ハマス奇襲から3年、追悼の場で噴き出したネタニヤフ政権への怒り

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概要

イスラム組織ハマスによる奇襲攻撃から3年となった10月7日、イスラエル各地で犠牲者を悼む行事が開かれた。この映像リポートは、追悼の場が同時に、奇襲を防げなかったネタニヤフ政権の責任を問う場にもなっていることを伝えている。

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テルアビブに鳴り響いたサイレンと「政府は退陣せよ」

10月7日、テルアビブでは犠牲者を悼むサイレンが鳴り響いた。街頭には、犠牲者の顔写真を載せたパネルとピンク色の横断幕を掲げる人々が集まった。横断幕にはヘブライ語で「10月7日政府は退陣せよ」と書かれていた。

テルアビブの海岸では、黒いシートの上に白い人型のシルエットが整然と、何列にもわたって敷き詰められた。ここにもヘブライ語で「失敗の代償 死者1163人、人質251人」というメッセージが添えられていた。

リポートによると、「10月7日政府」とは2023年10月7日のハマスの奇襲を防げなかったネタニヤフ政権を指す。1163人はその日に命を落とした人の数、251人はガザ地区へ拉致された人質の数を示している。リポートは、3年が経った今もイスラエル国内では政府の責任を問う声が広がっていると伝えている。

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政府主催の追悼式典で遺族が首相に抗議

イスラエル政府は10月5日に追悼式典を開いた。ネタニヤフ首相は演説で、自身と妻サラは大きな痛みを抱えながら国民とともに立っていると述べ、戦い続ける必要性にも言及した。

その演説の最中、ハマスの奇襲で息子を亡くした父親が「あなたは私の息子を守らなかった」とヘブライ語で首相に怒りをぶつけ、会場を後にした。政府主催の追悼の場でも、遺族の怒りが表に出た形である。

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音楽祭会場レイムで起きたこと

リポートは3年前の事件も振り返っている。2023年10月7日、イスラエル南部のレイムで野外音楽フェスティバルが開かれ、およそ3000人の若者が参加していた。そこをハマスが奇襲した。パニックになって逃げ惑う参加者に、自動小銃やロケット弾による無差別の攻撃が加えられた。この攻撃でおよそ360人が殺害され、多くの人がガザ地区へ連れ去られた。

イスラエルは奇襲からほどなくしてガザ地区への反撃を開始した。リポートは、この日を境にイスラエルとハマスが大規模な軍事衝突へ発展したと説明している。

3年後の現在、音楽祭の会場跡には犠牲者たちの写真とプロフィールを記したパネルが並ぶ。夕方から始まった追悼行事で、集まった遺族や友人は黙祷を捧げて犠牲者を悼んだ。音楽の演奏が始まると、涙ぐむ人の姿もあった。

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ガザの犠牲と、攻撃を続ける政権の姿勢

一方、3年間の戦闘によるガザ地区の死者は7万4250人にのぼるとリポートは伝える。多くの建物が崩壊し、瓦礫の下に埋まるなどして、9500人の行方がいまも分かっていない。

こうした状況でも、ネタニヤフ首相は奇襲に関与したハマスの戦闘員を追跡し、攻撃し続ける姿勢を崩していない。リポートはこの点を伝えて結ばれている。国内で政権の責任を問う声が強まるなか、政権が強硬な方針をどこまで続けるのかは見通せていない。