株式を全売却して頭金3000万円、一棟アパートを買った33歳の投資家が語る「準備の10年」

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概要

福岡県で化粧品の卸売業を営む33歳の投資家は、2025年12月に佐賀県内の一棟アパートを取得した。頭金の3000万円は、約10年かけて積み上げてきた株式をすべて売却して用意したものだという。なぜ株式から不動産へ資産を組み替えたのか。家族5人の家計をどう回し、物件購入までの長い準備期間に何をしていたのか。本稿は、そうした点を聞いたインタビューの前半部分をまとめたものである。

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平坦ではなかった1棟目までの道のり

番組冒頭の紹介によれば、購入までの道のりは順調ではなかった。手付金を入れた物件の取引が直前で白紙になり、融資も土壇場でひっくり返ったという。本人は冒頭のダイジェストで、手付金も払い、保有していた株式もすべて現金化していたので少し驚いたと振り返り、「全然想定通りにはいかない」と感じていると話している。

一方で、購入後の手応えにも触れている。自身の小遣いが月3万円であることを引き合いに出し、28万円が入ってくるとやはりテンションが上がると語った。ただし、この28万円が何の金額なのか、どの期間の収入なのかは、今回の字幕の範囲では説明されていない。

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本業と家計:年収600万円、夫婦とも小遣いは月3万円

本業は、メーカーから化粧品を仕入れて卸す事業である。経営者として6年目を迎え、妻と一緒に会社を運営している。年収は600万円。金融資産は、ほぼすべてが現物の土地建物で、その額は9000万円だという。

家計は小遣い制をとっている。結婚してから本人の小遣いは月3万円で、飲み会の費用も、子どもを遊ばせる費用も、すべてそこから出している。妻の小遣いも同じ3万円なので、自分だけ増やしてくれとは言えないと笑いながら話した。子どもは3人で、全員が男の子である。

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きっかけは大学で学んだインフレの研究

不動産投資を志したきっかけは大学時代にある。経済学部で、主にインフレと経済史を研究していた。その過程で、いずれ必ずインフレの時代がやってくるという危機感を持つようになったという。インフレ下では金や建物といった現物を持つべきだと考え続け、いつかは建物を持ちたいと思っていた。

ただ、実際に物件を購入できたのはそれから約10年後である。20代の頃から金融機関や不動産会社に相談していたが、「まだ早い」「もう少し待ってからでもいいのではないか」と言われた。年収700万円くらいからだと言われたこともあったという。融資が下りない、そもそも話を聞いてもらえないという状況が続き、やりたい気持ちはあっても進められなかったと本人は振り返る。

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準備期間:資金づくりと資格取得

この期間、購入資金は株式の運用と副業で作っていった。並行して力を入れたのが資格の取得である。金融機関や不動産会社と話すと、独特の用語が多く、関わっていない人には何を言っているのか分からないことがよくあった。不動産投資をやるならまず相手の土俵に立つ必要があると考え、宅建やFPなどの資格を取ったという。

現在保有しているのは、宅建、FP2級、AFP、CFPといった資格で、2カ月ほど前には簿記2級も取得した。勉強して資格を取り、名刺に書けば、こちらの本気度が相手に伝わると考えたという。実際に宅建を取ってからは、不動産会社の態度が変わり、こちらの意図を汲み取ってくれるようになったと感じており、それが頑張る原動力になったと語っている。

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株式投資:独身時代のハイリスク運用から現物のみへ

株式投資のスタイルは、結婚を境に変わった。独身時代は、自分で稼いだお金を自分の責任で運用できたため、信用取引やFXなどリスクの高い投資もしていた。結婚後は小遣いの範囲でやらなければならなくなり、信用取引で一度ゼロにしてしまえば二度と市場に戻ってこられないという意識から、現物のみに切り替えたという。

結婚前の時点で、約600万円分の有価証券を持っていた。これを元手に、結婚後も増やしながら運用を続けてきた。大きく増えたのはコロナ禍の時期で、テスラ株にまとまった資金を入れたところ5〜6倍になり、600万〜700万円ほどの利益が出たという。ただし信用取引もしていたためマイナスも大きく、100万円、200万円が平気で持っていかれることもあった。差し引きで、コロナの頃は500万円ほど利益が出たと本人は話している。なお、結婚後は現物のみという説明と、この時期の信用取引による損失の話がどう時系列でつながるのかは、字幕の範囲でははっきりしない。

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不動産のキャッシュフローを「再起の土台」に

現在は、結婚したことでよりリスクを取らない投資をするようになった。しかし、そうなると以前のような増え方はもうできないと本人は言う。そこで考えたのが、不動産からのキャッシュフローを持つことだ。不動産収入があれば、どこかで失敗しても再起できる。今後はそのキャッシュフローを使って株式投資をしていきたいという考えを示した。

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物件探しとエリアの考え方

物件はおよそ10年前から探していた。ただ、まとまった資金ができ、ようやく購入できると自分の中で確信したのは2年ほど前で、そこから本格的に物件を見たり、いろいろなところに話を聞きに行ったりするようになったという。

エリアについては、何かあったときにすぐ駆けつけられる場所がいいと考え、自身が住む福岡市で物件を探していた。本来はずっと福岡市内で欲しかったという。最終的に佐賀県の物件を購入するに至った経緯は、今回の字幕の範囲では語られていない。

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株式と比べて感じた不動産投資の魅力

最終的に不動産を選んだ理由として、本人はレバレッジをかけられる点と、安定した収入がある安心感を挙げた。さらに、いろいろなことを経験できる点も、実際に不動産投資をして感じた魅力だという。株式は自分が関わらないところで値動きしてしまうが、不動産は家賃を上げるか下げるか、どこまでリフォームするかといった判断に自分が関与できる。そこが不動産投資の面白いところだと語った。

インタビューはこの後、購入した物件の具体的な内容に移るところで、今回の字幕は終わっている。