裏アカをやめさせたいマネージャーと、開き直るアイドル:かもめんたる岩崎う大×矢野ななかの即興劇

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概要

NOBROCK TVの「超面倒くさい女」シリーズの一編である。即興劇(エチュード)を得意とする矢野ななかが、裏アカウントで過激な投稿を続ける「面倒くさいアイドル」を演じる。かもめんたるの岩崎う大がそのマネージャー役として、裏アカをやめさせられるかに挑む。設定上はマネージャーの方が正論を言える立場にあり、う大自身も「僕の方が有利」と認めていた。ところが実際には、矢野が次々に新しい事実を持ち出して話を広げ、交渉の主導権は何度も入れ替わっていく。

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企画の設定と、う大の立ち位置

冒頭、進行役は、別企画のメンバーオーディションで、う大と縁のある「原さん」が敗退したことを伝えた。う大は「落ちるべくして落ちた」と応じ、「もうちょっと人間性も」と付け加えて笑いを取っている。そのうえで進行役は、今回はまったく別の企画だと説明した。

企画名は「めんどくさいアイドル矢野ななかの裏アカやめさせチャレンジ」である。進行役によれば、アイドルが裏アカで問題のある投稿をすることは実際にたまにあり、その場合はマネージャーが注意してリスクを避けさせなければならない。う大は、これまでこのチャンネルでがっつりプレイヤーとして出たことはなかった気がすると話し、緊張も口にした。それでも「消しますよ」と強い意気込みを見せ、その重さを笑われている。

矢野への指示は、う大を困らせればよく、裏アカは「絶対にやめない」というものだった。やめる・やめないの決着がつかなくても、何らかのストーリーとして落ちがつけばよいとされた。決まっているのは、収録を終えたアイドルがマネージャーのもとへ戻ってくるという場面だけで、そこから先はすべて即興である。

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序盤:疲れたアイドルとして現れる

矢野が演じるアイドル「なち」は、「お疲れ様です」と言いながら収録帰りの様子で入ってくる。水を受け取り、「もう1本は無理かも」「自分の実力不足を感じて」と弱音を吐く。見ている側は、長く組んできたマネージャーとアイドルの関係だとすぐに読み取り、マネージャーの前でけなげに頑張るタイプのアイドルだと評した。

う大は「SNSやってるじゃん」と切り出す。なちはフォロワーを増やしたい、インスタのアルゴリズムが分からないと、あくまで表のアカウントの悩みとして答える。う大が「どっちのアカウントの話してる?」と探りを入れても、なちは「グループの公式みたいなのってありましたっけ」ととぼけてみせた。この受け答えには、周囲から「うまいな」という声が上がっている。

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裏アカの指摘と、あっさりした自白

う大は「ちな」という名前のアカウントを突きつけ、裏アカをやっているだろうと迫る。なちは最初「ドッキリですか」「私今敏感なんで」と否定した。そこでう大は投稿の中身を挙げる。番組のSDGs企画「みんなでつなぐ地球のバトン」の台本を上げて「だるすぎ」と書いたこと。「岩崎のハゲがまたクソ仕事を入れてきた」と書いたこと。

すると、なちは「そのアカウント私です」「よくわかりましたね」と、あっさり認めてしまう。否定を続けると思っていた見る側は、「まだそのムーブじゃない」と意表を突かれた。さらに、なちは「親しい友達しか見られないストーリーにしか書いていない」と話をずらし、怒られているという自覚がない様子を見せる。

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「裏アカは公私を分けられる証拠」という反論

う大は、全国のファンに応援されて人気者を目指しているアイドルが、裏でマネージャーの悪口を書いていることをどう思うのかと問いただした。ハゲと言われるのは構わないが、「クソ仕事」は問題だというのである。

なちの答えは「プライベートと仕事をちゃんと分けられる素敵な子だなって思います」だった。人に見られないように自分の言いたいことを書く場所を作っているのだから、隠しているだけで偉いという理屈である。う大が「心の中で思っとけ」と返すと、なちは「心の中でずっと悶々としていたら、私が死んだらどうします?」と大げさに切り返した。う大は「そこまで忙しくねえんだよ」とツッコむ。それでもなちは「キャパってそれぞれじゃないですか」と引かない。

う大は続けて、「ダーといる時だけが幸せ」「今日もオタクがキモかった」「うちのファン弱者男性しかいなくて草」といった投稿を読み上げ、こんなことをつぶやいて何が解消されるのか、リスクしかないと責めた。

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開き直りと責任転嫁の応酬

ここでなちは態度を一変させる。「うざい」と言い放ち、「アイドルが裏アカダメに決まってんじゃん、アイドルが彼氏ダメに決まってんじゃん、分かってて全部やってんの」とまくし立てた。見ていた側は「すげえアドリブ」「展開作るな」と反応している。

なちの言い分では、悪いのは仕事を取ってこないマネージャーである。ゴールデンのバラエティに出たいと言った直後に「バラエティやりたくない、アイドルなんで本業でもっと大きいステージに」と言い直し、衣装がペラペラだとも文句をつけた。グループの売上は自分で持っている、握手会は長いのに岩崎さんは横でおにぎりを食べて見ているだけ、とも言い募る。

う大はこれに正面から反論した。すぐ売れると信じていたのは自分も同じで、自分もあなたに裏切られたと言える。裏アカをやるような人間だということが笑顔や目ににじみ出ているから人気が出なかったのではないか。それを全部大人のせいにしている、かわいそうなアイドルだ、と。

なちは「あなたは私の心のSOSに気づいていましたか?」と返し、マネージャーとしての責任を問う。「言い方うま」と評されたこの一言に、う大も「そう思うよ」と一部を認めた。見る側は、ここまでは完全に互角だと見ている。

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「相談してくれればよかった」から1000万円の借金へ

う大は、嫌なことがあるなら裏アカに書かずに言ってほしいと持ちかける。なちが「恋愛オッケーにしてくれますか」「給料増やしてくれますか」と迫ると、う大は自分の一存では決められないとしつつ、裏アカを作る前に相談してくれればよかったと訴えた。

なちは「何話してもいいんですか」「聞いてくれるんですか」と念を押してから、借金があると打ち明ける。ホストに使った借金で、「ダー君」の正体はホストだったという。金額は1000万円。それまで責める側だったう大が、今度は助けを求められる側に回ることになった。

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プロデューサーとの関係と「寝た人メモ」

なちはさらに、先日収録した番組のプロデューサーと寝た、お金が欲しくて副業のようにやっていると告白する。今まで寝た人を全部メモに書いていて、その人がどの番組をやっているかも把握している、とまで言った。う大は「いつの時代生きてんだよ」とツッコみ、場は笑いに包まれた。

なちは「同情するなら金ですよね」と畳みかける。う大は「俺はお前を救いたいと思ってるよ」と言いつつ、借金は会社でなんとかするよう一緒に頑張っていこうと提案した。ここでもう大は、自分の一存では決められないという留保を付けている。なちはそれに食いつき、う大は「また朝向きのモードに入ってるでしょ」と警戒した。なちが一瞬素直な顔を見せると、う大は「今すごく可愛いよ」と言う。なちは「メロついちゃう」と応じ、見る側はこのやり取りを主導権争いだと表現した。

17:10

メンバーわかなとの交際疑惑と口止め料

なちは、グループは自分とゆな、わかなの3人組だという設定を持ち出し、推しは誰かと聞く。う大が「子供の中で1番を選べというのと同じ」とかわすと、なちは「わかなと付き合ってますもんね」と切り込んだ。

存在しなかった「わかな」というメンバーに、なちは次々と設定を足していく。歌割りが多い、歌が下手、ちょっと太っている。見る側は「ないキャラがここまで広がる」と驚いた。なちは、所属タレントに手を出しているマネージャーの方が自分の裏アカよりよほど問題だと攻め、「認めてくれたらアカウントを消しますよ」と取引を持ちかける。う大が否定しても「岩崎さんは嘘をつくとき顎を上げる」と言って追及を続けた。この時点でなちは会話を録画していると明かしている。

口止め料として、なちは3000万円を要求した。挙げた理由は、岩崎さんが自分たちに何もしてくれないこと、運営に何も伝えてくれないこと、そして47歳の男性が20歳前後の所属タレントと関係を持っていることである。父親と娘ほどの年齢差だと強い言葉で非難した。

21:05

1000万円の「返済」と、なちからの告白

う大は、口止め料ではなく、なちの借金1000万円をどうにかすることで手を打とうとする。一緒にどうにかすると言ったのだから、ここでゼロからスタートしようという論理だった。う大が1000万円を払うことを受け入れると、なちは「マジで払うんだね、受ける」と笑い、続けて「じゃあ付き合って」と言い出した。

う大は「お前が嫌いだよ」「怖いっていうか、かわいそうだよ」と返す。なちはそこを逃さず、「かわいそうなら慰めてもらっていいですか」「同情してるんですよね」と迫った。見ていた側は、う大が落ちそうだと面白がる。

なちは、心の穴が埋まらなければ明後日のライブで卒業宣言をしてもいい、そのときは岩崎さんも一緒にやめよう、と言う。逆に付き合ってくれればアイドルもバラエティも頑張れるし、彼氏に全部言えるから裏アカもやめる、と条件を示した。決め台詞は「岩崎さん、私の裏アカになってくれませんか?」で、見る側から歓声が上がった。

24:17

「好きだよ」の代償

迷った末に、う大は5秒のカウントダウンの中で手を握り、促されて「好きだよ」と口にする。見る側は「落ちた」と沸いた。

しかし、なちはすぐに条件を付け直す。わかなとは別れること。借金の1000万円は仕事とプライベートを分けて別扱いにすること。そのうえで、タレントと付き合っていること自体が問題なのだから口止め料も必要だと言い、さっきの「好き」という音声も取ってあると明かした。う大の「4000万とかなっちゃうよ」という言葉どおり、要求額は膨らんでいく。

う大は「嘘だよ、バカ」「好きじゃねえよ」「お前は悪魔だよ」と前言を撤回する。なちは泣き顔を見せたものの、すぐに「まあいいや、音声は取ってるんで」と切り替え、わかなに聞かせると言って、3000万円の支払いは変わらないと告げた。この音声を裏アカに上げようかとまで言い出す。

27:03

「殺さなかったことを糧に生きる」と最後の一言

う大は、そんなことをすればお前も引きずり込むと警告する。なちは「私も人生諦めてるんで」と動じない。追い詰められたう大は、「お前を殺したつもりで生きる」「あの時殺すこともできたけど殺さなかったというところだけで生き続ける」「牢屋に入らなくてよかった、だけでいける」と、奇妙な理屈を繰り返し始めた。なちに「何言ってるんですかずっと」と返され、場は笑いに包まれる。

最後になちは「1個言い忘れてたんですけど、わかな、ホストと付き合ってますよ」と言い残して退出する。う大の「嘘つくな」で劇は終わった。

28:15

終演後の振り返り

終演後、う大は本当にむかつきながらやっていて、殴りたかったと笑いながら振り返った。進行役は最後の場面を高く評価している。わかながホストと付き合っていると聞かされて初めて、う大が本気でキレたように見えたからだ。「そこに命かけてますからね」と、う大の役がわかなとの関係に相当な決断をしていたという読みを示した。

進行役はまた、NOBROCK TVではこれまで、う大が「原さん」とばかり絡んでいたため、今回はそのギャップが大きかったと話した。う大も「原さんのこと一度も思い出さなかった」と応じている。マネージャーが有利なはずだった設定は、矢野が次々と新しい事実を持ち込んだことで最後までひっくり返され続けた。裏アカは結局やめさせられないまま、劇は終わっている。