月野ももが持ち込んだ「えぐい」コラボ芸5本に、や団はどこまで乗ったのか

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概要

捨て猫メンバーの月野ももが、初めて一人で企画に挑んだ回である。表向きは「売れたい女性タレントが、芸人と一緒にやりたいコラボ芸を持ち込む」オーディションだ。実際には、その中身がすべて月野自身の考えた際どい企画だったら芸人はどうするのか、を見る軽いドッキリになっている。ターゲットはキングオブコント決勝を目前に控えたや団の3人。エグすぎれば断るだろうと見込んだ月野は、チキンレースのつもりで提案を重ねる。ところが、や団が予想外に乗ってきたことで、月野のほうが追い込まれていく。

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発端は前回の「ニャンちゅうのモノマネで脇を嗅がせる」案

きっかけは、前回の捨て猫企画「ギリギリやれますチキンレース」にある。「ギリギリやれるもの」を持ってくるよう求められ、弱いと判断されたら本当にやらされるというルールだった。そこで月野が出したのが「ニャンちゅうのモノマネをしながら脇の匂いを嗅がせる」という案である。収録後、スタッフの間で「あれは何だったのか」と話題になった。

月野本人も「自分でもよくわかってない」と言う。説明によれば、ギリギリできることではあるが、本当にやりたくないものを詰め込んだ案だったという。前回は実行を免れた。そこでスタッフは、芸人を巻き込んだらどうなるかを試すことにした。今回は「芸人コラボ芸トライアウト」という個別オーディションの形式をとり、合否によっては月野だけが落とされる可能性もあると伝えられている。や団の本間キッドとロングサイズ伊藤は新婚なので「絶対にやりたくない」はずだ、という読みもスタッフ側にはあった。

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月野が用意した5つの提案

月野がスタッフの依頼で用意した企画は次の5つだった。

  • 縄跳び共同作業。失敗したら即、月野の脇で測った体温計を舐める
  • システマ悪口。どんな悪口を言われてもニコニコ返す
  • ニャンちゅうのモノマネをしながら脇の匂いを嗅がせる
  • 照れたらタバスコ本気告白ゲーム
  • 亀甲縛りをしながらゲーム(当日の朝に思いついたもの)

システマ悪口は、前回出演者が受けた悪口企画の「発展系」だとスタッフに指摘されている。告白ゲームについて月野は「私は照れない」と言い切った。亀甲縛りについては、ペットボトルを縛って遊んでいたことがあるので、人にやったことはないが縛り方は分かると説明した。その上で、や団の誰かと自分の2人が亀甲縛りをされてゲームをする構想を語っている。

や団には「NOBROCK TVの企画で、売れたい女の子がや団とやりたいことを持ってくる」としか伝えていない。

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オーディションのルールとや団の構え

本番では、進行役が「どうしても売れたい女性タレントが、や団と一緒にやりたいコラボを5つ持ってくる」と説明した。内容を聞いてやりたくないと思えば、や団は2回までパスできる。お互いがウィンウィンになるコラボ芸を誕生させよう、という建て付けである。

や団は意気込みを聞かれ、「売れたいのはこっちも同じ。一緒にウィンウィンで売れましょう」と前向きに応じた。ところが月野が登場すると、3人とも男子校出身で綺麗な女性が苦手かもしれないと言い出し、口数が一気に減った。

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1つ目:縄跳びと「脇で測った体温計」はパス

最初の提案は縄跳びの共同作業だった。大縄跳びのように一緒に跳び、失敗したら月野が脇に挟んで測っていた体温計をすぐ舐める。月野は脇汗がすごいことを自ら説明し、「でも舐めてほしいんです」と押した。や団からは疑問が相次いだ。縄跳びは要るのか、なぜ体温計なのか、白Tシャツで撮るといかがわしく見えてしまう、むしろ売れなくなるのではないか、という指摘である。

月野は狙いをこう説明した。自分の脇には多くのファンがついているので、それをキャラにしたい。バラエティ番組で共演した明石家さんまに「コラボ芸があるらしいな」と振られ、舐めて「美味しい」と言う流れを想定している、と。や団は「美味しいはやばい」「舐めた後に求められるのはこっち(芸人)のほうだ」と、自分たちが背負うリスクの大きさを口にした。

判定は一度パスになった。理由として、子どもが生まれたばかりのメンバーがいるので、汗を舐めて具合が悪くなったら大変だと挙げている。月野はさらに食い下がり、結婚していない中嶋享に脇を見て決めてほしいと求めた。自分から見せるより「見せろ」と言われたほうが見せやすいとして、声の大きい本間に煽ってもらう段取りまで提案した。本間が「脇見せろ、もっと見せろ」と叫び続け、月野はようやく脇を見せた。それでも最終判定はパスだった。や団は「90年代のテレビなら舐めていたかもしれないが、今は令和なので厳しい」と述べている。5つのうち1つくらいパスしても仕方ない、という判断でもあった。

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2つ目:ニャンちゅうのモノマネと脇の匂いは「舐めるよりマシ」で実行

次は、前回も持ってきた「ニャンちゅうのモノマネをしながら脇の匂いを嗅がせる」だった。月野は、ニャンちゅうのモノマネが得意だがモノマネだけでは売れないと考え、もう一要素加えたと説明する。や団は、芸人のほうから嗅ぎに行くとアウトになるので、月野から嗅がせに来てほしいと条件をつけた。後ろから寄り添うブルゾンちえみwith Bのような形なら成立するかもしれない、と構図を探り始める。

判定は「やります」。理由は「舐めるよりマシ」で、ブルゾンちえみwith Bのような絵が見えたからだという。月野も「今見えました」と言い、「見えた上で持ってきてくれよ」と突っ込まれた。

実演では、月野がニャンちゅうの口調で自己紹介をしながら脇の匂いを嗅がせた。や団の衣装も相まって、メンバーの一人は「AVの撮影現場に見える」と漏らしている。匂いの感想を求められ、何とか答えて終了した。ところが手応えは「ゼロ」。や団は、せめて脇を出すなら月野がもっと自信を持ってやらないと、自分たちが本当にやばい人に見えると訴えた。月野が「嗅ぎに来いにゃん」と誘っておきながら直後に「キャー」と悲鳴を上げる場面もあった。これには「それをやられると悪いのは男になる」と抗議が出ている。一方で、誘っておいて裏切る流れに可能性を感じる、や団のコントでは裏切りが大事だ、という声も出た。や団側は「そんなまとめ方はやめてくれ」と拒んでいる。

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3つ目:照れたらタバスコの本気告白ゲーム

3つ目でようやく脇から離れ、や団は好感を示した。お互いに本気で告白し合い、照れたほうがタバスコを舐めるルールである。月野が「脇にタバスコをつけますか」と言いかけると、「1回脇から離れなさい」と止められた。

判定は「やります」。演技力があるという理由でロングサイズ伊藤が相手に選ばれた。先に月野が告白したが、内容が意味の通らないものだったため、や団は「この人壊れてる」「全員最悪だと思ってる」と騒然となった。さらに月野は伊藤に「大人って好きって言わなくないですか」と聞き、伊藤は「言ってますよ、毎日は言わないけど」と答えている。

結局タバスコを舐めることになったのは月野だった。や団は「自分で考えた罰ゲームだから」「僕らは巻き込んでるわけじゃない」と念を押し、少し舐めるだけでいいと譲った。辛さで汗をかいた月野の脇を確認すると本当にびっしょり濡れており、脇汗がすごいという月野の自己申告は事実だったことになる。

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4つ目:システマ悪口は中嶋が返り討ちに

4つ目はシステマ悪口である。や団3人が悪口を浴びせ、月野はシステマの技法で受け流して笑顔を保つ。タイトルの響きから、や団は面白くなりそうだと期待した。担当は中嶋に決まり、「攻める場所は明確だ」と送り出された。

中嶋は「さっきから脇脇言いやがって」「脇汗なんか舐めたくねえよ」と脇をネタに攻め立てた。途中で月野に、脇は臭かったかと確認する流れになる。月野は、香ったのは脇ではなく口、つまり中嶋の息だったと言い出した。匂いを聞かれて「ドブ」と答え、確認させられた中嶋も「ドブだ、くせえ」と認めてしまう。悪口に耐えるはずの企画で、中嶋のほうが「なんで俺が1番へこんでんだ」と落ち込む結果になった。

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5つ目:亀甲縛りゲームは、言い出した月野が拒否

最後の提案を前に、や団は、ここまでうまくいっていない、最後は4人で手応えのあるものを作ってバラエティに呼ばれたい、と月野に期待を託した。出てきたのは、その日の朝に目覚めた瞬間に思いつき、急いでマネージャーに送って採用されたという「亀甲縛りしながらゲーム」である。や団の1人と月野がそれぞれ亀甲縛りをされた状態で、しりとりのようなゲームをする。腕が動かず足が少し歩ける程度の状態になる、と月野は説明した。

や団は「誰もやってない、というか誰もやりたくない」と言いつつ、まず縛ってから決めることにした。最初に縛られたのは本間である。ところが用意されたロープが短すぎて使えなかった。今朝の案だったので伝達が間に合わなかったのでは、と推測が飛ぶ中、カメラや音声のケーブルで代用することになった。月野がケーブルで本間を縛ったが、本間は「結構苦しい」と訴えた。仕上がりも本来の形とは違っていた。

続いてロングが月野を縛ろうとすると、月野は急に不機嫌になってため息をつき、結局「やりたくない」と口にした。や団は「なんだよ、やりたくねえのかよ」と一斉に突っ込んだ。自分で考えて持ってきた企画であり、気分が変わったなら言ってくれればいいと前置きしていた分、拍子抜けした様子だった。この時点で企画は終了となった。

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ネタばらし:制作側が用意したのは枠組みだけ

最後に種明かしがあった。トライアウトという企画の枠組みは制作側が用意したが、提案の中身は1つもスタッフが作っていない。すべて月野が自分で考えて持ってきたものだった。見え方の悪い企画を持ち込まれたら芸人がどうするかを見る軽いドッキリだった、という説明である。

や団は、ここまで荒い企画ならスタッフの意図が入っていると思っていたので、何かあるのだろうと受け入れようとしていたと明かした。月野は「100%、こんなの絶対やらないだろうと思って持ってきた」と認めている。そのうえで、最終的に自分が縛られる直前になって嫌になった、と振り返った。

や団は、このままでは自分たちが無理やりやらせたように見えかねないとして、責任の所在をはっきりさせるよう求めた。月野に「全部自分で持ってきた企画で、や団に無理やりやらされたことはない」と改めて言わせ、全部背負ってくださいと念を押して締めくくっている。