ZARAの特大セールを開始前にチェック げんじが語る「安さ」と「現物を見ないと分からない」問題

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概要

ファッション系YouTuberのげんじが、ZARAで始まる特大セールを急きょ取り上げた回である。普段このチャンネルではセールをほとんど扱わないが、ZARAにはUNIQLOとは違う形で服好きの欲求を満たすアイテムが年々増えているとして、公式アプリを見ながら気になる商品を次々にコメントしていく。値下げ品を勧めるだけでなく、ZARAの品質のばらつき、サイトの分かりにくさ、自身が今惹かれているシルエットや丈の話まで広がっている。

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なぜZARAのセールを取り上げたのか

げんじはこのセールを、UNIQLOでいえば感謝祭にあたる規模のものと紹介する。ZARAはいつも何かしら安くなっている印象があり、セールの時期も早い。まだ本格的な夏が来る前に始まる点も特徴だという。

撮影日は6月24日で、撮影時点ではまだ購入できない状態だった。動画を公開したあと、1時間後から買えるようになる見込みだと話している。一方で、セール開始前にもかかわらず在庫切れの商品がすでに多いことにも触れている。

パンツのシルエットとサイズ表記の分かりにくさ

最初に見たのは40%オフで5,000円前後になったパンツ群である。げんじが気にしたのはヒップ周りだった。足の長そうなモデルでもお尻がパンパンに見える。以前ショート動画で紹介したZARAのパンツは股上がかなり浅く、お尻が小さい方の自分でも窮屈に感じたという。そのため、ヒップ周りにゆとりのある形の方が履きやすいと評価している。

価格表示とサイズ表記には不満を述べる。一覧では8,590円なのに、開くと6,000円と表示される商品があった。ZARAはサイズが大きめなので、28や29がなければ諦めていると話す。モデル着用サイズが「身長188cmでL」と書かれていても、どのLを指すのか分からない。ZARAのサイトは本当に不親切だとこぼしている。

セール対象外でも惹かれたパンツ

セールの動画と断りつつ、げんじが最も反応したのはセール対象外のパンツだった。ダブルのフロントプリーツが入ったリラックスフィットで、膝にもプリーツがあり、隠しメタルホック留めになっている。夏らしく涼しそうな素材感で、ウエストのタックが途中から始まる作りも面白いと見ている。形は自身が手がけるWYMのカーブデニムやアムンゼンスラックスにかなり近い。自分でこうしたシルエットを作っているからこそ、似たものがあると強く惹かれてしまうと説明する。

アプリのサイズ推奨機能も試した。身長175cm・体重58kg程度、体型は「フラット寄り」、フィットは「スリム」と入力すると、推奨はサイズ30だった。30は大きいと思いつつも、そのまま信じて購入している。げんじは、セールの良さを「普段は見ないサイトを見るきっかけになり、買わなかったものを買うこと」だとも話している。

セールの中心はパンツと春物・アウター

全体を見ると、夏物の半袖はあまり値下げされておらず、パンツや春物、アウターが中心だとげんじは見る。例として挙げたのが、前でクロスするナポレオンジャケット風のアウターである。いわゆるナポレオンジャケットではないが、クロスするデザインはレディースで流行している。こうした遊び心のあるデザインが1万円以下で買える点を評価している。今からアウターを買うのかと思われるかもしれないが、秋冬を見越して選ぶのもありだという。

ウィリー・チャバリアとのコラボも50%オフの4万円前後になっていた。ここからスタイリングの話に移り、きれいな服の上にデニムジャケットを着る、あるいはその逆の組み合わせのように、ワーク感とドレッシーな雰囲気を混ぜるのが今の気分だと語っている。

「短丈」から「長め」へ移る自身の気分

アウターを見ながら、げんじは自身の丈の好みの変化を話した。ネタバレになるがと前置きし、LIDNMのAWでは短丈ではないアイテムを少しずつ増やしているという。本人によれば、2〜3年前からドメスティックブランドの購入品などで短丈を多く取り上げてきた。その結果、SNS的にも自分的にも短丈ばかりになりすぎた。

今は着丈の長い古着のジャケットやLIDNMのジャケット、ミドル丈の服が気分だという。一方で、短丈アイテムは今ようやく手頃な価格で広く供給され始めた。多くの人にとっては今がちょうど新鮮に楽しめる時期だろう、とも付け加えている。

ZARAの品質は「現物を見ないと分からない」

半袖も一部は値下げされていた。ただし、げんじは「ZARAは一度実物を見たい」と繰り返す。薄手でシアーな素材は軽やかに着られて良い。しかし縫製や端の処理が「キワキワ」な商品もあり、UNIQLOなら出さない、WYMでもやらない品質だと指摘する。元値約8,000円が4,790円になっていても、オンラインで分かる質感には限界がある。

一方で、ZARAは「化ける」ことがあるとも言う。丁寧ではない、雑な作りが逆に古着のような雰囲気を生み、ガブリエラ・コール・ガーメンツを思わせることがある。そう述べたあと、「いい意味」と付ければ何を言ってもいいわけではない、と自分にツッコミを入れている。

スタイリングとサイト表示への所感

リネンコットンの軽量セーターでは、モデルのスタイリングが今っぽいと評価した。Vネックのニットをレトロなパンツにタックインし、ベルトをちらりと見せる。ニットのタックインは流行しているという。一方でタンクトップについては、お腹のラインを拾うほどのぴったりした作りが気になると話す。筋肉を見せる狙いのデザインだろうと推測している。

サイトについては、英語と日本語の表記バランスが崩れていると指摘する。価格表示が3,990円から2,390円、さらに1,670円と段階的に並ぶ様子を、店頭のタグにシールが上から重ねて貼られていく状態がオンラインで再現されていると表現した。

在庫切れ商品まで「安くなっている」と表示する点にも触れている。他のブランドは、客の時間を無駄にしないよう在庫切れ品を自動で非表示にする。げんじはこれを比較に出し、皮肉っぽくなってしまったと詫びている。

ジップパーカーも軒並み値下げされていた。ジップパーカーといえばZARAという印象がある。自身が着る機会は減ったが、カシミヤで作ったLIDNMのジップパーカーはまだ着たいので、ジップパーカーそのものに罪があるわけではないという。

気になったパンツと自分のコーディネートとの重なり

横から見たシルエットがきれいなパンツについては、『トレインスポッティング』の俳優のようなスタイリングだとコメントした(俳優名は思い出せなかった)。フラットなシューズに合わせるとルーズにもきれいめにも履ける。太すぎず細すぎず履き回しやすい点が気に入り、5,000円でサイズもあったため購入を検討している。

カーハートをオマージュしたカーペンターパンツは、2年前くらいの気分だと感じつつも、モデルのスタイリングを評価した。ナチュラルな素材のヘンリーネックに短めの上着を合わせる組み方である。ここでげんじは、8月にLIDNMから出る新作デニムを着用して見せた。ワイドはまだまだ履いていきたいとしながら、ZARAでは挑戦的なパンツを手頃に試せる点が魅力だと話す。いいと思うパンツが多すぎて選べないほどだという。

金髪モデルのスタイリングには特に反応した。シンプルなトップスの前だけをタックインし、ウエストにベルトを締め、ローファーに裾をクッションさせ、首元にネックレスを見せる。これは自分が一番したいコーディネートで、普段している格好そのものだとげんじは言う。ヘンリーネックに黒のカーブパンツという組み合わせも、自分のコーディネートに近いと述べている。

曲線を重ねすぎたパンツとフレアの難しさ

一方でげんじは、今のZARAが湾曲に湾曲を重ねたような、ストンと落ちないパンツを多く打ち出していると見る。ねじれたデザインもある。以前買ったものはダメージ加工も強く、個人的にはもう少し落ち着かせたいという。グランジやパンクっぽいパンツも好きだが、手放しでは勧めない姿勢である。

フレアパンツは、外すと本当に外すアイテムだという。似ているようで違う形があり、細身のものもある。ストレートでも角度によってはフレアっぽく見えるし、Llifeのスラックスもフレアのように見える。そう考えると、フレアである意味とは何なのかと一瞬考えてしまう、と迷いをそのまま口にしている。名前に「フレア」とあっても、ほぼストレートに見える商品も気になっていた。

背中に「LOS ANGELES」とプリントされたTシャツも取り上げた。前面にはマルジェラ風のだまし絵的な要素やドリス ヴァン ノッテン風の加工感がある。さらに2年ほど前から流行したディーゼルのTシャツ風の加工や、アクネらしさも混ざっている。こうしたミックス感は好きだが、ロサンゼルスの文字が恥ずかしいので買わないと結論づけている。

シャツ売り場で語った失敗と注意点

シャツについては、最近はシャツにシャツを重ねていると話す。夏でも着られる長袖程度の素材感が良いという。ただ、ZARAのニットは信用ならず、ワンシーズンで終わってしまう印象だと手厳しい。

リゾート感のある柄シャツや開襟シャツには惹かれている。ボーディやカーティックリサーチなど、夏に柄物を出すブランドの話にも触れ、今後バリに行く予定があるので旅行用のシャツをセールで選ぶのも楽しいと話す。リネンのポロは9,990円から6,990円になっていたが、表示のフォントが急に変わり、商品名も適当なことがあると指摘した。WYMのヘンリーネックは2,970円なので、それと比べるとZARAは1.7〜1.8倍ほどの価格になる。セールだからといって飛びつかなくてもいい品もある、と冷静な見方も示している。

注意点として具体的に語ったのが、購入したのに紹介しなかったシャツだ。熱に強そうなタフな素材で、サイズは小さめを選ぶよう案内されていた。実際に肩幅が非常に大きく、極端に細くはないが大柄でもない自分が着ると、肩が大きく浮いてしまったという。

ほかにも、ストーリーエムエフジーを思わせる柄シャツを見つけた。安っぽく見えるが色と加工感は悪くないウエスタンデニムシャツもあった。スタジオ ニコルソンやルメールを思わせる特大サイズのシャツも挙げている。モデルの表情まで「大きい」と言っているように見えると笑いつつ、だらしなく着崩すのは良いと評価した。今季のブラームスに近いテイストのシャツもあり、5,590円と安い。ZARAは商品数が多く、特大サイズからぴったりしたものまで両方あって選択肢が広い、とげんじはまとめている。

それでもZARAのオンラインではあまり買わない理由

げんじは、自分がZARAのオンラインであまり買わない理由を率直に語る。どこまで行っても実物を見ないと分からない、という点に尽きるという。ただ、ここまで安いと人気の商品はすぐになくなる。だからこそ、開始時点の情報を届けるこの動画には意義があると考えている。

その例として、ショート動画で紹介した自分のシャツを挙げた。6,590円に見合う素材ではなく、かなり安っぽかった。それでも柄とシルエットがとても可愛いので買った。ただ、1回着て「まあ」と思う程度で、ヘビーローテーションするのは違うとも感じている。そのうえで、安くなっている、デザインもモデルもスタイリングもいいから急いで買え、と言いたいわけではないと念を押している。

緑のシャツや、LIDNMが翌月に出すシルクシャツに近いデザインのシャツにも惹かれていた。緑のシャツは普段なら買わないが、3,950円になっていればと考えてしまう。エンボス加工のシャツは、着るほどにくしゃくしゃになる素材感が良いという。LIDNMでは昔からイタリアのインポート素材を使った半袖のガードシャツを出しており、WYMも今年ガードシャツの第2弾を出した。アイロンがけが面倒だと敬遠されがちなシャツだが、きれいに着ないシャツのテイストこそ良いのだと話している。

最後に残った疑問:安くないZARAをどう考えるか

締めくくりにげんじは、アクセサリーやシューズ、バッグにも触れた。シューズには質の高いものもあるが、ZARAには時々「なんだこれ」という商品もある。破天荒で目が離せないブランドだという。

一方で、本革系のバッグはセールでも4万円ほどで、それほど安くはない。ZARAの良さはやはり安さにあるのかもしれず、ZARAにしては高い価格の商品を買うと、購入の満足度が下がってしまう面は正直あると語る。なぜこの話をしたのかについては、サードチャンネルで話すかもしれないと含みを残し、動画を終えている。