パリで「惨敗」した一人旅の翌日、日帰りのニースを歩く

YouTubeで開く ↗
概要

フランス一人旅の2日目、投稿者のおさだは、パリのシャルル・ド・ゴール空港から南仏のニースへ日帰りで向かう。今回のフランス旅行は2年前に訪れた際のリベンジとして計画したものだが、前回の動画で紹介したパリでの1日は「全く楽しめてない」「見事に惨敗」だったと本人は振り返る。この動画は、その翌日にニースで過ごした1日を、朝の空港から夜の食事まで追った記録である。

10分で読めます

パリからニースへ:手荷物の「カツアゲ」を回避

乗ったのはパリ発7時のニース行きの便だ。途中でターミナルを間違えるなど、出発前から少し慌ただしい。おさだが最も気にしていたのは手荷物のサイズだった。今回のチケットは持ち込める荷物に制限があり、手持ちのバッグは規定ぎりぎりの大きさだった。以前、同じような状況で追加料金を取られたことがあり、それを本人は「カツアゲ」と呼んでいる。追加で7,000〜8,000円ほど取られるので、視聴者にも「心してかかるように」と注意を促す。

今回は係員から持ち込みの許可をもらえ、追加料金を払わずに済んだ。パリからニースまではおよそ1時間半で、航空券は8,000円ほどで購入できたという。

コート・ダジュール空港での荷物預けと市内への移動

ニースのコート・ダジュール空港に到着した。今回ニースには泊まらないため、大きな荷物は空港内に預けてから市内へ向かう。空港を出たところにセルフ式の荷物預かり所があり、料金は預ける時間によって違う。1時間なら4ユーロ、まる1日なら19ユーロで、支払いは荷物を受け取るときに行う仕組みだとスタッフから説明を受けた。

市内へはタクシーで向かった。空港にはバスや電車もあったが、おさだは事前に調べていなかった。タクシーでは中心部まで15分ほどで、Uberを使えば20ユーロ程度で中心の辺りまで行けるという。車窓からは海沿いを走る人たちが見え、その景色が「最高だった」と繰り返している。

ニースを選んだ理由:Netflixの番組

おさだはもともとニースを知らなかった。近くのモナコはレースなどで名前を聞いたことがあったが、ニースは「マジノーマーク」だったという。知るきっかけになったのは、Netflixの「オフライン」という番組だ。男女数人が出演する恋愛もので、本人はドラマだったか何だったか忘れたと言いながら、「かじった程度」に見たと説明する。人の恋愛を見るのは苦手で肝心の部分はあまり見られなかったが、舞台になっていたニースの街並みには強く惹かれた。今回の訪問はその番組をきっかけにしたものだ。

番組ゆかりのカフェで朝食

朝食の店には、その番組で使われていたカフェを選んだ。店名はおさだによれば「メゾン マルガウクス」のような名前だという。店員から「オフラインラブ」と声をかけられ、同じような目的で来る客が多いのだろうかと推測する一方で、番組をほとんど見ていないので「恥ずかしい」とも漏らしている。

注文には苦労した。メニューの多くは分かりにくく、おさだは絵が付いていて分かりやすい品を選ぶ。フランスに来てからまだパンを食べていなかったので、クロワッサンとチョコレートのパンにカフェラテを頼んだ。Google翻訳でメニューを見てオムレツだと思って注文した卵料理は、実際には普通の目玉焼き2つだった。サラダとパンが添えてあり、塩胡椒以外に味付けはなかったため、そのまま食べるのがよいと判断している。景色についてはパリとあまり変わらない気もするとしたうえで、海が近いことと、よく晴れていることが違うと話す。

マセナ広場とジャン・メドサン通り

朝食後、ニースの中心であるマセナ広場へ歩く。周りの建物は赤とも橙とも言えない絶妙な色で、おさだはその色合いを繰り返し褒めている。訪れたのは10月中旬で、最高18度、最低10度ほど。本人はロングTシャツで過ごしやすいと感じ、半袖の人もいたという。

通りには路面電車が走っている。空港まで路線がつながっていたはずで、運賃は1.7ぐらいだったとおさだは記憶している。この路面電車が通る道がニースで一番大きなショッピング通りのジャン・メドサン通りで、買い物をしたい人はこの辺りを回ればよいと紹介する。ただ、おさだ自身は買い物に興味がないため、広場の奥にある銅像の方へ向かう。そこを「ベストオブスポット」と呼んでいる。

広場の中心では、アイドルのようなグループが踊っていた。韓国の人だろうかと推測し、顔立ちの系統は近いが「出来が違う」と冗談を言う。広場の銅像は全裸の男性像で、周囲を赤や橙の建物が囲んでいる。噴水もあったが、その日は清掃中だった。撮影する際には、路面電車が頻繁に通るので轢かれないよう気をつけるよう視聴者に注意している。

お土産屋と「不毛」な時間

銅像の背中側へ進むと海に出る。その途中はお土産屋が並ぶエリアだった。おさだは、自分のチャンネルでは毎回「お土産どうする」という時間が不毛に終わると自嘲する。ただ、無駄なことばかりしていると視聴者に嫌われるので、ほどほどにすると言って少しだけ店を覗き、海へ向かった。

ホテル代についても触れている。泊まらなかったが調べてみると、ニースのホテルはパリの中心部よりもさらに高かった。おさだはこれをリゾート地だからだと受け止めている。

プロムナード・デ・ザングレと砂利の海

海沿いに出ると、朝なのに夕方のような光で、おさだは「絶景」と声を上げる。海沿いにはバスも走っていて、タクシーを使わなくても交通機関をうまく使えば安く移動できると気づく。地中海沿いに続くこの遊歩道がプロムナード・デ・ザングレである。片側にヨーロッパの街並み、奥に山、反対側に海があり、ここで作業をしたら贅沢だろうと想像している。

驚いたのは海に入っている人の多さだ。ダウンを着るような季節なのに水着で飛び込む人がいて、しかも年配の人が多い。おさだは「元気ね」と感心する。バタフライで泳ぐ人までいて、「ニースの海キャラ濃いな」と笑っている。

海岸に降りてみると、そこは砂浜ではなく砂利だった。おさだはこれを珍しいと感じ、裸足では絶対に痛いだろうと話す。石がつながって足元が不安定になっている場所もあった。水はかなり透き通っていたという。

旧市街のマーケット

海沿いから街に入り、旧市街の中心にあるというマーケット(Marché aux Fleurs)を訪れる。出店が並び、トートバッグ、ニースのロゴ入りのコップ、いい香りの石鹸、ニースで採れた野菜や果物、ジャム、ビーツ、ナッツ、キノコの干物、カビの目立つ変わったチーズなどが売られていた。

フレッシュジュースを飲んでいる人を見て、おさだも探して買う。値段は4ユーロ、約800円だった。女性向けかなと思いながら、マンゴーとココナッツの組み合わせを選び、「美味しい」と感想を述べる。隣の店に生クリームたっぷりのドーナツが並んでいるのを見て、「カロリー爆弾」と呼んでいる。

路地の店と大聖堂

一本裏の路地に入ると、建物はどこも美しく、甘いものを並べた店が目につく。おさだは、ニースに来る人の感性はこういうものだろうと言いつつ、自分は鶏肉を焼いたような店の方に惹かれると話す。それでも「せっかくニースに来たから感性磨いて帰ろう」と、何の店か分からない雑貨店や、茶葉、オリーブオイル、調味料や調理道具を扱う店、香水やベレー帽を扱う店を覗いていく。ただ、鏡に映った自分の姿を見て後ずさりしたと冗談を言っている。

路地を抜けると、突然大聖堂が現れた。おさだはどの国の大聖堂も美しいとしたうえで、特に天井の高さに惹かれると話す。ドームの部分はすべてステンドグラスになっていたが、何が描かれているかは自分の視力では見えないと言う。

大聖堂前のジェラート店

大聖堂の目の前にあるジェラート店は、Googleの評価が非常に高かったという。種類が多すぎて迷う。値段は1種類が2.5ユーロ、2種類が4.5ユーロだった。アボカド、ジャスミン、ローズ、ラベンダー、モヒートなど珍しい味から、オレンジ、ライム、ピーチ、メロン、マロン、チョコレートなど定番まで並んでいる。

決めかねたおさだは、隣にいた地元の子どもたちが選ぶものを真似することにした。「君たちはどう生きる」と冗談を言いながら様子を見ていると、男の子の一人がピンク色のジェラートを選んだ。おさだはそれを信じて同じものを頼む。途中で男の子がジェラートを落とす一幕もあった。おさだが食べたピンクのジェラートは、最後まで何味か分からなかった。

城跡の丘からの眺めとソッカ

海沿いに戻り、元々城があった場所だという公園(Colline du Château)へ登る。おさだによれば、それほど高く登るわけではない。写真スポットからはニースの街並みと海が一望でき、音楽を演奏している人もいた。

丘の上で行列ができている店を見つけると、それはソッカの店だった。ソッカはひよこ豆のクレープで、おさだは前から食べてみたかったという。値段は3.5ユーロ、店内では食べられずテイクアウトのみだった。二人連れなら食べさせ合いもできるが、ひとり旅なのでその辺りに座って食べる。

匂いは「焦がした卵焼き」のようだという。食感はクレープに近いが、味は卵焼きに近い、と言いかけて「全然近くないな」と訂正する。初めて食べる味で、おやつのような位置づけではないかと推測している。結論としては「3口ぐらいでいいかな」という感想だった。

エズ村へ

次に向かったのはエズ村だ。以前のライブ配信でニースに行くと話したとき、視聴者から「この村は絶対行った方がいい」と勧められていた。ニース中心部からUberで20分ほど、料金は16ユーロ、約2,800円だった。崖沿いの道を走る車窓の景色もよかったと話し、あとで調べるとバスでも来られそうだったと付け加えている。

村の入口付近には香水の店が並び、店内は強い香りで満ちていた。おさだは、Netflixの番組で香水作りをしていた場面もこの辺りだったはずだと記憶している。ただ、香水は強すぎると頭が痛くなるとも漏らす。

多くの人が登っていく先には植物園があり、そこが絶景ポイントらしい。車でも上まで行けると知り、タクシーで上がるのもありだとしつつ、元気な人は歩こうと勧める。途中にはミシュランに選ばれているらしいレストランがあったが、「明らかにお金持ってます」という人しか入っていないと見て、素通りした。

迷路のような石畳と植物園の頂上

村の中は石造りで、おさだは「お城に入ってきたみたい」で、ニースの街とは雰囲気が違うと感じる。ホテルもあるらしく、ここは1泊してゆっくり過ごすのもありだったかもしれないと振り返る。ただ、道は入り組んでおり、人の流れについて行ったら同じ場所に戻ってしまうなど、しばらく迷い続けた。

ようやくチケットが必要な植物園の入口にたどり着く。中はサボテンなどが植えられているが、おさだは、ほとんどの人は植物を見ていないのではないかと話す。そのうえで、植物があるからこそ奥の景色がよく見えるのかもしれないと言い直している。歩き疲れてコメントが適当になってきたと認めつつ、頂上付近では片側に山と時計台、もう片側に海が広がる景色を見て、ここを「ベストオブ」と評価した。

海上のレストランと、フランス旅の総括

ニースに戻り、夕食は海の景色を見ながら食べられるレストランを探す。選んだのは、海に張り出すように建つ「クラブナウションディニース」と紹介された店だった。一人で予約なしに入り、1時間だけならという条件で席に通される。

パスタはあるかと尋ねると勧められた料理があり、自分から言い出した手前引くに引けず注文したところ、トリュフのパスタだった。香りが強く、味も濃く、おさだは「めちゃくちゃうまい」と絶賛する。周りはカップル客が多かったという。

食事をしながら、今回のフランス旅を振り返る。パリは惨敗だったが、ニースは個人的にすごく楽しめたと話す。海があって天気がいいことが最高だった、というのが本人の感想である。最後に明かされた食事代は75ユーロ、約7,900円だった。おさだは「もう来ません」と一言添えて、動画を締めくくっている。