竹脇まりなの作り置き10品:タンパク質・緑黄色野菜・食物繊維を意識した1週間分を約1時間で作る

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概要

フィットネスインストラクターの竹脇まりなが、1週間分の作り置きを実際に作りながら解説する動画である。前回の作り置き動画には「作りながら聞き流せる」という反応が多かったため、今回も作り置きにかかる1時間ほどを視聴者と一緒に過ごす形式にしたという。作業を始める前に、竹脇さんは1時間のタイマーをかけた。

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今回の方針は、副菜を多めにすること、メインの肉は下処理と下味までにとどめること、前回はなかった汁物も用意することの3つだ。作り置きの「マイルール」として、タンパク質をとれること、緑黄色野菜を多めにした副菜を作ること、食物繊維も少し意識することを挙げている。

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買い物では「何でタンパク質をとるか」から考える

買い物は撮影の直前に済ませてある。主なタンパク源は鶏もも肉で、3パック、約1.5kgを買った。用途は鍋ストックとメインのおかずである。豚肉は肩ロースとバラ肉の2種類で、どちらも豚汁に使う。ほかにいつもの魚(サバ)、ツナ缶(シーチキン)、ちくわ、カニカマ、しらすといった魚介系も買っている。竹脇さんは、すり身や練り物も立派なタンパク源になると説明し、作り置きをするときは何でタンパク質をとるかを考えながら買い物をするとよいと勧める。

野菜は小松菜、豆苗、春菊。淡色野菜として長ねぎと大根も買った。食物繊維源としては、いつも使っているきのこ類を用意している。

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1品目:冷凍鍋ストック5食分

最初に作ったのは、1食分ずつ袋に入れて冷凍する鍋の具材セットである。夏に鍋かと思われるかもしれないが、竹脇さんは暑い時期もマーラータンが大好きでよく食べているという。暑くなると食欲が落ちるが、ピリ辛のマーラータンは食べやすい。また夏場はそばやうどん、そうめんなど冷たいものが増えて胃が冷えるので、ときどき辛い鍋で胃を温めたいという理由もある。味はマーラータンに限らず、何でもよいとしている。

具材は小松菜、春菊、長ねぎ、きのこ、鶏もも肉だ。春菊は鍋に入れるとおいしいので買ったという。鶏肉はドリップをふき取り、肉の重量の10%を目安に塩麹をもみ込む。今回は500gに対して約50gである。竹脇さんによれば、下味をつけてから冷凍すると、鍋で煮込んだときに肉が柔らかくなり、味もつく。麹などの発酵食品は腸活にもよいとも話していた。

詰め方にはコツがある。アイラップを5枚広げ、きのこと野菜を入れる。その上に肉を重ならないように並べ、さらに野菜をかぶせて、肉を野菜で挟む形にする。こうすると火が通りやすいと竹脇さんは言う。このストックを使うのは急いでいるときなので、肉がくっついて固まっていると嫌なのだそうだ。最後に空気を抜いて口を閉じ、自宅でよく使う丸い鍋の形に合わせて丸く整えて冷凍する。

肉の量は1食100gを目安にしている。竹脇さんの説明では、肉100gでタンパク質を約20gとれる。体重60kgの人なら1日に最低60g程度のタンパク質が必要なので、1食20gとれれば合格ラインだという。5食分作るから500g買う、という計算で買い物をしている。

使い方は、沸かした出汁に凍ったまま入れるだけである。うどんなどの麺を足せば、タンパク質、緑黄色野菜、きのこの食物繊維、炭水化物がそろい、PFCバランスのよい食事になるという。竹脇さん自身は、在宅で仕事をする日に一人で昼食をとるときによく使う。家族の食事で汁物がもう1品ほしいが野菜を切るのが面倒、というときにも重宝しているそうだ。一人暮らしで野菜を傷ませてしまいがちな人にも勧めていた。

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野菜350gと、炭水化物を作り置きしない理由

鍋の準備をしながら、竹脇さんは野菜の量について話した。鍋にすると長ねぎのような淡色野菜をたくさん食べられる。成人は1日350gの野菜をとる必要があるとされるが、意識しないと届かない量だという。手元の野菜を見せながら、これでは足りないと思う、と量の多さを伝えていた。

炭水化物の作り置きは普段あまりしない。ご飯、うどん、そば、パン、パスタなどはレンジで温めるご飯などで用意できるので、作り置きでは野菜の副菜、食物繊維、タンパク質を意識すると食事全体のバランスがよくなる、というのが竹脇さんの考えだ。

この流れで、作り置きをしている人は自分のため、家族のため、健康のために動いていて偉いのだから自分を褒めてあげよう、誰かに褒めてもらうのを待っていたら持たない、とも呼びかけていた。

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2品目:おいしさに全振りした豚汁

次は、竹脇さんが自分の料理で一番おいしいと思っているという豚汁である。特別な調理はしない、むしろスタンダードだと前置きしている。

栄養面については、豚肉でタンパク質がとれ、にんじんや大根などの根菜が多いので満足感があり、味噌は発酵食品だと説明した。そのうえで、この豚汁は「美味しさ重視」で作ると明言している。豚汁をおいしくするには豚バラ肉が一番だと竹脇さんは考えているが、バラ肉は脂質が多くカロリーが高くなりがちだ。そこで以前、脂質を気にしてほかの部位をいろいろ試したものの、結局バラ肉がおいしいという結論に落ち着いたという。今回はバラ肉と肩ロースの両方を入れ、さらにごま油も使う。カロリーカットばかりでなく、おいしさに振り切るという判断である。ただ、通常の作り置きでは調理油を控えた方がヘルシーになること、あとからドレッシングなどを足す場合もあるので味を濃くしすぎないことも大事だと補足していた。

具材は芽が出てしまった玉ねぎ1個、にんじん1本(最初は半分のつもりだったが、どうせ食べるからと1本にした)、手のひら大の大根である。じゃがいもを入れる家庭もあるが、竹脇さんは入れない。芋は炭水化物で、炭水化物は主食でとりたいと考えているからだ。この豚汁とご飯があれば、おかずはいらないくらいだという。豚汁を作った週は、朝ご飯が豚汁とご飯で成り立つそうだ。

豚肉にまつわる栄養の話もあった。豚肉はビタミンB群が豊富で疲労回復効果がある。さらに長ねぎや小ねぎに含まれるアリシンと一緒にとると、疲労回復効果が高まるとされる、と竹脇さんは説明する。疲れたときは豚汁や豚しゃぶをよく作るという。

調理には、ふるさと納税で手に入れたという無水鍋を使った。密閉性が高く、圧力鍋のような感覚で使えるそうだ。まずごま油をひいて豚肉を炒め、塩で下味をつける。普段は豚の脂がぐつぐつ出るまで徹底的に焼いてから野菜を入れるが、今回は時間がないので早めに野菜を加えた。脂をしっかり出し切る作り方もおいしいので試してほしいとのことだった。

竹脇さんがおいしさの要と考えているのは、ここからの工程である。野菜に脂を回し、水分が出やすいように塩を振ってから、ふたをして蒸し焼きにする。塩と油で野菜と肉の旨味を引き出す、いわば「汗をかかせる」工程だ。そのあと出汁と水を入れ、最後に味噌を加える。仕上がった豚汁については、こうした要素の中でも、水を入れる前に蒸し焼きで旨味を出しておくのがおいしさのポイントではないか、と個人的な見解として述べていた。

20:17

30分経過時点で2〜3品、残りは時短メニューに切り替え

豚汁を火にかけたところで時間を確認すると、すでに30分が経っていた。仕上がったのはまだ2〜3品である。前半にのんびり話していると最後に時間が足りなくなるのがいつものことだと竹脇さんは言い、ここからは時間のかかるものはやめて、切って味付けするだけでできるものをスピード重視で作ると宣言した。

17:24

サバの塩焼きの焼き置き

豚肉を炒めるのと並行して、サバの塩焼きも焼いておいた。焼き置きを始めたきっかけは娘さんである。竹脇さんと娘さんは朝によく魚入りのおにぎりを食べている。鮭や枝豆などを入れた「パワーおにぎり」を作ったところ娘さんがとても気に入り、よく食べてくれるようになった。それで魚を焼き置きするようになったという。焼きたてが一番だとは思いつつ、焼き置きがあると日々の食事管理が楽になると話していた。

21:09

ピーマンとちくわの和え物

ピーマンは火が通りやすく、食べやすく、甘みも出やすいように切り、耐熱ガラス容器に入れる。緑黄色野菜の副菜が1品あると安心感がある、と竹脇さんは言う。

ちくわについては、タラのすり身や卵白などからできている良いタンパク源だと評価する。一方で塩分を含むので、調理するときは少し減塩気味にするとよいと注意も添えた。小腹がすいたときの間食にもなる、と話していた。

味付けには、料理研究家が手がけるブランドの粉末出汁を使った。竹脇さんの説明では、塩、玉ねぎ、昆布、椎茸の出汁といったシンプルな素材でできていて、保存料などは入っていない。料理研究家本人に会ったときにもらって以来の大ファンで、朝のおにぎりにも入れているそうだ。この粉末とごま油をかけ、電子レンジで2分加熱する。ちくわの塩分があるので味は控えめにし、手元にあったすりごまを振って完成とした。

26:11

豆苗とカニカマの白だし和え

続いて大きめのガラス容器に豆苗とカニカマを入れ、電子レンジで作る白だし和えに取りかかった。豆苗について竹脇さんは、ビタミンCが豊富で肌によく、結果的に代謝のサポートにもつながると説明する。安く、年中手に入るので積極的に使っているそうだ。根は再生栽培用に残していた。

カニカマを加える理由は食べ応えである。緑黄色野菜だけの作り置きもあってよいが、物足りなさが出やすい。ちくわやカニカマなどの練り物を1品入れると一気に食べ応えが出る、というのが竹脇さんの考えだ。カニカマに味がついているので、加熱するとその旨味が豆苗に行き渡るという。

味付けは秋田の安藤醸造の洋風白だしのみ。竹脇さんは秋田出身で、安藤醸造は祖母の住む地域に本店がある蔵元だという。醤油も味噌も昔から使っていて、今は切らしているが「寒こうじ」という調味料も絶品なのだと紹介した。秋田は米や日本酒のイメージが強いが、日本酒がある以上は蔵があり、発酵食品が盛んなので味噌や醤油、出汁類もおいしい、取り寄せて使っている、と話していた。試食した竹脇さんは、この白だし1本で味が決まり、ほかの味付けはいらないと述べた。

31:25

わかめとオクラの酢の物

乾燥わかめを水で戻している間に、相性のよいみょうがを刻む。竹脇さんによれば、薬味類はビタミンCが豊富で、疲れた季節には豚肉とみょうがを合わせるとさっぱりして疲労回復効果も高い。酢にはクエン酸が含まれるので、蒸し暑い時期には酢の物やピクルスもよく作るという。

戻したわかめに冷凍の刻みオクラを凍ったまま加え、みょうがを入れて、1本で味が決まる合わせ酢で和える。作った直後はオクラが凍っていてガリガリしているが、時間が経って解凍されると粘りが出て、ねっとりと食べやすくなる。その状態になったら完成だ。竹脇さんは納豆と混ぜてご飯にかけたり、旬のそうめんにかけたりして食べるという。

32:53

トマトの和風マリネ

大葉とみょうがを使い、かわいい形のトマトでマリネを作った。当初はオリーブオイルとレモン汁にみょうがを加えた和風マリネにするつもりだった。しかし白だしとオリーブオイルも合いそうだと迷った末、洋風白だし、オリーブオイル、こしょう、フレーク状の塩、柑橘のじゃばらの果汁で仕上げた。普段はレモン、塩、オリーブオイルで作ることが多いという。トマトのリコピンについては、肌の疲労回復やアンチエイジングによいと触れていた。

以前、これにオリーブオイルを足してそうめんと和えたらとてもおいしかった、という体験も紹介している。

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スタッフの実家の味、切り干し大根の和え物

竹脇さんが「我が家の定番」と呼ぶのが、切り干し大根、わかめ、ツナで作る和え物である。マリネスチームのメンバー「すずちゃん」の実家で作られているメニューを教わり、竹脇さんなりにアレンジしている。

作り方は、切り干し大根とわかめを水で戻して水気を切り、水煮のツナ缶を汁ごと加える。ツナの汁には旨味が詰まっているので捨てない。乾物は水分を吸うので、多少水っぽくなっても旨味ごと吸ってくれる、というのが竹脇さんの説明だ。味付けは、カロリーを65%カットしたマヨネーズ(ピュアセレクト コクうま)大さじ2ほどと、ゆずポン酢。最後にすりごまを加えた。液体の調味料を入れても切り干し大根とわかめが吸ってくれるので、べちゃっとならず日持ちするという。

竹脇さんが感心しているのは、材料がすべて家に常備できるものだという点である。教わったときにもそう言われたそうで、わかめもツナも切り干し大根もポン酢も保存がきくので、家にありさえすれば作れて定番になりやすい。切り干し大根は栄養価が高く、わかめは食物繊維が豊富だとも話していた。

なお、しらすは何に使うつもりで買ったか忘れてしまったため、今回は使わずに終わった。

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鶏もも肉の下味冷凍2種と、1時間のタイムオーバー

最後は、カット済みの鶏もも肉500gずつを使った下味漬けである。今回は加熱しきらず、食べる直前に焼く前提にした。ドリップをふき取り、アイラップの中で味付けする。その作業の途中で1時間のタイマーが鳴り、竹脇さんは15分延長した。

1つ目は塩麹と柚子こしょうの漬け込みである。通常の下味なら塩麹は肉の10%、つまり50gだが、柚子こしょうが塩辛いので30g程度に減らし、「大人な味」にした。麹の旨味と柚子こしょうのピリ辛が好きなのだという。1日ほど寝かせ、フライパンに軽く油をひいて焼く。米粉をまぶしてから焼くこともあり、そうするとカリッとしてべちゃっとしないそうだ。

2つ目は鶏の生姜焼き味である。生姜焼きは普通は豚肉だが、鶏でもおいしいという。みりんを切らしていたので、砂糖、酒、醤油を1対1対1にした。みりん代わりのコクと甘みとして、てんさいオリゴを大さじ1/2ほど加えた。生ショウガも買い忘れたため、チューブのショウガを入れてもみ込んだ。

43:40

豚汁の仕上げと完成品

最後に豚汁を仕上げた。煮込んだ鍋に味噌を溶く。竹脇さんは実家のある秋田の味噌などいろいろな味噌を使うが、スーパーで手に入りやすいという意味で一番よく買うのはマルコメの液みそ「糀美人」だという。麹がしっかり入っていて甘みがあり、液体なので注ぐだけで溶ける。朝に一人分の味噌汁を作るときにも便利だそうだ。

味見をした竹脇さんは、野菜の甘みがよく出ていると述べた。食べるときは一味をかけたり、豚肉とねぎの相性を生かしてねぎをたっぷりのせたりして疲労回復を図っているという。肉が2種類入っているので食べ応えがあり、2日目がおいしいとも話していた。

所要時間は竹脇さんの手元の計測で約1時間7分。完成したのは次のとおりである。

  • 豚汁
  • 鶏もも肉の塩麹柚子こしょう漬け
  • 鶏もも肉の生姜焼き漬け
  • 冷凍鍋ストック5食分
  • わかめとオクラの酢の物
  • 豆苗とカニカマの白だし和え
  • サバの焼き置き
  • トマトのマリネ
  • 切り干し大根の和え物
  • ピーマンとちくわの和え物

締めくくりに竹脇さんは、気になった料理や調理法、調味料、視聴者のおすすめがあればコメントで教えてほしいと呼びかけた。そして、作り置きをした人も、自分も、見ているだけの人も偉いと述べて動画を終えている。