オードリー春日が「世襲制の師匠」を演じた楽屋ドッキリ 弟子へのギャグ指導から破門まで

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概要

佐久間宣行のYouTubeチャンネル「NOBROCK TV」に、オードリーの春日俊彰が年に一度の恒例企画として登場した。今回の設定は、歌舞伎のように「春日」という芸名を次の世代へ継がせるため、春日がひそかに弟子を取って稽古をつけている、というものだ。楽屋に居合わせた共演者がこの状況を本気にするのか、そして弟子が実は春日を面白いと思っていなかったら場がどうなるのかを見る。春日はその場で、自分のギャグの「理論」を次々に語っていく。

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企画の設定:「春日」を当代で終わらせないために

冒頭で春日は、これまでこの番組では闇営業などのドッキリをやってきたと振り返り、「1年に1回しか呼ばない」と冗談めかして不満を言う。今回のテーマは「オードリー春日が世襲制ドッキリ」である。佐久間が「歌舞伎と同じで子供に引き継がれていく」と説明すると、出演者の間では話題になった映画『国宝』の名前も挙がった。

実際に自分の子供に継がせる予定があるかと聞かれ、春日は「今のところないですけど」と答えた。ただ、言われてみると、春日を自分の代だけで終わらせるのは「もったいない」とも話している。今回は子役を用意し、偽の弟子に修行をつけているという形を取る。春日はこの設定を「今までのドッキリで一番リアリティがある」と評価した。

ターゲットは、バラエティ番組にほとんど出たことがないモデルの久保楓だ。弟子役は子役の中村龍太郎が務める。

2:25

楽屋に現れた弟子「俊之助」

春日は弟子を連れて楽屋に入り、久保に「弟子の俊之助です」と紹介する。挨拶をうながされた弟子は「トゥース」と返す。収録開始までまだ時間があると分かると、春日は「昨日はちゃんと練習したの?」と確認し、久保の前で稽古を始めた。

3:44

トゥースは「締め」が本番

弟子のトゥースを見た春日は「悪くないな。でも締めがないね」と指摘する。春日によると、トゥースは声を出す部分が中心ではなく、最後の締めが本番だという。「トゥースで生まれたこのちっちゃい宇宙を、全て手で収める」と説明し、立ってやり直させた。

指導はさらに細かくなる。弟子が手の動きに集中していると、春日は「表情がついてきてない」と注意した。別室で見守っていた佐久間は、春日の様子を「今までで一番乗ってんな」と評している。

4:50

鬼瓦と「人に見てもらうためのギャグ」

次の課題は鬼瓦だ。春日は「とにかく自分の限界まで上を見る」と教え、顔を上げたまま目だけで上を見るよう細かく直した。

そのうえで春日が強調したのは、ギャグは誰のためのものか、という点だった。春日のギャグは「人に見てもらうためのもの」であり、今の弟子は自分がうまくできるかばかり気にしていて、人に見せる気持ちを忘れている、と春日は言う。そこで久保に見てもらい、「久保さんに笑ってもらうんだっていう気持ちでやってごらん」と声をかけた。

久保の前でやり直したトゥースは「良くなった」とほめられる。一方、鬼瓦は「ちょっとまだね」と評価され、春日が見本を見せた。春日は「1回ためが必要。すぐやらない」と言い、間を取ってから鬼瓦を決めた。久保は「勉強させていただきました」と応じている。

6:53

名跡の継承という構想

春日は久保に、テレビでは話していないとしたうえで、継承の構想を語った。自分には娘しかいない。娘に継いでもらいたい気持ちはあるが、それでは何か変わってしまうかもしれない。だから弟子を取ったという。

今の名前は俊之助で、4年ほどして15歳になったら「俊蔵」に変わり、ゆくゆくは「俊彰」になる予定だという。佐久間は「お前の名前だろ」とつっこんだ。弟子の本名を聞かれた子役は「龍太郎です」と答える。春日は、継ぐのはギャグだけではなく、話し方などいろいろあるのだと付け加えた。

弟子が「師匠、若林さんにはいつ会えるんですか?」と尋ねる場面もあった。春日は「まだ早い」と答え、ちゃんと春日になりきってから会わないと話にならない、と諭している。

8:18

水の飲み方、菓子の食べ方まで「春日」

稽古はギャグ以外にも広がる。弟子が水を飲むと、春日は「水の飲み方違うな」と注意した。口をつけずに飲むサッカー選手のような飲み方で、小指を立てるのが「春日の型」だという。弟子が「修行がまだ足りません」と言うと、春日は分かっているのは偉いとほめ、「春日は教えるものじゃなくて盗むもの」と付け加えた。

次は「春日として」菓子を食べてみる課題だ。弟子が普通に「美味しい」と言って食べると、春日は「全然違うな。お前何見てたんだ」と言い、見本を見せた。すぐには食べず、カメラ目線で「いただきやす」と言い、食べたあとに「うまし」「出ました」「拍手をお願いします」と続ける。佐久間は、春日が食レポでやっている食べ方がそのまま「型」として説明されていることに驚いていた。

春日は、食べる前にただ見るのではなく、「楽しみだな、どんな味がするんだろう、きっと美味しいだろうな」とわくわくする気持ちを込めるのだと役作りを解説した。弟子が「うまし」の後を忘れると、「うましだけだと滑るぞ」と注意する。お店の人もいるから拍手を求めるのであり、「拍手さえ起きてれば盛り上がってるってことになる」とも語った。

恥ずかしそうにする弟子には、「春日は恥ずかしいという感情がない生き物」であり、この格好をしている時点で恥ずかしさは捨てるものだ、と言い聞かせている。

13:46

春日がいない間の告白

春日は「スタッフが来ないから見てくる」と言い、トイレのことを「便器に顔を出してくる」と表現して楽屋を出た。ここからが仕掛けの本題になる。

弟子は久保に「春日って面白いですか?」と尋ねた。久保が「面白いと思います」と答えると、弟子は自分は全然楽しくないと打ち明ける。本当はサッカー選手になりたいこと、家が貧乏で春日に弟子入りすればお金がもらえること、春日を面白いと思ったことは一度もないことを話した。

さらに弟子は「本当に面白いと思ってますか? だとしたらやばいですよ」と久保に迫る。久保は、やめた方がいいかと聞かれると、「自分の気持ちに正直になった方がいい」と助言した。弟子はすぐに「じゃあやめたいです」と言い、師匠にやめたいと言ったら応援してくれるかと久保に尋ねる。久保は迷いながら「応援します」と答えた。

17:32

カスカスダンスと「間」の作り方

戻ってきた春日は、弟子について「覚えが早い」「優秀」と久保に話す。佐久間は、本人はなりたくないのに、と複雑な状況を面白がっていた。

春日は最後の課題としてカスカスダンスを始める。弟子が途中で止めると、春日は「自分でやめない。カスカスダンスは終わりがないエンドレスなものだから」と指摘し、立ち方も違うと直した。春日によると、みんなの視線が集まり、十分に溜まったと感じたところで始めるものだという。「自分で間を作る」と説明し、見本を見せた。

それでも弟子の声は小さい。春日は「覇気が感じられない」「春日の風が吹いてなかった」と厳しくなる。佐久間は、やめたい部活で怒られている時の気分を思い出したと話していた。

20:48

「春日になりたくない」から破門へ

やり直しの途中で弟子は泣き出し、「もうやめたいです」「春日になりたくないです」と訴えた。春日は、厳しく指導したのはちゃんとした春日になってほしいからだと説明する。そのうえで、「人生かけてやると言ったのは誰だ」と問い詰めた。

弟子は「面白くない」と言い返し、「お前のギャグがつまんない」「カスカスダンスってつまんない、恥ずかしい」「こんな服」と不満をぶつける。春日は「やめなさい。ベストを脱いで出てきなさい」と言い放ち、「破門だよ」と告げた。佐久間はこの流れを見て、春日がドッキリの芝居に入り込んでいると何度も評している。

その後、春日は久保に「面白くないですかね?」と確認し、久保は「面白いと思います」と答えた。

24:22

母親の登場と師匠の決断

そこへ弟子の母親が現れる。母親は「この子のちょっとした気の迷いです。春日をやらせてください」と頭を下げた。佐久間は、親だけがやる気だとつっこんでいる。

春日は弟子に「師匠の目を見なさい」と言い、目を見たうえで「分かりました。今までお疲れ様でした」と応じた。弟子が「お母さん、僕サッカーやりたい」と言うと、春日はこう語る。初めて本当の気持ちを自分の言葉で言えたのは嬉しいことだ。春日は無理やりやらせるものではない。本当になりたいという意思がなければ春日の道は大変だ。「もう春日には戻ってこれないぞ」と念を押し、弟子が「絶対サッカー選手になります」と答えると、「よく頑張ったぞ」と送り出した。

27:27

ネタばらし

ドッキリだと明かされると、久保は本気にしていたらしく、楽屋で「帰りたすぎて」いたと明かした。ギャグ1つひとつに込められた指導の理論が確立されていたことに驚いたという。

春日自身も「意外にスラスラ出てくるな」と思っていたと話す。トゥースを「放ってこっちで収める」という説明についても、普段そんなことを意識してやったことはないと認めた。そのうえで春日は、「世襲もいいなってちょっと思った」と感想を口にしている。