臭豆腐に挑む台北一日旅――麺線、茶藝館、夜市の水餃子、そして最後に残った宿題

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概要

旅系YouTuberのおさだが、羽田空港からLCCで台北に入り、朝から夜まで食べ歩いた一日の記録である。この旅の目標は冒頭で決められている。以前一度だけ口にして「もう寝れません」というほど衝撃を受けた臭豆腐を、今回こそ食べることだ。移動手段や支払い方法の実用的な話を交えながら、麺線、葱抓餅、餃子、茶藝館を経て夜市へ向かう。ただし結末は、本人の予定どおりにはならなかった。

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旅の前提:台湾のイメージと「唯一のネック」

出発は羽田空港第3ターミナルである。おさだは台湾について、ご飯が美味しく、人が優しく、人気観光地も多いという印象を語る。日本から台北行きの航空券も多く、安いものなら片道1万円台から2万円ほどで行けるので、旅行ランキングでも毎年上位に入る行き先だと紹介する。

そのうえで唯一のネックとして挙げるのが臭豆腐だ。漢字で書けば文字どおり「臭い」豆腐で、おさだは一度だけ食べたことがあるが、その後眠れなかったと振り返る。そこで今回の目標を「臭豆腐をたぶん食べる」と、少し逃げ道を残した言い方で宣言している。

今回はPeach航空を使った。入国準備として、オンライン入国カード(TWAC)を事前に登録しておく必要があるらしいと説明する。到着日の7日前から当日までに登録でき、登録後に届くPDFを入国時に見せるのだろうとおさだは推測していた。あると便利なアプリとしてはUberを挙げ、通信はKlookのeSIMを1GBあたり100円ほどで購入したと話す。

Wiseの紹介と、ATMでの現地通貨引き出し

この回はWiseの案件動画でもあり、おさだは途中でWiseカードの特徴を説明している。海外旅行で一番怖いのは1か月後のクレジットカード明細だと冗談を交え、一般的なクレジットカードでは海外事務手数料が2〜4%ほど上乗せされるのに対し、Wiseは手数料が安いと述べる。ほかの利点として、デビットカードとして使えること、ATMで現地通貨を引き出せること、ATM手数料が毎月2.5万円分まで無料であることを挙げた。

もう一つの利点は海外送金である。おさだはもともと、モンゴルで参加したツアーの料金を支払うためにWiseを作ったという。そのとき指定口座への振り込みがスムーズで、即日で先方に届いたと体験を語っている。年会費は無料で、発行手数料が1,200円ほどかかるが、専用URLから作ればかからないとも説明した。

桃園国際空港での入国はすんなり済み、事前登録した入国カードを見せる場面はなかった。それでも登録はしておいたほうがよいと話す。機内は満席で、ほとんどが日本人客だったそうだ。

到着後、空港のATMでWiseカードを使い、日本語表示を選んで現金を引き出す様子を見せた。手順はクレジットカードのキャッシングと同じだろうと話す。前回の旅行で残った台湾ドルがあったため1,500〜1,700元ほど下ろすつもりだったが、100元札が切れていたらしく、2,000元を引き出した。Wiseのアプリを入れておくと引き出し直後に通知が届くことも紹介している。レートは1台湾ドルがおよそ5円になっていると驚いていた。

悠遊カードのチャージと空港MRT

市内へは桃園空港MRTで向かった。日本のSuicaにあたる悠遊カードは、前回の残高が12元しかなかったため、400元ほどチャージしたかった。しかし手持ちが1,000元札しかない。おさだの記憶では、券売機に1,000元を入れると全額がチャージされてしまい、400元だけを選ぶことができない。そのため窓口で金額を伝えてチャージしてもらった。同じ状況の人には窓口の利用を勧めている。

空港から市内へ向かう路線には2種類あり、紫のほうが本数は少ないが速い快速だと説明する。台北駅までの運賃は160台湾ドルだった。台北駅で赤いラインの淡水信義線に乗り換え、ホテルの最寄り駅まで行く。市内の地下鉄は1回20元、日本円で100円ほどだと話している。

訪問は9月16日である。最高気温29度、最低23度で、到着直後は暑すぎず過ごしやすいと話していた。ただ、街を歩き始めると「やっぱり暑い」と言い直している。

朝食:行列の麺線店と「ぶっ飛び」味変

おさだは台湾に大好きな食べ物が3つほどあり、今回はそれを食べに来たという。何度か来ている台湾なので、できるだけ新しい店を選びたいとも話す。

最初に入ったのは、ホテルへ向かう途中にある人気の麺線店だった。朝10時なのにすでに行列ができていた。おさだは麺線を「そうめんのようなもの」と表現する。小サイズを頼み、店員に具を入れてよいか聞かれるとすべて了承して、パクチーも加えた。鶏肉やモツのような具のほか、牡蠣も入っているようだと話す。

麺線は以前からいろいろな店で食べてきた大好物だが、この店は「全然違う」と評価した。見せ場は卓上調味料での味変である。ニンニク、辛い調味料、さらにもう一種類を加えたところ、辛味を入れすぎたと慌てた。それでも美味しいとしたうえで、調味料の量には気をつけるよう視聴者に注意している。食べている間も行列は続き、地元の人も美味しいと言っていたと伝えている。

宿泊先「VIPホテル」

ホテルは「VIPホテル」で、駅から徒歩10分ほどの場所にある。まだチェックインできない時間だったので荷物だけ預け、夕方に改めてチェックインした。部屋は308号室で、テレビ、机、スリッパ、除湿機、冷蔵庫、水2本がある。浴室はシャワーのみだった。シャンプーやコンディショナーはあり、タオルもあるが、アメニティ類はないかもしれないと話す。

料金は1泊6,800円で、おさだは「なかなかいいんじゃないでしょうか」と評価した。コスパが良さそうなことと、周辺に美味しそうな店が多いことが選んだ理由である。この日は午前2時に起き、4時に空港へ着き、6時の便で出発していたため、かなり眠いとこぼしていた。

赤峰街:おしゃれな街は午前11時にはまだ開いていない

荷物を預けたあと、ホテルから歩いて10分ほどの赤峰街へ向かった。おさだは若者に人気のおしゃれなエリアとして紹介する。途中で、父親と娘の二人で台湾旅行に来ていた視聴者に声をかけられる場面もあった。

問題は時間帯だった。訪れたのは平日の午前11時前で、カフェをはじめほとんどの店が閉まっていた。以前行けなかった人気カフェも閉まっており、団子屋も見つけたがまだ開いていない。おさだは、このあたりは絶対に午後に来たほうがいいと何度も繰り返した。

店を探しながら、自分のファッションについても語っている。生まれ変わったら服を買いたいが、生まれ変わっても自分になりたい。けれども自分を変えたい気持ちはある。ただ、言葉遣いも服装も変えられず、人はそう変わらない、という趣旨の独白だった。

ようやく入れたのは、2階がカフェになっている店である。店員が「2階がカフェだ」と教えてくれた。ワンドリンク制で、店内は撮影禁止のため外の席に座った。注文はQRコードで行うが、支払いは店内まで行く必要があり、支払わないと飲み物が届かない仕組みだった。頼んだアイスコーヒーは泡立ちが強く、おさだは「普通のアイスコーヒーが飲みたかった」と言いつつ、これはこれでうまいと話している。1階では猫のキャラクターグッズが多く売られていた。

10月から始まるという台湾旅行キャンペーン

カフェでは、台湾が国を挙げて行う旅行者向けキャンペーンを紹介した。おさだの説明では、抽選で約2.5万円分がもらえるという。対象は2023年以降に台湾を訪れたことがあり、3日から90日間滞在する旅行者である。期間は2026年10月10日から2027年3月31日まで、事前申請は10月1日から始まるとのことだった。以前にも空港で5,000円分ほどが当たるキャンペーンがあったと振り返っている。ただし、おさだ自身も詳細を把握しきれているわけではなく、条件は各自で調べてほしいと付け加えていた。

バス226番と華山1914

赤峰街では買い物ができなかったため、226番のバスで移動した。台湾のバスは乗りたい便が来たら手を挙げて止める必要があり、乗った瞬間に発車するので注意するよう呼びかけている。表示の似たバスが続けて来て一台見送ってしまったが、次の226番に乗れた。運賃は悠遊カードで15元だった。

着いたのは華山1914である。おさだは工場跡地をリノベーションした場所として紹介し、中心部にあるのに存在を知らなかったと話す。建物は全体的に古くボロボロだが、それが味になっており、どの店もおしゃれだと感想を述べた。

入った店の一つはオルゴール店だった。おさだは人生でオルゴールを聴いたことがなく、実家の倉庫の奥に眠っているようなものという印象しかなかった。それでも、キャラクターが動くだけのものや、レコード盤のような円盤を台に載せる大掛かりなものを見て「意外と面白い」と話す。手作りの紙製のものは150元、約750円だった。ほかに、だるまみくじを扱う店や、猫のキャラクター雑貨が多いことにも触れている。

酒の売り場では、両親に酒を買っていきたいが、健康でいてほしいので酒を贈るのは気が進まない、と迷う様子を見せた。滋賀県産と書かれた日本酒も並んでいた。奥のほうには映画館のような芸術系のエリアがあり、一番奥ではちいかわのグッズに行列ができていた。

永康街:葱抓餅を再評価し、東門餃子館へ

昼は20分ほど歩いて、飲食店や買い物の店が集まる永康街のあたりへ向かった。まず目に入ったのは、以前にも食べたことのある天津葱抓餅の店である。生地を叩いて仕上げる人気店だが、おさだは前回あまり美味しく感じなかった。そのときは満腹だったのかもしれないと考え、空腹の今なら判断できるとして再挑戦した。

前回と比べるつもりだったのに、頼んだのは違う味の7番、トウモロコシと卵入りだった。比較にならないと自分で突っ込みながら公園のベンチで食べ、「うまい」と評価を改めている。周りのベンチでも皆これを食べていた。

続いて東門餃子館に入った。餃子専門の店で、水餃子が有名だが、夜に水餃子を食べる予定があるので焼き餃子を選んだ。10個入りで、一人で食べる量ではないかもしれないと話す。エビと牛肉から選べる麺料理はエビを頼んだ。おさだの見立てでは皿うどんのような見た目で、醤油味の、うどんに近い食感だった。餃子は卓上の調味料でタレを作って食べる。肉汁が多く、一口で食べないと汁が飛ぶと注意している。

正体不明の行列菓子

公園で見かけた長い行列も気になり、並んでみた。Googleマップで調べるとケーキや菓子の人気店で、「クラッカー」と書かれている。しかし並んでいる客はみな買うものが決まっていて、呼ばれるとすぐに注文を済ませていく。おさだには何が売られているのかほとんど分からなかった。

困った末に、母親が言っていた気がするという「こういうときは一番左がうまい」を頼りに、一番左の商品を選んだ。ネギ入りのパンケーキ、あるいはクラッカーのようなものだった。一つずつ取り出して食べられる形ではなく、開封したら全部食べないといけないのかと焦ったが、一枚だけ取り出せた。ネギの香りがし、お菓子らしくないと戸惑った末、「新食感」と評している。

青田茶館で台湾茶を淹れる

台湾に来たら一度は茶を飲むべきだとして、青田茶館を訪れた。永康街から5分ほど歩いた場所にあり、店内は広く、ほかに客はいなかった。

日本語の上手な店員が茶葉を紹介してくれた。緑茶に近い味のもの、焙煎の香りがあるもの、蜂蜜のような香りのものがあり、特に東方美人はフルーティーな味と蜂蜜の香りで人気だという。今年のコンテストに出た茶として勧められたが、900台湾ドル、約4,000円だった。おさだは高山病になりやすいからという冗談を言いつつ、600台湾ドルの高山茶を選んだ。

淹れ方は店員が一つずつ実演した。まず急須を温める。湯は100度ほどで、急須の容量は150ccほどだという。茶葉は茶則に移してから急須へ入れる。急須と杯を温めておくと、茶葉の香りが立ちやすくなると店員は説明した。「全部の茶器は必ず温めたほうがいい」とも念を押している。温まった急須に茶葉を入れたら蓋を開けて香りをかぎ、湯を注いで最初は40秒ほど待つ。

杯は2種類あった。香りをかぐための聞香杯と、飲むための杯である。おさだはこの使い分けを初めて見たと驚いていた。茶をいったん聞香杯に注いで香りを閉じ込め、飲む杯をかぶせて裏返して移す。そのあと空になった聞香杯の香りをかぐ。温度によって毎回香りが変わるという説明もあった。

飲みながら店員に、普段お茶を飲むのかと聞かれた。おさだが「全然飲まない」と答えると、少し気まずい空気になった。店員自身も家ではあまりこうした淹れ方はせず、茶館でよくやるのだという。

茶葉が開いたあとの2煎目以降は、10〜15秒ほどでよいと教わる。店員の前で自分で淹れた際、緊張で手が震えて火傷をし、茶も周りにこぼしてしまった。店員が去ったあと、改めて10秒数えて2煎目を淹れている。10回ほど淹れられると聞いたが、おさだはすでに満腹だった。それでも1煎目と2煎目は香りから違い、飲んでも「全然違う」と感想を述べた。

夜市:臭豆腐の手前で積み重なる寄り道

夜は、ホテルから20分ほど歩いた寧夏夜市(字幕では「認一」)へ向かった。おさだはグルメ夜市と呼ばれる場所として紹介している。平日にもかかわらず、細い通りの両側に屋台が並び、人であふれていた。まだ食べたことのないサツマイモボール、エビ料理、内臓スープ、魯肉飯などを眺めて歩く。

途中で強烈な臭いが漂い、臭豆腐の屋台が現れた。息を止めながら、揚げたものや煮込んだものがあるらしいと説明する。しかし近くの魯肉飯の店のいい匂いに惹かれ、「臭豆腐より絶対こっち」と揺らぐ。いきなり臭豆腐を食べるとテンションが下がるかもしれないとして、まずは水餃子の屋台に入った。100元、約500円である。今日は餃子ばかり食べていると自分で突っ込みながらも、肉汁が飛び出すので一口で食べるよう勧めている。

その後、臭いの強い有名な臭豆腐店の前で、中国から台湾に来ているという視聴者に声をかけられた。臭豆腐は食べるのかと尋ねると「美味しい」と勧められ、おさだは食べると約束する。ただ、この時点ではほかのものを食べてしまっていた。

双城街夜市へ移動、そして持ち越された目標

おさだは、この店は人気という点ではよろしくないと判断し、双城街夜市(字幕では「総場街」)へ移動した。寧夏と比べると人は少なめで、ゆっくり食べられそうだと話す。

ここでも臭豆腐の屋台はすぐに見つかった。看板を見なくても臭いで分かるほどだった。しかし店の前で「ちょっと無理か」とためらう。視聴者はもう早く食えと思っているだろうと自分で言いながら、いったん落ち着くためにまた水餃子の店へ向かった。これまで食べた中で一番うまいという店で、行列ができていた。タレはニンニクと醤油と酢で作る。おさだは、ニンニクをたっぷり入れたタレでパンチが効いているのがこの店が一番うまい理由だろうと推測している。

水餃子を食べ終えて「よし、行くか」と立ち上がった直後、おさだは「お腹がいっぱいです」と告げる。食べる気力はあるが、もう入らない。こうして旅の目標だった臭豆腐は、朝の麺線から夜の2軒目の水餃子まで食べ続けた末に、次回へ持ち越しとなった。