台風下のケアンズ3日間:キュランダ高原列車、レインフォレステーション、グリーン島を回った旅の記録

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概要

旅行系YouTuberのおさだが、4年ぶりにオーストラリアを訪れた旅の記録である。前回のオーストラリアは、タイに続く人生2度目の海外旅行で、まだ旅に慣れておらず、大きな衝撃を受けたという。今回は、事前に開いた「作戦会議ライブ」で視聴者から集めたおすすめをもとに計画を立てた。旅行予約サービスのKlookとオーストラリア政府観光局とのコラボ企画で、政府観光局からは「オーストラリアの魅力を伝えてほしい」とだけ言われたそうだ。そこでおさだは、今回の旅の目標を「ふざけない」と決め、真面目に旅をすると宣言している。

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最初の目的地はケアンズだった。ところが、到着日とその翌日が現地の「ハリケーン」(ホテルの日本人スタッフの言い方)の最も強い時期と重なった。予定していたツアーの多くが中止になり、計画は大きく変わることになる。

成田からジェットスターの直行便で出発

出発は成田空港第3ターミナルで、ジェットスターの直行便でケアンズへ向かった。おさだはオンラインチェックインを事前に済ませていた。夜20時ごろに出発し、現地には朝4時(日本時間)に着くスケジュールである。飛行時間は約7時間30分、運賃は5万6000円ほどだった。おさだが出発前に調べ直したところ、最安で3万円ちょっとの便もあったという。機内は満席で、座席にモニターも付いており、「ジェットスターは意外にきれいで驚いた」と話している。食事の機会がないため、小腹対策に卵を持ち込んでいた。

入国に必要な手続きについて、おさだはESTAと呼んでいる。専用アプリをダウンロードし、そこから申請する方式だ。費用は20オーストラリアドル(約2,200円)、有効期間は発行から1年間。おさだの場合は申請から10分ほどで許可がメールで届いた。許可はパスポートに紐付けられるので、印刷は不要だったという。通信はKlookで買ったeSIMを使い、料金は1GBあたり200円ほど。入れておくべきアプリとしてはUberを挙げている。

雨のケアンズ空港とホテルへの移動

ケアンズ空港には定刻どおりに着いた。入国時に何らかのトラブルがあったが、内容は「言えない」として明かしていない。到着ロビーではレンタカーのカウンターは確認できたものの、両替所は見当たらなかった。今回は両替をせず、すべてカードで支払う方針にしている。レートは1オーストラリアドルがおよそ110円、日本との時差はプラス1時間で、日本の朝4時が現地では朝5時にあたる。

外は大雨だった。視聴者からも「オーストラリアの天気が大荒れらしい」と連絡が来ていたという。おさだによれば、ケアンズには空港から市内への電車もバスもなく、タクシーを使うしかない。今回はKlookで予約した空港送迎でホテルへ向かった。

宿泊先はクリスタルブルック・ベイリー。早朝5時半に着いたため部屋にはまだ入れず、チェックインだけ済ませて荷物を預けた。周辺の店が開く7時まで、ロビーのソファで1時間半ほど仮眠をとっている。目が覚めると、雨は残っていたものの風がおさまり、日が差し始めていた。

ワッフルの朝食とケアンズ駅

朝食はホテル近くの「ワッフルワン」でとった。カウンターで注文し、料理の皿は自分で席まで運ぶ方式だ。メニューは英語のみで、価格帯は19.9ドルから24ドルほど。メニューを見ても内容が分からなかったため、Googleマップの情報を頼りにサーモンとアボカドのワッフル(19.9ドル)を注文し、アイスコーヒー(7.5ドル、約800円)も頼んだ。量はかなり多く、「海外に来た感じがする」と言いながら、サワークリームを付けると一層おいしいと評価している。ただ、この量のせいで直後の移動中は満腹で気分が悪くなったそうだ。

店にはおさだ以外に4組ほどの観光客がいて、全員が日本人だった。おさだは、オーストラリアには日本人が多いと感じている。

ケアンズ駅へは、ショッピングモール「ケアンズセントラル」の中を通り抜けて向かった。買い物をするならこの辺りがよいと聞いていたという。空港からの鉄道はないが、市内には鉄道の駅がある、とおさだは気づいている。

キュランダ高原列車:乗車方法と時刻

キュランダ高原列車は、約2時間かけて絶景の中を走る、ケアンズで人気の列車旅である。おさだはKlookで時間指定のチケットを事前に購入していた。駅構内には「キュランダ」の案内が至る所にあり、日本語表記もあって迷うことはなかった。事前予約者は専用の列に並ぶ。バウチャーに書かれた予約番号を窓口で伝えると、乗車券と引き換えてもらえた。

時刻についての説明は少し揺れている。おさだは、ケアンズ発キュランダ行きは午前の8時半と9時半の2本、キュランダからの帰りは午後の2本(14時台と15時半と説明)だと理解していた。線路が単線であることが、午前に行き、午後に戻る運行形態の理由ではないかと推測している。ただし、「しっかりご自身で調べてください」と念を押している。

乗車後、おさだは景色を見るには窓側の席が重要だと気づいた。確認すると、自分は条件のよい席を予約できていた。座席には水が付いている。車内にトイレがないのではと心配したが、8号車に確認でき、「意外とちゃんとしている」と話していた。

雨の中の車窓とバロン滝

列車は標高の高いところまで上がっていく。晴れていれば眼下に街並みが広がるはずだったが、雲で見えなかった。それでも、草原とカーブが重なる「有名な絵」の場所では、天気が悪い中でも「めちゃくちゃきれい」だったという。

途中で列車が一時停車し、乗客の一部が降りていった。最初、おさだには何が起きているのか分からなかった。後を追ってみると、バロン滝を見るための停車だと分かった。おさだは、ナイアガラの滝などの大きな滝を見てきたので少々のことでは驚かないと前置きしていた。それでも、実際の滝には「結構すごい」と勢いの強さに感心している。

レインフォレステーション自然公園へ

キュランダ駅に着くと、多くの乗客は徒歩で駅から600mほどの「キュランダ・コアラガーデン」へ向かっていた。おさだが目指したのは、少し離れたレインフォレステーション自然公園である。車なら10分ほどだが、歩くと1時間半かかる。そのためタクシー一択だと判断し、Uberを呼ぶと3分ほどで捕まった。ただ、周辺にはタクシーがほとんど見当たらない。ツアー参加者の多くはバスで移動しているようなので、「たまたま捕まったが、この辺りでは捕まりにくいかもしれない」と注意を促している。

公園では、コアラとの触れ合い、アボリジニ文化体験、伝統的なダンス、ブーメラン投げの実演、水陸両用車「アーミーダック」での熱帯雨林ツアーなどが体験できる。入場にはKlookで予約したバウチャーを使った。

到着が少し遅れたため、インフォメーションのスタッフが回り方を組み立ててくれた。11時半にこのエリア、12時にこのエリア、13時にこのエリアと体験を回り、14時の列車に乗りたいなら13時半に出る駅行きのシャトルバスに乗る、という内容である。タクシーは捕まりにくいので、タクシーで帰りたい人向けに連絡先の案内も渡された。おさだは、シャトルバスを使えば安く帰れるとしている。

ドリームタイムウォークとブーメラン体験

11時半に向かったのは「ドリームタイムウォーク」と呼ばれるアボリジニ文化体験のエリアだった。すでに始まっていたプログラムに途中から加わると、体の動きで音を変える楽器の演奏や、槍のような道具を投げる実演が披露されていた。おさだは、昔の人はこうした音でカンガルーや鳥を呼んでいたのだろうかと想像している。観客も投擲に挑戦し、的に刺さると会場が沸いた。

ブーメラン体験は特に人気だった。スタッフは参加者を「肩は大丈夫か」「どこに投げてるんだ」とにぎやかにあおる。まっすぐ投げると自分の方に戻ってきて危ないので、斜めに投げるようにと指導していた。家族連れの父親が予想以上に上手に投げ、息子や母親も続き、おさだは実況するように盛り上がった。元野球部で自信があると言っていたおさだ自身の番は、「めちゃくちゃ微妙」な結果に終わり、「帰りたい」と漏らしている。

12時からは伝統的なダンスのステージを見た。

コアラとの対面、自由に歩くカンガルー

おさだが今日いちばん楽しみにしていたのは、コアラに会えるエリアだった。ところが、展示される動物は時間帯によって入れ替わる。12時半の時点では11時10分から13時15分までが蛇の時間で、コアラは14時15分からだった。「一番どうでもいいじゃん」と落胆している。

それでも動物エリアでは、起きているコアラを見ることができた。コアラの鋭い爪を見て、「これを我慢してでも抱こうと思っていた」と話しているが、映像の中で実際にコアラを抱いた場面はない。エリア内ではカンガルーが自由に歩き回っていた。最初は置物だと思っていたカンガルーが動き出し、おさだはひどく驚いている。動物には触れてはいけない決まりのため、距離を保ったまま一緒に写真を撮ろうとしたが、うまく収まらなかった。

公園にはもう一つ乗りたいアトラクションがあったが、シャトルバスの時間に間に合わないため断念した。おさだは「計画的に」と反省を口にしている。シャトルバスは駅から徒歩で数分の「バタフライ」と付く施設の前に止まるらしいが、そこから駅へ向かう途中で道に迷い、列車の出発3分前にようやく乗り込んだ。

ケアンズ市内でのランチとホテルの部屋

ケアンズに戻ると、遅めの昼食をとることにした。肉料理が12ドルで食べられるという表示のあるホテル併設の店に入ったが、営業していなかった。そこでGoogleの評価が良かった「ジミーバーガー」に入り、店員に勧められた「ジミー・クラシック・スタック」を注文した。パティは揚げたものと焼いたものの2枚で、玉ねぎ、トマト、キャベツが挟まっている。おさだは「今まで食べた中でトップ3に入るハンバーガー」と評価した。ホテルの受付では、周辺においしい店や有名なレストランが集まっていると聞いたという。

ホテルの部屋は203号室。ジムは2階にあり、プールも備えている。部屋はシャワーのみ・トイレのみの水回りで、洗面台とボディ・フェイス用のアメニティが揃っていた。部屋に運ばれているはずのバッグが届いておらず、あとで取りに行く必要があった。おさだの見立てでは、ケアンズ駅から歩いて10分ほどで海にも出やすく、立地はよい。1泊の料金は1万7000円で、オーストラリアでこの水準のホテルなら2万円弱はかかるだろうから、この程度だろうとしている。台風の中を動いて体力を削られ、睡眠も足りていなかったため、夜まで仮眠をとった。

ナイトマーケットの量り売りアジア料理

夜には雨がすっかり止み、気温も過ごしやすくなっていた。ホテルのスタッフに勧められ、ホテルから歩いて3分ほどのナイトマーケットへ出かけた。入口付近は飲食店が並び、奥へ進むと衣料品などの物販エリアになる。さらに奥にはフードコートがあった。おさだは下着を1枚欲しかったが、13ドルという値段を見て見送っている。

フードコートには日本食の店もあった。丼ものが17ドル(約1,800円)、ラーメンも1,800円程度、うどんは1,400円ほどで、日本食が恋しくなったらここで買えるとおさだは話す。ほかにフィッシュ&チップス、タイ料理、インド料理の店が並んでいた。おさだが選んだのは、容器の大きさを選び、好きな料理を入るだけ詰めてもらえる店である。チャーハン、ビーフ、ハニーチキン、サテのような串焼きを入れてもらって20ドル(約2,000円)。安くはないが、量はかなり多いと評価している。大量に詰めて2人で分ければかなり安くなりそうだとも話し、複数人で来て食べるにもよい場所だとしている。

このマーケットに限らず、おさだはオーストラリアの人々について「すごくみんなニコニコしていて、タクシーに乗っても話しかけてくれる」と印象を語っている。ただし、自分は会話がほとんどできていないとも付け加えている。

ツアーが次々と中止に

次の場面は、到着から2日後の朝である。前日はKlookで予約した海のツアーなどを予定していたが、ハリケーンの影響で中止になった。コラボ企画なので休むわけにもいかず、代わりの予定を考えたものの、天候のせいで動けず、結局その日は丸一日オフになった。

この日も、予定していたツアーが中止になった。ハリケーンの気配はもうなかったが、それでも実施されなかったという。概要欄によれば、参加できなかったのはグレートバリアリーフのポンツーン日帰りクルーズと、デインツリー熱帯雨林・モスマン渓谷ツアーである。おさだは早朝からパソコンで探し、参加できるツアーを見つけた。それがグリーン島へのツアーで、1日コースと半日コースがあるうち、おさだは迷わず半日を選んだ。

朝食は「ビーフ」の文字を見て選んだビーフのパン(16ドル)と、普段は飲まないカフェラテ(5ドル)で、合計21ドル。パンは温めないタイプで、「うまいんかい」と驚いている。普段は白米と卵、最近は鮭という朝食なので、これとの差を感じたようだ。

グリーン島:波の高い海と、楽しみ方が分からない自分

集合場所はリーフフリートターミナルで、ここからグリーン島への船が出る。バウチャーを見せてチケットを受け取ると、日本語で対応してもらえた。その際、ハリケーンの影響で海がかなり濁っていることを了承してほしいと告げられた。ツアーにはシュノーケリングやグラスボトムボートなど、海を楽しむプログラムが含まれている。一方でタオルは付いていないと分かり、おさだは出航前にホテルへ走って取りに戻った。参加者は非常に多く、船も想像より大きかった。おさだは船の真ん中の席に座ったが、揺れがひどく、到着時には嘔吐寸前だったという。実際に体調を崩している人もいた。

島では16時の帰りの便まで、約5時間の自由行動になる。ガイドが案内するのではなく、島内のアクティビティを各自で楽しむ形式だ。おさだは「結構難題だ」と感じている。地図によれば、シュノーケリングスポット、亀が見られるエリア、ゆったり過ごせるビーチ、プール、飲食店などがある。器材の貸し出し所では日本人スタッフが分かりやすく説明してくれた。旗が2本立っている、ライフガードのいるエリアで自由に泳ぎ、終わったら器材を返しに来るという仕組みである。

島を歩き回りながら、おさだは自分について語り始める。プールに飛び込んだり、島の遊びを楽しんだりしている人たちを見ると、みんなが楽しそうに見える。自分は山や海など自然は好きだが、そこでアクティビティをするより、きれいな景色をぼんやり眺めていることに幸せを感じる。はしゃいで遊ぶことができず、つい「ゆっくりしよう」となってしまう。そんな自分を変えたいと思ってこの島に来たのだ、とおさだは話す。自分は無人島で真っ先に死ぬタイプだろう、とも口にしている。

シュノーケリングスポットは人が多く、思ったより狭かった。周囲の人はライフセービング用のようなウェアを着ていたが、おさだは持っていなかった。置いてあったチェアを借りようとしたが使用不可で、荷物を移している。邪魔にならない端の方から海に入ると、波は高いものの水は意外ときれいで、とても冷たかった。ただ、浅すぎて何も見えず、もっと沖に出る必要があるようだった。おさだは「もういいや、ここら辺で」と、そのあたりで切り上げている。さらに、12時半から予定されていたグラスボトムボートも、悪天候のため中止になった。

オージービーフで締めくくり

最後の夜は、オーストラリアといえばとオージービーフを食べた。ソースは3種類から選べ、おさだはペッパー系を選んだ。ほかにマッシュルームのソースなどがあったという。価格は12ドル(1,300円前後)で、オーストラリアの物価からすると安いのだろうかと首をかしげながら、「おいしかった」と振り返っている。

ケアンズ編はここで終わる。台風で海のツアーの多くは実現しなかった。次回は別の都市を回る予定で、おさだは天気が良くなりそうだという見込みを伝えて動画を締めくくった。