松岡修造が問う「切り開け、新時代」 佐藤駿らが語った2026/27シーズンへの覚悟

YouTubeで開く ↗
概要

10月15日に都内で開かれた「2026/27シーズン フィギュアスケート記者会見」で、松岡修造が進行役として選手たちに新シーズンへの思いを尋ねた。この場面はCSテレ朝チャンネルで生放送された。松岡はグランプリシリーズからファイナルまでを通した自身のテーマとして「切り開け、新時代」を掲げた。坂本花織が引退し、ルールも変わったことを挙げ、今季を「新時代」と位置づけている。そのうえで、選手それぞれにこの時代へ臨む思いと覚悟を、フリップに書いた言葉で答えてもらった。

4分で読めます
1:05

三浦佳生:「多重人格」で表現の幅を広げる

最初に指名された三浦佳生は「僕と多重人格です」と答えた。松岡は「多重人格なんですか?」と驚き、周囲も知らなかったと反応した。

三浦によると、去年までは型にはまった自分の演技にこだわりがあった。今季は新しい見せ方や新しい曲調に挑戦したいと考えており、レパートリーは多いほうがいいと思うようになったという。フリースケーティングのプログラムは「ジキルとハイド」で、一人の中で複数の人格を演じる。「多重人格」という言葉は、このプログラムと掛けたものだった。

1:52

山本草太:プログラムに合わせた「イメチェン」

続いて山本草太は、今季のテーマを「イメチェン」とした。松岡が髪型の変化に触れると、山本はパーマをかけていることを認めた。

山本はこれまで綺麗な曲調のプログラムが多く、自身もそうした作品を得意としてきた。今季はショート、フリーともに激しい曲調、かっこいい曲調のプログラムになっている。その世界観に合わせて、髪型も変えてみたのだという。

2:45

「あと4年間を駆け抜ける」

次に、間もなく大会を控える選手が指名された(字幕では名前がはっきり聞き取れないが、中井亜美とみられる)。掲げた言葉は「あと4年間を駆け抜ける」である。

松岡は、今年のオリンピックまでものすごいスピードで駆け抜けてきたのに、なぜ「4年間」という捉え方になったのかと尋ねた。選手の答えはこうだ。ミラノ・オリンピックまではおよそ1年で一気に駆け抜け、本当にあっという間だった。次のオリンピックまでは4年間しっかり準備する期間がある。その4年間を覚悟を持って大切に過ごしたいと考え、この言葉を選んだという。

3:30

佐藤駿:「負けん気」の相手は自分自身

佐藤駿の答えは「負けん気」だった。今の自分に必要なものはこれではないかと考え、勝ちたい、負けないぞという気持ちを込めたという。

松岡が「今、負けん気が必要なのか」と重ねて聞くと、佐藤はこう説明した。昨シーズンは「追いつこう」という思いが強かったが、今の自分にとってはこれが一番重要だと感じている。誰に負けたくないのかという問いには「自分自身」と答えた。今の状態についても「まだ少し負けている感じがする」と率直に認め、グランプリシリーズで自分に勝っていけるよう頑張りたいと語った。

4:37

川﨑桜が語った「燃え尽き」と佐藤の受け止め

ここで松岡は、ゲストの川﨑桜(乃木坂46)に話を振った。オリンピックでメダルを取った後は、モチベーションがなかなか見つからない時期があって大変ではないか、という問いである。

川﨑は自身の経験を挙げた。今年の夏の全国ツアーでは3か月で16公演を行い、密度の濃い期間だった。その後にいつも1週間ほど夏休みをもらうが、その時期は燃え尽き症候群のようになるという。そのうえで、佐藤がそうした中でも「負けん気」をテーマにしていることについて、メンタル面でもかっこいいと感じたと話した。

松岡は、佐藤は1週間ではなく2日間だけ休んだと補足し、この話を聞いて改めてどう思うかを佐藤に尋ねた。佐藤は、やはり負けん気が一番大事だと感じたと答え、ここからの練習をよりハードにして頑張りたいと述べた。松岡は、佐藤が継続して「負けん気」と言ってくれるのが嬉しいとし、少しでもモチベーションを上げてもらえるよう応援すると伝えた。

代表あいさつ:「みんながエース」

最後に佐藤が選手を代表し、今シーズンへの思いを述べた。ペアでは三浦璃来・木原龍一組が引退し、女子シングルでは坂本花織が引退した。男子シングルでも鍵山優真が休養している(字幕からの判断)。佐藤はこうした状況を挙げ、新しいシーズン、新しい時代が始まると語った。

そのうえで佐藤は、特定の誰かではなく「みんながエース」だと思っていると述べた。全員でフィギュアスケート界を盛り上げていけるよう頑張りたいという。松岡は「みんなで切り開いて、覚醒してください」と応じ、生放送はここで終了した。