錦織圭の引退イベントで国枝慎吾、ゴードン・リード、フェデラーが贈った言葉

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概要

2026年10月11日、有明コロシアムで『UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2026 with Kei Nishikori』が開かれた。この映像は、その締めくくりの場面である。今年およそ20年の選手生活に区切りをつけた錦織圭に、ユニクロのグローバルブランドアンバサダー3人がメッセージを贈り、最後に錦織本人が観客と関係者に感謝を述べた。3人に共通していたのは、錦織が長年背負ってきたプレッシャーへのねぎらいと、これからは自分のために時間を使ってほしいという願いだった。

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国枝慎吾:重圧の中で戦う姿に勇気をもらった

最初に話した国枝慎吾は、まず錦織と過ごした時間を振り返った。車いすテニスの試合はグランドスラムの2週目後半に行われることが多い。そのため、ロッカールームやレストランなどで錦織と一緒になる機会がたびたびあったという。また、錦織がけがをしていた時期に、国枝のトレーニングセンターで何度かリハビリをしていた。国枝はその場で、錦織がけがと向き合う姿を見ていたと話した。

国枝は、錦織がこれほど多くの人に支えられている以上、その重圧は相当なものだろうと現役時代から感じていたという。自分がプレッシャーを感じたときには、「錦織君はこんなものではない重圧の中で戦っているのだから、自分も頑張らなければ」と考えることが何度もあった。それだけ勇気をもらったので、感謝の気持ちがとても強いと語った。

引退後については、具体的な助言を添えた。これからはいろいろな人から「これをやってくれ」と頼まれるかもしれない。しかし、これまで多くのプレッシャーを背負ってきたのだから、自分の気持ちに素直に従い、幸せな人生を歩んでほしい。国枝はそう述べ、「またこれからよろしくお願いします」と結んだ。

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ゴードン・リード:特別な存在だった錦織へ

続いてゴードン・リードが英語で話し、通訳が日本語で伝えた。リードはまず、キャリアを終えた錦織に祝福の言葉を贈った。そして、錦織は多くの人にとって、またテニス界にとってもスペシャルな存在だったと述べた。

リードは、ユニクロを通じてこの数年さまざまな形で錦織と会えたことを幸せに感じていると話した。今日の祝いの場に加われたことにも喜びを示し、柳井社長をはじめとする主催者に感謝を伝えた。最後に、これからは家族との時間を大切にし、少しはリラックスする時間も持って、幸せに暮らしてほしいと願った。

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フェデラー:心と体を休め、また一緒にコートで

3人目はロジャー・フェデラーだった。フェデラーがまず評価したのは、錦織が最後の場をTシャツと短パン姿で、健康で元気な状態のままテニスコートで迎えられたことだった。フェデラーはこれをすごいことだと話した。また、偉業を成し遂げるには周囲の多くの人の支えが必要だとして、日本全体が錦織の達成を誇りに思っているはずだと語った。日本だけでなく、錦織の故郷の人々、家族、ファンも誇らしく感じているだろうという。世界中で日本の旗を振り続けてきた実績を、フェデラーは高く評価した。

個人的な関係についても触れた。フェデラーは、錦織が少年だった頃から大人になるまで、練習パートナーとして折に触れて一緒に練習してきた。その練習や、長年交わしてきた短い会話を楽しんでいたと振り返り、成長を見守れたことに達成感があると話した。

引退後についての言葉は、引退の先輩としての助言だった。フェデラーは、自分は引退して5年ほど先を行っているだけだと前置きしたうえで、こう語った。これまでのプレッシャーは計り知れないほど大きかったはずなので、体にも心にも休息を与えてほしい。ただ、ときどきはテニスの場に戻ってきて、一緒に過ごしたり、何か面白いことを一緒にやったりしたい。最後に、錦織のこれからの人生に幸多かれと願った。

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錦織圭:悔しさはあるが、出し切ったことに悔いはない

最後に錦織がマイクを握った。最初に感謝を伝えたのは、この会を用意したユニクロと社長らだった。錦織はユニクロとともに戦ってきたという思いが自分の中にあったと話した。

引退については、悔しさもあると率直に認めた。それでも、最後まで自分の力を出し切れた点には悔いがないという。どれだけ貢献できたかは分からないとしつつ、このような場を設けてもらったことに礼を述べた。さらに、両親や家族、多くのコーチ、トレーナー、スタッフに恵まれたからこそ今の自分があると感謝した。海外から駆けつけたフェデラーとリード、そして忙しい中でメッセージをくれた国枝にも礼を言い、「本当に最高の1日でした」と締めくくった。

イベントの最後には、錦織、国枝、リード、フェデラーの4人が観客への感謝としてサインボールを打ち込みながらコートを一周した。4人はそのまま退場し、会場は大きな拍手で錦織を送り出した。