ユニクロ「スマートワイドストレートパンツ/丈長め」3色を履き比べる:Genjiが見た長所と注意点

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概要

ユニクロのレディースには、メンズでもファッショナブルに履けるワイドなスラックスがある。Genjiはこれまで「タックワイドパンツ」をチャンネルで長く紹介してきた。今回は新たに出た「スマートワイドストレートパンツ」を購入し、3色を履き比べた。話者の評価は「正直めちゃくちゃいい」というものだ。服好きにも、これからファッションを学びたい人にも勧められるとしつつ、サイズ選びには一つ注意点があると述べる。何が良いのか、値段相応か、どこに気をつけるべきかを順に検証している。

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購入条件:丈長め・Mサイズ・4,990円

Genjiが買ったのはオンラインで扱われている「丈長め」で、サイズはM。価格は4,990円だ。本人の体格は175cm・59kgの痩せ型。最初に示した結論は、「丈長めを、普段着用しているジャストサイズよりワンサイズ上で買うとめちゃくちゃいい」というものだった。

丈長めはオンライン限定で、店頭で買える通常丈より数が少なめだという。そのため、早めに確認したい人は押さえておくとよいと話者は勧めている。

素材:TR素材は驚きはないが平均値が高い

素材はポリエステルやポリウレタンを使った、TR素材と呼ばれるものだ。話者は後日公開予定の無印良品の購入品紹介(ワンタックワイドパンツ)でも同じ素材に触れるとしたうえで、その性質を説明する。天然のウールのように見え、シワになりにくい。きれいな艶感と光沢感があり、ポリウレタンが入っているので伸縮性もあって動きやすい。

話者の考えでは、本物のウールは高価で扱いも難しい。服に興味がない人からすれば、シワができない前提のほうがありがたい。その点、この素材は安く、ウール見えし、シワになりにくい。だから無印良品も扱い、ユニクロのレディースでもよく見かけるのだという。Genjiは10年ほど前から、HARE、STUDIOUS、GLOBAL WORK、LAZY BLUEなどでも定番だったこの素材を発信してきた。そのため、服好きにとっては驚くほどの素材感ではないかもしれないと認める。それでも「平均値は圧倒的に上」であり、ストンと下に落ちる落ち感が、足の形を問わずきれいなシルエットを保つと評価する。5年以上いろいろな服を買ってきた人には驚きはないかもしれない。一方で、最近服を集め始めた人には「何これめちゃくちゃいいじゃん」となるパンツだ、というのが話者の見立てである。

シルエット:浅めの2タックと、ぎりぎりを攻めた股上

似た素材のパンツはこれまでもユニクロにあった。今回の違いとして話者が強調するのはシルエットの良さだ。浅めの2タックでウエストラインは絞られ、タックが徐々に開いて太ももあたりから太くなる。ウエストから太ももにかけて台形を描き、その先はストンと下に落ちる。センタープレスも入っている。

特に注目したのが股上だ。深すぎず浅すぎず、やや浅めに設定されているため、股下から足先までのラインが長くなり、足がすらっと長く見える。対極の例として話者が挙げたのはサルエルパンツだ。股上が深く、ギミックとして面白いが、足は短く見える。ユニクロのメンズでは股上を浅くすると着用感に問題が出やすく、あまり浅くしないという。しかし、メンズとして攻められるぎりぎりの浅さは欲しい。Genji自身もWYMのスラックスやデニムでその浅さに挑戦しており、このパンツもぎりぎりの深さを微調整している点がすごく良いと評価した。

Tシャツをタックインすると、きれいなAラインのシルエットができる。話者はへその下あたりで履いている。その位置だと裾は地面にこすらず、前側にだけクッションが溜まる。ずるずるに長いのは嫌だと思っていたが、このサイズ感なら無理なく履けるという。

サイズ感:ワンサイズ上を推す理由

唯一の注意点として話者が挙げたのがウエストだ。これまで紹介したタックワイドパンツではLやXLを選んだが、Mも履けなくはなかった。そのため今回はMを買った。ところが、実際にはかなり細かったという。伸縮性はあるものの、締めると「パスタは大盛り食えないな」という程度のジャストさだった。

さらにGenjiは、ZOZOTOWNで好評だというWYMの「クールドライデンス」Tシャツをタックインし、ベルトも巻いている。このTシャツは裏がナイロン、表がコットンで、接触冷感と速乾性がある。高級感を出すためにしっかりと腰のある素材にしたので、タックインしてベルトまで巻くとパンパンになる。話者の説明では、このパンツはシルエット重視でウエストがタイトに作られている。レディースで普段S・M・Lを問題なく履いている人も、このパンツは普段Sの人はM、Mの人はL、Lの人はXLを選んだほうがいいのではないか、と勧めた。

細部の欠点と季節感

あら探しをするならとして、話者はいくつかの点を挙げた。レディースのパンツなのでポケットは浅めだ。ただし、この手のレディースパンツはヒップをきれいに見せる狙いから、後ろポケットがなかったり片側だけだったりすることが多い。このパンツは浅いながらも両側に後ろポケットがあり、そこは高評価だという。ファスナーもかなり短いが、許容範囲だとしている。

涼しさについては、ユニクロにはもっと涼しげな素材があるという。生地は中肉で、真冬に履く人もいそうなオールシーズン向けの素材感だと話者は見ている。

全体として、話者はWYMのスラックスに近い形だと評価する。ウエスト問題とレディースならではの細かなディテールを除けば、ユニクロの今のきれいめボトムの中で最も勧められるパンツだという。

08 ダークグレー:ほぼブラックで最も使いやすい

最初に履いたダークグレーは、ほぼブラックに見える色だ。話者は、ワンサイズ上げたこの色がいちばん使いやすいと勧める。

コーディネートでは、クールドライデンスTシャツから、よりタイトなWYMのコットンTシャツ(2,200円)に替えた。普段はMだが、ワンサイズ下げてSを着ている。丈の短いTシャツなので、頑張ってタックインしなくてもきれいなバランスになるという。前だけ軽く入れてベルトのバックルを見せ、横は流す。こうすれば、シルエットとタックインの両方を楽しめる。話者はこのパンツを「フロントインがかっこよく決まるスラックス」と評した。

アレンジ例として、夏の日差しに合わせたアイウェアの追加、ロールアップが紹介された。着丈短めのシャツに革靴を合わせれば、パンツの面積が長く見えるラフなコーデになる。丈が長いのでタックインして1:2のバランスを作ることもできる。白いTシャツに、キーフック、腕時計、リング、ネックレス、アイウェアを足す夏のコーデも示した。タンクトップにシャツを羽織ったオールブラックの大人っぽい着こなしも紹介し、横から見たシルエットがかっこいいと繰り返している。

靴と履く位置

合わせた革靴は、身長が5.5cm盛れるタイプだ。サンダルを合わせる場合、今のようにへその下で履くと裾を引きずってしまうという。そのため、サンダルならより高い位置で履き、WYMのスラックスよりも股上が浅いと考えて調整するよう話者は勧めた。ヒールのある革靴なら、腰を落として履いても無理はないとしている。

04 グレー:明るさゆえの「スウェット見え」をどう使うか

2色目のグレーは、話者の表現ではかなり明るいライトグレーだ。まず、同じMでもダークグレーよりお腹がきつく、腹の肉が少し乗るほどだったと報告している。

Genji自身はグレーのパンツが好きで、LIDNMでもグレーの夏用コーデュロイパンツを出したほどだという。ただ、このパンツはシルエットがかなり女性的だ。暗いグレーなら良い方向に働く艶感と光沢感も、この明るさだとレディース感が出ると話者は感じた。シンプルに合わせると、街中でよく見るスウェットパンツくらいの明るさに見え、スウェットパンツっぽく見える瞬間もあるという。

一方で、話者はその印象を活かす案も出した。一つは、夏以外にかっちりしたアウターを合わせ、海外スナップのような着こなしにすることだ。例として、肩の詰まったLIDNMのリネンジャケットを合わせた。もう一つは、夏に明るい印象を活かして、上にも元気でユニークな色を合わせて統一感を出すことだ。全身が黒やモノトーンに偏りがちなときに、明るさを取り入れるパンツとして使えるという。

さらに、現在発表されている27SSのコレクションでは、招待された有名人のスタイリングがかなりフォーマル寄りになっていると話者は言う。その影響を受けて、以前購入品として紹介したダブルのジャケットを羽織ってみせた。きれいめで少し色遊びをした装いに、外しとしてスウェット見えするスラックスを合わせる。スウェット見えを前提に組めば簡単に決まる、というのが話者の結論だ。

37 ブラウン:話者が「優勝かも」と推すチェック

3色目は、伝統的なガンクラブチェックではないものの、千鳥柄の入った履きやすいチェックのパンツだ。Genjiは最近ベージュ系やブラウン系のアイテムに目がないという。7月発売予定のLIDNMの主力シャツ、リネンのタンクトップ、アイウェアと合わせ、ラフで大人っぽい着こなしを見せた。

話者はこの色を時流とも結びつける。AURALEEの薄いベージュのチェックシャツが出ていること、Brooks BrothersやBurberryのヴィンテージのようなオーセンティックな色味がじわじわ人気になっていることを挙げ、それをユニクロで押さえるのもいいのではと話した。ベージュ系のパンツはシルエットを間違えると地味に見えやすい。しかし、このパンツは裾の長さなどが「日本人向けではない頃のAURALEEのパンツ」を思い出させるという。話者はここで「俺ちょっとこの色が優勝かもな」と語った。すでにグレーや黒のスラックスを持っていて、スタイリングに自信のある服好きが買い足すなら、この色かもしれないという評価だ。

秋冬を見越した合わせ方

Genjiはこの色が秋冬に活躍すると考え、秋冬をイメージしたコーデも組んだ。コレクションでも多かった赤のインナーをちらつかせ、ヴィンテージのアウターを重ねる。さらに、即完売したLIDNMのダークネイビーのスエードジャケットに、AURALEEのニット(サイズ4)を合わせた例も示した。着丈の短いニットは、これからの短めのメンズアイテムとも相性が良いという。

話者は、4〜5年前にLIDNMからベージュのチェックのスラックスを出したときにも、このジャケットを合わせたことを振り返る。サイクルが回って、こうしたパンツが改めて新鮮に感じ始めているという。レザーのツヤ感と肩の張った男らしいコーデに合わせたのがユニクロだとは思えない、とも述べた。

夏の合わせ方としては、黒の半袖レギュラーシャツにクールドライのインナーTを着て首元に抜け感を作る。ネックレスや手首・腰回りのアクセサリーを足し、リムレスや太縁のアイウェアで雰囲気を調整する。ただし、ベージュのスラックスに黒の半袖シャツは「性格の良さそうな、素敵なお子さんを連れた公園コーディネート」にも見えるという。それも素敵だとしたうえで、話者自身は最初に着た黒の長袖とタンクトップの組み合わせのほうが雰囲気が出て好みだと述べた。

結論:どの色を誰に勧めるか

最後にGenjiは、合わせたコーデの数を見れば自分がどの色を気に入っているか分かるだろうと話した。そのうえで勧める色を分けた。3年以上チャンネルを追っている人にはブラウンのチェックを強く勧める。最近チャンネルを知り、大人のきれいめファッションのアイテムをまだ持っていない人には、いちばん暗いダークグレーを買うのが最も良い。これが話者の落としどころだった。サイズについては、どの色でも普段よりワンサイズ上を選ぶことが前提になる。