魔法少女の座をめぐる立野沙紀とすみぽんの対決 「乗っ取りドッキリ」は立野の現実論で終わった

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概要

「佐久間宣行のNOBROCK TV」の人気企画、立野沙紀の「魔法少女ちゃーたん」の続編である。今回はドッキリとして組まれた。立野が自分の企画だと思ってスタジオに入ると、すでにグラビアアイドルのすみぽんが「魔法少女すみぽん」として、プロデュース役のカラタチ(大山和也・前田壮太)と特訓を始めている。ポジションを奪われかけた立野がどう巻き返すかを見る回で、勝敗は魔法少女らしさを競う複数の対決で決める。ところが最後の口喧嘩対決では、立野が「夢を見せる」という企画の前提そのものを崩してしまう。

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前回の「フェーズ2」とライバル投入の狙い

冒頭では前回の振り返りがある。カラタチからの依頼で、立野の魔法少女企画は「フェーズ2」に入っていた。その回では立野が決め台詞のつもりで「メイクラブ」と口にし、カラタチから「英語の知識がない」と突っ込まれた。現場からは「マジでただのコスプレキャバクラの時間があった」という声も出ている。

前回の終盤、立野は魔法少女を終わらせようとしていた。そこで番組側がライバルの投入を示すと、立野は「もう1回やる」と言い出した。この流れについて出演者は「嫉妬って心のガソリン」と話し、アイドルグループの選抜制になぞらえて「秋元先生は先を見てた」と笑う。今回は魔法少女も選抜制だ、という位置づけである。

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すみぽんの登場とドッキリの仕掛け

前回の回で「意外な才能を発揮した」として呼ばれたのがすみぽんだ。登場して早々、すみぽんがカラタチをXでフォローしている一方、立野のことは一切フォローしていないという話になり、フォローされたかどうかでカラタチ2人の間にも格差が出る。その様子は「選抜」「アンダー」と言い換えられた。

企画名は「立野沙紀の武者修行 魔法少女企画がすみぽんに乗っ取られてるドッキリ」。撮影は立野の到着30分前から始まっていた。立野は魔法少女企画の続編だと思って来るが、スタジオではすでにすみぽんとカラタチの特訓が進んでいる、という段取りだ。立野を知るカラタチは「泣き出す可能性がある」と心配しつつ、これまで嫌がっていた立野も自分の座を取られるとなれば頑張るのではないか、と期待を話す。すみぽん本人は「乗っ取りたい」と言い、この企画に「人生かけてます」とまで言い切った。

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立野の入室とカラタチの「乗り換え」

すみぽんは「あなたのハートに3ポイントシュート、バスケ大好き魔法少女すみぽんだよ」と名乗り、カラタチは「可愛い」と大喜びで迎える。立野が入ってくると、カラタチはすみぽんを持ち上げながら前回までを悪く言う。「前回までのプロデュースはうまくいかない部分もあった」「急にぶち切れるタイプだった」「水をかけられた」「あの後体調を崩した」。

カラタチはさらに、すみぽんの方が「今後伸びていきそう」「再生回数も回りそう」で、このままでは企画が先細るとまで言う。立野は、SNSでは魔法少女ちゃーたんがすごく人気だと反論する。だがカラタチは、それもすみぽんが出たことでブースターがかかっただけではないかと返す。立野は涙目になり、「やらしてほしいぽよ」と言わされる場面もあった。

前田は、謎のアカウントからすみぽんの写真が次々と送られてきていると話す。推しが卒業したばかりで、すみぽんに名前を呼ばれると弱い様子を見せる。このままでは勝敗がつかないので、勝負は電流付きで行うことになった。ただし電流が付けられたのは、対決する2人ではなくカラタチの2人である。説明を聞いた本人たちは「なんで俺」と慌てた。

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対決1:可愛いものしりとり

最初の対決は、魔法少女らしく可愛いものだけでしりとりをつなぐというもの。5秒のカウントダウン付きで、可愛い言葉を出し続ければ自然と魔法少女らしさも出る、という狙いだった。

立野は早い段階で「ソーセージ」と言い、電流が流れる。「ソーセージは可愛くない」と言われ、「このチャンネルを見てるおじさんたちが興奮するだけ」「NOBROCKに寄せなくていい」と突っ込まれた。すみぽんは「空」と答えて言い方まで褒められ、「子猫」では「猫より可愛い」とグレードを上げてくる。どさくさに足を踏んだことも指摘された。

最後は「び」が回ってくる。「びしょびしょの」というアダルトな言葉が出たあと、立野が「びしょびしょのソーセージ」と言い、「さっきよりもひどい」と判定された。

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対決2:可愛くないものを可愛く言う

続いては、普段から立野がよくやっているという「可愛くないものを可愛く言う」対決。しめじ、イカの塩辛と始まったが、エリンギが出たあたりから「キノコで攻めてる」「ちょっとエロい」と言われ、キノコは禁止になる。それでもムール貝が出て電流が流れ、「もうそれはアダルトビデオだよ」と言われた。

なるとをきっかけに話題はラーメンへ移る。背脂は「エロいけどギリまだいける」とされた。その後はラーメン二郎、渋谷の一蘭、天下一品、塩ラーメン、日高屋、あんかけラーメン、山岡家、「餃子の王将であえて食べるラーメン」と、具体的な店や品目の名前が次々に出る。「ただ好きなラーメン屋を挙げてるだけ」と突っ込まれながらも、カラタチは何度も電流を食らった。途中で「耐えろよ」と言い合う場面もある。すみぽんは「大喜利が強い」「レベルアップしてる」と評され、この対決はすみぽんの勝ちとなった。

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対決3:好きな人と唱える合体魔法

次は、魔法少女が好きな相手と一緒に魔法を唱えると力が強くなる、という設定の対決。前田が「推しが卒業してショックを受けているオタク」を演じる。前田は、卒業した推しがリアリティ番組で格闘家とキスしたらどうしよう、と嘆いてみせた。

すみぽんは「一緒に元気になる魔法を唱えよっか」と前田の手を取り、「ミラクルライトパワー」と唱えて抱きしめる。前田は「女の人ってこんなに温かいんだ」「今まで握手しかしたことなかった」と感激した。すみぽんが「握手会の先があるよ」と返すと、周りからは「捨て身だ」「なんでこんなに捨て身なの」という声が上がる。立野も「ちゃーたん大好き、ギュンパン」と魔法をかけたが、前田が選んだのはすみぽんだった。

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対決4:魔法少女口喧嘩対決

最後のテストは、笑顔を絶やさず、可愛い言葉のままで相手への本音をぶつける口喧嘩対決だ。立野は、お嬢様キャラがなくなったらどうするのか、事務所のオーディションに残れるのか、とすみぽんを突く。すみぽんは「キャラはこれから育てていくもの」と返し、立野に対しては「そろそろ悩む体力なくなったんじゃない」と言い返した。

途中ですみぽんが泣き出し、立野は「泣くのはずるくない?」と抗議する。すみぽんは「私はちゃーたんのこと大好きなのに、なんでいじめるの」と訴えた。立野は「こんなことで泣かねえよ」と言い、自分が泣けるのは前のマネージャーに「お前の代わりはいくらでもいる」と言われたときだと明かす。それを聞いたすみぽんが「でもちゃーたんの代わりはいくらでもいるんだよ」と言うと、立野は「知ってるよ」「それを抱えて8年やってんです」と返した。最後に立野が「魔法少女は私のなの」と叫ぶと、「パチンコで負けた人みたい」と言われた。

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判定と前田の「騙してくれ」論

判定はすみぽんの勝ちに傾いた。心が折れて泣き叫んだのは立野の方だ、という理由である。立野は、すみぽんの涙は「女の嘘」っぽかったが、自分の涙は本物だったと食い下がる。これに対して前田は、だから負けなのだと言い切った。アイドルは本音を言ったら終わりで、自分たちは騙してほしい。本当の姿なんか見たくない、騙す力量がないなら初めから来るな、という主張である。

立野が「本当のその子を応援したくない?」と問うと、前田は「それは昔の話」と返す。世の中のことを色々知った上で騙されているのだ、現実が地獄だからこそ、ちゃーたんの時くらい夢を見させてくれ、と訴えた。

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立野の反論「一緒に現実を見よう」

立野はこれに真正面から反論した。現実はすごく大変で、自分は売れないまま8年目でも、現実を見て頑張ってきた。その結果「面白い」と言われ、100万回再生、200万回再生になっている。前田が「バカにされてるだけだよ」と返しても、立野は引かない。NOBROCKフェスで見た光景も夢ではなく現実で、そこにちゃーたんもいた、と続けた。

立野は「私を信じろよ」と迫り、夢を形にするのは簡単ではないが、現実を見て歯を食いしばって頑張るのが人生の楽しさではないか、と語りかける。カラタチからも「すげえいいこと言ってる」という声が出た。最後は全員で「俺たちでこの夢を形にしようぜ」「みんなで魔法少女プロデュースやっていこう」とえいえいおーをし、本人たちも「なんだよこれ」と叫ぶ展開になった。

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結末:シナリオを壊した立野の「人間力」

振り返りでは、魔法少女対決という妄想の世界を、立野がリアリティと人間力で壊し始めたと評された。カラタチも「僕たちのシナリオをぶっ壊してくる」と認める。アイドルに夢を見させてほしかった前田には、立野の言葉が染みたようだと話された。現実を乗り越えていかなければならない、ということで、立野の魔法少女の武者修行はこの先も続くと告げられて回は終わる。ライバルのすみぽんとの勝負の決着は、はっきりとはつけられていない。