熊本2泊3日の一人旅 熊本城・馬刺しから雨の阿蘇、黒川温泉まで

YouTubeで開く ↗
概要

旅系YouTuberのおさだが、一人で熊本を2泊3日で巡る旅行記録である。前回は両親と京都を旅したが、今回は一人旅で、本人は旅の前に熊本については「くましか知りません」と話している。1日目は熊本市内で熊本城と名物料理を回り、2日目はレンタカーで阿蘇、南阿蘇、黒川温泉へ向かった。2日目はほぼ一日中雨で、そのために見られなかった景色もあれば、雨の中でしか見られない眺めもあった。

13分で読めます

熊本駅でくまモンのプロフィールに驚く

おさだは博多から新幹線で熊本駅に着いた。料金は5,000円ほど、所要時間は1時間ちょっとだったという。駅の中にはくまモンがいて、紹介によるとくまモンは身長2m、体重100kg。おさだは「可愛いご当地アイドル」だと思っていたので、この体格に驚いた。肩書きは「熊本県営業部長兼しあわせ部長」で、知事・副知事に次ぐ3番目の地位だという紹介にも「結構偉い」と反応している。

駅の周りには大きなショッピングモールがあり、ユニクロ、GU、映画館などが入っている。ただ、おさだにはそれ以外に目立つものがないように見え、どこが街の中心なのかと首をかしげていた。

卵2個入りの熊本ラーメンと市電

最初の食事は、駅から歩いて5分ほどのラーメン店だった。行列ができると聞いていたが、着いたときは空いていた。豚骨ラーメンに好物の卵が2個のったメニューが評判だと聞き、それを注文した。券売機ではクレジットカードが使えた。おさだの感想は「福岡の豚骨ラーメンよりは食べやすい」。自分が入った後から客が続き、店はすぐ満席になった。

その後は市電で移動した。車両によって色が違い、系統も分かれていて、乗り方を理解するまで少し時間がかかった。前の電車がまだ出発していないのに次の電車が来る場面もあった。事前に調べた情報では交通系ICカードで1回180円だったが、実際の運賃は200円だった。

降りたのは熊本駅に次いで大きな街とみられる辛島町周辺で、大きな商店街がある。おさだはこのあたりを「東京でいう渋谷のようなエリアかもしれない」と推測している。

1泊1万円のホテルは「日本のホテルは綺麗」

宿泊先は、駅から2〜3分の距離にあるカンデオホテルズ熊本新市街。スパ、サウナ、温泉があって朝食も付き、コストパフォーマンスが良いと考えて選んだ。12階にレセプションと朝食会場、それにスカイスパがある。

部屋は5階の514号室。L字型のソファ、冷蔵庫、金庫、テレビがあり、水回りには浴槽とドライヤーがそろう。おさだは「浴槽付きでドライヤーが当たり前」な点を日本のホテルの良さとして挙げ、「さすがジャパンのホテル」と評価した。料金は朝食付きで1泊1万円。泊まったのは木曜日で、平日料金である。商店街にも熊本城にも歩いて行けるこの立地でこの値段なら十分だという評価だった。

熊本城 反り返る石垣と地震の跡

ホテルのそばには「桜町熊本」という大きな商業施設があり、熊本城ホールも入っている。建物の上には両手を挙げたくまモンの像がある。そこから歩いていくと熊本城が見えてくる。

城の手前には加藤清正の像がある。おさだは、清正が城づくりの天才と呼ばれ、この城が後に攻撃を受けても50日間落城しなかったという説明を紹介しつつ、「全然ピンとこない」と正直に話している。それでも「城マニア」を名乗るとおり、構造には強い関心を示した。

入場料は熊本城だけなら800円で、城彩苑との共通券は少し高くなる。市立博物館との共通券もあるが、博物館は離れた場所にあるため、熊本城だけを選んだ。

おさだが特に注目したのは石垣である。石垣は上に行くほど反り返っていて、登りにくくすることで敵を防ぐ構造になっている。真横から見るとこの傾きがよく分かり、「ここまで来たらもう登れないし、弓で撃たれている」と当時の攻め手の立場を想像していた。石垣が大きく崩れた箇所もあった。おさだはこれを以前の熊本地震によるものではないかと推測し、崩れた石垣の上で建物がなんとか持ちこたえている様子を映している。

天守の中は、外観だけが昔の雰囲気を残し、内部は整備された展示施設になっている。加藤清正の肖像や天守の軸組模型があり、階段を上りながら解説を見ていく形式だった。おさだは「もっと城の中を歩きたかった」と少し残念そうだったが、ガラス張りの最上階からは市内と山並みが見渡せた。眼下の建物の瓦が壊れたままなのも見え、おさだはこれも地震の跡だろうと話している。

馬肉メンチカツと「小鉄殿」

城の入口付近の出店では、熊本で有名な馬肉を使った馬肉メンチカツ(1個300円)を買った。店先では声に反応して話すくまモンのおもちゃも見つけている。

城の近くでは、飼い主に連れられた猫の「小鉄」に出会った。クレーン車を眺めるのが好きな猫だという。飼い主からは、2月22日の「猫の日」に合わせて作った猫のピンバッジをもらった。その後、城から10分ほど歩いたところにある雰囲気の良いカフェでアメリカーノを飲み、ホテルに戻った。

視聴者おすすめの熊本グルメ3品

夜は、視聴者に教えてもらった熊本の名物を3つ食べた。

1品目は中華料理店の太平燕(タイピーエン)。2階の席に丁寧に案内され、「結構高級なところに来てしまった」と戸惑う場面もあった。おさだは太平燕を「春雨のちゃんぽん」と説明し、あっさりしたちゃんぽんのような料理で、具には卵なども入っていると紹介した。麺が春雨なので「カロリー0」と冗談を言っている。

2品目の馬刺しは、ホテル近くの精肉店で買って部屋で食べた。店の人は部位の違いを詳しく説明してくれた。あっさりした赤身、甘みのある霜降り、赤身に少しサシが入った部位があり、霜降りの中でも中トロ、大トロのような違いがある。さらに「フタエゴ」は、バラ肉の一番外側の部位で、噛むほど甘みが出て、ほかの馬刺しと違う歯ごたえがあるという。おさだは上ロースを選び、2,000円ほどだった。

会計の間、店の人から訪れた国の数を聞かれ、おさだは40カ国ほどと答えた。インドの話題では、「一度行くとまた行きたくなる」と言われるのに対し、「僕はもう行きたくなかった」と返している。おさだは、なかなか帰してもらえないほど話が弾んだことや、醤油やウェットティッシュまで入れてくれた心遣いを振り返り、「現地の方との触れ合いがまた良い」と話した。

3品目は和菓子店で買った、熊本名物のいきなり団子。プレーンと紫芋を1個ずつ買った。プレーンは厚いさつまいもの上に生地があり、中にあんこが入っている。おさだは「食べ応えがある」と評した。包装が開けにくく、「開けづらい団子」と繰り返し言っていた。

3品の中で「今日の優勝」に選んだのは馬刺しだった。一口目で驚き、「舐めてた」と話している。店で食べるともっと高いので、精肉店で新鮮なものを買ってホテルでゆっくり食べるのが「正解」だというのが、おさだの結論である。

2日目 レンタカーで阿蘇へ、野菜直売所でもらった巨大柑橘

翌朝、おさだはホテルの朝食を食べてから、熊本駅近くのニッポンレンタカーで車を借りた。天気は雨。目的地は、車で1時間から1時間半ほどの阿蘇と黒川温泉で、途中にも何か所か寄る計画だった。

最初に立ち寄ったのは、温泉宿の脇にある野菜の直売所「フレッシュパーク」である。前日の夜、おさだは熊本在住の人たちと食事会をしていて、その場に参加していた店の人に、開店前の10時より早く店を開けてもらった。おさだは普段から鶏むね肉とブロッコリーばかり食べているそうで、店の人はブロッコリーの代わりにロマネスコを用意していた。ブロッコリーとカリフラワーの中間のような野菜だという。

店では、日本一とも言われるジャンボサイズの柑橘も見せてもらった。皮は砂糖漬けにして食べるという。店の人は「さらに大きいもの」まで用意していて、おさだにプレゼントしようとした。おさだは翌日に友人とバーベキューをする予定があったので、野菜をセットで買うことにした。店の人が代金を受け取ろうとしないなか、おさだは「ちゃんと買わせてください」とやり取りを続けていた。

百名店のパン屋 カニパンの記憶と重なったミルクパン

阿蘇山に向かう前に、Googleマップで評価が高く、パンの百名店にも選ばれているというパン屋に寄った。営業は9時から17時で、水曜が定休日だという。山奥にあるのに客が次々に来ていて、おさだは常連らしい人たちを見て人気店だと感じた。ほかの客が買うものをまねて選び、チョコデニッシュは味が想像できるという理由でやめて、チョコチップ入りのフランスパン、小さめのメロンパン、ミルクスティックの3点を買った。

チョコフランスは「食べやすいフランスパン」。メロンパンは、学生時代にはまったセブン‐イレブンのメロンパンと比べて「比べ物にならない」ほどおいしかったという。最も評価が高かったのはミルクスティックだった。おさだは小学生のころ、プールで泳いだ後にコンビニのカニパンを足からちぎって食べていたことや、個人経営のコンビニで売っていたミルクパンの思い出を語った。このパンはその記憶と並ぶ味だったという。

霧の阿蘇と草千里ヶ浜 見られなかった馬と火口

阿蘇山がよく見えるという道路を走ったが、霧が濃く、景色はほとんど見えなかった。見える範囲には枯れかけた草原が広がっていて、春や夏にはこの一帯が緑になるらしい、とおさだは説明している。事前の情報では、草原を馬が走り回る映像が撮れると聞いていたが、馬はいなかった。おさだは天候のせいで馬が隠れているのではないかと話している。立ちのぼる湯気は温泉か霧か迷い、「多分霧」と言っていたが、後で火山のガスだったかもしれないと言い直した。

草千里ヶ浜の駐車場にある火山博物館の建物に入ると、熊本県が『クレヨンしんちゃん』のみさえの育った土地だという展示があった。おさだは火口が見られると聞いて来たのに「みさえの出身地しかない」とこぼしつつ、それも一応紹介している。奥にある「草千里コーヒー焙煎所」というコーヒー店では、天気が良ければ阿蘇の山がきれいに見えるはずだと想像しながらコーヒーを飲んだ。時期も天気も悪く、「なかなかのタイミングで来てしまった」と話したうえで、「感じ取る気持ちが大事」と付け加えている。

その後、火口湖が見られる場所へ行ったが、立ち入り禁止だった。火口は時期によって全面開放、一時開放、立ち入り禁止に切り替わり、この日は立ち入り禁止だったという。

白川水源 湧き出る場所の水は違った

昼食の店の近くには、名水百選に選ばれた白川水源がある。熊本を代表する水源で、看板によると毎分60トンの水が湧いていて、そのまま飲料水として飲める。おさだはペットボトルを持参していた。雨が強く、傘を差したままひとりで水を汲むのにかなり苦労している。

最初は汲んだ水を飲んで「変わらないじゃん」で終わらせるつもりだったと、おさだは明かしている。ところが、水が底からボコボコと湧き出ている青く深い場所を見つけ、そこで汲んだ水を飲むと「全然違う」と驚いた。視聴者に「これ飲んで欲しい」と勧めている。

炭火で焼く親鶏定食

昼食は、炭火で鶏を焼くことで知られる店「らくだ山」でとった。注文したのは親鶏炭火焼定食で、1人前300g、2,800円。卵、ご飯、味噌汁、漬物が付く。お茶用のやかんのセットもあり、熱伝導が良すぎて触ると熱い。鶏肉と、さつまいも、ピーマン、玉ねぎなどの野菜を自分で炭火で焼く。

おさだは味噌汁を「びっくりするぐらい美味しい」と評し、親鶏は食べ応えがあってかなり硬いと伝えた。量が多く、2人で来て1人前を分けるくらいがちょうどいいかもしれないと話している。

上色見熊野座神社 土砂降りの260段と穿戸岩

今回の旅でぜひ訪れたかった場所のひとつが、南阿蘇の奥地にある上色見熊野座神社である。神秘的な神社として知られ、参道の石段は260段ある。『千と千尋の神隠し』のような雰囲気だと言われているという。この日は土砂降りだったが、おさだは雨だからこそ見られる風景があるかもしれないと考えて登った。

参道の両側の木々は緑がかっていて、奥地にあるにもかかわらず観光客が多かった。傘を差さずにずぶ濡れで歩く人もいて、おさだはそれだけ人を引きつける神社なのだろうと感じている。

頂上の奥には、山に大きな穴が開いた岩「穿戸岩」がある。見に行く人は少なく、近くに見えたのに坂道は想像以上に遠かったとこぼしながら登った。岩の真下まで行くと霧がかかっていて、「めちゃくちゃ神秘的」だと話している。この先は危険という表示があったため、上がれるところまでにとどめた。合格祈願や必勝祈願にご利益があるという神社で、おさだも参拝した。

黒川温泉「奥の湯」 雨でのアップグレードと家族風呂

2泊目は黒川温泉の旅館「奥の湯」に泊まった。周辺には温泉の匂いが強く漂っている。撮影の許可は取っていた。予約していたのは山側の和室タイプだったが、雨の日なので、少しでも川の眺めがいい部屋に変えてもらえた。

部屋にはベッドが2つある洋間と、くつろげる和室がある。ベランダからは川が見えるが、雨音で川の音はほとんど聞こえなかった。部屋にシャワーはなく、洗面とトイレだけである。おさだは温泉街の旅館だからと納得していた。

温泉は、誰でも入れる大浴場と屋外の露天風呂、それに家族風呂が3つある。家族風呂は「竹の湯」「もみじの湯」「あじさいの湯」で、事前予約はできない。フロントで空いているかを確認し、空いていれば1時間借りられる。露天の一角は混浴エリアで、20時から22時だけ女性専用になる。

おさだは、フロントでいちばんのおすすめと言われた「もみじの湯」を借りた。内湯と露天があり、露天では川の流れを眺めながら湯に浸かれる。2〜3人ほどで入れる広さで、おさだは夫婦、子連れ、カップル向きだと紹介した。1時間で借りられるので、小さい子ども連れでも使いやすいと話している。浴衣で行ってもいいと言われたので、おさだは浴衣のまま温泉に向かっている。

豚尽くしのコースと山菜の炊き込みご飯

夕食は旅館の中ではなく、送迎バスで少し離れた店に移動して食べた。旅館内で食べている客もいたので、おさだは自分の予約プランでは別の店になっていたのだろうと推測している。バスの乗客はおさだ一人だった。

店名に「豚」が入っているとおり、豚を中心にしたコースだった。前菜には5種類のタルティーナが並び、春の山菜の天ぷら、自家製ハムのサラダ、ローストポーク、春巻きなどが盛られていた。料理の説明が早く、おさだは「山菜だけ聞き取れた」と笑っている。続いて、豚タンの料理と豚の角煮、岩塩を添えたとんかつ、熊本の柑橘を使ったソースのロースが出た。

この夕食で「今回の優勝」に選んだのは、山菜の炊き込みご飯だった。おさだは、もともとこういうものが大好きだと話している。デザートはイチゴ、栗きんとん、プリンだった。

締めくくり

旅館の朝食も予約していたが、動画の撮影時点ではまだ食べておらず、おさだは「おそらくとても美味しい朝食をいただいていると思う」と話して動画を締めた。2日目の阿蘇は雨と霧で、馬のいる草原も、阿蘇の山並みも、火口も見られなかった。一方で、霧の中の穿戸岩や、白川水源の湧き出る場所で飲んだ水、市内で食べた馬刺しは、おさだが特に強く反応した場面だった。