初めての北欧・ストックホルム1日目:乗り継ぎ16時間の移動から旧市街、ヴァーサ号博物館、即興の夕食まで

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概要

YouTuberのおさだが、人生初の北欧としてスウェーデンの首都ストックホルムを訪れた旅の記録である。出発前の時点で、おさだがスウェーデンについて知っていたのはノーベル賞くらいだったという。旅の前に開いた「作戦会議ライブ」では視聴者から、スウェーデンはノーベル賞の国であること、「北欧のベネツィア」と呼ばれていること、幸福度ランキングで常に上位にいることを教わった。そこでおさだは今回の目標を「スウェーデンで幸せになれるのか」と定めた。この記事では、羽田空港を出てからストックホルムでの初日を終えるまでを順に追う。

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羽田から北京経由でストックホルムへ

出発は羽田空港第3ターミナル。利用したのは中国国際航空(エアチャイナ)で、北京を経由してストックホルムに向かう。所要時間は合計15時間50分である。おさだは往復の航空券代を視聴者にクイズとして問いかけたが、動画の中で答えは明かされていない。

事前情報として、おさだはいくつかの点を確認している。スウェーデンへの入国に特別な書類は要らず、90日以内の滞在ならビザは不要だという。配車アプリはUberかBoltを使うと聞いていた。通信には普段から使っているヨーロッパ用のeSIMを日本で設定しておき、現地に着いて通信をオンにすると、その時点ですでにつながっていた。

長時間のフライトに備えて、空港で朝食と昼食のぶんを買い込んでいる。タンパク質がとれるパン、小腹が空いたとき用の抹茶アーモンド、おにぎり2つである。おにぎりの1つはいつもの定番で、もう1つはおさだが「裏メニュー」として好んでいる梅しそちりめんだった。カリカリの梅とちりめんの組み合わせが気に入っているという。

北京首都国際空港で乗り継いだ後、ストックホルムまでの飛行は9時間50分。機材は座席モニター付きで、おさだは「意外と乗り心地が良い」「綺麗な機体」と評価している。

アーランダ空港到着と通貨の事情

ストックホルム・アーランダ国際空港に着いたとき、おさだは移動時間を約16時間と振り返り、座り疲れを訴えている。入国審査では、何をしに来たのか、何日滞在するのか、次はどこへ行くのか、という簡単な質問を受けた。日本との時差は7時間で、到着時の現地時刻は17時20分だった。

通貨については、スウェーデンはEUに加盟しているもののユーロは導入しておらず、独自通貨のクローナを使っていると紹介している。ただ、現金を使う場面はあまりないと聞いていたため、おさだは両替をしないまま行動することにした。空港にはキャッシングできるATMが点在しているので、現金を用意したい人はそこで引き出せるという。

市内への3つの交通手段とアーランダ・エクスプレス

空港から市内へ向かう手段について、おさだは3つを挙げている。1つ目は特急列車のアーランダ・エクスプレスで、ストックホルム中央駅まで約20分、料金は約5,000円。2つ目はフライバス(空港バス)で、約45分・約2,000円。3つ目はSLのコミュータートレインだが、これについては「よく分からない」と述べるにとどまった。おさだの整理では、安く移動したい人はバス、早く着きたい人はアーランダ・エクスプレスが向いている。

おさだは事前にアーランダ・エクスプレスのチケットを予約していた。チケットはQRコード付きのPDFで届き、駅には黄色い券売機もあるので、その場でも買える。ホームの案内でどちらの方面に乗ればよいか少し迷ったものの、無事に乗車した。

乗ってみて戸惑ったのは、改札のようなタッチする場所がないことだった。座席は指定がなく、カウンター席のようなしゃれた席もある。乗車後に駅員が回ってきてチケットを確認する仕組みで、そのときにQRコードを見せれば問題なかった。約20分でストックホルム中央駅に到着している。

9月上旬の気候とMAXバーガー

到着は9月上旬の18時ごろ。おさだはもっと寒いと予想していたが、実際は暖かく、半袖の人もいた。長袖で来たおさだには「ぴったし」の気温だったという。

空腹だったので、中央駅の近くで夕食をとった。入ったのは「MAX」というハンバーガー店で、おさだはスウェーデンのチェーン店、つまり「マックみたいな感じ」の店だと説明している。タッチパネル式の端末で注文したが、表示が読めず、なかなか決められない。結局は勢いで選び、ポテトと、せっかくだからとスプライトゼロを付けた。結局飲み物は水に切り替えている。支払いはクレジットカードで、画面の金額は117クローナ。おさだは1クローナをおよそ15円として換算し、後にセットで1,800円ちょっとだったと述べている。

番号札を持って待つ方式で、塩やケチャップは自分で取る。届いたのは大きめのダブルバーガーで、上にハッシュドポテトのようなものが、下に野菜が挟まっていた。ポテトはじゃがいもの味がしっかりするタイプだった。おさだの感想は「めちゃくちゃうまい」「マックよりうまい」である。

地下鉄の料金体系と「駅の美術館」

ホテルへは地下鉄(Tバーナ)で約10分。乗り場はハンバーガー店のすぐ横にあるT-セントラーレン駅だった。この時点でおさだは、ストックホルムの雰囲気から治安は良さそうだと感じており、事前の下調べでも治安はそれほど悪くないと聞いていたという。

地下鉄はクレジットカードをタッチして乗れる。おさだが紹介した料金体系は次の通りである。

  • シングルチケット:43クローナ(約600円)、75分間は乗り放題
  • 24時間乗り放題:180クローナ(約2,500円)
  • 3日間乗り放題:約5,000円

おさだは計算が面倒だったので、毎回カードをタッチして1回券で乗り、75分をめいっぱい使う方針にした。

T-セントラーレン駅の構内は芸術的な装飾が施されており、ストックホルムの駅は「駅の美術館」と呼ばれているという。おさだはこうした駅を後日めぐる時間を取るつもりだと話している。乗りたかったのは13・14番線で、ほかの乗客に教わった通りに上の階へ移ったが、1本乗り逃した。どちらの電車か迷った末に「一か八か」で乗り、マリアトリエット駅で降りた。19時近くになっても外はまだ明るかった。

無人チェックインのホテルと1泊1万8,000円の相部屋なし・共用バス

ホテルはマリアトリエット駅を出てすぐのところにあった。入口は施錠されており、指示に従って上の階の受付へ向かう。エレベーターは1人しか乗れないほど狭い。ヨーロッパでは階の数え方が日本と違う点にも触れている。受付には誰もおらず、おさだの名前が書かれた鍵が置いてあり、それを持って部屋へ行く無人チェックインの方式だった。受付周辺にはクッキーなどが自由に食べられるように置かれていた。

部屋はベッドがあるだけで、風呂とトイレは共用である。この部屋を選んだ理由を、おさだは「高いから」と説明している。この時期のストックホルムは宿泊費が非常に高く、中央駅から3駅ほど離れたこのホテルでも1泊1万8,000円だったという。共用のシャワーとトイレは1フロアに3つほどあり、シャンプーとボディソープが備え付けられている。22時以降は利用できないというルールがあり、朝は取り合いになるかもしれないと心配していた。実際には翌朝、「結構綺麗」で混雑もなかったと報告している。

2日目の朝、ガムラスタンへ歩く

翌朝、ホテルでも朝食は出たが簡素な内容で、おさだはトマトとバナナだけ食べ、別の店で朝食をとることにした。朝9時の気温は18度で、長袖でちょうどよかった。地元の人たちも長袖・長ズボンで靴下をはいていたという。天気予報は雨だったが、自称「晴れ男」のおさだが歩き出すと晴れていた。

ホテルから歩いて約15分で旧市街ガムラスタンに向かう。途中、水辺越しに尖塔の立つ建物群が見えてくる。おさだによれば、ストックホルムは多くの島で構成されており、歩いていると湖や海を眺めながらヨーロッパらしい街並みを楽しめる。道中で「北欧家具」らしきおしゃれな家具を見かけたが、インテリアには詳しくないと断っている。

ガムラスタンで目当ての朝食店は10時開店だったため、周辺を散策しながら待つことにした。自転車に乗る人が多く、荷物を持たずにポケットに手を入れて歩く洗練された地元の人たちに、おさだは見とれていた。

「世界一細い路地」への疑問と、野外授業中のドイツ教会

最初に訪れたのは、世界一細い路地として知られるモーテン・トローツィグ・グレンドである。観光スポットとされているが、訪れたときに人はいなかった。実際に通ってみたおさだの感想は、細いと言われれば細いが、世界一かといえば疑問、というものだった。人が2人並んでも通れ、上が開けているので圧迫感もないという。その後、サムネイル用に「思ってるより狭いです」と冗談めかして言い直している。

近くには、遠くから見えていた尖塔のある教会がある。おさだは名前を「テイスカーカ」と読み、読み方には自信がないと断っている(ドイツ教会、Tyska kyrkan)。この時間は中に入れないようだったが、学生たちが野外授業のような形で熱心にメモを取っていた。何を見ているのかを確かめようとしたものの、結局わからずじまいだった。道は石畳なので、ヒールで歩くのは避けたほうがよいと注意も付け加えている。

ノーベル賞博物館で知ったこと

広場に面した建物がノーベル賞博物館である。おさだは、ノーベル賞という名前は知っていても中身はよく知らないと認めたうえで、調べた内容を紹介している。スウェーデンの科学者・発明家アルフレッド・ノーベルはダイナマイトの発明者であり、ノーベル賞はその遺言によって設立された、人類に大きな貢献をした人に授与される賞だという。賞は6つあり、毎年選ばれているようだと述べている。

おさだは自分が狙えるとしたら平和賞くらいだろうかと冗談を言いつつ、平和な世の中にしたいとは思っているが、大きな貢献はできないと締めくくった。広場では観光客が自撮り棒を使ってカラフルな建物を盛んに撮影していたが、おさだはその理由を調べていなかったと明かしている。

シナモンロール初体験

朝食に選んだのは、広場脇のグリルスカ・フセットである。おさだはミートボールを食べたかったが、ランチ提供は11時からと言われ、いったん隣のカフェに入った。

コーヒーは45クローナで、おさだの換算では600円弱。スウェーデンではシナモンロールが有名だと聞いていたので、それも注文した。出てきたシナモンロールはスマートフォンと並べても大きく、ナイフとフォークで食べるスタイルだった。おさだはそもそも甘いものをあまり食べず、シナモンロールを食べるのは人生で初めてだったという。感想は、シナモンの香りが強く、甘く、サクサクした食感で、思ったより量が多い、というものだった。

アイアンボーイ像と「ヤマピー」、ピンクの大聖堂と宮殿

近くの狭いスペースには人だかりができていた。お目当ては小さな像「アイアンボーイ」で、頭を撫でると良いことが起きると言われているという。ここでおさだは中国から来た旅行者たちに声をかけられ、一緒に写真を撮った。動画冒頭に置かれた場面はこのやり取りで、おさだは「ストックホルムでもヤマピーだと間違えられました」と紹介している。おさだは像を「ちっちゃくて頼りない」とからかい、「こいつより俺の方が人気」と冗談を言っていた。

すぐ近くには大聖堂があり、外壁がピンク色なのは珍しいとおさだは述べている。その前にあるのがストックホルムの宮殿で、制服姿の衛兵が警備していた。大砲や、スウェーデン国旗の意匠も見られる。宮殿内部のミュージアムはチケットが必要なようで、おさだは中には入らなかった。旧市街の主な観光スポットは、この一帯にまとまっているという。

粘って食べた北欧名物ミートボール

11時になり、おさだはグリルスカ・フセットに戻ってミートボールを注文した。驚いた点として、コーヒーや紅茶が料金に含まれていること、サラダや水を自由に取れることを挙げている。さらに、その日の注文番号が1番だったことも喜んでいた。

ミートボールについては「めっちゃうまいハンバーグ」と表現している。付け合わせはおさだが大好物だというポテト料理で、ほかに赤いフルーツのソースが添えられていた。おさだはこれを酸味のあるフルーツで、ミートボールと一緒に食べるものだろうと推測し、「郷に入っては郷に従え」と一緒に口に運んでいる。値段については、後の場面で2,400円くらいだったと振り返っている。

ユールゴーデン島とスカンセン

旧市街から海沿いを約30分歩いて、ユールゴーデン島に渡った。海沿いには船が並び、クルーズツアーの申し込み所も多くあったので、興味がある人は調べてみるとよいとおさだは勧めている。島内の人気レストランを覗いたが、自分が入れる雰囲気ではなかったと引き返した。おさだは普段1日に約7km、1万歩ほど歩くと体調が良いと話している。

おさだの下調べによれば、この島には博物館や美術館が集まっており、世界最古の野外博物館もある。それがスカンセンで、1891年開園、伝統的な建物・文化・自然・動物を一度に見られる場所だという。ただ入場料は285クローナ、おさだの換算で約4,400円と高く、ほかにも博物館がたくさんあるという理由で入場は見送った。

ヴァーサ号博物館:初日に沈んだ「最強戦艦」

おさだが最も訪れたかったのがヴァーサ号博物館である。入場料は230クローナで、おさだの換算では3,500〜3,600円ほど。展示の中心は17世紀の戦艦ヴァーサ号で、世界で唯一ほぼ完全な形で残っている17世紀の大型船だという。おさだが読み上げた数値では全長69m、高さ52m。広い博物館のほぼすべてを、この1隻が占めている。

おさだは船の大きさに圧倒され、上の階からも下の階からも眺めた。すべて木で造られていることに触れ、近くで見ると少し怖いほどだと話している。錨も単体で相当な大きさがあり、全体像をつかむには上から見る必要があるという。この博物館は「見た方がいい」とはっきり勧めている。

おさだが紹介したヴァーサ号の由来は次の通りである。この船は最強の軍艦として建造されたが、出航初日に転覆して沈没した。おさだは「最弱じゃねえか」と突っ込みを入れている。

博物館を出た後、芝生の上で日を浴びながら食事をする人たちを見て、おさだは「絶対幸せだよね」とつぶやいた。旅のテーマである幸福について、はっきり言葉にしたのはこの場面くらいである。

エステルマルム・フードホールのサーモンパン

次に、約20分歩いてエステルマルム・フードホールを訪れた。館内には27の飲食店が入っている。おさだはとにかくサーモンが食べたかったので、チーズやハムの店、ジェラート店、エビやザリガニを並べた魚介店を見て回った。かしこまった店ではなく、さっと食べられる店を探していたという。

選んだのは、最初に気になっていた店のスモークサーモンのオープンサンドである。パンの上にサーモン、卵、イクラのようなもの、アスパラガスのようなものが載っていた。値段は205クローナで、おさだの換算では約3,200円。おさだは視聴者に値段を予想させたうえで答えを明かし、高さに驚いていた。

夕日の丘と、即興で選んだイタリアン

夕食の前に、ホテル近くのストックホルムを一望できる丘に立ち寄った。夕日を見るならここ、と言われている場所で、多くの人がパーティーのように集まっていた。ただ、この日は曇っていて夕日は見られなかった。丘からは、日中に訪れたガムラスタンの尖塔群も見えた。

ホテル前の通りには飲食店が多く、おさだは「即興で店を決めてみた」という企画を始めた。マドリードの名を冠したスペイン料理店や、無国籍料理の店などを見て回った末、「今回泊まったホテルの記念」として、ホテルのすぐ近くにあるイタリア料理店を選んだ。店名はおさだによれば「GAAZZA(ガザー)」である。

メニューは翻訳しないと読めなかったが、その中にイタリア旅行ではまったカチョ・エ・ペペを見つけて注文した。軽いものを食べたいと言っていたのに重いものを頼んでしまった、と本人も認めている。おさだの説明では、カチョ・エ・ペペはチーズと胡椒だけの料理で見た目が地味なため、運ばれてきたときにはがっかりするが、食べると印象が一気に上がる。その落差の大きさから、おさだはこれを「上げ幅パスタ」と呼んでいる。この店でも「めちゃくちゃうまい」と満足していた。

店員はおさだにおすすめの観光スポットや店をメモに書いて渡してくれ、おさだは「とっても優しかった」と話している。ストックホルム1日目はここで終わり、次回もスウェーデンを回る動画を撮ると予告して締めくくられた。「スウェーデンで幸せになれるのか」という冒頭の問いに、この回ではっきりした答えは示されていない。