高市首相、簗農水相の進退判断が迫る 官邸幹部が辞任・更迭を否定しなくなった

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概要

簗農林水産大臣の進退をめぐり、高市首相の判断のタイミングが迫っている。日本テレビ政治部の矢岡亮一郎官邸キャップが、首相官邸前から官邸内の空気の変化、後任をめぐる声、政権運営への影響を解説した。

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官邸幹部の発言が変わった

矢岡キャップによると、高市首相は間もなく終わる予算委員会の後に、簗大臣と面会する可能性に言及している。中継中にも、簗大臣が首相と面会するため官邸に来るという情報が新たに入った。

この日の官邸関係者への取材では「大きな変化」があったという。官邸幹部が、簗大臣の辞任や更迭を否定しなくなったのだ。ある官邸幹部は「世論はそんなに甘くない」と語った。別の複数の官邸幹部も口をそろえて、もし辞任があるなら予算委員会が終わった後だと話しているという。

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「違法性があれば躊躇しない」発言と今日の答弁

高市首相は前日、違法性があれば躊躇しないとして、更迭も辞さない構えを見せていた。この日の答弁では、前夜に簗大臣から電話で説明を受けたことを明らかにしたが、違法性がないとは断言できなかった。

矢岡キャップは、前日の言葉通りであれば、今夜にも首相が進退について最終判断を下し、更迭も含めてあり得るというのが大勢の見方だと伝えた。辞任は十分あり得るという雰囲気で、そう話す人は前日に首相の進退に関する答弁が変化して以降、急速に増えたことは確実だという。

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早くも取り沙汰される後任

矢岡キャップは「少し気が早い」と断りつつ、後任の名前が複数取り沙汰されるほどだと述べた。後任には農水大臣や農水副大臣の経験者がよいのではという声がある一方、後任は準備期間がないうえ、妙な形で注目されてハードルが上がるため、誰も後任になりたくないのではという声まで出ているという。

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辞任しても残る政権へのダメージ

仮に簗大臣が辞めて後任を選ぶことになっても、高市政権へのダメージは残るのか。矢岡キャップは、辞任したとしても簗大臣の「予算カット」発言は行政への信頼を揺るがすものであり、政権へのダメージがどの程度になるのか、政権幹部も世論の動向を注視していると説明した。

加えて、一連の対応で高市首相には判断のタイミングが遅いという指摘がある。あるベテランの閣僚経験者は、誰も高市首相にうまく進言できないのだろうと話した。首相に近いある議員は、考え抜くタイプだけにどうしても判断が遅くなると指摘している。

身内に甘いという指摘も出ている。ある自民党関係者は皮肉まじりに「私の大事な簗ちゃんだから一本釣りしたんだろう」と話したという。首相の思い入れの強さが判断を鈍らせ、遅らせているという見方で、矢岡キャップは政権の危機管理対応に疑問符をつける指摘が出ているのも確かだと述べた。

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国会審議への影響

この問題以外にも議論すべき課題が山積する中で、国会への影響も避けられない。野党側は、簗大臣が辞任しなければ不信任決議案を提出するとして、審議ストップにもつながりかねない動きを見せ、与党に辞任を強く迫っている。

一方、高市首相は最優先する消費税関連法案について、来週20日の審議入りを目指しており、1日も無駄にできない状況にある。矢岡キャップは、高市首相に判断の時が迫っていると締めくくった。