木原官房長官、北朝鮮の弾道ミサイル発射と農林水産大臣のシャトルバス問題に答える(2026年10月13日午後会見)
テレ東BIZ ダイジェスト木原官房長官は2026年10月13日午後の定例会見で、冒頭発言なしに記者の質問に答えた。質問は2つで、前日の北朝鮮による弾道ミサイル発射と、農林水産大臣が過去の衆院選で支持者をシャトルバスで無料送迎していたとされる問題である。
北朝鮮の弾道ミサイル発射:被害は確認されず、1発は変則軌道の可能性も分析中
NHKの森記者は、朝鮮中央通信が13日、ミサイル総局が前日に「重要な技術的な更新の成果」を確認するため戦術弾道ミサイルの発射実験を行ったと伝えたことを紹介した。防衛省も12日、北朝鮮から日本海に向けて少なくとも2発の弾道ミサイルが発射されたと発表している。森記者はこれを踏まえ、発射が相次ぐ背景の分析を含めた受け止めと、日本や周辺地域への影響について政府の認識を尋ねた。
木原長官は、北朝鮮が12日の9時台に内陸部から少なくとも2発の弾道ミサイルを発射し、北朝鮮付近や日本海に落下したと推定されると説明した。現時点で日本の領域や排他的経済水域への飛来は確認されておらず、被害報告も確認されていないという。9時36分頃に発射された1発については、変則軌道で飛翔した可能性も含めて防衛省が分析中だと述べた。
発射の意図や狙いについて、木原長官は日本政府の立場から確定的に答えることは控えるとした。そのうえで、今回の発射を含む北朝鮮のミサイル開発は日本と国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。また、こうした発射は関連する国連安保理決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題だと指摘した。
今後の対応として、木原長官は情報の収集・分析と警戒監視に全力を挙げると述べた。あわせて、米国や韓国をはじめとする国際社会と協力し、関連する安保理決議の完全な履行に向けた取り組みを進め、北朝鮮の弾道ミサイル計画の完全な廃棄を求めていくとした。
農林水産大臣の支持者送迎:公選法上の判断と進退への言及は避ける
共同通信の渡辺記者は、農林水産大臣の問題を取り上げた。渡辺記者によると、大臣は同日午前の衆院予算委員会で、過去の衆院選で支持者をシャトルバスで無料送迎していたとする一部報道を認めた。そのうえで、高齢の人が多く移動が負担になっていたこと、人道上の観点もあってバスを用意したことを挙げ、必要不可欠だったとして寄付には当たらないと説明したという。渡辺記者は、無料送迎が公職選挙法上問題ないのかという政府の認識と、野党から罷免要求や決議案への言及が相次ぐなかで引き続き職務を続けさせる考えかを尋ねた。
木原長官はまず、政治活動に関する事柄は各政治家が必要に応じて対応すべきものだとの考えを示した。予算委員会で大臣からシャトルバスについて説明があったことに触れ、今後も誠実に説明するのではないかと述べた。
個別の事案が公職選挙法の規定に該当するかどうかについては、個別の事実に即して判断されるべきだとし、政府として答えることは差し控えるとした。大臣の進退については、閣僚人事は総理が決めるものであり、自分が言うべきことではないと答えた。
会見はこの2問で終わった。北朝鮮のミサイルについては発射の詳細を防衛省が分析中であり、農林水産大臣の問題については、公選法上の評価も進退も、官房長官として判断を示さないまま会見は終了した。
よろしくお願いします。
はい、では午後の会見を始めます。冒頭の発言はありません。質問があれば受け付けます。どうぞ。
NHKの森です。よろしくお願いします。
お願いします。
北朝鮮によるミサイル発射について伺います。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は今日、ミサイル総局が昨日、重要な技術的な更新の成果を確認するために戦術弾道ミサイルの発射実験を実施したと伝えました。日本の防衛省も昨日、北朝鮮から日本海に向けて少なくとも2発の弾道ミサイルが発射されたと発表していますが、北朝鮮によるミサイル発射が相次いでいる背景についてどのように分析しているかも含め、受け止めを伺います。また、こうした相次ぐミサイル発射が日本やその周辺にどのような影響を与えるか、政府の認識を伺います。
北朝鮮ですが、12日9時台に北朝鮮内陸部から少なくとも2発の弾道ミサイルを発射し、北朝鮮東岸付近や日本海に落下したと推定されます。現時点で我が国領域や排他的経済水域への飛来は確認されておりません。詳細については、9時36分頃に発射されたものに関しては変則軌道で飛翔した可能性を含め、防衛省において分析中であります。現時点において被害報告等の情報は確認されておりません。
北朝鮮による発射の意図や狙いということですが、我が方から確定的にお答えすることは差し控えますが、今回の弾道ミサイルの発射を含め、北朝鮮による核・ミサイルの開発は、我が国及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できません。また、このような弾道ミサイルの発射は関連する安保理決議、国連の安保理決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題でもあります。
政府としては引き続き必要な情報の収集、分析及び警戒監視に全力を挙げていくとともに、米国及び韓国をはじめとする国際社会とも協力をしながら、関連する国連安保理決議の完全な履行に向けた取り組みを進め、北朝鮮の核・弾道ミサイル計画の完全な廃棄を求めてまいります。
はい、どうぞ。
はい。共同の渡辺です。簗農林水産大臣についてお尋ねします。
はい。
簗農相は午前の衆院予算委員会で、過去の衆院選で支持者をシャトルバスで無料送迎したとする一部報道を認めた上で、「お年を召された方も非常に多く、移動が負担になっていた。人道上の観点もあり、バスを用意した」と述べ、上不可欠だったとして寄附には当たらないと説明しました。シャトルバスの無料送迎は公選法上問題はないのか、政府の認識を教えてください。また、野党から簗農相の問責決議案への言及が相次いでいますが、引き続き続投させる考えを改めてお聞かせください。
はい。まず、政治活動に関する事柄につきましては、これはそれぞれの政治家が政治活動する上で必要に応じて対応すべきものであると考えます。本日の衆議院予算委員会において、簗農林水産大臣からご指摘のシャトルバスに係る説明がありましたけれども、引き続き誠実に説明をなさるのではないかと思っております。
なお、個別の事案が公職選挙法の規定に該当するか否かについては、これは個別の事実に即して判断されるべきものと考えており、政府としてお答えするということは差し控えます。また、ご質問については、閣僚の人事というのは、これは総理がお決めいただくものであります。私から申し上げるべきことではないというふうに考えます。
よろしいでしょうか。ありがとうございました。
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