松岡修造が問う「切り開け、新時代」 佐藤駿らが語った2026/27シーズンへの覚悟
oricon10月15日に都内で開かれた「2026/27シーズン フィギュアスケート記者会見」で、松岡修造が進行役として選手たちに新シーズンへの思いを尋ねた。この場面はCSテレ朝チャンネルで生放送された。松岡はグランプリシリーズからファイナルまでを通した自身のテーマとして「切り開け、新時代」を掲げた。坂本花織が引退し、ルールも変わったことを挙げ、今季を「新時代」と位置づけている。そのうえで、選手それぞれにこの時代へ臨む思いと覚悟を、フリップに書いた言葉で答えてもらった。
三浦佳生:「多重人格」で表現の幅を広げる
最初に指名された三浦佳生は「僕と多重人格です」と答えた。松岡は「多重人格なんですか?」と驚き、周囲も知らなかったと反応した。
三浦によると、去年までは型にはまった自分の演技にこだわりがあった。今季は新しい見せ方や新しい曲調に挑戦したいと考えており、レパートリーは多いほうがいいと思うようになったという。フリースケーティングのプログラムは「ジキルとハイド」で、一人の中で複数の人格を演じる。「多重人格」という言葉は、このプログラムと掛けたものだった。
山本草太:プログラムに合わせた「イメチェン」
続いて山本草太は、今季のテーマを「イメチェン」とした。松岡が髪型の変化に触れると、山本はパーマをかけていることを認めた。
山本はこれまで綺麗な曲調のプログラムが多く、自身もそうした作品を得意としてきた。今季はショート、フリーともに激しい曲調、かっこいい曲調のプログラムになっている。その世界観に合わせて、髪型も変えてみたのだという。
「あと4年間を駆け抜ける」
次に、間もなく大会を控える選手が指名された(字幕では名前がはっきり聞き取れないが、中井亜美とみられる)。掲げた言葉は「あと4年間を駆け抜ける」である。
松岡は、今年のオリンピックまでものすごいスピードで駆け抜けてきたのに、なぜ「4年間」という捉え方になったのかと尋ねた。選手の答えはこうだ。ミラノ・オリンピックまではおよそ1年で一気に駆け抜け、本当にあっという間だった。次のオリンピックまでは4年間しっかり準備する期間がある。その4年間を覚悟を持って大切に過ごしたいと考え、この言葉を選んだという。
佐藤駿:「負けん気」の相手は自分自身
佐藤駿の答えは「負けん気」だった。今の自分に必要なものはこれではないかと考え、勝ちたい、負けないぞという気持ちを込めたという。
松岡が「今、負けん気が必要なのか」と重ねて聞くと、佐藤はこう説明した。昨シーズンは「追いつこう」という思いが強かったが、今の自分にとってはこれが一番重要だと感じている。誰に負けたくないのかという問いには「自分自身」と答えた。今の状態についても「まだ少し負けている感じがする」と率直に認め、グランプリシリーズで自分に勝っていけるよう頑張りたいと語った。
川﨑桜が語った「燃え尽き」と佐藤の受け止め
ここで松岡は、ゲストの川﨑桜(乃木坂46)に話を振った。オリンピックでメダルを取った後は、モチベーションがなかなか見つからない時期があって大変ではないか、という問いである。
川﨑は自身の経験を挙げた。今年の夏の全国ツアーでは3か月で16公演を行い、密度の濃い期間だった。その後にいつも1週間ほど夏休みをもらうが、その時期は燃え尽き症候群のようになるという。そのうえで、佐藤がそうした中でも「負けん気」をテーマにしていることについて、メンタル面でもかっこいいと感じたと話した。
松岡は、佐藤は1週間ではなく2日間だけ休んだと補足し、この話を聞いて改めてどう思うかを佐藤に尋ねた。佐藤は、やはり負けん気が一番大事だと感じたと答え、ここからの練習をよりハードにして頑張りたいと述べた。松岡は、佐藤が継続して「負けん気」と言ってくれるのが嬉しいとし、少しでもモチベーションを上げてもらえるよう応援すると伝えた。
代表あいさつ:「みんながエース」
最後に佐藤が選手を代表し、今シーズンへの思いを述べた。ペアでは三浦璃来・木原龍一組が引退し、女子シングルでは坂本花織が引退した。男子シングルでも鍵山優真が休養している(字幕からの判断)。佐藤はこうした状況を挙げ、新しいシーズン、新しい時代が始まると語った。
そのうえで佐藤は、特定の誰かではなく「みんながエース」だと思っていると述べた。全員でフィギュアスケート界を盛り上げていけるよう頑張りたいという。松岡は「みんなで切り開いて、覚醒してください」と応じ、生放送はここで終了した。
それでは、まずはグランプリシリーズっていうことを通して、ファイナルまで、僕自身が今回テーマっていうものをお伝えしていきたいと思います。今回のグランプリシリーズのテーマはこちらです。
「切り開け、新時代」っていうところですね。やっぱり今、坂本さんが引退されていく。ある意味ルールも変わりました。新時代なわけです。そこら辺の皆さんの、この新時代にかける思いを、覚悟を聞いていきたいと思うんですが、佳生さんですね。同じリンクでしたね。思いを聞きましょうか。新時代、お願いします。フリップと共に。
どっちのフリップですか?
いや、どっち、そんなことを僕に聞いたらですよ。はい。そういうことを聞くんですか? 一応生放送でございます。
はい。これ一番手に行く。佳生さん、「切り開け、新時代」は何だ?
僕、多重人格です。
どういう意味ですか? それ、多重人格なんですか?
はい。
はい。知ってました?
知らなかったです。
知らなかったです。どこが多重人格なんでしょう?
そうですね。細かく言うと、去年までは結構型にはまった自分の演技っていうものにこだわりがあったんですけど、新たな面だったり新しい曲調、そういったものに挑戦してみたいなっていうふうに思ってて。その、いろんなレパートリーがある方がいいなと思ったので、フリースケーティングなんかは『ジキルとハイド』っていうプログラムで多重人格をすること。
あ、そこをかけてるわけですね。
はい。
草太さんが、なんか応援、応援してましたよね。ちょっと埼玉の時に「応援お願いします」って。そのメッセージ、今日僕見てきたんで、草太さんお願いします。
はい。ありがとうございます。
どんな「切り開け、新時代」でしょう。
はい。今シーズンのテーマは「イメチェン」。
イメチェンだから変えてきたんですよ、髪の毛も。
そうですね。でもそういったところもあったり、今シーズン、プログラムが両方、今までは綺麗な曲調とかが両方多くて、自分の中でもそういった綺麗なプログラムっていうことを得意にしてたんですけども、結構両方激しい曲調、かっこいい曲調になってるので、そのプログラムの世界観に合わせて、パーマもやってみてる感じです。
すぐ大会がありますけれども、よろしくお願いします。どんな新時代を切り開いていくでしょうか?
「4年間を駆け抜ける」です。
すごい、なんか深く感じますね。あまりにもこのオリンピック、今年ありましたが、そこまでむちゃくちゃなスピードで駆け抜けてた。なぜこの4年間っていう捉え方になったんですか?
そうですね。ミラノオリンピックは1年間ぐらいで思いっきり駆け抜けたので、本当にあっという間だったなっていうふうに思ってて。次のオリンピックはしっかりと4年間準備する期間があるので、その4年間をしっかり覚悟を持って大切に過ごしていきたいなっていうふうに思って、この言葉を選びました。
ありがとうございます。駿さん、行ってみますか? 思いっきり切り開いてください。ここは新時代ですから。
自分は「負けん気」です。
負けん気?
はい。
どういった意味でしょう?
今の僕に必要なものがこれなんじゃないかなというふうに思って。この、勝ちというか、負けないぞっていう気持ちを込めて、これにしました。
負けないぞって、今、駿さんに必要なんですか?
そうですね。昨シーズンは、追いつこうというか、そういった思いが強かったんですけど、今の僕にとってはこれが一番重要なんじゃないかなというふうに思って、書きました。
すいません、これ誰に負けたくないんでしょう?
でも、自分自身ですかね。気持ち。
今、負けてんですか?
あ、まあ。
いやいや、せめて今どんな状態なんでしょう?
今、まだちょっと少し負けてる感じはするので、やはりシーズン、やはりグランプリシリーズ、しっかりと自分に勝っていけるように頑張りたいなと思ってます。
桜さんね、やっぱりこのオリンピックがあって、メダルを取って、少しモチベーションっていうのはなかなか見つからない時期がある。ここはなかなか大変な部分だと思いませんか?
はい。そうですね。やっぱり私も今年の真夏の全国ツアー、16公演やらせていただいて。3か月で16公演で、結構密度の濃い3か月なので、その後の1週間、いつも夏休みいただくんですけど、その時期になんか燃え尽き症候群みたいに、やっぱり1回なるんですよ。でも佐藤選手はそんな中でも負けん気っていうのをテーマにしていて、なんかメンタル面でもすごいかっこいいなって思いました。
1週間じゃなくて、彼はちょっと休もうって2日間だけ休んだっていうことなんですけども。この今の思いを聞いて、やっぱりこの負けん気って必要だった感じ、どう思いましたか?
はい。やはり一番大事かなというふうに今の話を聞いて思いましたし、ちょっとこっからの練習、よりハードにして頑張っていきたいなというふうに思いました。
本当、駿さんがこう継続して負けん気って言ってくれるの嬉しいですし、僕としてはもう一つでも、モチベーションを上げてもらうために応援させていただきます。よろしくお願いします。最後、駿さんに代表して、今回の今シーズンに向けた思いをお願いいたします。
はい。まずはペアで三浦璃来選手、そして木原龍一さんが引退をされて、そして女子シングルでは坂本さんが引退をされました。そして男子シングルでも鍵山優真選手が休養されている中で、新しいシーズン、新しい時代が始まるというふうに思います。僕はみんながエースだというふうに思っているので、みんなでスケート界を盛り上げていけるように頑張りたいなというふうに思っています。
みんなでね、切り開いて覚醒してください。
佐藤選手、ありがとうございました。それではここで、CSテレ朝チャンネルでの放送は終了とさせていただきます。放送をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
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