ヒカルと相馬トランジスタ、出会って10年目のリムジン24時間生活 ― 17のミッションと関西のゲストたち(前半)

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概要

ヒカルと相馬トランジスタが毎年夏に行うリムジン24時間生活は、今回で7回目になる。今年は2人が出会って10年目にあたるため、「10周年スペシャル」として、リムジンで関西へ向かい24時間で東京へ戻る旅になった。撮影日は8月31日の夏の最終日である。本来は夏のうちに公開する予定だったが、ヒカルが喉を壊して撮影が延び、公開は9〜10月ごろになったと本人が説明している。

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この動画の前半では、移動中の車内でヒカルが自分の活動方針や交際相手について語る場面が多い。そこに東海オンエアのしばゆー、元キャバ嬢のYouTuberみゆう、オリパ店の関係者、ヒカルの地元・関西の知人らが合流する。本稿は、メインチャンネルで公開された21時半ごろまでの内容をまとめる。

17のミッションと1000万円の賞金

今年もスタッフがミッションを考えており、その数は17個にのぼる。主な内容は次の通りだ。

  • 恒例のドライブスルー
  • 有名人に電話をかける
  • オリパ対決で遊楽舎の店長に土下座させる
  • べんてんや大将の勝也に1万円分おごってもらう
  • 相馬が特製ラーメンを10分以内に食べきる
  • 幼なじみの恭平から、まだ世に出ていないヒカルの過去エピソードを聞き出す
  • 話術で高額オリパをおごらせる
  • サービスエリアで2人のチャンネル登録者を探す
  • 相馬がうまい棒5本を1分以内に食べきる
  • フォロワー100万人以上の本当に人気のあるインフルエンサーをリムジンに乗せる
  • ゲスト3人以上とメンバーシップ動画を撮る
  • 2026年後半の意気込みを熱く語る
  • 相馬とヒカルが互いを感動させて泣かせる

17個すべてを達成すれば、10周年にちなんで賞金は1000万円になる。ヒカルは、相馬が以前カジノで1000万円を失った件に金額を合わせたのだろうと推測した。山分けすれば1人500万円になる。ただしヒカルは、自分の場合は自社から給料として振り込むだけなので、実質的に賞金がかかっているのは相馬だけだと話す。相馬は「絶対もらうからな」と意気込んだ。

一方で相馬は、ミッション制になってから企画がうまく回らなくなったとも口にしている。最初の2年ほどはみんなが楽しんでいたが、義務になったことでプレッシャーがかかっているという見方だ。泣かせるミッションについては、過去にどちらも泣かず達成できなかったことにも触れた。今年はミッションに酒がない、という指摘もあった。

「ゴブリン相馬」から「相馬トランジスタ」へ

ヒカルは冒頭で、相馬の今の名義を確認した。相馬は、この動画が公開されるころには「相馬トランジスタ」に戻っているはずだと答え、リムジン生活の終了後に夜の生配信で改名を発表すると説明した。

相馬によれば、ポップアップイベントで会ったファンから「トランジスタに戻してほしい」と言われたことが理由の一つだという。一度解散して再結成したような感覚になるので、1カ月で戻すのは早いと考えて、少し様子を見ていた。もう一つの理由として、「ゴブリン」で検索されて再生が伸びていると思っていたが、調べると検索経由はほとんどなかったと明かした。伸びていたのは自分がYouTubeを頑張っていたからにすぎなかった、という振り返りである。ヒカルは、一度改名したことで注目が集まったので結果的に成功だったのではないかと評価した。

ヒカルの「攻め」の姿勢とコラボの断られ方

話題はヒカルの仕事の進め方に移る。相馬は、コムドットのやまとが「やまとが1個思いつく間にヒカルは10個やっている」と話していたことを紹介し、失敗を恐れず、成功すると思い込めることがヒカルの強みだと語った。ある程度の数字を持つと多くのYouTuberは守りに入るが、ヒカルにはそれがない、というのが相馬の見方だ。

ヒカルは、自分はYouTubeで最もコラボを断られているYouTuberかもしれないと話す。7回ほど断られた相手もいるが、時期を変えて頼み直したら引き受けてもらえたこともあった。本人のタイミングがあるので、断られても送り続けるという姿勢である。ヒカルによると、以前やまとに「なぜ相馬とコラボしないのか」と聞いたところ、本当に嫌そうな顔で「あんなハイエナとコラボしたくない」と言われたという。その部分は動画ではカットされていた。ヒカルはこの件にもひるまず、やまとにも打診を続けるつもりだと笑った。

ヒカルはさらに、世の中が湧く企画、場合によっては世界的なニュースになりうる企画を仕込んでいると話した。ただし内容は明かさなかった。炎上はもう怖くなく、やりたいことをやって言いたいことを言う、それについてきてくれる人が大勢いる、というのが本人の立場だ。

本についても質問が出た。以前出した本は20万部以上売れたが、出したことで何かが大きく変わったとは感じなかったという。今後出すとしてもゴーストライターに任せるか、AIに自分の人生を読み込ませて書かせると話した。お金については、ここ5年ほど欲しい物がなく、楽しいことを優先していると語る。相馬も、1000万円を失った経験から、自分はお金をモチベーションにすると頑張れないと気づいたと応じた。好きなことに熱中しているほうが結果は出やすい、という点で2人の考えは一致した。

メンバーシップの急成長

この時点でヒカルのメンバーシップは開始から17日で会員5万6000人に達しており、このペースなら2カ月で10万人に届くとヒカルは見込んでいる。相馬も当初は入っていなかったが、結局入会した。理由は、動画によく出てくるヒカルの妹がどんな人なのか見たくなったからだという。

ヒカルによると、メンバーシップ動画は平均6万再生ほどで、高評価が6000〜7000つく動画もある。会員数を考えると非常に濃い反応だと2人は話した。ヒカルは、メンバーシップ動画で相馬のチャンネルの再生数をすべて超えることを、ファンと一緒の目標にしていると冗談交じりに宣言した。

夏休みの1週間にも、ヒカルは3時間半の動画を撮った。スタッフもそれぞれ動画を撮っており、ヒカルの母との動画、娘の1日、ぷろたんとのスパーリングなどがすべてメンバーシップで公開されている。ヒカルは「メインで出しても通用するクオリティ」だと述べ、満足度は「99.9%」でクレームもないと語った。言いたいことはメンバーシップに残し、メインチャンネルでは大きな企画をやる。この使い分けが今はうまくいっている、というのが本人の認識だ。占いで「ここ2年は悪い」と言われた時期を抜けたのではないかという話も出たが、ヒカルは「大殺界ごときで崩れる男じゃない」と退けた。

神楽と妹という「SSS級の演者」

ヒカルが特に熱を込めて語ったのが、交際相手の神楽と妹の2人だ。ヒカルは2人をヒカルチャンネルに加わった「SSS級の演者」と呼び、才能が開花していると評価した。

神楽について、ヒカルが挙げた理由は絶対的な自信だ。自分の世界観を疑わず、「世界三大美女(クレオパトラら)に加藤神楽が入ろうとしている」と本気で言っているという。ヒカル自身が「王」を目指して国をつくろうとしているのと同じように、神楽は「女王」、ボア・ハンコックを目指しているそうだ。相馬は、自分の才能を言い続けてきた昔のヒカルに似ていると返した。

ヒカルは神楽に、1万人の前でソロライブをしたら緊張するかと聞いたことがある。答えは「緊張しない、だって私完璧に仕上げるから」だったという。人目を気にせず、1人で話しても聞いていられる点も才能だとヒカルは語った。夏休みにはカメラマン不在のなかでヒカル自身が神楽を撮影し、被写体としての力を感じた。そこで今後はメインチャンネルにも出すつもりだという。当日19時半公開予定の動画も、ヒカルがほとんど出てこない神楽のソロ動画だと明かした。

ヒカルは、自分は『HUNTER×HUNTER』のビスケで、ゴンとキルアを発掘した気分だと例えた。人生で初めて誰かを「推す」ことになったのが神楽だとも話す。今の一番のモチベーションは、神楽をバッシングしている人たちの評価を覆すことだという。この話の途中で、恒例のドライブスルー(マクドナルド)もこなしている。新作は一同が「レギュラーにすべき」と絶賛した。

しばゆー合流 ― 名古屋のサービスエリアで

最初のゲストは、刈谷ハイウェイオアシスで合流した東海オンエアのしばゆーだ。「フォロワー100万人以上の本物の人気者」の枠である。マネージャーも同乗し、高速の時間の都合もあって、滞在は短時間に限られた。

しばゆーは33歳になり、現場では最年長であることが多いと話す。特徴的な服装は高価なもので、気に入った少数の服を長く着回すスタイルだという。ヒカルに十字架のアクセサリーを贈る場面もあった。何が一番楽しいかと聞かれると、食欲・睡眠欲・性欲の「三大欲求」だと即答した。昼寝は何より優先し、寝すぎて眠いほどだという。

恋愛の話題では、交際3カ月の恋人一筋で、浮気や風俗はもうしないと宣言した。周囲からは疑いの声も上がった。しばゆーは10年前、23歳で交際0日婚をし、カップルチャンネルを始めている。ヒカルも同じく交際0日婚の経験があり、YouTuberのなかでは初代だと盛り上がった。ヒカルは、今の交際相手は21歳で自分と14歳差だと明かしたうえで、「0日婚が2回続くのはおかしい」ので次は100日くらい、来年ごろの結婚を考えていると話した。2代目のカップルチャンネルをやってほしいとヒカルが勧めると、しばゆーも「ガチであり」と応じた。

しばゆーはSNSをほとんど見ていないと話す。ネットニュースを見る程度で、東海の動画のコメントも少し確認するだけだという。一方で、街で声をかけられるのは嬉しく、写真も断らないそうだ。相馬への評価は高いが、売れすぎると遊べなくなるので今くらいがちょうどいいと言い、ヒカルについては「芸人さんのように面白い」と認めていると語った。過去にしばゆーが他のYouTuberを攻撃して回ったとき、ヒカルを標的にしなかったのもそのためだという。

東海オンエアの罰ゲーム「十字架」、つまり負けた人が1カ月間特定の格好をする企画の話にもなった。ヒカルがじゃんけんで十字架を賭けるかという流れになったが、冬なら服の上に着けなければならないなどの議論の末に見送られた。しばゆーが一番つらかった十字架は、ファラオの格好・語尾の変更・ふりかけご飯しか食べられない、の3つが重なったときだという。それでも裏でずるはせず、「美味しい」と思ってやりきったと話した。「天才」として期待されることのプレッシャーについては、負担よりも期待してくれることへの感謝が大きいと答えた。

別れたあと、ヒカルはトイレで2人きりで話したときにシンパシーを感じたと振り返った。しばゆーは「5対5」への出演にも前向きだったといい、まずはプライベートで会う約束をしたという。

みゆうと相馬の恋愛観

京都のサービスエリアでは、みゆうちゃんねるのみゆうが乗り込んだ。相馬とは初対面である。相馬はみゆうを前に珍しく緊張して目を合わせられず、「キャバクラのほうが緊張しない」と言い出して周囲を笑わせた。

相馬は、YouTubeの広告収入が月250万円ほどで、スタッフが6人いると明かした。交際1年半の恋人(彼女オーディションで出会った相手)と、もうすぐ初めて同棲するという。もしミッションを全達成して500万円が入れば、引っ越し費用に充てるつもりだと話した。恋人は相馬の顔が世界一好みで、元々のファンだった山田涼介から「推し変」したほどだという。ただ、動画で一瞬だけ赤髪にしたときに目を合わせてもらえなくなった。顔が衰える前に中身も好きになってもらわないと困る、と相馬は苦笑した。

相馬は熟女や人妻が好みだと話し、その背景として、2歳のときに母がいなくなり父子家庭で育ったことに触れた。みゆうは、キャバクラで7年働いて貯金をし、夫とは財布を分けて生活費を折半していると明かした。

相馬は恋人に一度浮気されたことがあり、居酒屋で大泣きした末に許したという。次はもう別れるつもりだと話した。そこから相馬は、YouTubeを成功させるにはプライベートも充実させる必要がある、という考えを語った。昔は過激さを装っても通用したが、今は本物でないと嘘がばれる時代だという。プライベートが充実してから調子が上がったヒカルを見て、そう感じたそうだ。みゆうとは、メンバーシップ限定の「過激トーク」も収録した。

高額オリパと高騰するポケモンカード

次に一行は、以前も訪れたオリパ店に寄った。「話術で高額オリパをおごらせる」ミッションである。店側は1口20万円、PSA10確定のオリパを最初は10パック、のちに5パックおごると申し出た。

結果は、ヒカルの言葉を借りれば「大勝ち」だった。25万円相当、23万円相当、そして4分の1の確率の当たり枠から110万円相当のカードが出た。合計の評価額は200万円近くになり、追加で引いたパックからは狙っていたリーリエのカードも出た。ただし後の場面で、実際には「おごってもらったふり」をしただけで、引いた分は後で寄付するという説明がある。

店側からは相場の話も出た。ポケモンカードは他のカードゲームより「頭4つ抜けている」という。ヒカルが手元に持っているポンチョのピカチュウは、今600万円ほどになっているそうだ。逆に、店側の人はお金のないときに「ひかるリザードン」を100万円で手放したが、それが今は4000万円になっていると明かした。最後に残るのは古いカードで、今のカードも10年後には古いカードになるという見方も示された。この場には母親も顔を出し、家族でYouTubeを始めたこと、息子から469万円の時計を誕生日に贈られたことが紹介された。店のスタッフには、ヒカルの動画を見て入社した人もいるという。

べんてんやの特製ラーメンと勝也の1万円

姫路のべんてんやでは、相馬が特製ラーメンに挑戦した。大将によると、この激辛ラーメンには事情があるという。1年前、相馬は店の関係者の「うーさん」にゲームを作ってもらう約束をしたが、そのまま顔を出していなかった。うーさんはそれに傷ついており、その恨みが辛さに込められていたというのだ。

相馬は熱さと辛さに苦しみ、終盤にはペースが落ちた。それでも制限時間の残り10秒ほどで完食し、ミッションをクリアした。食事の合間には東京店の近況も語られた。月の売上は600万円ほどで、チャーハンを追加して100万円上がったという。

続いて「勝也に1万円おごってもらう」ミッションに移った。勝也はヒカルに200万円(本人いわく「199万8000円」)を求めており、ヒカルの鳥取大学の学費を返してほしいとも言っていた。対面の場でもそのやり取りが続いた。スタッフが「みんなでラーメンを食べたのに誰も現金を持っていない」と頼むと、勝也は財布から1万円を出した。本人は「ゼロが1つ増えて返ってくる」投資のつもりだと話し、相馬が東京の菓子を土産に持っていくことで話がまとまった。

2:04:25

幼なじみ・恭平が明かした過去

幼なじみの恭平は、ヒカルのまだ知られていないエピソードを語った。最初の話は小学5年生のころのものだ。当時それほど親しくなかったヒカルが恭平の家を初めて訪れた際、エクゾディアのパーツ一式を手土産に持ってきたという。ティッシュ箱に隠して「見つけた人にあげる」という形で渡されたそうだ。ヒカル本人は覚えていなかったが、仲良くなりたかったのだろうと振り返った。恭平によれば、当時のヒカルはクラスで目立たず、同級生は今の姿に驚いているという。

21歳ごろには、姫路のみなと祭りの帰りにナンパをしようとしたことがあった。ヒカルは事前に「相手の心を動かすのは簡単」と熱く語っていたが、いざ女性を前にすると固まってしまったという。高校時代には一つ上の先輩を、1年ほどかけて20回以上口説き、最後には付き合ったという話も出た。

恭平自身の失恋話もあった。コンビニ店員に一目惚れしてライブに誘われたが、当日相手は来なかった。後日、余ったチケットを売りつけられただけだったと分かったという。抗議の連絡を送ったところ、相手のブログで中傷されたそうだ。

遊楽舎・店長とのオリパ対決

最後のミッションは、遊楽舎の店長とのオリパ対決である。オンラインオリパで先にS賞を引いた側が勝ち、という条件で始まった。店長はルチアを当てるなど健闘し、互いに勝ちを主張し合う展開になった。最終的に、ヒカルと店長の双方が土下座する「痛み分け」で決着した。ヒカルは、店長が再開した店の様子を改めて見に行くつもりだと話した。恭平と店長とはそれぞれメンバーシップ動画も撮影した。

2:32:17

メインチャンネルで公開されたのはここまで

時刻は21時半を回った。ここからは東京へ戻るだけの約12時間になるため、ヒカルは続きをすべてメンバーシップで公開すると告げた。これまでのリムジン企画は全編をメインで出してきた。しかし後半はだれてしまい、その部分まで出すと数字も落ちる。そこで見どころを凝縮した部分だけをメインに出すという判断だ。今後の大型企画も同じように、メインチャンネルとメンバーシップで振り分けていく方針だという。

うまい棒の早食い、サービスエリアでの登録者探し、2人で泣かせ合うミッションなどはまだ残っている。17個すべてを達成して1000万円を手にできるかどうかは、メインチャンネルの範囲では明かされていない。メンバーシップ部分の冒頭とみられる場面では、相馬がヒカルについて「企画ではなく人に一貫性があり、ヒカルというジャンルになっている」と語っていた。