議ライブ」を配信した。両親とのやり取りを楽しみにしているという温かい声がある一方で、「いつものおさだじゃない」「息子のおさだには毒がない」という意見も寄せられた。そこで今回の目標は「下ネタを言う」だと宣言し、息子としては最悪だと自分で笑っている。

出発前から起きた座席トラブル

成田空港第2ターミナルでのチェックイン前から、すでに問題が起きていた。代理店経由で予約し、3人分の座席をまとめて指定したはずが、母の席だけ別の場所に飛ばされていたのだ。カウンターで確認すると、母の分だけ座席指定ができていなかったと説明された。幸い並びの席が空いていたため、追加料金を払って移動させてもらった。おさだは後で、プラス1000円ほど払ったと振り返っている。このときおさだは「さすがベトジェットだな」と漏らしている。

航空券は約1万8000円で、座席指定を含めて約2万円だった。東京からホーチミンまでは約6時間かかる。前回の旅行で両親はビジネスクラスに乗っていたため、おさだは今回を「最弱のあれ」と呼び、自分がいつも世界を旅するときと同じ気持ちを味わってほしいと冗談を言う。機内の狭い座席に3人で並んだ様子を「サンドイッチみたい」と表現していた。

入国と通信の準備

おさだによれば、ベトナム入国に特に必要な書類はない。入れておくとよいアプリとして、配車アプリのGrabとBoltを挙げている。

通信はいつも使っているKlookのeSIMで、1GBを200円で購入した。空港で両親のスマートフォンにも一緒に設定し、現地に着いたらデータローミングをオンにするだけでつながる状態にした。ところが母は、普段から海外でデータ通信を使わず、Wi-Fiのある場所だけで足りると言う。おさだはそんな人がいるのかと驚いていた。設定自体はとても簡単なので使ってみてほしいと視聴者に勧めている。

空港での買い物では、母が照り焼きチキンと卵のサンドイッチを買った。父も別々にサンドイッチを買いに行ったのに、まったく同じものを持ってきた。おさだはこれを見て、2人の食生活がうかがえると笑っていた。

母の予習ぶり

機内や移動中の会話からは、母が準備してきた様子がうかがえる。母は付箋だらけのガイドブックを持ってきた。ただ、ちゃんと読んだのは前日だと本人は言う。語学アプリでベトナム語も勉強しており、覚えた言葉として「シンチャオ」(こんにちは)を披露した。一方で、目的地のGoogleマップ画面を紙にコピーして持参していた。おさだが今どきコピーなのかとからかうと、母はGoogleマップは知っているけれど、と返している。父は計画を人任せにしていたようで、市場で飲み物を飲もう、ベトナムコーヒーを飲もうと楽しみを口にしていた。

タンソンニャット空港と両替の桁

タンソンニャット国際空港に到着すると、eSIMは通知をオンにした時点ですでに使えていた。外に出た3人の感想は、そろって「そうでもない」暑さだった。訪問は10月末で、おさだによれば11月からホーチミンは乾季に入るため、からっとしていて過ごしやすいかもしれないという。初めての東南アジアについて感想を聞かれた母は、周りが何を言っているか全くわからないと答えている。

現金は、空港内のATMが故障していたため、外のバーガーキング前のATMで引き出した。おさだの説明では、1ドンは0.0057円で、1万ドンで約60円になる。約2万円分として350万ドンを引き出した。桁が大きすぎて、指で数えながら確認していた。50万ドン札1枚が約2500円だと紹介している。

空港からホテルまではKlookで予約した空港送迎を使い、市内まで約30分かかった。車窓からはバイクの多さを両親に見せた。母が行きたい場所としてチェックしていたタンディン教会の前も通っている。

JWマリオット・サイゴンと母の誕生日

宿泊先は、おさだが「JWマリオット・スイーツ・サイゴン」と呼ぶホテルである。当初は案内された場所でチェックインが進まず、19階のラウンジでチェックインすることになった。おさだの説明では、会員ステータスにより朝食が2名分付き、3階にプールとジムがある。14時半から16時半まではラウンジでアフタヌーンティーが楽しめる。この後に食事の予定があったが、3人は結局マカロンやタルトなどのデザートに手を伸ばした。ベトナムコーヒーは砂糖とミルクが入っていてかなり甘く、父は苦いものだと思っていたと驚いていた。

部屋は18階で、カードキーをかざしてエレベーターを操作する方式だった。おさだによれば、母は高級ホテルのドアを開けるのが苦手だという。部屋はそれほど広くないが、眺めはよい。母は高いところが苦手で、下はあまり見たくないと話していた。

部屋にはホテル側が用意したハッピーバースデーのケーキが置かれていた。母の誕生日で行くと事前に伝えていたためである。荷物に付けるらしい名前入れ用のギフトもあり、記念撮影をした。ルームツアーでは、ガラス張りの浴室、アメニティ類、JWマリオットのロゴ入りバスローブを紹介している。おさだはこれらを、いつもの調子で「スケベ」とネタにしていた。

料金についておさだは、1泊の金額は「4ぐらい」と述べている。ただ、字幕からは単位が読み取れない。今回はポイントで予約しており、1泊3万3000ポイント、2泊で6万6000ポイントだった。おさだはこれを「結構お得」と評価している。

バインミーと郵便局、工事中の大聖堂

外に出ると、湿度が高く雨上がりのような空気だった。母はホーチミンの第一印象を「賑やかしいね」と表現した。おさだは、これまでハワイやイタリアのような「調子乗ったとこ」ばかり行っていたので、こういう地に足のついた場所も行かないといけない、と笑う。

おさだが強調したのは交通の激しさである。東南アジアではバイクがギリギリまで攻めてくるが悪気はなく、それが普通なのだという。ゆっくり歩けば轢かれないと両親に教えながら、道路を渡った。

最初の食事は、低い椅子の屋台風の店「Bistro Mai Banh Mi」で食べたバインミーだった。ベトナムらしい味としてパクチー入りのビーフのバインミーを選び、生春巻きも注文した。母はその場でアボカドとりんごのスムージーを頼んだ。温かいバインミーを3等分して分け合い、両親は「美味しい」「うまい」と答えている。

続いて中央郵便局を訪れた。向かいのサイゴン大聖堂について、おさだは「一生工事してるから見せる気ない」と言う。3年ほど前から来ているが、工事が「1mmも動いてない気がする」とこぼしていた。郵便局は時間的に閉まっているかと思ったが、まだ入ることができた。正面にはホー・チ・ミンの肖像画が掲げられている。暗くなってから来たのは初めてで新鮮だったという。館内では香水まで売られるようになっていた。おさだはこれを「何でも売っちゃえみたいなノリ」と評している。はがき、磁石、世界の時刻を示す時計などを見て回った。

市庁舎とホー・チ・ミン像、上達した両親の写真

途中、おさだは母にアオザイを着てはどうかと勧めた。スタイルがよく見えるという噂があるらしい。しかし母は「結構でございます」と断っている。

人民委員会庁舎の前に来ると、ホー・チ・ミン像とライトアップがちょうど始まった。ここでサムネイル用の写真を撮った。おさだが驚いたのは両親の撮影の上達ぶりである。2倍ズームや0.5倍の広角を使いこなすようになっており、写真がうまいと褒めると、遠くから撮るようになったと笑っていた。

ベンタイン市場と、推しのソイガー

ベンタイン市場では、土産を買うならここがよいと両親に勧めた。一方通行の通路の奥にも店が多く、アオザイの生地やコーヒーも売っているという。おさだによれば、市場の店員は「遠慮という言葉を忘れている」ほど積極的に客を呼び込む。昔は右腕を引っ張られたこともあったので、引っ張られないよう注意を促した。

この日おさだが両親に必ず食べさせたかったのが、「ソイガー・ナンバーワン」である。ホーチミンに来たら必ず訪れる店で、おさだは「なんなら私しか勧めてない」と言う。ソイガーは、もち米の上に裂いた鶏肉とニンニクチップを乗せ、タレをかけた料理で、おさだはチキンライスのようなものと説明した。おさだはホーチミンで一番好きな食べ物に挙げ、「全然これ勧めてる人いないのに、なぜかうまい」と不思議がっていた。母は「美味しい」、父は「もちもち」と感想を述べた。

店では、おさだの旅の企画に参加したことのある視聴者と偶然出会った。帽子で気づいたのだという。その人はベトジェットで一人旅中で、フライトの遅れは1時間だったと話した。それを聞いたおさだは、「1時間なら優秀」と笑っている。

ユリスパで90分のマッサージ

朝4時起きで6時間のフライトをこなし、そのうえ歩き回ったため、両親の足腰は限界だった。そこで向かったのがユリスパである。おさだによれば、ここは日本語が通じ、マッサージの強さや重点的にほぐす場所を細かく選べる。以前Klookで予約して利用し、とても良かったので今回も選んだという。3人で90分間のマッサージを受け、終わった後は「気持ちよかった」と満足していた。移動には車を使い、後部座席に3人で乗れるか確認して向かった。

ブイビエン通りの「社会科見学」

マッサージの後に向かったのは、ネオンがぎらぎらと輝くブイビエン通りだった。おさだ自身、両親を連れてくるような場所ではないと認めつつ、「社会科見学」として東南アジアの夜の街を歩いた。車やバイクも通る狭い通りを、カメラを構えた父と怯えた母が寄り添って進む。おさだは両親に離れないよう声をかけた。奥に進むと、音楽が大きすぎて声が届かず、路上で人々が踊っている。母はその光景に驚き、言葉が出ない様子だった。おさだは、普通に食事ができる店もあると補足している。

締めは石焼きのフォー

夕食は、おさだが一番好きだというフォーの店だった。この店では石焼きのフォーの方が美味しいと聞いていたため、おさだと父は石焼きを、母は通常のフォーを注文した。石焼きは熱い器に具材と麺を入れて仕上げる形式で、添えられた野菜も入れて食べてよいという。お肉は和牛だとおさだは紹介し、「マジうまい」と絶賛した。食べ比べると、麺の太さやスープの風味が「若干違う」という感想になった。最後にライムを絞ってさっぱりさせてスープを飲むのが、おさだのおすすめの食べ方である。母はこのスープで1日の疲れが取れると話していた。

両親にとっての初日

初日の感想を聞かれた両親は、楽しかった、賑やかだったと答えた。一番の思い出に挙げたのはマッサージである。おさだが「毒がない」という声を受けて掲げた「下ネタを言う」という目標は、ホテルの浴室やバスローブを「スケベ」と呼ぶ程度にとどまった。初日は、両親がバイクの往来や夜の繁華街に戸惑いながらも少しずつ慣れていく様子で終わり、旅は次回に続く。