金利5%台でも崩れない米国経済:村松一之氏が「良い金利上昇」と判断する理由
テレ東BIZ ダイジェストテレビ東京「モーサテサタデープレミアム」で、和キャピタルの村松一之氏が「アメリカ一強と世界経済のリスク」をテーマに解説した。聞き手は藤井由依アナウンサー。イラン情勢、エネルギー高、利上げ、長期金利5%台という厳しい外部環境のなかで、米国経済と企業業績がなぜ底堅いのか。足元の金利上昇は株式市場にとって「良いもの」なのか「悪いもの」なのか。村松氏はこの2点について、経済指標、業績予想、金利の分解をもとに見解を示した。番組タイトルにある「世界経済のリスク」の本格的な検証に入る前で字幕は途切れているため、本記事は米国経済の現状分析と金利上昇の評価までを扱う。
前日の米国市場:悪材料のなかでのセクターローテーション
冒頭では前日の米国市場が確認された。主要3指数はそろって上昇し、ダウ平均は423ドル高の5万1654ドル、ナスダック総合指数は172ポイント高の2万7366、S&P500は46ポイント高の7811で取引を終えた。S&P500は3日ぶりの反発で、6日に付けた最高値を上回る場面もあった。前日に売られすぎていたとの見方からハイテク株を買い直す動きがあり、ダウは午後に上げ幅を広げ、一時500ドルを超えて上昇した。来週からは銀行を中心に主要企業の決算発表が本格化する。
村松氏は、オープンAIのAI関連の売上が当初の見込みをかなり下回っているのではないかといった悪材料も出ているとしたうえで、市場はセクターローテーションを繰り返しながら冷静に対応しており、比較的順調だと評価した。
債券市場では、米10年国債利回りが5.242%となった。原油先物が一時1バレル92ドル台まで上昇し、インフレへの警戒から国債が売られる場面があった。ただし、14日発表のCPIと15日のFRB議長の討論会を見極めたいという投資家も多かったという。ドル円は158円30銭台で、米金利の上昇を受けて円売りが優勢だった。日経平均は週中に7万円を超える場面があったものの、その水準を維持できなかった。
外部環境が悪くても景気は底堅い
本題に入ると、村松氏は米国経済を「やっぱり強い」と表現した。強いと言えるのは、外部環境が厳しいにもかかわらず景気が高い水準で推移しているからだ。同氏が挙げた悪材料は次のとおりである。イラン戦争はまだ終わっていない。エネルギーショックはいったん落ち着いたように見えたが、第2波のような形で影響が続いている。年初の時点でFRBは利下げを示していたが、9月には利上げに転じ、年内の追加利上げも見込まれている。長期金利もかなり高い水準に張り付いたままだ。
それでも景気は高い水準を保っている。根拠として村松氏はまずISM景況指数の長期チャートを示した。製造業、非製造業ともに右肩上がりで推移している。トランプ大統領は公約でアメリカ製造業の復活を掲げていた。村松氏によれば、現状は大統領が描いた形の復活ではない。それでも経済指標を見る限り、米国の製造業は「結構もう復活してきてるな」と感じるほど好調だという。
経営者マインドの明るさ
次に村松氏が示したのは、企業経営者の景況感である。大企業については、米国の大企業経営者が参加するビジネス・ラウンドテーブルの調査で、1年先の見通しの変化を確認した。外部環境が悪化しても底堅さを保っている。中小企業については中小企業楽観指数を示した。底に当たるバイデン政権時代と比べると、水準そのものがかなり高い。
村松氏は、トランプ政権の政策には色々あるとしつつ、規制緩和や好調な企業業績が経営者のマインドを明るくしており、これが経済の強さにつながっていると評価した。
雇用:「採用しないが解雇もしない」状態は悪くない
雇用については見方が分かれると村松氏は認める。米国の労働市場はよく「ノーファイア・ローハイア」と表現される。企業は採用に積極的ではないが、リストラにも慎重だという意味だ。
それでも村松氏は、雇用は悪くないと判断する。失業率は4.2%前後で、歴史的に低い水準にある。一昔前までFRBは米国の完全失業率を5%台と見ていたので、現状は「ほとんど完全雇用」に近いという。非農業部門雇用者数の伸びは鈍化しており、3カ月平均で5万1000人にとどまる。村松氏は、移民の減少と高齢化を考えれば、米国経済が均衡を保てる十分なペースだと説明した。労働市場の状態が昔と変わっただけで、決して悪くないというのが同氏の見方である。
先日の雇用統計についても、ヘッドラインはやや悪化したものの、就業者数は40万人伸び、平均賃金には賃金インフレの兆候がほとんどなかった。村松氏は、米国にとってもFRBにとっても安心できる内容だったと評価した。
企業業績は「めちゃくちゃいい」
企業業績について村松氏は「めちゃくちゃいい」と言い切った。通常、EPS(1株当たり利益)の成長率は前年同期比5〜10%程度で推移する。これに対し、2023年第2四半期を底に伸びが加速してきた。村松氏によれば、2026年第2四半期は特殊要因を含むが、前年同期比53.7%増という高い伸びを記録した。来週以降に発表が本格化する第3四半期も約30%の成長が見込まれ、その後も高い成長が続く予想になっている。
グラフでは2027年第2四半期の伸び率が落ち込んでいるが、これは2026年の数字が高すぎた反動にすぎないと村松氏は説明した。通年では、今のところ30%近い増益が見込まれている。
村松氏が重視するのは、この予想が高金利、エネルギー価格の上昇、ホルムズ海峡の問題をすべて織り込んだうえで、むしろ上方修正されてきた点だ。経済と企業業績はともに今のところ極めて好調だと言ってよく、だからこそ悪材料が続いても株価は崩れていない、というのが同氏の見立てである。
金利と業績のマトリックス
藤井アナは「今のところ」という条件に注目し、金利が上がり続ければ企業にとって痛手になるのではないかと尋ねた。村松氏は、金利上昇は基本的に常に株式市場にとってネガティブだと認める。これを自転車にたとえた。金利上昇は向かい風であり、こぐ力(業績)が強ければ負けないが、向かい風であることに変わりはない。
そのうえで村松氏は、横軸に企業業績の良し悪し、縦軸に長期金利の高低をとったマトリックスで局面を整理した。
- 左上(金利高・業績悪):スタグフレーション型で最悪の局面。それまで株価がいくら好調でも、一度は必ず調整に入る。しかも反転のきっかけをつかみにくく、袋小路に入りやすい。ただし、基本的にはあまり起こらない。
- 左下(金利低・業績悪):景気後退期によく見られる局面。中央銀行が利下げをするので金利は低い。株価はいったん下落するが、逆業績相場から利下げによる金融相場へ移る過程にあたる。市場は先を読むため、どこかで大きく反発する。村松氏はこの局面を買い場とみる。
- 右下(金利低・業績良):いわゆる「株高・不況」。株価指数を構成するグローバル企業の業績は良いが、経済全体はあまり良くないため、中央銀行は利下げをする。株式市場はそれほどの利下げを必要としていないので強い追い風を受け、バリュエーションが上がってバブルに向かいやすい。村松氏は、株式市場と経済が乖離しているように見えることは珍しくないと付け加えた。
- 右上(金利高・業績良):現在の局面。業績は絶好調だが、10年金利は5%を超え、一時は5.36%まで上がった。
右上の局面では、金利と業績の綱引きが起きている。金利の逆風は強まっているが、業績も強い。そのため、金利がなぜ上がっているのかという中身が非常に重要になる、と村松氏は述べた。
結論は「良い金利上昇の部分が多い」
足元の金利上昇は良いのか悪いのかという問いに、村松氏は結論として「いい金利上昇の部分の方が多い」と答えた。同氏は、ここまでの米金利上昇を2つの段階に分けて説明した。
第1段階は、2年金利を中心とする短期金利の上昇である。年初の市場は年2回程度の利下げを織り込んでいた。しかしインフレの再燃や原油高などから、今では利上げを、それも複数回を織り込むようになった。グラフでは7月ごろから2年金利が急上昇している。村松氏自身は、年内にもう1回程度の利上げがあり、それで打ち止めになるとみている。
村松氏は、この2年金利の上昇はすでに終わったと考えている。市場は来年9月までに3回の利上げを織り込み済みで、2年金利はひとまず4.8〜5%程度で決着した。この先、短期金利の上昇に引っ張られて長期金利が上がる展開にはならないという。FRBが利上げを見送る、あるいは原油価格が下がれば、2年金利はむしろ低下する。短期金利主導の長期金利上昇は一服した、というのが同氏の見方である。
5年先5年金利の急上昇が示すもの
第2段階は、5年先を起点とする5年金利(5年先5年金利)の上昇である。村松氏は、米国の中期的な強さや潜在成長率が反映される金利だと説明した。この金利はゆっくり上がってきたが、足元で急上昇している。
AIなどによって米国の潜在成長率が上がるのではないかという議論は以前からあった。そこにウォーシュFRB議長が、現在の米国の金利水準は経済にダメージを与えていないと発言した。村松氏はこれを、今の高い金利水準に見合う成長力が米国にあると言っているのと同じだと解釈する。そうであれば、今の金利上昇は悪い形で起きているのではなく、将来の米国経済の強さに見合う水準へ戻る動きであり、悪い金利上昇とは言えない。藤井アナが自転車のたとえに戻して「こぐ力があるから向かい風も越えていける」とまとめると、村松氏はそれが自分の見解だと応じた。
タームプレミアムの上昇をどう見るか
一方で村松氏は、悪い金利上昇に当たるタームプレミアムも上がってきていることは否めないと認めた。米10年国債のタームプレミアムは現在90ベーシスポイント程度で、少し前の60ベーシスポイントから30ベーシスポイントほど急に上昇した。
ただし村松氏は、長期の平均と比べればまだ高くないと指摘する。米10年国債のタームプレミアムの長期平均は100ベーシスポイントを超えている。しかもその期間には、FRBの国債買い入れで人為的に抑えられていた時期が含まれる。1990年代の平均は200ベーシスポイントを超えていた。これらを踏まえ、90ベーシスポイントという水準は上昇してはいるものの、悪い金利上昇を示すタームプレミアムとは言えないと村松氏は述べた。
「AI・半導体」が意味するもの
視聴者から、業績の良さはAI・半導体関連によるものかという質問が寄せられた。村松氏は、AI・半導体がキーワードであることは認めつつ、5年先5年金利が織り込んでいるのはAI・半導体企業そのものの好業績ではないと説明した。市場が織り込んでいるのは、AIが社会に幅広く浸透することで米国全体の力が増す姿だという。例として、製薬会社の生産性向上、製造業へのロボット導入、ソフトウェアの強化を挙げた。
ただし村松氏は、それが本当に実現するかどうかは分からないと留保した。5年先の金利はそうしたシナリオを織り込んでいるにすぎない。市場がその姿を描き、FRBも同じ見方をしているという段階だ。
企業は耐えられても、個人は耐えられるか
最後に、別の視聴者から、金利上昇は住宅関連に悪影響を与えるのではないか、住宅ローン金利の上昇は悪い金利上昇と考えられるかという質問が寄せられた。藤井アナは「企業は耐えられるとして、個人は耐えられるのか」と問いを整理した。
村松氏は、個人にとっては「最悪」だと答えた。米国の住宅ローン金利は7%を超えている。米国の住宅ローンは30年固定が一般的で、今から組もうとすると7.4%程度という「ちょっと信じられないような水準」になるという。実際に住宅ローンの申請件数は大きく減っており、村松氏はそれも当然だと述べた。
字幕はここで途切れている。企業業績の強さが金利上昇を吸収している一方で、高金利の負担は家計、特に住宅市場に集中している。この点が、番組が掲げた「アメリカ一強」のリスクを論じる入り口として残された。
おはようございます。モーサテプレミアムです。土曜日の朝もしばしお付き合いください。爽やかな朝になりましたね。先ほど待機の時には江の島も映ってまして、なんだか雲が薄っぺらくなって秋の空だななんて思いながら見ておりました。皆さん、朝からたくさんコメントもありがとうございます。
さあ、ではまずはご紹介します。和キャピタルの村松一之さんです。よろしくお願いします。おはようございます。よろしくお願いします。よろしくお願いします。村松さん、オンエアというか、公の場ではお久しぶりですね。そうですね。
ずっとアナウンス部で勉強会とかをちょこちょこさせていただくんですけど、その時にいつも村松さんにご指導いただいていて、その時にお会いするイメージで、なかなかこう、手としてはお会いできてなかったです。いや、そうなんですよね。月曜日とか多いですからね。そうなんです。村松さんが木曜が多いイメージだから、なかなかすれ違ってて会えなかったので、今日すごく楽しみにしてました。よろしくお願いします。
ちなみに夏休みってどう過ごし……。いや、全然夏休みは取りませんでした。そうなのですごい、今どっから声が、そう思っ……。いや、夏休みは特に。お仕事好きすぎますよ。いやいやいやいや。やっぱ金融ってあんまないですよね。でも確かに皆さん、結構カバーする時とかに、結局夏の期間だと商いが薄くて動いちゃうから、結局働いてますみたいなことをおっしゃる方も。そっか、お忙しいからそうですよね。
藤井さんはどっか行かれたんですか? 私は地元に帰って、あともう一つ、韓国に一人で旅行に。弾丸で。家に帰ってカジノですか? 違います。カジノはやってません。今回は。今回はとか、初めて韓国行ったんですけど、美容とか行きたいところたくさんあって、洋服のブランドとか。一人で弾丸で行って、夏休みは実家に帰らないとっていう娘業があったんで、その前にちょっと一人で遊んできました。
今日も夏休みのお話されてるチャット欄もたくさん来ていて、じゃあ点呼の方をここでさせていただきたいと思います。皆さん、早速コメントありがとうございます。わゆさん、おはようございます。夏休み取れましたか。ばっちり一週間しっかり休みました。さて今朝は詳しすぎる解説の村松さん。Xのフォロワーが3.3万人とはすごい数で、村松さんファンもたくさんいます。
デビットさん、おはようございます。お久しぶりです。某公共放送見ました。ありがとうございます。NHKの方で六局のアナウンサーが集まってやる、気候変動とか地球温暖化だとか、そういうことに対する取り組みを取材する企画があったんですけど、そこに参加して、今回から。前回があっこさんだったんですけど、そこから私がバトンタッチして、NHKの高瀬さんとロケに行ってきました。
すごい楽しかったですし、一緒にいたテレビ朝日の佐々木、佐々木アナウンサーがいるんですけど、アナウンサーは私の大学のサークルの先輩で、全然アナウンスと関係ないサークルなんですけど、たまたま先輩だったので、久しぶりにお会いして。
ちなみに他局の女子アナさんたちとの交流とかあるんですか? あります、あります。アナウンスクールが一緒だったりだとか。そうなんですか。私も実は学生時代にテレビ朝日でニュースを読んでたんですけど、その当時のキャスターの仲間だったりとかいるんですけど、今は日テレの浦野っていう、ヒルナンデス!やってるアナウンサーと一番仲良くて。なかなか昼と朝で予定が合わないんですけど、できるだけ予定合わせて行ったりとかしてて、実は横のつながりも。そうなんですよ。ありがとうございます。見ていただいて嬉しいです。
スタディさん、おはようございます。村松さんの丁寧な解説、とても分かりやすいので楽しみにしております、ということで、ありがとうございます。おじいさんも、いつも撮影で朝から元気をもらってます。ありがとうございます。よろしくお願いします。いさ子さん、おはようございます。どんぐりのちくわパンさん、おはようございます。今日は盛岡から参加します。出張先とかなんですかね。ここ数日いいお天気が続いてて気持ちいいですね。
ラ田さん、おはようございます。私も藤井さんと同じ福岡出身の社会人五年目。全く一緒ですね。嬉しい。人慣れしてきて、仕事に慣れてきてというところの、なんだか最近大学時代の友人と集まることが増えて、これやっぱみんな二、三年と慌ただしく過ごしてきて、やっとちょっと余裕が出てきて、遊びましょう、遊びましょうよと。久しぶりに会おう、何してんの、がすごく増えましたよ。良くないです。
でも懐かしい気持ちになれて、この前もスポーツ、スポーツアクティビティ施設ですか、三時間とか五時間とか、いっぱいいろんなスポーツができる施設あるじゃないですか。あそこでもう五時間ずっと。マジですか? すごいじゃないですか。大学生の延長戦みたいなことをして、翌日筋肉痛でした。本当に。
たくまさん、おはようございます。テロマさん、おはようございます。ライさん、おはようございます。NHKデビューもおめでとうございます。ありがとうございます。ペさん、おはようございます。福岡から視聴してます。今日の朝、快晴ということで、よかった。ひめピクさん、おはようございます。藤井さん、ありがとうございます。地元福岡以外だとやはり韓国ですかね。
みりさん、読めない。簡単、簡単、すいません。簡単名、呼んでくれるかなって、ごめんなさい。読めなかった。覚えておきます。ルパン4てレさん、おはようございます。リスク分析、そしてホルムズ海峡も閉鎖されてるんですよねって。まだまだちょっと気になりますよね。
バブル入社組さんも、おはようございます。ユダじさん、おはようございます。まさ、見てます。9日のダウ、ナスダックは上がって、SOXは下げて、村松さんのお見立てでは年末まで、来年の米国株、どれぐらいまで上がるのかと思い、聞きたいです、ということで、この後しっかり伺います。
さちゃさんも、おはようございます。ピーさん、ゆみさん、キャミーさん、おはようございます。ミティカラさん、324さん、タイさん、チーズケーキさん、ドジエさん、おはようございます。はさん、ここのところサイバー攻撃とかよく聞きますね。そのためセキュリティが日米ともに盛り上がってるみたいです。なるほど。確かに本当に昨日のWBSでも特集してましたね。
こさん、おはようございます。メモリー株、いまいちのような気がしますが、再び上昇期待できますでしょうか? それとも好業績織り込み済みで株価上昇厳しいでしょうか? ちょっと先々のお話も今日しっかり伺います。シマさん、おはようございます。猫島さん、よさん、おはようございます。インフル発症して自宅待機中です。それは本当にお大事になさってください。インフルエンザ、テレビ東京の中でも今絶賛流行っているところなんで、お帰りはすっとお勧めします。
気に言ってほしい。確かにいろんな人ともおしゃべりしちゃいましたね。今アナウンス部でも、意外とお子さんがいらっしゃったりすると流行っていて、ぜひお大事になさってください。無理なく配信見ていただけると嬉しいです。
まおナさん、おはようございます。ポール・ボルカーさん、おはようございます。七かかさん、おはようございます。今日は話題豊富な村松さんなので、10時までで行っちゃいますかねって。実はこの後、村松さんは10時の方にも行かれるということなので、10時には終わります。頑張ります。それは藤井が頑張ります。
極限まで我慢するさん、おはようございます。ピンク隊長さん、ちん柳子さん、まさん、おムックスさん、おはようございます。おか庭さん、おはようございます。SY70さん、おはようございます。アルファさん、もも梅さん、おはようございます。
始まる前に映ってる海、江の島、すごい素敵でしたよね。中原の地元があっちの湘南の方なので、わあ、この辺か、素敵だなと思って。私の地元も海が近く、犬二匹実家にいるんですけど、海沿いをいつもこうやって散歩してて気持ちいいんですよ。やっぱりなんだか心が、海の音ってすっきりするから、ちょっと画面から伝われ、朝の爽やかさ伝われって感じ。
いちりさん、おはようございます。ランさん、おはようございます。KBさん、おはようございます。Kさん、おはようございます。暗くなるのが早くなりましたね。確かにそうですね。マサDさん、おはようございます。ここが8時45分ですかね。
皆さん、金融に夏休みがないっていうのに驚いてらっしゃる方もたくさんいますが、たくさんありがとうございます。ちょっとコメント読み上げができない方もいらっしゃいますけれども、ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。それではまずは昨日のアメリカのおさらいから参りましょう。こちらです。
三指数ともに上昇しました。ダウは423ドル高の5万1654ドル、ナスダックは172ポイントプラスの2万7366、S&P500は46ポイントプラスの7811でした。ナスダックは三日ぶりに反発でしたね。S&P500は三日ぶりに反発で、一時6日につけた最高値を上回る場面もありました。
ダウ、一日の値動きです。9日、売られすぎていたという見方から、主力のハイテクを買い直す動きが見られました。来週から銀行を中心に、アメリカの主要企業による四半期決算の発表が本格的になるということです。ダウは午後に上げ幅を拡大し、一時は500ドルを超えて上昇する場面。村松さん、昨日のアメリカ、どのようにご覧になりましたか?
そうですよね。全体としてはやはりアメリカの株、いろいろな悪材料とかがあったり、特にOpenAIの、AIに対する売上が当初見込んでたよりもだいぶ低いんじゃないかとか、いろんな話が出ては来てはいますけれども、セクターローテーションを繰り返しながら、冷静な対応をしているんだと思いますね。比較的順調にしてるって感じですね。
今日はアメリカのお話、しっかりこの後伺いますので、どうぞ引き続きお願いします。国債も確認します。アメリカの10年物国債は5.242%となっていますね。こちらはアメリカの原油先物相場が上昇しまして、一時92ドル台に上昇して、インフレ警戒から売られる場面となりました。ただ14日発表のCPI、そして15日にはFRBのウォーシュ議長の討論会などもありますので、そこを見極めたいという方も多かったようです。
為替です。為替は、ドル円は158円31銭から36銭となっています。アメリカの金利が上昇して、円を売りドル買いが優勢となりました。最後に日経平均確認します。金曜日の終値は6万930円となりました。一週間、7万円を超える場面もあったんですが、なかなか続きませんでした。
さて、ここからはメインテーマに参りましょう。トークポイントはアメリカ一強と世界経済のリスクです。まずは現在のアメリカの経済の状況がどうなっているのか確認したいんですが、村松さん、今のアメリカの景気、どうですか?
やっぱり強いですよね。外部環境がやっぱり、このイラン戦争もまだ終わっていない。それからエネルギーショックも、一回下がったと思ったらまた第二波みたいので影響を受けていたり、あるいは年初の段階ではFRBは利下げするって言ってたのが、9月には利上げをし、さらには年内にはまた追加の利上げも行われると。しかも長期金利の水準も、かなり高い水準に張り付いていると。こういう状況の中にあっても、やはり景気は底堅く推移していると思いますね。
いろいろな指標はあるんでしょうけれども、まず代表的なISMとか見ていただいても、これは若干長期のチャートになりますけれども、見ていただくと、製造業、それから非製造業ともに右肩上がりで推移してきてますよね。そうですね。
特にトランプ大統領はその公約で、アメリカの製造業を復活させると言ってたわけなんですけども、そのトランプ大統領が言ってた製造業の復活の姿ではないものの、出てる経済を見るとアメリカの製造業、結構もう復活してきてるなという感じすらするぐらい好調なんですよね。
企業経営者のマインドっていうのも、やっぱり結構明るいっていうデータが出てきてます。こちらは大企業と中小企業を分けてますけども、大企業はラウンドテーブルなんかに出ている、本当にアメリカの大きな企業の経営者の一年先のマインドの変化を見ているんですが、見ていただくように、いろいろな外部環境悪化があっても底堅い。強いですね、やっぱこれ見ると。強いですね。
それから中小企業、これは中小企業楽観指数から見ていますけれども、こちらも特にバイデン政権時代っていうのが、下の底のぐらいのところだと思いますけども、そこから比べると、やはり相当水準自体が高いと。こういうことで、やはりトランプ政権の、いろいろあるものの、規制緩和であるとか、企業業績の好調さ、こういったところから、企業経営者のマインドが明るいっていうのはすごく強いなというふうに思います。
では雇用はどうでしょうか? 雇用はいろいろな見方がありますよね。先般も雇用統計がありましたけども、こうして見ていただくと、米国の労働市場自体も、よくノーファイアとかローとか言い方もしますけども、要するに採用はそんなに積極的ではないものの、リストラにも慎重だという、こういう姿勢ですよね。この失業率がちょっと安定してますもんね。
失業率なんてのは、これ歴史的低水準ですからね。4.2%とかっていうのは、一昔前までFRBはアメリカの均衡的な失業率、完全失業率って5%台って言ってましたから、それから比べればもうほとんど完全失業率状態なんですよね。
非農業部門の雇用者数も、数的には下がってきていますけれども、三カ月平均で今5万1000人ということで、これはやはり移民の減少とかアメリカの高齢化を鑑みると、十分にアメリカ経済が均衡できるスピードの雇用になっているということで、労働市場においても、昔とはその状態が変わってるだけで、決して悪くないということですよね。
先般の雇用統計も、確かに少しヘッドライン自体は悪化したものの、就業者数なんて40万人伸びてますし、平均賃金においては賃金インフレはほとんどなかったですし、アメリカにとってみて、あるいはFRBにも安心できるような内容になっているというふうに思います。
先ほどの経営者のマインドも、規制緩和などの影響などが好調ということでしたよね。雇用もいいってなると、実際のところの実績、企業の実績はどうなんですか?
もう企業業績は、これはもうめちゃくちゃいいっていうかですね、ここまでの状況ですよね。いや、これ強いですよね。26年がね、すごい。もちろん、この26年セカンドクォーターってのは結構特殊要因が入っていて、特殊要因を除くとEPSで前年同期比で30%前後と言われてますが、それでも普通、EPSの成長率って5%とか10%とかそのぐらいで推移してきてますから。
それからすると、見ていただく通り、23年のセカンドクォーターを底にして、そこからずっと上がってきて、近年においてはセカンドクォーターは53.7%っていう、新高値というような感じでしたが、この先について、来週以降になってくるサードクォーターについても約30%程度ぐらいの成長ですし、その後もずっとやっぱり高い成長ですよね。そうですね。
27年のセカンドクォーターっていうのは。これちょっと気になってた。これは26年との比較なので、ここが高すぎるために落ちてるだけですから。そうしてみると、やっぱり通年で見ても30%超の業績の伸びが今のところは見込まれている。しかもこれは、高い金利の上昇であるとか、エネルギー価格の上昇とか、ホルムズ海峡の問題とかも含んだ上で、それでもむしろ上方修正されてきたというのが、足元までの状況なんですね。
従ってやはり経済、それから企業業績ともに、今のところに関しては極めて好調だというふうに言っていいと思います。だからこそ悪材料の中でも株価は崩れてないんだというふうに思いますけどね。
気になるのは、ただ今のところっていう部分で、そのイラン情勢がどうなるかっていうのもありますけど、やっぱり私たちが考えられる部分でいくと、金利の部分、ここが上がってくるとやっぱり企業にとっては痛手ですよね。
もちろん金利の上昇っていうのは、基本的に常に株式市場にとってはネガティブなんですよね。自転車こいでると思えば、向かい風がもう金利の上昇みたいな感じなので、その脚力が強ければ金利上昇に負けないけれども、向かい風であることは間違いないんですよね。そうですよね。
金利と企業業績から、ちょっとマトリックスで整理したいというふうに思うんですけども、横軸が企業業績がいいのか悪いのか。それから縦が、いわゆるこれ長期金利の話ですけども、長期金利が高い水準にあるのか低い水準にあるのかというところで、マトリックスを分けています。
左の上、スタグフレーションみたいな感じのところがあると思うんですけども、これ最悪ですよね。金利が高くて。金利が高い。企業業績が悪い。悪い。こういう状態になると、それまで株価がいくら好調であっても、やはり一回は間違いなく調整モードに入ります。しかもこの状態に入り込むと、なかなか株価の上昇の兆し、反転のきっかけが作りにくいんですよね。非常に袋小路に入るっていうパターンなんですが、基本的にはあんまり起こらないパターンではあります、これについて。
それから左下は、これは景気後退時によく起こることで、企業業績は悪い。企業は悪い。しかし金利は低い。低い。それはなぜなら景気が悪くなっていて、中央銀行なんかが利下げをしているっていう状態ですね。なのでこの時には株式市場は一旦下落はしているものの、ここはむしろ買いになるんですよね。なるほど。
つまり逆業績相場から、中央銀行の利下げによって金融相場へ転換していくということなので、株式市場っていうのは先を読むので、どこかで反転して大きく株価が反発してくるという局面なんですね。
右の下というのは、これは株高で不況だということで、株式市場は何やら好調で、企業業績もいいんだと。しかし株式市場と言っても、これは日経平均とかTOPIXとかS&P500みたいな指数のことを言ってるわけですけども、こういうトップのグローバルカンパニーは業績はいい。しかし経済はあまり良くない。これよくありますよね。
株式市場と経済が乖離しているんじゃないかみたいな。マーケットって大体そういうことの方が多くて、たまに一致するっていうので、大体は乖離してるんですけども、こういう状態なので中央銀行は利下げはする。しかし経済のために利下げはする。でも株式市場は本来それほどの利下げは必要としていない。従ってものすごく株式市場にとっては追い風になり、むしろバブルに向かって進んでいきやすい、こういう状況ですよね。
むしろちょっとリスクも考えなきゃいけなくなって。そうですね。株価がピークアウトして、バリュエーション的にも高くなり、危ない状態になっていきやすい環境ですよね。
それに対して今、足元の状況はどういうことかっていうと、まさに右上。右上の状態ですね。企業業績がいい。金利も上がってきている。先ほど見ていただいたように企業業績絶好調。ただし金利が、10年金利が5%どころか5.2%、一時は5.36%まで上がってきていると。こういう状態にあるということですよね。この環境においては、金利と業績の綱引きが行われているという状態です。
先ほどのように金利の逆風は強くなってきてます。ただし業績が強い。そうなってくると、そもそもなぜ金利が上がっているのかという、その金利の上昇の要因の中身が非常に重要になってくるっていう局面が、今まさに起こっていることなのかなというふうに思いますね。
いわゆるいい金利上昇なのか、悪い金利上昇なのかってよく言いますけど。よく言いますね。足元のこの金利上昇を、村松さんはどう分析してますか? いいものなのか、悪いものなのか。
結論から言うと、いい金利上昇の部分の方が多いというふうには思ってます。ここまでのアメリカの金利の上昇っていうのは、実は二段階で整理できるんですね。まず最初の段階で起こったのは、左側の短期金利、2年金利がぐんぐん上がってきましたよと。こういうことですよね。
これ先ほど冒頭に申し上げた通り、今年の年初は二回ぐらいの利下げを織り込んでいたのが、インフレの再燃、原油価格の上昇もあって、今では利上げモードになってきていると。しかも一回の利上げではなくて、複数回利上げが行われるかもしれない。年内もう一回かみたいな話。多分もう一回ぐらいあるとは思いますけどね。私はそれで打ち止めだと思ってますけどね。ただいずれにしても、利上げを織り込む形で2年金利がぐいぐい上がってきたと。
ガッと上がってきた。見てみると確かに7月、このぐらいから上がってきてますね。上がってきてますよね。ただし私もこの2年金利の上昇っていうのは、もう終わったと思ってるんですね。すなわちマーケットはもう向こう一年、来年の9月までに三回の利上げを織り込んでますから、そういう状況を織り込んで2年金利が上がってきてるので、大体4.8%から5%ぐらいの間で、もう2年金利っていうのはひとまず決着がついていて、あんまりこの後、短期金利がどんどん上がって長期金利が上がっていくっていう展開には、もうならないと思ってます。
確かに足元見てても、ちょっと落ち着いてる感じに、ここら辺かなっていう落ち着きはありますね。なると思います。むしろFedが利上げをしないということになってきたら、2年金利は下がりますからね。あるいは原油価格が下がれば2年金利は下がると思いますから、そういう面では短期金利主導の長期金利の上昇っていうのは、もう一服していると思います。
一方で5年先の5年金利っていう、なんとなくなじみはあんまないと思うんですけど、イメージしていただくと、ここから5年先を起点として、そこから5年の金利ですので、要するにアメリカの中期的な強さとか潜在成長率とか、そういったものの影響が出てくる金利だと考えていただければいいんですけども、これもゆっくり上がってきて、それがズドーンとここで上がってますよね。ここでズドーンと上がってきてますよね。確かに2年の時に比べると、結構もう本当、足元で上がってきたって感じですね。
これはずっとやはりAIとか、そういうことによってアメリカの潜在成長率って上がるんじゃないのとかいう話は、従来されてきたわけですけども、やはりウォーシュFRB議長が、今のアメリカの長期金利の水準っていうのは、アメリカの経済に対してダメージを与えてないと、こういうような発言が出てきたりして。ということは、今の高い金利の水準に見合うだけのアメリカの成長力があると言ってることとイコールなので、そうなってくると、やはりアメリカの今の金利の上昇っていうのは、悪い形で上がっているんではなくて、本来もともと今のアメリカの、今のというか将来的なアメリカの経済の強さに見合うところに戻っていってる感じですよね。もしそうであれば、それは決して悪い金利上昇とは言えないと思います。
自転車だったらこぎ続けられるし、パワーがあるんだから、向かい風も超えていけるでしょっていうのが見解ですよね。見解です。ただ今、足元で言うと、少しタームプレミアムと言われる、この悪い金利上昇部分ですね。これも確かに上がってきていることは否めません。
ただ今、アメリカのタームプレミアム、10年債のタームプレミアムって90ベーシスポイントぐらいなんですね。これはちょっと前まで60ベーシスポイントでしたから、確かに30ベーシスポイントぐらい、ここも急に上がってきてはいるんですが、ただアメリカの10年債の長期のタームプレミアムの平均っていうのは、100ベーシスポイントを超えてるんですね。そうなんです。しかもその間にはFedが国債の買い取りをやっていて、タームプレミアムが人為的に抑えられてる期間がありますから。
90年代のアメリカのタームプレミアムの平均っていうのは、200ベーシスポイントを超えてますからね。そう考えると、この90ベーシスポイントっていう水準、上がってはきているものの、決して悪い金利のタームプレミアムとは私は言えないというふうには思っていますね。
先ほどの企業業績の話もありましたけど、和牛さんから、この業績がいいのはAI、半導体絡みということですかねっていうふうに来てます。この5年先、5年金利、先々も追い風が来たってパワーが出せるぞっていうのも、やっぱりAIだったり半導体だったりっていうのはキーワードに。
キーワードなんですけど、この世界が織り込んでるっていうのは、AI、半導体の企業がいいんじゃなくて、AI、半導体が社会に幅広く浸透することによって、それが例えば製薬会社の生産性を増す、あるいはロボットとかが入ってくる製造業とか、ソフトウェアもより強くなるとか、AIが社会に浸透している姿によって、アメリカのパワーが増してるっていうことを示してますね。ただそれが本当かどうかは分からない。5年の話は、そう織り込んでるってだけなんです。
アメリカの経済的に全体が上がってくんだっていうのを、みんな描いている。実際にそれをFedも見ているってことですよね。そうですね。
ただ、ばっちりなタイミングでコメントいただきました。悪い金利上昇、住宅関連に影響を与えるように思います。ローン金利上昇、悪い金利と考えられますかって。やっぱりこの企業は耐えられるとして、個人はじゃあ耐えられるのか。ここですよね。
個人にとっては最悪ですよ、それは。アメリカの住宅ローン金利ですけども、7%を超えですね。アメリカの場合、30年固定なんで、今組もうとすると7.4%とか、こういうちょっと信じられないような水準なので、実際アメリカで住宅の申請数っていうのはものすごく減ってますから、当たり前ですよね。
そうですよね。そんなたまたまじゃないですよね。30年固定ですよ、7%。怖い、怖い、怖い、怖い。
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