ユニクロとWYMの半袖ヘンリーネックTを比べる:素材・首回り・サイズ感の違い

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概要

ゲンジは、この夏にクルーネックTシャツの代わりにヘンリーネックTを取り入れると、費用をあまりかけずに周囲と差をつけられると考えている。動画では、ユニクロの「ドライワッフルヘンリーネックTシャツ」(1,990円)と、ZOZOTOWNで買えるWYMの「REFINED RIB STRETCH HENLEY TEE」(2,970円)を、素材、首回りのデザイン、シルエットの3点で比べる。価格差は980円である。ゲンジは冒頭で「WYMのほうが最強だと言いたいわけではない」と断り、目的に合わせてどちらを選べばよいかを説明するとしている。

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なぜ今ヘンリーネックなのか

ゲンジによれば、今年はオーラリーやルメールなどのブランドが新たにヘンリーネックを提案しており、旬のアイテムになっている。クルーネックのTシャツは服装に関心のない人も含めて多くの人が着ているため、着ているだけでおしゃれという印象にはなりにくい。ヘンリーネックはボタンを少し開けてネックレスをのぞかせることができ、首元を開けたスタイリングは長袖の時期から人気だった。ゲンジは、夏にはさらに人気が高まると見ている。

ユニクロでは長袖のヘンリーネックがよく売れており、半袖版も2,000円以下で出ている。ゲンジは、ユニクロの中で今年の旬を取り入れるなら強く勧められるアイテムだと評価したうえで、長袖のときと同じようにWYMと比べている。

素材:ポリエステル主体のワッフルと、高密度のコットンリブ

ユニクロの組成は、ポリエステル46%、複合繊維(ポリエステル)30%、レーヨン24%である。レーヨンを混ぜてきれいな見た目に寄せてはいるが、約8割がポリエステルのカジュアルな素材だとゲンジは説明する。表面は長袖と同じくワッフル素材で、夏用に凹凸を控えめにしてはいるものの、格子状のワッフルが特徴になっている。

ゲンジはこの素材選びに、ヘンリーネックの成り立ちから理由があると見ている。ヘンリーネックはボートレースの選手が動きやすいように首元を開けられるようにしたのが始まりで、テーラー由来ではなくスポーツ由来のアイテムだという。そのため多くはカジュアルに作られている。ポリエステルは丈夫で、シワになりにくく、洗濯にも強い。ルーツにも沿っている。肩の縫い目もヴィンテージを意識してステッチの凹凸を見せる作りになっている。

黒同士で並べると、遠目には差はそれほど大きくないとゲンジは言う。黒は素材感が目立ちにくいため、ユニクロがことさらカジュアルに見えるわけではない。ただ、比べればWYMのほうがきれいめで、ユニクロのほうがカジュアルに見える。

差がはっきり出るのは白である。ユニクロは近くで見ると凹凸が目立ち、色も真っ白だ。ゲンジは長袖の比較のときから、真っ白なヘンリーネックは肌着のように見えやすく、バカボンのパパや休日のおじいちゃんを連想させかねないため、真っ白でないほうがよいと伝えてきたという。WYMの白は生成りに近い色で、下着っぽさがない。ルメール、オーラリー、アワーレガシーなどが真っ白な色をあまり使わないように、国内ブランドやインポートブランドが白を出すときの色に近いとゲンジは述べる。

ユニクロが真っ白にする理由についてゲンジは、服に関心の薄い人にも売るためであり、「白は白であるべき」という安心感のある色のほうが売れるからだろうと理解を示す。そのうえで、服を学び始めておしゃれが分かってくると、白すぎる点が気になるとしている。

色展開についてもゲンジは素材との関係から説明する。ユニクロは素材も細部もカジュアル寄りなので、色でもカジュアルな要素を足すとおしゃれに着るのが難しくなる。ゲンジ自身もユニクロでは黒と白しか買わなかった。WYMは5色を用意しており(ブラウンは完売)、素材がきれいめなのでグレーなどの色もおしゃれに着られるという。

WYMの素材は、長袖と半袖で共通にせず夏用に切り替えている点をゲンジは強調する。多くのブランドはコストを考えて長袖と半袖で同じ素材を使うが、WYMはコットン97%・ポリウレタン3%の、縦リブがきれいに出る生地にした。黒はきれいで落ち着いた印象になり、スラックスと合わせればややモードにも寄せられる。コットンを高密度で編んでおり、目がしっかり詰まっている。ゲンジによると、値段を下げたい場合はこの部分を甘くして使う生地の量を減らすこともできるが、WYMは1〜2万円のヘンリーネックと同じように作り込んでいるという。細いピッチのリブは表から触ると凹凸を感じるが、裏側は凹凸を抑えているので肌に当たっても気にならない。ポリウレタンが入っているため、腕を伸ばしたときにも伸縮性がある。

首回り:最も大きな違い

ゲンジは首回りのデザインを「ここが一番重要と言っても過言ではない」と位置づける。

ユニクロはヴィンテージのルーツに沿ったデザインである。首回りのテープは厚く、前立てとその周辺で組織を変えて、首元の丈夫さを高めている。ボタンは比較的大きな2つ穴で、つかみやすく、引っ張ってもほつれにくい。一方で首の詰まりが強く、WYMのシルバー925のネックレス(8,800円)を合わせても見える面積は少ない。ボタンを開けても少しのぞく程度だ。ボタンは2つで、すべて開けてもがっつり開けるのは難しいとゲンジは言う。

ゲンジは、このあたりの特徴から服好きには「ユニクロのヘンリーだ」と分かるだろうと話す。ユニクロを着ること自体を否定するつもりはないが、ユニクロと気づかれるのを気にする人もいるので、多少ユニクロらしさはあると伝えている。ユニクロの首回りは洗濯に強く、ガシガシ着ても形が長持ちし、タフで力強い印象を与える。そのぶんカジュアルに見えるというのがゲンジの評価である。

WYMはボタンが3つで、前立てにも深さがある。すべて開けて首元の抜け感を楽しめる作りだが、そこまで開けたくない人にはボタン1つを閉めた程度の開きでも十分だとゲンジは言う。肩の縫い代は裏側で処理し、表に響かないようにしている。首のリブはバインダー仕様で、丈夫さを保ちながら細く仕上げている。前立ては生地を2枚重ねているが表の組織は身頃と同じなので、素材の切り替えが少なく、よりきれいめに見える。ボタンはシャツにも使われるタイプで、繊細で軽やかな印象になる。ただし、ユニクロより小さくつかみにくいという欠点があることもゲンジは認めている。

ゲンジが特に気に入っているのは首の開き具合である。ユニクロは一番上まで閉めるとネックレスが横から見えるかどうかという程度だった。WYMは閉めた状態でも首回りに抜け感がある。ゲンジは、今のメンズはヘンリーネックに限らず首元を少し開けて着るスタイリングが多いと見ており、この抜け感があるとカジュアルな全身が軽やかで今の雰囲気に合うと説明する。首が詰まっていれば男らしくタフな印象になるので、どちらを取るかは旬を意識するかどうかの問題だとしている。ボタンを開けると傾斜が広がり、肌の上のネックレスがよく見える。すべて開けると色気は出るが下まで見えすぎるので、ゲンジ自身は一番下のボタンは閉めるという。

シルエット・サイズ感:着丈、袖、肩

ゲンジは身長175cm・体重59kgで、どちらもMサイズを着ている。

ユニクロのほうが着丈が長い。WYMはお尻のポケットが見え、前はファスナー部分が半分ほど見える丈である。ゲンジは、ユニクロもAラインシルエットは作れているが、着丈は年々短くなっている感覚があり、WYMのほうがファッショナブルに着られると言う。

ただし、ゲンジは長い着丈の利点も挙げている。ユニクロなら手を伸ばしても座ってもお腹や背中の肌が見えにくい。タックインしやすく、動いても裾が抜けにくいので、タックイン前提で探している人にはユニクロが向いているという。

袖はユニクロのほうが長く、エアリズムコットンオーバーサイズTシャツのMサイズと同じくらいで肘まで隠れる。ゲンジはこの背景を次のように説明する。6〜7年前からファッション感度の高い層でオーバーサイズが定番になり、スキニーからワイドパンツへ移った。その頃ユニクロはシルエットが大きくないと言われていたが、オーバーサイズが一般的になったことで、ユニクロU、ユニクロC、インラインのアイテムもオーバー気味に作るようになった。WYMは肘が少し見える袖丈で、気持ちコンパクトに着られる。肩もユニクロのほうが落ちている。ゲンジは、体を拾わないオーバーサイズのほうが安心できる人や、急にコンパクトな服を着ることに抵抗がある人にはユニクロのサイズ感が合うとしている。また、ユニクロの着丈は、ボックスシルエットのシャツを重ねても裾からはみ出すほど長くはないという。

WYMの着丈の欠点についても、ゲンジは実演しながら触れている。つり革をつかむくらいなら問題ないが、高い所の物を取るような動作では腹が少し見える。ただ、ZOZOTOWNではもっと短い丈の商品も多く出ており、その中では長いほうだという。これ以上短いと座ったときに背中が見えてしまうので、座っても背中が見えない範囲ではこの丈が理想だとゲンジは考えている。

さらにゲンジは、WYMは肩から袖にかけての傾斜を一般的なTシャツよりも下げてつけていると説明する。人は食事中も勉強中もスマホを見るときも、ほとんど腕を下ろしている。腕を下ろした状態で最もきれいに見えるように角度をつけており、その結果、肩のラインがきれいに出るという。オーバーサイズが流行している時期は肩をなだらかに見せたいので角度をつけないが、今年のサイズ感に合わせて傾斜をつけたという説明である。袖のアームもユニクロより少し細いが、ピチピチにはならない。こうしてワイドパンツと合わせたときに肩から裾まできれいに見え、華奢な体型のゲンジでも格好よく見えると言う。ゲンジは身長や体格を問わず当てはまると話している。着丈が短いと、キーフックやベルトの垂れた部分が見えるのも利点である。

どちらを選ぶべきか

ゲンジはユニクロが向く人を次のように整理している。カジュアルでタフに、ヴィンテージの要素を残して着たい人。全国の店舗で実物を見て、試着してから買いたい人。WYMはポップアップ以外に店舗がない(ZOZOTOWNは返品可能)ので、購入前に判断できるのはユニクロの利点である。そして、おしゃれに見られることにこだわらず、100円、200円の差を重視する人。

WYMが向くのは、デザインを重視して今年の旬に合わせたい人や、ワイドデニムにもワイドスラックスにも合わせたい人である。色の選択肢を求める人にも向き、特に白は差が大きい。ネット通販に慣れている人なら、ZOZOTOWNのレビューでゲンジ以外の意見も確認でき、商品ページのコーディネート例も参考にできる。

一方で、980円の差を受け入れられない人は無理にWYMを選ばなくてよいとゲンジは言う。ゲンジ自身は980円差でこの内容なら絶対にWYMを買うべきだと思っているが、その差をどう評価するかは人によると認めている。WYMのヘンリーネックは一度完売して予約待ちが続いていたが、今は順次発送になっており、再び完売した場合は8〜9月の入荷になるかもしれないと案内している。ゲンジの説明の仕方には、作り手の側に立った視点が多く含まれている。

合わせ方1:明るいヴィンテージカーブデニムと革靴

ゲンジが最も推すのは、黒のヘンリーネックにライトインディゴの「VINTAGE WASHED CURVED DENIM」と革靴を合わせる組み合わせである。清潔感は夏のコーディネートに必要だが、女性の目線から見ると、半袖シャツにネクタイや半袖のテーラードジャケットのようにきれいすぎる服装は決まりすぎた印象になる。リラックスして話せるようなカジュアルさがあるほうが好まれる、というのがゲンジの説明である。きれいめのヘンリーネックとカジュアルなカーブデニムが中和し合い、同じブランドなのでAラインシルエットが作りやすい(どちらもMサイズ)。ライトインディゴは清涼感のある色で、爽やかに着られる。

このデニムはZOZOTOWNのメンズランキングで常に1〜3位に入っており、10色以上あるとゲンジは紹介している。上下で8,000円台に収まり、秋冬や春にも使える。さらに差をつけたい人には、横長のレザー調バッグやWYMのアイウェアを足すことを勧めている。

合わせ方2:全身ブラック

2つ目は、黒のヘンリーネックに黒の加工デニムを合わせる全身黒のスタイルである。ゲンジは、黒シャツに黒スキニーはダークになりすぎるが、今はボトムが太めなのでカジュアルな黒同士を重ねても決まりすぎないと言う。加工なしで3本ステッチの黒デニムも格好いいが、加工デニムはベージュやブラウンが差し込まれて全身が黒一色になりすぎないため、特に勧めている。

黒のときは、タックインしてボトムのラインを出すと、上下1対2の比率で脚を長く見せられる。ゲンジ自身は肌の面積を増やして抜けを作るため、黒のときは一番下までボタンを開けるという。全身黒では腰の境界がぼやけやすいので、キーフックを垂らして着丈の位置を示すのが大事だとゲンジは指摘する。キーフックがなければタックインで境界を見せればよく、ルメールにも黒のヘンリーネックをタックインしたスタイルがあったと振り返っている。ライトインディゴの組み合わせに比べるとカジュアルさは控えめになり、モードでスタイリッシュな印象になる。

合わせ方3:落ち着いた色のワイドスラックス

3つ目は、グレーにストライプが入ったような落ち着いた色のワイドスラックスとの組み合わせである。スラックスを勧める理由は清潔感で、きれいなレストランや夏のビジネスの場など、気持ちを整えたいときに向くとゲンジは言う。使っているのは「SLIGHT FLARE DOUBLE CLOTH BAGGY SLACKS」というバギーシルエットのもので、ここまで太いスラックスを選ぶのは相当服好きな人であり、ユニクロでは売られていないサイズ感なので街中で差がつくと説明する。歩いたときのドレープもきれいに出る。

太すぎるパンツに勇気が要る人には、それほど太くない「ARC CURVED AMUNDSEN SLACKS」も提案している。スラックスはデニムよりドレープが出るので、タックインすると本来のウエスト位置が見えてシルエットにメリハリがつく。ゲンジは、スラックスと合わせるときは積極的にタックインしてほしいと話す。

結論:3パターンの着回しと、体型を選ばない点

ゲンジは、明るいデニム、暗い色のデニム、落ち着いた色のワイドスラックスをローテーションするだけで夏を涼しく乗り切れると述べる。上からシャツを羽織るスタイリングもでき、肩幅のある別の着用者や、身長160cm台の着用者の着こなしも紹介して、人を選ばず着られるアイテムだとしている。動画はこのヘンリーネックを使ったルックブックで締めくくられる。