「米事業に興味をなくした」と報じられたヒカルの反論と、2年目の「元気だ米」完売への呼びかけ

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概要

ヒカルは落語イベントを終えた直後、着物とメイクのまま緊急で動画を撮影した。FLASH(光文社)の記事がYahoo!ニュースに転載され、「ヒカルが米事業に興味をなくした」という内容が広く拡散して批判が集まっている。ヒカルはこれを「嘘」だとして事実関係を説明し、そのうえで2年目を迎えた米のサブスクリプション事業「元気だ米」の現状を明かし、売れ残っている分の購入を視聴者に呼びかけた。

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発端はReZARDチャンネルの動画の冒頭部分

ヒカルによると、問題の記事は「ヒカル、農家を救う米事業に1年半で興味なくなる」「販売担当者が明かした舞台裏にSNSで批判集まる」「再生数稼ぎに利用されただけ」といった見出しで、コメントは3100件ほどついていた。本文は「全国の米農家を助けたいと訴え、新たな米の流通を作ろうとしていたヒカル。しかしプロジェクト開始から約1年半、その熱はすっかり冷めてしまったようだ」と始まる。

記事のもとになったのは、ReZARDのチャンネルに上がった動画だった。米事業を担当している「いつさん」と塚本さんの2人(結婚した夫婦で、以前ヒカルの動画にも出演している)が、ヒカルに確認を取らないまま「ヒカルチャンネルでお米を売れなくなりました」というタイトルの動画を撮っていた。冒頭で2人は「ヒカルさんは今、彼女の神楽さんに夢中だからお米どころじゃない。お米の動画を撮ってくれない」という趣旨の話をしている。

ヒカルの説明では、この動画は20分ほどあり、後半で「実はエンタメでした」と種明かしをする構成になっている。ところが冒頭部分だけが切り取られて大量に拡散し、「米事業に関わってきた2人がヒカルに見放された」と受け止められた。FLASHはそれを最後まで確認せずに記事にした、とヒカルは主張する。ヒカルが見た投稿は数千万インプレッションに達しており、DMにも「本当に終わってるな」「あれだけ米のことを言っていたのにもう熱が冷めたのか」「結局すぐ投げ出す」といったメッセージが殺到したという。

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「言っていない」という反論と、FLASHへの批判

ヒカル自身は、その動画が公開されることを知らなかった。「YouTubeを撮らない」とも「興味がなくなった」とも一度も言っていないという。むしろ今年も米農家を訪ねる動画を1本撮り、販売のタイミングに合わせて年内にもう1本撮ろうと話していたところだった。

担当の2人については、冒頭を釣りタイトルのような作りにしたのは良くなかったかもしれないとしながらも、プロモーションの一環としてヒカルの名前を使って盛り上げようとしたもので、20分ほどで種明かしをしているのだから、こんな事態になるとは思っていなかったはずだと話す。誰よりも米事業に思い入れがあるのも分かっているので、2人を責める気持ちはないという。

ヒカルが怒りを向けるのは、嘘を広めた側だ。X上の切り抜きは「都合のいいところだけ切り抜いて拡散するもの」なのである程度仕方がないとする一方、FLASHについては「記事にするなら事実を伝えるべきだ」と批判する。記事は「農家を救う、日本の農業を変えると熱弁していたヒカル本人が、販売の前線から姿を消したように映る状況にはXで厳しい声が上がっている」「大きな期待と販売の責任を現場の担当者だけに背負わせることにならなければいいが」と締めくくられていた。ヒカルはこれを、動画を最後まで見ずに書いた記事だとみている。ヤフコメにも「農業を舐めるな」「無責任すぎる」といったコメントが並び、1.3万の「いいね」がついたものもあった。

ヒカルはまずメンバーシップ向けに動画を出し、Xでも「そんなことは言っていない、嘘が拡散されている」と書いた。しかし、訂正記事はおそらく出ていないという。ヒカルは、記者なら自分で最後まで見るべきで、間違っていたら訂正すべきだと述べる。さらに、悪い話ほど広まり、訂正は広まらないため、Yahoo!ニュースやXだけを見た人の中で自分は「米問題を投げ出した人」のまま止まってしまう、と懸念を語った。ファンには届いても、ヒカルを薄く知っている層には届かない。そこで、この動画こそ切り抜いてX やInstagramで拡散してほしいと呼びかけている。

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撮影中に見つけた2本目の記事

話している最中に、ヒカルはFLASHが新しい記事を出していることに気づく。配信日時は「9月23日水曜日20時40分」、ヒカルが落語イベントに出ていた時間帯で、撮影時点で2時間前の記事だった。訂正記事かと思いきや、見出しは「ヒカル米事業スタッフが神楽さんに夢中に苦言、同居の加藤神楽姉妹30本出演でチャンネル乗っ取りの勢い」という内容だったという。

記事は、ヒカルが恋人との動画ばかり撮っていることが注目を集めていると指摘し、「1年半でヒカルの米が停滞していることが判明」「Xでは『お金も儲けられなさそうで興味なくなったんだろうね』『飽きてるな、ヒカルらしい』など呆れ声が上がっている」と書き、「恋人姉妹の存在感が日に日に強まっているようだ」と締めくくられていた。

ヒカルは、これは訂正ではなく神楽さんが攻撃されるように仕向ける記事だと受け止めた。「30本」というのはメンバーシップで上げている動画まで数えた数字で、それを嫌味な形でネタにしていると指摘する。自分たちの印象を下げ、批判の矛先を神楽さんに向けようとしているとしか思えない、と語った。ただ、FLASHのような相手が変わることはないだろうとも述べ、炎上し続けるのは自分の宿命なのかもしれない、それと向き合っていくしかないと話している。

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2年目の現状:1万人分を仕入れ、残りは約6000人分

批判を続けても事態は好転しないとして、ヒカルは米事業の現状を具体的に説明した。

1年目は約5000人のサブスク会員を獲得し、用意した米はすべて売り切れた。2年目はさらに5000人分の枠を広げ、合計1万人の会員に対応できる量の米を買い付け、代金も支払い済みだという。ただ、今年の販売開始を告知する動画をまだ撮っていなかったため、会員は前年の5000人から1000人ほど減って約4000人にとどまっている。つまり残り約6000人分を売らなければならない、というのが事実だとヒカルは認める。なお、この日の朝の生放送でファンに呼びかけたところ少し増えたため、実際に足りないのは5000人分ほどだと補足している。

これから踏ん張らなければならない状況ではあったが、興味を失って投げ出すつもりはまったくないとヒカルは強調する。もともと大きな利益が出る事業だとは思っておらず、一筋縄ではいかないと理解したうえで始めた。それでも求めてくれる人がいたことが嬉しく、自分の影響力で何かできるのではという思いで始めた事業だという。1年目がうまくいき、2年目は規模を拡大して頑張ろうというタイミングで水を差されたことに強い怒りを感じたと話し、嘘で風評被害を生むのは「冤罪みたいなもの」だと表現した。

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赤字を負うのは誰か:事業の仕組みについての説明

ヒカルは、多くの人が事業の構造を誤解していると指摘する。

まず、生産者には仕入れの段階で代金を払い終えている。米価が下がって農家が安く売らざるを得ない中で、元気だ米は相場より少し高い価格で、中間業者を通さず直接買い付けている。この事業は「消費者よりもまず生産者が救われなければならない」というところから始まったため、今年もできる限り高く買い付ける方針を取った。そのため売れ残った分は元気だ米側の赤字になるが、取引した農家がマイナスを被ることはない、とヒカルは説明する。

また、記事では「お米の販売者が」といった書き方をされているが、販売しているのは別会社ではなく、ヒカルが最大の株主であるReZARDだという。塚本さんといつさんが関わる別の会社が手がけているわけではなく、買い付けもReZARDで行っている(ヒカルは「確か」と付け加えている)。したがってリスクを負っているのは自分の側であり、「赤字になったら撤退して逃げるのでは」という批判は当たらない、撤退すれば自分が損をするだけだ、とヒカルは述べた。最悪売れ残っても自分の会社が損をするだけで、その覚悟と責任を持って事業をしているという。

この騒動がなくても、販売の動画はどのみち撮るつもりだったという。神楽さんがヒカルの両親に挨拶したいと言っていたので、実家に帰って美味しい米を食べる様子をネタにしながら宣伝しようと考えていた矢先の出来事だった。ヒカルはこのピンチをチャンスに変えるしかないと述べている。

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価格と商品の中身

元気だ米は、全国から基準を設けて選んだ質の高い米が毎月ランダムに届くサブスクリプションサービスだ。秋田の米が届く月もあれば、ヒカルの地元の米が届く月もある。毎回「お米だより」が同封され、産地、生産者の顔、米の特徴、美味しい食べ方などが紹介される。つや姫やミルキークイーンなどの有名銘柄も扱っているという。

価格についてヒカルは、スーパーの米が現在およそ2970円で、3000円を切るほど今年は安くなっていると紹介した。元気だ米は5kgで送料・税込み3499円と、スーパーより500円ほど高い。初回は500円引きのクーポンを使えば2999円になり、ほぼスーパーと同じ価格で買える。2か月目以降は3500円に戻る。前年より900円安くなっており、無洗米や10kgのプランもあるという。

ヒカルはこの500円の差について「正直高いと思う」と認める。そのうえで、重い米を家まで届けてもらえる手間賃と考えるか、生産者を支えるというストーリーへの対価と感じてもらえるなら購入してほしい、と訴えた。一方で、今は家計に余裕のない人に無理をしてほしいとは思っておらず、余裕のある人だけでいいとも述べている。さらに、米はほとんどの人が安いところで買うものであり、スーパーで500円安く買えるものをわざわざ高く買う人は少ないため、6000人分を売り切るのは非常に難しいとも認めた。

時間の制約もある。米は時期を逃すと古米になり、価値が下がっていく。年内を逃せば売れにくくなり、2年3年経ってから売るのはさらに難しいため、期限付きの勝負だという。完売すれば事業は黒字になるように設計されているので、来年以降も苦しい戦いになるとしつつ、続けていけるのではないかという見通しも示した。

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スポンサー募集と「拡散」のお願い

ヒカルは前年に続き、スポンサーも募集していると告げた。前年は多くの人に支援してもらい、「お米パーティー」を開いて感謝を伝えたという。今回の募集は資産のある人を対象にした年間600万円のもので、特典はかなり薄い。ヒカルは、この活動に賛同し、ボランティアに近い気持ちで支援できる人でなければ払えない内容だと説明する。「表に立つのは自分がやるので、お金だけ出してほしい」という形の支援を求めている。

米もスポンサーも難しいという人には、動画の拡散や高評価、コメントでも大きな力になると呼びかけた。また、「この事業はやめないでほしい」「ここから逃げないでほしい」という声が想像以上に多く届いていることも明かした。撤退したと思われて批判されるほど腹が立つとして、大赤字でどうしようもなくなれば撤退も考えるが、まだやれると思っているのでやりきる、と話している。

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担当の2人への複雑な思い

ヒカルは、きっかけを作った塚本さんといつさんに対しても「思うところはもちろんある」と率直に語った。騒動以来まだ会っていないという。2人が注目を集めたかった気持ちは分かるが、神楽さんにまで飛び火させなくてもよかったのではないか、もっとやり方があったのではないかと思っており、「ふざけんなよ」という気持ちもゼロではないという。

それでも、2人が本当にいい人で、米についてはヒカルの「100倍、1000倍ぐらい」真面目に頑張っていることも知っている。今回のことは、2人がヒカルに損をさせないよう本気で動いた結果が「ちょっと絡まっただけ」だとして、視聴者には2人を責めないよう求めた。自分としては、この2人を「ギャフンと言わせたい」、米を自分の力で売り切るまでは会いたくない、と話す。批判する人々にも、FLASHにも、ヤフコメのユーザーにも、そして塚本夫妻にも、ヒカルやヒカルチャンネルを舐めるな、団結したときにはすごい力を発揮するというところを見せたいと語った。

ヒカルは今回の騒動を、塚本さんといつさんがもがいたことで生まれたチャンスであり、バトンを受け取ったものだと位置づけ直している。YouTuberである以上、YouTubeで戦況を巻き返したいという思いから、この緊急動画を回していると説明した。

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試食と「期待される人生」

動画の後半では、届いた元気だ米を大きな明太子と一緒に食べる。ヒカルは明太子を絶賛しつつ、米の味については「普通に美味い」「その辺で買っても多分美味いと思う」「自分の舌ではそれを表現するのは難しい」と正直に述べた。そのうえで、これほどストーリーが乗っている米は他にない、米を売っているだけでこんなに叩かれる人はいないだろう、と笑ってみせる。撤退したとしても「よく頑張った」で終わるはずなのに撤退すら許されない状況はおかしいとしながら、ここまで叩かれたからには意地でも撤退したくない、とも話した。

続けて、ヒカルは「前言撤回のヒカル」「何でも放り投げる男」と言われ、続けていることがあっても「すぐやめる」と言われてきたと振り返る。それでも、この事業をやめないでほしいという声が多く届いていることに触れ、学生時代から期待されることのなかった人生なのに、35歳になって多くの人が自分に期待してくれていることが少し嬉しいと語った。利益だけ取って楽な方に走りたい気持ちもゼロではないが、これだけ期待される人生も悪くない。劣勢を巻き返す景色を見せられたら面白いのではないか。そう考えて、ゲームセットと言われるまで粘りたいと述べている。まずは1か月分、クーポンで約3000円の1回だけでも試し、パンフレットと一緒に思いを受け取ってほしい、気に入れば継続してほしいと呼びかけた。

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明治座の落語イベントについて

ヒカルはこの日、2度目となる明治座での落語イベントを終えたばかりだった。同席者とのやり取りの中で、イベントとしてトータルで見れば初回を超えたのではないか、という手応えを語っている。来場者や生配信の視聴者からも絶賛されているという。

イベントの映像は月額490円(アプリ経由では700円)のメンバーシップで見られる。ペイパービューを求める声が多かったが、その代わりにメンバーシップで生配信もアーカイブも見放題にしたという。メンバーシップには約200本の限定動画と、毎朝1時間の生放送もある。ヒカルは「嘘はつけないので」と前置きしたうえで、お得さでは元気だ米よりメンバーシップのほうが上だと冗談めかしつつ、本題はあくまで米だと付け加えた。

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結び

ヒカルは最後に、嘘が拡散されすぎたので訂正したかったと改めて述べ、米を売り切ってから塚本さんといつさんに会いに行き、「ヒカルもまだまだ捨てたもんじゃないでしょう」と言いたいと語った。言っていないことまでニュースになるのは恐ろしいとしつつ、それも人生だと受け止め、「ヒカルお米騒動」がどう決着するのか、米を買わない人もこれからのチャンネルを追って見届けてほしいと締めくくった。残り約5000〜6000人分を年内に売り切れるかどうかは、撮影時点ではまだ分かっていない。