高山病と闘いながらウユニ塩湖へ:コロンビアからボリビアに入ったおさだのウユニ滞在記

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概要

コロンビアのボゴタを旅していたおさだは、この回からボリビア編を始める。2026年に行きたかった国の一つがボリビアで、目的はウユニ塩湖、中でも一面が鏡のように空を映す景色だ。この景色は雨季に見られるといわれ、訪問は1月下旬。出発前に視聴者と開いた「作戦会議」でも、ウユニ塩湖が一番楽しみだという声が多かったという。今回の旅はウユニと、ラパスの2か所を回る予定で、この動画はウユニ編にあたる。

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旅の本題は絶景だが、動画全体を通して繰り返されるのは標高の高さと頭痛である。深夜の空港での長い待機、ATMでの計算ミス、ツアーでの置き去り未遂など、到着から塩湖ツアーを終えるまでの出来事を順に追う。

出発前に挙げた2つの注意点と「酸素の無駄遣いをしない」という目標

おさだは出発前に注意点を2つ挙げた。1つ目は治安で、外務省の危険レベルではボリビアはレベル1、つまり「十分注意してください」の段階にあたるという。2つ目は標高で、ボリビアの主要な地域は約3600〜4000mにある。富士山の山頂が3776mなので、ボリビアでは富士山頂かそれ以上の高さが生活の基準になる、と説明する。ほとんどの人が高山病になると聞いており、肺の弱い人ははしゃがないほうがいいとも付け加える。ただしこれは外務省の注意ではなく「一般常識みたいなもの」だと断っている。

そこで今回のボリビア旅の目標は「酸素の無駄遣いをしない」ことになった。冗談めかした目標だが、この後の動画ではたびたび「苦しい」「あまり大きな声を出したくない」とこぼしており、半分は本気だったことがわかる。

ボゴタからラパスへ:入国条件、通信、アビアンカ航空

おさだはボゴタから21時25分発のラパス行きに乗った。おさだによると、ボリビアには90日以内の滞在ならビザは要らない。入れておいたほうがいいアプリは配車アプリのUberくらいだという。通信はいつも使っているKlookのeSIMにしたが、南米向けは1GBで1400円ほどと高めなので、現地の価格も確かめてみたいと話していた。

利用したのはアビアンカ航空で、世界で2番目に古いコロンビアの航空会社だとおさだは紹介する。東京から南米まで行く場合を調べると、この1年ほどの最安値は約18万円、所要時間は約28時間だったという。ボゴタからラパスまでは約4時間のフライトである。

世界一高い空港エル・アルトでの入国手続き

到着したのはラパスのエル・アルト空港だ。世界一標高の高い空港といわれ、標高は約4000m。日本との時差は13時間である。降りてすぐにおさだは「なんか苦しい」と漏らすが、「病は気から」と気持ちを切り替えた。

入国審査では泊まるホテルを聞かれた。このままウユニへ移動してウユニのホテルに泊まると答えると、それで通してもらえたという。荷物受け取り所にはQRコードが掲示されていて、出口でそのフォームに入力するよう求められた。言語は英語かスペイン語を選べ、旅行情報や個人情報を入力すると思われる内容だった。申請を終えるとQRコードが発行され、それを見せて外に出る。おさだは購入済みのSIMで通信できていたが、現地でSIMを買う予定の人も空港のWi-Fiに接続すれば手続きできそうだと話している。

7時間の足止めと仮眠室

当初はこの空港で5時間乗り継ぎを待ち、ウユニへ向かう予定だった。ところがウユニ行きの便が10時発に変わり、深夜2時40分の時点で7時間待たなければならなくなった。ラパスからウユニへは飛行機で1時間ほどの距離なので、待ち時間のほうがはるかに長い。

空港には両替所や簡単な買い物ができる店のほか、シャワールームや仮眠室もあった。通貨はボリビアーノで、おさだは1ボリビアーノを約22円、20倍すればだいたいの円換算になる、と理解していた。仮眠室は1時間1200円ほどと見積もり、7時間寝ても6000円程度だと考えて借りることにした。フライトまで実際に使えたのは5時間ほどだった。部屋は個室と2段ベッドの相部屋の2種類から選べ、おさだの換算では個室が約6000円、相部屋が約4000円。おさだは個室を選んで眠った。

ATMでの計算ミスと現金が必要だった理由

仮眠の前に、おさだは空港のATMで現金を下ろした。ここで換算を何度も間違える。最初の機械では250ボリビアーノが引き出せず、別のピンク色の機械でようやく出金できた。ところがレシートを見ながら計算し直すと、本当に必要だったのは2000ボリビアーノで、引き出せたのは250ボリビアーノ(約5000円分)だけだったと気づく。さらに追加の金額を計算する途中で、桁を取り違えて50万円相当を下ろしそうになり、「危ねえ」と慌てていた。

しかも一度に大きな額は下ろせず、1000ずつ引き出す形になった。結局3回に分けて出金し、そのたびに手数料がかかった。現金をこれだけ用意したのは、Booking.comのような予約サイトで取ったウユニのホテルが現地での現金払いを求めていたためだ。両替はかなり大変だった、とおさだは振り返る。

ウユニ到着とタクシー交渉

ラパスからは、おさだが「ボリビアーナ航空」と呼ぶ国内線でウユニへ飛んだ。飛行時間は約1時間で、機内からすでに塩湖らしきものが見えた。ウユニの空港(ラ・ホヤ・アンディナ空港)の標高は3670m。ラパスより少し低いが、富士山頂と同じくらいの高さである。空港はとても小さく、トイレなど最低限の設備しかない。両替所は見当たらなかったので、両替はラパスで済ませておいたほうがいいかもしれない、とおさだは助言する。

空港の外に出ると「何もない」。いつも使っている配車アプリはここでは予約できず、タクシーと交渉するしかなかった。事前に調べた相場は30〜50ボリビアーノ。最初は50と言われ、40ほどに値下げしてもらった。約800円である。おさだは「もうちょい低く行けたな」とこぼしていた。市内までは5分ほどで、ホテル名をGoogleマップでちらっと見せただけで運転手が「オッケー」と答えたことから、運転手たちはホテルの場所を把握しているのかもしれない、と感じたという。

宿泊先「オスタル・マヒア・デ・ウユニ」

泊まったのはオスタル・マヒア・デ・ウユニ。10時過ぎに着き、荷物だけ預けるつもりだった。受付では予約が見当たらないような雰囲気になり、台帳は今どき手書きだった。スタッフの言葉はほとんど聞き取れなかったが、結果的にはすぐ部屋に入れてもらえた。部屋は3階の25号室。3泊すると伝えたつもりだが、伝わっているかは最後まで自信がなかった。

部屋にはベッドと椅子があり、道路に面した窓から光がよく入る。水回りにはボディソープらしきものがある程度で、シャンプーは置いていないので持参が必要だという。タオルは用意されていた。料金は1泊9000円。周辺のホテルもいろいろ見たが「こんなもん」だったと話す。この時点で頭痛がひどく、寝不足のせいなのか高地のせいなのか、おさだにも判断がつかなかった。

ウユニの町歩き:犬、スーパー、気温

1時間ほど仮眠を取ってから、昼食を探しに町へ出た。飲食店やホテルはそこら中にあり、日用品を買える店もあるので、滞在で困ることはなさそうだとおさだは見る。目についたのは犬の多さだ。野良犬かどうかはわからないが、あちこちで走り回ったり寝そべったりしている。地面には糞が落ちていたり凸凹があったりするので、足元に気をつけるよう呼びかけていた。町並みは低く平たい建物が続き、特徴が少ないため、地図がないと迷いそうだという。

スーパーでは2リットルの水が8ボリビアーノ(約160円)、600mlが5ボリビアーノ(約100円)だった。時計台のある中心部まで来ると急に人が増え、果物や菓子を売る屋台が並ぶ。シャンプーのような日用品まで路上で売られていた。1月下旬のウユニは最高気温19度、最低気温7度。朝晩は冷えるが、日が出ている日中はかなり暖かく、おさだは長袖Tシャツ1枚で過ごせていた。

昼食にラマ肉を選ぶ

昼食は中心部近くの2階にあるレストランでとった。Googleの評価も悪くなかった。外ではお祭りなのか楽器隊が演奏していて、とても賑やかだった。この店ではメニューを見て、注文をメモに書いて渡す方式だった。スペイン語のメニューが全くわからず、Googleマップの写真を見せて確認すると、揚げたチキンの料理と、ラマ肉の料理があるとわかった。おさだは牛肉が食べたかったが、せっかく南米に来たのだからとラマ肉を選ぶ。

食べてみると、言われなければ牛肉に近い味と食感だったという。一方で「噛めば噛むほどあの可愛らしい顔が浮かぶ」と複雑な心境も口にしている。添えられたご飯はパサパサしていた。店の人がスパイシーソースを持ってきて、ご飯ではなくジャガイモにつけて食べるよう教えてくれた。試してみると、かなり辛かった。

塩湖ツアーの予約とコカの葉

ウユニ塩湖へ行くにはツアーに申し込む必要がある。おさだは有名なツアー会社だという「穂高マウンテン」を訪ねた。コースは、10時半から夜8時までのフルデイ、サンライズ限定、サンセット、デイタイムなどに分かれていた。スタッフは日本語を少し話せた。主要なのは3つのコースだと教わり、翌日のフルデイコースを選んでドルで支払った。行程には列車のある場所も含まれ、長靴の貸し出しと昼食もつく。店内の壁には日本語の書き込みがたくさん残っていた。

頭が痛いと話すと、スタッフが近くの市場でコカを買えると教えてくれた。おさだが市場(中央市場とみられる場所)へ行き、食堂がひしめく中を「コカをください」と尋ね歩くと、コカの葉とコカのティーバッグを売る店が見つかった。地元の人は葉をそのまま口に入れて噛むといい、1枚もらって試したが「めちゃくちゃ美味しくない」。それでも教えてもらったお礼も兼ねて5ボリビアーノ分買った。店の人は袋に何かを追加で入れてくれた。噛んでいるうちに頭痛が和らいできた「気がする」とおさだは話す。

後で食べ方を調べると、数枚まとめて頬の内側に入れ、長時間噛み、飲み込まずに味と成分を抽出するのが一般的だとわかった。高山病に効果があるとされ、地元の人も買っていた。旅行者に一番一般的なのはコカ茶だという。おさだはまた、コカを日本に持ち帰るのは違法になると調べて知り、持ち帰ったら捕まってしまうと注意を促していた。

翌朝も続いた頭痛

おさだは部屋に戻って仮眠を取ったつもりが、そのまま14時間眠って朝を迎えた。ホテルの朝食をとってからツアーに向かう。ウユニの標高は約3700m。コカの葉を噛み続け、寝れば治るかとも期待したが、頭痛は全く収まらなかった。当たり前のことだが薬などは準備しておくべきだ、とおさだは視聴者に呼びかけている。

置き去りになりかけたツアーの集合

10時半に穂高マウンテンの前へ行くと、参加者が集まり、4人ほど乗れる車が次々と出発していった。おさだは15分前には着いていたが、名前が呼ばれないまま一人だけ残された。スタッフが電話で確認してくれ、結局おさだを乗せるはずの車は一度出発していたことがわかる。車が戻ってきて、ようやく合流できた。

同乗者は全員日本人だった。名簿の名前が違っていたうえ、4人分の名前しか書かれていなかったらしく、それで呼ばれなかったようだと同乗者と話していた。出発後は長靴を借りる場所に立ち寄り、並んだ中から好きなものを選んで履いた。おさだはできるだけ臭くなさそうな白い長靴を選んでいる。

列車のある広場とお土産

最初のスポットでは30分の自由散策になった。錆びついた古い列車が並び、上に登ることもできる。おさだは廃車になった昔の列車なのだろうと推測していた。参加者たちは線路の上でポーズを決めて写真を撮り、「UYUNI」の文字のモニュメントもあった。おさだは、世界を回っている日本人旅行者はテンションが高いと感心しつつ、自分は体調が悪く、団体行動の中で申し訳ない気持ちもあったと語る。

次はお土産を見られる場所だった。塩で作られたとみられるラマのキーホルダーを見て「可愛い」と言った直後、「全然思ってないわ」と付け足している。移動中の道は、舗装された区間以外はかなり凸凹で大変だったという。

鏡張りの塩湖と湖上のランチ

塩湖に着いてからは長靴で水の上へ入った。水はごく薄く張っていて、空と雲がそのまま映る。おさだは、地平線を境に上が本物の雲、下が映った雲だと説明する。目の前に止まった別のグループの車も、宙に浮いているように見えた。日差しが強すぎてカメラの画面が見えず、きれいに撮れていることを祈るしかなかったという。それでも「今まで見た中でトップに入る絶景」と感動していた。

昼食はこの鏡張りの湖面の上でとった。パラソルで日陰を作ってもらい、野菜、バナナ、肉が並ぶ思っていたより豪華な食事だった。食事中には、同乗者の一人が無線機を持ってきていた話も出た。その人によると、持ってきたのは受信専用のレシーバーで、送信できる機器はこの国では免許がないと捕まる可能性があるため、受信機だけにしたという。

塩のホテル、国旗、湖上の結婚式

続いて塩湖の中にある塩のホテルを訪れた。壁、テーブル、椅子まですべて塩でできている。ベッドのある部屋もあり、実際に泊まれるようだった。ただおさだ自身はあまり惹かれず、「ハングリー精神のある方には良いのでは」と控えめに評している。トイレは普通の水洗だった。ホテルの周りでは、地元の人かどうかはわからないが何度も写真を頼まれ、おさだは「誰かと間違えているのか」と冗談を言っていた。

ホテル前には各国の国旗が並び、日本の国旗は旗が絡まって見づらいものの中央付近にすぐ見つかった。湖上では結婚式の写真を撮るカップルもいた。おさだは「自分も昔そういう経験がある」と話しつつ、「現実はそんなに甘くないから頑張ってほしい」とも付け加えている。その後はツアー恒例の撮影タイムになり、ガイドの合図で参加者が並んだり走ったりするトリック写真や動画を撮った。

見られなかった日没と夕食のステーキ

ツアーの締めくくりは湖上での日没鑑賞の予定だったが、この日は日没が見られないとガイドから告げられた。夕方になると急激に冷え込み、撮影は続いたものの、おさだは「もう帰りたい」と本音を漏らしている。中心部に戻ったのはちょうど夜8時ごろだった。

夕食では、外でチリ出身らしい人が食べていた料理(おさだは名前をうろ覚えで、「ピラモマサ」のように聞こえたという)を勧められた。しかしおさだはどうしてもステーキが食べたく、ただ牛肉を焼いた一皿を注文した。メニューにはボリビア料理が多く、動画としては現地ならではの料理を見せるべきか最後まで迷ったが、「これが一番」と満足していた。

ウユニ塩湖の感想とツアー選びの助言

楽しみにしていたウユニ塩湖は、想像していたより5倍くらい感動した、とおさだは振り返る。一方で、ツアー選びには注意を添えた。フルデイのツアーも悪くないが、自分のように団体行動が苦手ですぐ飽きてしまう人には、10時から15時ごろまでの半日ツアーで十分だったという。鏡張りの湖面を見れば感動はそこで得られる、というのがおさだの見方だ。ただし最終的には各自のプラン次第だとしている。動画は、おさだが頭痛がひどいまま牛肉を食べ終えるところで終わる。