MBアイテム、10月〜11月の販売予定:カイハラのデニム上下からミラノリブまで

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概要

MBは自身のオリジナルブランド「MBアイテム」で、毎週日曜夜9時から月曜夜11時まで受注を受け付け、毎週必ず新作を出している。ただ、先の予定をあまり公開していないため、購入者からは「どう買っていけばいいか、どう節約すればいいか分からない」という声があるという。そこで月に一度、今後の販売予定を紹介している。今回は決まっている範囲で10月から11月にかけての予定が語られた。MB自身が「我々も結構ギリギリでやっている」と認めているとおり、後半の予定には未確定の部分が残っている。

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10月4日:カイハラのデニムを使ったトラッカージャケットとトラウザーズ

10月4日(日)に発売されるのは「アルティメットファブリック」シリーズのデニムで、MBが動画内で実際に着用しているものだ。カイハラのデニム生地を使い、トラッカージャケットとデニムトラウザーズを作った。基本に忠実なデニムアイテムだが、MBは「傑作オブ傑作」と呼び、非常に気に入っていると話す。今後、自分がデニムの上下を着るならこればかりになるだろうとまで言っている。

MBはここでカイハラというメーカーへの誤解に触れる。カイハラにはユニクロのイメージがあるため、カイハラの生地を使っていることをあまり言いたがらないメーカーもあるだろう、とMBは推測する。「ユニクロが使っているのだから程度の低いメーカーだろう」と思う人もいるかもしれない。しかしMBによれば、カイハラは日本を代表するデニムメーカーで、単価の高い生地も多く扱っている。ユニクロがどの生地を使っているかはMBには分からないが、ユニクロと同じ生地ではもちろんないし、ハイブランドもカイハラのデニムを使っているので、他と比べて見劣りする生地では全くないという。

今回使った生地は「エアチューブデニム」と呼ばれる新しいデニムで、MBの説明では、見た目の重厚感はヴィンテージだが着心地は軽い。

MBはこの商品をトレンドの流れとも結びつける。今はアメカジが再評価され、マニッシュな男性像が人気になっている。ジャケットやスラックス、スーツスタイル、アメリカンカジュアルといった、メンズを象徴するアイテムが見直されているのが今の流れだとMBは見ている。デニムの上下はその代表格だ。ところが日本人はデニムの上下をほとんど着ない。その理由をMBは着心地の悪さに求める。ヴィンテージ風の極厚デニムで上下を組むこと自体はできるが、着心地が悪く、ガサガサし、シルエットもきれいに出にくいため、多くの人が躊躇する。今回のデニムはそうした問題がないとMBは述べ、詳しくは月曜日に公開した解説動画を見てほしいと案内した。

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10月11日:ボースとのコラボ第2弾、リモンタナイロンのコンバットブーツ

10月11日発売は、パリのブランド「ボース」とのコラボ第2弾である。商品名は「アルティメットファブリック ボース コンバットブーツ ファブリック by リモンタ イタリー」。ボースのブーツに、イタリアを代表する生地メーカーであるリモンタのナイロンを組み合わせた。

MBは以前から軍用のコンバットブーツを作りたいと考え、何度か試していた。しかしコンバットブーツは形が難しく、細身できれいなものを作るのは簡単ではなかったという。第1弾に続いてボース側から「うちでやりましょうか」という話があり、今回の制作につながった。

ソールにはボースの最新ソールを採用した。第1弾と同じソールにするか新しいソールにするかはかなり悩み、実際にサンプルを2つ作って比べたという。最終的には、新しいソールの履き心地と軽さ、そしてボリュームがあって身長も盛れるのに重さを感じさせないシルエットを気に入り、新型に決めた。アッパーもボースが自社で展開しているコンバットブーツとは別物だ。MB自身が絵型を描いてボースにオーダーしたもので、形状や金具など全ての点で違うとMBは説明する。

最も迷ったのはサイドジップである。ファーストサンプルにはジップを付けなかったが、量産品には付けた。ジップがあれば履きやすい。コンバットブーツはどうしても履きにくく、結局履かなくなってしまうことが多い。一方で、ジップを付けると見た目がダサくなる。この問題にボース側からいくつか提案があった。ボースオリジナルのジップの引き手を使い、ジップの「ムシ」を隠して、一見するとジップが付いていないように見せる。さらに付ける位置も工夫し、履き口のレザーや紐の部分に干渉しないよう、その合間を縫うように配置する。こうすればコンバットブーツのシンプルな表情を崩さずに済む、という提案だった。試してみてMBは納得し、この仕様を採用した。もともとMBはコンバットブーツにジップを付けない派だという。それでも今回は表地がレザーではなくナイロンで、ムシを隠すパーツも同じ素材のため切り替えとして目立たず、歩いていても問題ないと判断した。

素材は、MBアイテムで普段から使っているリモンタのナイロンだ。リモンタはイタリアと中国に工場があるが、今回はイタリアのリモンタを使っている。MBたちは以前リモンタの本社を訪ねて話をしたこともあり、かなり密に仕事をしている間柄だという。生地は、メゾンブランドでも多く使われているリモンタの代表的なナイロンである。

金具にも違いを出した。コンバットブーツはマニッシュな印象を出すためにくすんだシルバーを使うことが多いが、今回はつるっとしたシャイニーなシルバーパーツにし、モードな雰囲気に寄せたとMBは話す。高さもわずかに加え、ブーツインでもブーツアウトでも格好よく見えるように仕上げた。MBが勧めるのは、ドローコード付きのパンツを合わせ、ブーツには入れずにコードを引き絞って裾を止める着方だ。ブーツインのように見えつつ、実際にブーツインするよりシルエットがきれいに出るという。男性的だがやりすぎではない、良いバランスに仕上がったとMBは評価している。

価格は収録時点でまだ決まっておらず、毎週月曜の商品紹介で改めて伝えるとした。発売は10月11日の夜9時からである。

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10月15日:会員限定のローシルク・カシミア大判ストール

10月15日(木)は「リミテッドアイテム」の販売日だ。メルマガ会員、YouTubeメンバーシップ、LINE会員だけが購入できる限定商品で、毎月必ず出している。今回は「アルティメットファブリック ローシルク カシミア オーバーサイズストール」で、MBアイテムではなく「オックスジュエリー」名義での販売になる。

形はメンズなら誰でも使うようなベーシックな大判ストールだが、素材には思い切りこだわった。ローシルクとカシミアの混紡で、MBは非常に高価な素材だと強調する。ローシルクやカシミア特有のナチュラルでオーガニックな雰囲気がありながら、柔らかくふんわりしていて、季節を問わない薄さになっている。

MBの説明によれば、ローシルクとは蚕を殺さずに作るシルクのことで、サステナブルな素材として再び注目されている。通常のシルクのようなつるっとした風合いではない。シルクらしい柔らかさや光沢は持ちつつ、普通のシルクにはないムラ感があるのが大きな特徴だという。今回はこのローシルクを太めの糸にしてカシミアと混紡した。

価格は税込5万2000円。MBは素材を考えれば値段は重くなったと認めつつ、5万2000円を出す価値は十二分にあると述べた。注意点として、ローシルク特有のオーガニックな匂いがある。使っていくうちに消えていき、すぐ消したければ消臭スプレーやファブリックスプレー、香水である程度抑えられる。MBは匂いの表現に苦労しながら、薬品臭いものではなく優しく柔らかい匂いなので、あまり気にならないだろうと話した。

この素材を選んだ理由についてMBはこう説明する。この秋冬はストールが再び人気になっているが、ウール100%やカシミア100%のつるっとしたストールは多くの人がすでに持っているだろう。そこで、表情があってコーディネートに奥行きが出るような、ドリス(ヴァン・ノッテン)がやりそうな素材感を自分のブランドでやりたいと考え、素材を探してもらったという。

動画では2色を見せている。黒は動画だと風合いが伝わりにくいとしながらも、ヘリンボーンのような独特のムラ感がしっかり残っており、MBはそこを特に気に入っている。きれいなウールのコートと合わせるのが最高だとMBは勧めた。

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10月18日:形を見直した尾州ウールシャツの新作

10月18日(日)夜9時からは、MBが「スペシャリテ」として打ち出している尾州ウールシャツを販売する。尾州で作られるウールの中でも特に良い素材を使ったシャツで、今回は形をマイナーチェンジした。

2年ほど前まで出していた尾州ウールシャツは、着丈が短く、テールが長い形だった。今回は名称を「アルティメット尾州ファブリック パーマネントウールシャツ」に変え、着丈を少し長くして、よりクラシックな雰囲気に仕上げた。トレンドが少しずつ変わってきており、着丈の短いものよりクラシックで長めのものが良いと判断したという。タックインしても、外に出しても使える。細部も少しずつ変えており、これまでの購入者も納得できるクオリティだとMBは話す。

価格は税込3万1000円で、MBは「相当安い」と言う。ウール100%で、スーパー表記の原料を使って尾州で生地から作った、ツイルの生地である。他のブランドではブルゾンやジャケットに使われることもある単価の高い生地だが、MBアイテムの事業構造なら限界まで安く出せる、というのがMBの説明だ。

縫製のクオリティも初期よりかなり上がり、端ぎりぎりを縫うステッチもきれいに仕上がっているという。ポケットはなく、表側に前立ても出さず、できるだけミニマムなデザインにした。ボタンには貝ボタンを使い、細かなパーツにもこだわった。

色は4色ある。過去最大の人気だったサックスブルーは、コットンではなくウールなので風合いがまったく違うという。ほかにチャコールグレー、オフホワイト、そしてMBが個人的に気に入っている真っ黒。ウールでは真っ白を出しにくいため、白はオフホワイトにしたが、それがまた良い味になっているとMBは話す。

価格の推移についても触れた。MBの記憶では、最初に出したときは2万3000〜4000円ほど、昨年は2万9000円ほどだった。マイナーチェンジでレベルは上がったが値段はそれほど変わっておらず、「このご時世よく頑張っている」とMBは自己評価している。

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10月末〜11月頭(予定):ミラノリブとヴィンテージ調アイテムのシリーズ

ここから先は日程が決まっていない。10月最終週はミラノリブのシリーズになりそうだが、ミラノリブが11月にずれ込む可能性もあり、アーカイブ販売が入るかもしれないという。MBは10月25日と言ったあと、10月28日か11月1日、間に合えば10月28日にやりたいとも話しており、日付自体が詰めの段階にある。準備しているのは、ミラノリブとヴィンテージ風の生地を集めたシリーズだ。

ミラノリブ クルーネックカーディガン:MBが動画内で着ているもので、カーディガンなのにクルーネックという珍しい形だ。MBによれば、Vネックのカーディガンはアメリカンな雰囲気もあるが、クルーネックにするとアニエスベーのようなフレンチシックの、ヨーロッパらしい雰囲気になる。着丈はほどほどに短くして今っぽいシルエットにした。色はオレンジ、ダークグリーン、グレージュ、黒と、かなり攻めている。ミラノリブの風合いと発色が良く、色で遊んでも安っぽくならなかったので多色展開にしたという。オレンジやグリーンを今年の差し色に使ってほしい、とMBは話す。

ミラノリブ ポロシャツ:カーディガンと同じ生地で作ったが、袖の編み方を変えている。ポロシャツはタンクトップの上に1枚で着ることが多く、袖もまくるだろうとMBは考えた。そこで伸縮性があってしっかりホールドする編みにし、まくった袖が落ちないようにした。それに合わせてリブの編みも変えたという。色展開はカーディガンと同じだ。

フェイクレザーの加工パンツ:ヴィンテージ風のパンツで、ややオーバーサイズのワイドテーパード。ブラウンは、ブラウンの上に黒を染めた独特の配色で、少し赤みがかって見える。黒もレザーの風合いが分かるムラのある染め方にしている。

ヴィンテージ風チェックシャツ:縫い合わせ部分をほつれさせた、ダブルポケットのシャツで、シャツアウターとしても使える。MBが特にこだわったのはチェックの配色で、ピンクにブルー、鮮やかなグリーンなど、他のブランドにはない配色を狙った。70年代ぐらいの雰囲気を持つチェックシャツを作りたかったという。

チロリアンシューズ:本革で、ソールが厚めのワーク寄りのテイストだ。MBは、ニューバランスなどでスクエアトゥが人気になっているが、スクエアトゥの元祖はこうしたチロリアンブーツだと話す。風合いの良い厚手のスエードで重厚感を出し、太番手のステッチでデザインも入れた。ブラウンはカントリー調、黒はモードな雰囲気になる。足元が映え、身長も盛れるアイテムだという。

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未確定のスケジュール

このシリーズは、10月最終週に間に合えば10月中に、間に合わなければ11月頭に販売する。MBは、どこかでアーカイブ販売が入ってくるかもしれないと感じている。もし今回のシリーズが10月中に間に合った場合、アーカイブ販売は11月か12月あたりのどこかで行う見込みだという。今回確定していたのは10月18日までで、それ以降の順番と日付はまだ調整中のまま動画は締めくくられた。