生理前の食欲から産後の運動時間まで:竹脇まりなが視聴者の体の悩み9件に答える

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概要

フィットネスインストラクターの竹脇まりなが、Instagramで募集した視聴者の健康の悩みに答えた回である。寄せられた相談は食事、運動、睡眠、メンタル、時間の使い方、子育てまで幅広い。竹脇はどの相談に対しても、意思の強さを責めるのではなく、体の仕組みや生活環境を理解して行動を少し変えることを勧めている。以下、相談の順に回答を整理する。

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生理前の食べすぎは「悩むくらいなら食べる」

最初の相談は「生理前に爆食してしまう」というものだ。竹脇は、これは女性の多くに共通する悩みで、自分もまったく同じだと話す。竹脇の場合は生理中よりも生理前が強く、サーティワンのラブポーションが大好きで、生理前には「必ず食べる」と決めて毎月を迎えているという。竹脇の見解は「悩むくらいなら食べてしまえ」である。我慢そのものがストレスになってはいけないし、体の仕組みから見ても生理前に食べることは問題ない、というのが理由だ。

竹脇は根拠として女性ホルモンの働きを説明する。女性には、女性らしい体つきや肌のハリ・ツヤ、メンタルの安定に関わるエストロゲンと、妊娠の準備をするプロゲステロンがある。生理前はプロゲステロンが上がり、眠気、食欲の増加、肌荒れ、むくみが起こりやすい。妊娠に備えて体が水分を溜め込もうとするため、むくみで体重も増えやすくなる。

一方で竹脇は、この時期を前向きに捉える材料として、プロゲステロンが上がっている生理前は基礎代謝も上がっており、普段より100〜300kcalほど多くなっている状態だと説明する。だから少し食べても問題はなく、生理中に「太った」と感じる体重増加の多くは水分によるものだという。ただし、ラブポーションを毎日ファミリーカップで食べれば摂取カロリーが大きく太る。少し食べるのはよいが、食べすぎはよくないという線引きである。

食べすぎの予防策として竹脇が挙げるのは、タンパク質とマグネシウムだ。タンパク質は食欲を抑える効果があり、この時期は特に豆腐を勧める。大豆のイソフラボンがエストロゲンに近い働きをすると言われているためだ。また生理前に甘いものが欲しくなるのはマグネシウム不足が起きているからだとして、マグネシウムが豊富な豆腐、海藻類、ナッツ類を摂ることを勧めた。竹脇自身は生理前、ラブポーション1個をご褒美にしつつ、食べすぎ対策として「豆腐・海藻・ナッツのサラダ」を食べているという。

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つまみ食いは「心の弱さ」ではなく環境の問題

2つ目は「家にいるとつまみ食いをしてしまう。この弱い心をどうしたらいいか」という相談である。竹脇は、心が弱いからではなく環境の問題だと断言する。そのうえで、つまみ食いの原因を「嘘の食欲」と「本当の食欲」の2つに分け、どちらなのかによって対処が違うと説明した。

嘘の食欲とは、お腹は空いていないのに、コンビニのスイーツコーナーや新商品を見て食べたくなり、買ってきたら食べるしかなくなる、という外部要因による食欲だ。これへの対処は「見ない、買わない」である。目の前に食べ物があれば人間は食べたくなるもので、意思の強さの問題ではないと竹脇は言う。だからお菓子の買いだめをやめる。竹脇自身もハーゲンダッツの6個入りが大好きだというが、大袋やファミリーパックを買っておく習慣がつくと食べる習慣もついてしまうため、大容量のお菓子やジャンクな食べ物はなるべく家に置かず、置くなら視界に入らない場所に「封印」することを勧める。

竹脇が以前実践していたのは「チロルチョコ・マイルール」だ。チョコが大好きなのでチロルチョコは食べてよいことにするが、買いだめはせず、食べたくなったらその都度コンビニへ買いに行く。すると多くの場合は面倒になって買いに行かず、行ったとしても歩いた分だけ消費している。竹脇にとってこの方法は「効果絶大」だったという。

本当の食欲は、栄養不足から生じるものだと竹脇は説明する。栄養が満ちていれば体はそれ以上欲しがらないはずで、何か食べずにいられない状態なら、栄養の偏りや不足がある可能性が高いという。ここでもタンパク質とマグネシウムが挙がるが、竹脇がさらに強調するのは血糖値である。血糖値が急に上がる食事をすると急降下し、下がったときに体が危機感を覚えて栄養を取ろうとするため、またつまみたくなるというループに入る。これを防ぐには食物繊維が重要で、食事にきのこを一品加える、主食をもち麦入りの白米にするといった工夫を勧めた。竹脇は冷蔵庫にめかぶやもずくを常備していて、空腹で我慢できなくなったら飲むように食べるという。これで食物繊維が入り、その後の食べすぎや血糖値の急変動も抑えられると話す。

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減った体重を維持するには筋肉量と日常の活動量

3つ目は「減った体重を維持するのが難しい」という相談だ。竹脇は、ダイエットに成功した人の「超あるある」だとしたうえで、維持は体の仕組みとしても難しいと説明する。体には現状を保とうとするホメオスタシスという性質があり、急激に体重を落とすと元に戻ろうとする力が働きやすい。

そのため大原則として、急激に落としすぎないことが前提になる。一般的には1か月の減量を体重の5%以内に収めると落ち続けやすいと言われているとして、竹脇は体重60kgの人なら月3kgが最大のペースだと例示した。このペースならホメオスタシスが働きにくく、リバウンドもしにくいという。

減った体重をキープするためにやることは、大きく2つだと竹脇は言う。1つは筋肉量を落とさないこと。脂肪より筋肉の方が重いため、相当特殊なトレーニングをしない限り、体重が落ちたなら筋肉も少なからず落ちている。つまり基礎代謝も下がっている。その状態で元の食事量や生活に戻せば体重も戻ってしまうため、短時間でもよいので筋トレを取り入れる必要がある。竹脇は、チャンネルにあるHIITのような短時間の筋力トレーニングを例に挙げた。

もう1つは日常生活の活動量を保つ、できれば増やすことだ。ダイエットに成功した人には、宅トレやジムでの運動と食事管理で痩せたものの、普段はデスクに座りっぱなしという人が多いと竹脇は指摘する。座りっぱなしの時間に少し立つ、駅で階段を使う、一駅分歩くといった工夫で1日の総消費カロリーを上げる。痩せた後もそこまで続けなければならないのかと思うかもしれないが、年齢を重ねれば誰でも代謝は下がるため、何かしら追加で動くことは「全人類の必須事項」だと竹脇は話す。

あえて付け加えるなら食事の確認もある、と竹脇は言う。ダイエットの基本は摂取カロリーと消費カロリーのバランスであり、消費を上げても食べる量が多ければ戻ってしまう。極端に少なすぎないか、逆に食べすぎていないかを、アプリなどで定期的に確認することを勧めた。

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4分の運動で満足してしまう人へ:時間はそのままで負荷を上げる

4つ目は「4分の運動だけして満足して寝てしまう」という相談だ。竹脇の最初の反応は称賛だった。文面からすると4分の運動が続いているようで、それは素晴らしいことだという。運動や健康管理では0と1はまったく違い、0から一歩踏み出して続けていること自体が大きなハードルを越えている。多くの人はその一歩目や継続の段階で止まってしまう、と竹脇は説明する。

そのうえで、もっとやりたいのに疲れて寝てしまうことに罪悪感があるのだろうと推測し、時間を変えずに運動量を上げる方法を提案した。仕事で疲れている人に40分やれと言っても無理だろうから、4分は変えずに負荷を上げればよいという考え方である。

具体的には、自重の筋トレならペットボトルを持つ、歩いているなら早歩きにする、といった方法がある。もう1つは可動域を広げることで、動きを大きくすると重力がかかる範囲が増え、使う筋肉と負荷量が上がる。スクワットをいつもより深くする、腕の動きを大きくするといった工夫だ。重さ、速さ、可動域のどれかを変えれば、同じ4分間でも内容が変わる。竹脇は、こうしてステップをつけていくと「昨日よりできた」と感じられるという利点も挙げた。

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すぐに結果を求めてしまう人は「過程」を記録する

5つ目は「結果をすぐ求めてしまい、数字など目に見える実感がないと続かない」という相談だ。竹脇は、体づくりは「地道が近道」であり、すぐに結果が見えるものではないと話す。ただ、裏返せばそれはきちんと積み上がっているということでもある。竹脇自身は、健康の分野で即効性のあるものはなかなかないため、短期的に結果が出るものには自分の中で赤信号や黄色信号を出すようにしているという。特に体重の日々の増減に一喜一憂して1kg増えたからやる気がなくなる、といった状態にならないよう、目先の結果にとらわれないことが健康への第一歩だと考えている。

とはいえ、目に見えないとモチベーションが保てないという人には、日々続けていることを記録するよう勧める。日記やカレンダーに、運動ができた日はチェックをつける。竹脇のチャンネルのコメント欄に「何月何日、この動画できた」と日記のように書き込む視聴者や、記録用のSNSアカウントで毎日投稿している視聴者もいるとして、そうした使い方も挙げた。結果ではなく自分が積み上げてきた記録を見ることで自然と自信が湧き、小さな一歩でも毎日やれていることが可視化される。だから結果を求める人ほど過程を記録するとよい、というのが竹脇の答えである。

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睡眠不足の自覚があるなら「黄色信号」

6つ目は「睡眠が取れていない気がする」という相談だ。竹脇の答えは「有無を言わさず寝てください」である。竹脇によれば、日本人の多くは睡眠について自覚症状がないまま質のよい睡眠が取れていない。そのなかで自覚があるということは相当疲れている可能性があり、黄色信号、もう少しで赤信号だとして、すぐに行動を変えるよう促した。さらに竹脇は、先進国のなかで30〜50代の女性が最も眠れていない国は日本だと紹介し、自分では眠れていると思っている視聴者も意識を向けるべきだと話した。

睡眠不足のサインとして竹脇が挙げたのは、疲れが抜けにくいこと、そして食欲の増加である。睡眠不足だけで食欲が25%上がるという話もあるといい、しかもそのとき欲しくなるのはラーメンやハンバーガー、フライドポテトのような高炭水化物・高脂質のものだという。さらに睡眠不足では代謝が下がる。夜に分泌される成長ホルモンが十分に出なければダイエットもうまくいかず、燃焼も進まないと竹脇は説明する。

対策として竹脇が挙げたのは2つである。1つは7時間睡眠を確保するスケジュールを立て、就寝時刻と起床時刻を決めること。ただし、赤ちゃんのいる家庭や夜勤、CAなど特殊な環境の人には難しく、自身も難しかったとして、そうした人は別だと断っている。

もう1つは、寝る前の光の制限だ。竹脇のチャンネルでは睡眠に関する情報を睡眠専門家の小林先生に監修してもらっており、教わったことのなかで最もすぐできると感じたのがこれだったという。夜は早めに部屋を暗めにし、蛍光灯のような白い光ではなくオレンジ系の柔らかい光にして明るさも落とし、寝る前には間接照明程度にする。竹脇自身は夜7時か8時以降、トイレの電気をあまりつけないようにしているという(本人は自己責任でやっていることで、真似を勧める意味ではないと断っている)。寝る前のスマホを控え、ナイトモードを使うことも勧めた。睡眠は全員に平等に与えられたリカバリー時間であり、人生の土台だというのが竹脇の言葉である。

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顔も洗えないほど疲れるなら、心の疲れも体の疲れも「体を癒す」

7つ目は「夜疲れて、頻繁に顔も洗わずに寝てしまう」という相談だ。竹脇は、顔を洗わないことよりも、顔も洗えないほど疲れる日中の生活に改善の余地があると見る。

竹脇は疲れを精神的な疲れと肉体的な疲れに分ける。精神的な疲れは人間関係や仕事での立場などのストレスによるもの。肉体的な疲れには、日中に動きすぎてエネルギーが足りなくなるパターンに加え、「動かなすぎ」による疲れがあり、現代人にはこちらが非常に多いと竹脇は考えている。一日中パソコン作業をすると疲れるのは、同じ姿勢で血流が滞り、呼吸で取り込んだ酸素や栄養が脳や筋肉に行き渡らなくなるからだという。長時間のフライトが動いているより疲れるのも同じ理由だと例を挙げた。

まず何で疲れているのかを考えるのが第一歩で、そのうえでの対処はどちらも「体を癒す」ことだという。心が疲れたときは運動で体の巡りをよくする。竹脇は、フィットネストレーナーだから言うのではなく、運動で血流が上がり、いわゆる幸せホルモンが出てメンタルが前向きになることは多くの研究で分かっていると述べた。

体の疲れの場合は種類で分ける。動きすぎて疲れているならヨガやストレッチでリラックスさせる。動かなすぎて疲れているなら、1日5分や10分、小刻みでもよいので、有酸素運動など心拍数が上がる動きをする。デスクワークならトイレや会議の合間に立つだけでも、座っている以上のことをすれば十分だという。竹脇は、胸を開いて肩甲骨を回す動きも巡りをよくする方法として勧めた。

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産後のお腹のたるみは「運動」より姿勢改善

8つ目は、産後半年の視聴者からの「お腹のたるみを改善したいが、寝不足で運動する気になれない」という相談だ。竹脇自身も悩んだことであり、多くの母親に共通する悩みだという。竹脇は、たるみに対していわゆる運動をする必要はなく、必要なのは姿勢改善だと答えた。

産後に特に下腹がたるむ主な原因は、インナーマッスル、専門用語でいうインナーユニットの筋力低下だと竹脇は説明する。インナーマッスルというと腹部や体幹のイメージがあるが、厳密には4つの筋肉でできており、体の中に裏返したペットボトルのような形で収まっているという。胴回りを後ろからコルセットのように包む腹横筋、呼吸をつかさどる横隔膜(焼肉でいうハラミ)、背中側で背骨を支える多裂筋、そして股の部分にハンモックのようにかかる骨盤底筋である。インナーマッスルは腹側だけでなく、360度にわたって存在するというのが竹脇の説明だ。

産後にこれらが衰えると、尿漏れや姿勢の悪化、猫背につながり、猫背になるとお腹もたるむという悪循環に入る。だから運動というよりも、インナーマッスルによる姿勢改善を優先すべきだという。具体的なトレーニングとして竹脇が挙げたのはデッドバグで、手足を対にして動かすこの動きは、横隔膜、腹横筋、多裂筋などを網羅的に鍛えられるという。休憩を挟みながら3〜5分程度でもよいとし、チャンネルの産後向け再生リストも紹介した。

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運動時間が取れない母親へ:「ながら」と「隙間」を極める

最後は「子どもと一緒に寝落ちすることが多く、運動時間を確保できない」という相談だ。竹脇は自分もまったく同じだと共感し、特に出産直後は運動どころではないと話す。母親になって3年という竹脇がたどり着いた答えは、「隙間」と「ながら」を極めることだった。

母親になって時間の使い方が大きく変わり、以前のように1時間を自分のための運動に使うことは非常に難しくなったという。そこで竹脇は、朝に顔を洗ったら小顔体操も一緒にやる、歯磨きをしながら腰を回すなど、何か1つのことだけに集中する時間はほぼなくなり、常に複数のことを同時進行している。ポイントは、新しく取り入れたい習慣を、普段必ずやっていることにくっつけることだ。新しく時間を作ろうとするのは母親にはとても難しいので、それはいったん置き、今ある生活に何を上乗せできるかを工夫して考えるべきだと竹脇は言う。

これは運動以外にも当てはまる。仕事柄学び続けたいと考えている竹脇は、毎日の勉強時間を確保するために、家事をしながらリスニングで学習している。掃除機をかける間はこれを聞く、と決めておけば、セットになって続けやすいという。

もう1つの「隙間」については、ぽっとできた空き時間に何をするかが非常に大事だと竹脇は話す。目的もなくSNSを流し見して時間を溶かすと、もったいないことをしたと感じる。ストレス発散やリフレッシュとして意思を持って選んだのならよいが、そうでないなら、隙間ができたらやることを事前に決めておくべきだという。竹脇自身、保育園のお迎えまでに時間が空いたら散歩をし、散歩しながらリスニング学習をするなど、意思を持って隙間時間を使うようにしている。

さらに竹脇は、日常生活の活動量による消費カロリーは決して侮れないと付け加える。筋トレだけが運動ではなく、家事も保育園のお迎えも、座っている以上のことはすべてカロリー消費になっている。竹脇自身もHIITや筋トレができない日は普通にあるが、仕組みを理解しているからこそ、時間があれば少し歩く、あえて遠いスーパーに行くなどして活動量を上げている。「ながら」と「隙間」を極め、意思のある時間の使い方をして、運動のハードルを下げることが大切だと竹脇は話した。

竹脇は「地道が近道」であり「地道が正義」だとして、自分のペースで続けようと呼びかけ、今後も視聴者の悩みに答えていく考えを示して回を締めくくった。