『アナログナース』制作発表会見:松下奈緒が5年ぶりに演じる“アナログな看護師”と、『ドクターX』を思わせる場面

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概要

テレビ朝日の木曜ドラマ『アナログナース~デジタルってなんなんだよ!?~』の制作発表記者会見が、テレビ朝日若葉台メディアセンターで行われた。登壇したのは松下奈緒、津田健次郎、原菜乃華、井上祐貴、平祐奈、冨永愛、高橋英樹。主演の松下は、5年前に『ドクターX』で1話だけ演じた看護師を連続ドラマで再び演じる。会見では各キャストが自分の役どころを紹介し、後半は『ドクターX』を思わせる場面や、新たに生まれた決めぜりふ「アック」をめぐって話が広がった。

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5年前に1話だけ演じた看護師との再会

松下は、すでに1話から3話ほどを撮影済みで、毎日が刺激的だと話した。5年前に演じた看護師の役に、連続ドラマという形で再び向き合えることを、撮影のたびに喜んでいるという。作品については、デジタルの時代に逆行する「アナログナース」がどのように病院を変え、世の中に物申していくのかを楽しみにしてほしいと語った。

『ドクターX』出演時について問われると、松下は、当時は1話だけの出演で「嵐のように去っていった」印象が強かったと振り返った。この人物がなぜこの病院に来たのか、何を思って来たのかといった細かな面を見せないまま1話を終えたため、連続ドラマになった今回は、自分も知らなかった彼女の一面に出会えるのではないかと話している。

この日着ていた衣装は、5年前に着ていたものと同じだという。共演者から「入ってよかった」と声をかけられ、松下は「全然ぴったり」と応じた。5年前にこの衣装で大門先生とオペをしていたので、衣装を通しても当時を思い出しながら演じていると語った。

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撮影中の現場と各キャストの役どころ

津田健次郎は、撮影の真っ最中で、会見の直前まで撮影していて、この後も撮影が控えていると話した。現場は和気あいあいとしていながら、緊張感はぐっと締まっていて、充実した毎日だという。

原菜乃華が演じる若松実来は、相談事や話し相手が基本的にAIという、今どきのデジタルネイティブ世代の看護師だ。原は、そんな実来がアナログナースと出会ってどう成長していくのかに注目してほしいと語った。

井上祐貴は、自分の役を、松下と冨永が演じる二人の凸凹コンビに挟まれたり、それを見守ったりしながら、二人に限らず全体を見守る立ち位置だと捉えている。周囲から「オアシス」と呼ばれるようなキャラクターなので、現場でもみんなのオアシスになれるよう意識しているという。なれているかどうかは分からないと井上が言うと、共演者からは「なれていると思う」「癒やされている」と声が上がった。

平祐奈が演じる春香は、ヤンキーマインドを持ち、ナースステーションでみんなの本音を代弁する、少し毒っ気のある人物だ。平によれば、ナースステーションでもナースハウスでもキャストとスタッフはいつも笑顔で、それぞれ個性が強いので自由に演じさせてもらっているという。

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デジタル推進派とアナログナースの対立

冨永愛は、医療界のDXを信じて邁進する人物を演じる。冨永は、世の中でDX化が進むなか、劇中では医療界に針を刺すようにDXを推し進める役だと説明した。タイトルの通り「アナログ vs デジタル」の構図なので、主演の松下演じる看護師とは激しくぶつかっていて、対立しない場面は今のところないという。これからどうなるのかは冨永自身も楽しみにしていると話した。

冨永は、松下とは劇中で感動的な再会を果たしたと話し、共演者との縁にも触れた。井上とは今回が3回目の共演になるという。

病院長の百井太郎を演じる高橋英樹は、国からの指示でデジタル化を進める院長でありながら、デジタルにはまったく疎い役で、まるで自分のようだと笑いを誘った。

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医療ドラマの定番「行列で歩く」場面

高橋は、撮影で一番気持ちよかったこととして、自分が先頭に立ち、大勢を従えて行列で歩く場面を挙げた。以前から医療ドラマで見てすごいと思っていたが、先日自分もやったという。演技とはいえ気持ちいいものかと聞かれると、「いいですね、あれは」と答えた。50人ほどを従えたことを、時代劇で人を斬った数になぞらえる冗談も飛び出し、司会は「さすが桃太郎侍」と応じた。

冨永も同じような場面を経験しており、真ん中を歩かされることが多いと話した。これまでにもランウェイや、時代劇『べらぼう』での大奥の廊下などを歩いてきたという。人を従えて歩くのはとても気持ちいいと語り、今回は後ろに続く人たちが冨永の歩くスピードについてくるので、ランウェイのようになったと明かした。監督からは「みんなでパリコレしろ」「パリコレを超えろ」と言われ、全員で超えたという。司会はこれを「アナログコレクション」と呼んだ。

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『ドクターX』の「御意」に代わる「アック」

『ドクターX』を思わせる要素として司会が挙げたのが、同作の「御意」に近い決めぜりふ「アック」だ。登壇者の一人は、「アック」にはさまざまなバリエーションがあり、木原さん、前原さん、松本さんの3人による「デジタル3兄弟」が素晴らしい仕事をしているので、ぜひ楽しみにしてほしいと話した。この日の午前中の撮影でも新しい「アック」が生まれたといい、監督は「アック」のことしか話していないのではないかと思うほど力を入れているという。

高橋は「アック」の意味が分からないまま演じていると明かした。最初は「ダック」と言ってしまったとも伝えられている。院長として周囲に合わせなければならないのはつらい立場だと冗談めかしつつ、「アック」を言うのは非常に気持ちよかったと話した。

『ドクターX』の「御意」には、言わなければならない空気に押されて言う場面もあった。今作の「アック」もそうなのかと問われると、病院としてはやむを得ずやっている感じだろうと答えが返った。実際に言ってみた感想については、言葉が端的で分かりやすいのがいいという。台本では「アック」に必ずビックリマークがついていて、強調するよう指示されているそうだ。一方、松下の役が「アック」を言う場面はないだろうという話になり、言ったら驚かれてしまうと笑い合った。

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『トラベルナース』の寮母役・池谷のぶえが登場

『トラベルナース』でナースハウスの寮母を演じた池谷のぶえが、今作にも登場する。看護師役のキャストに感想を求めると、原は「本物だ」という感覚だと答えた。池谷はアドリブも多く面白いので、笑いをこらえるのに必死だという。

別のキャストは、池谷には本当に寮母らしい雰囲気があり、みんなのことをよく見てくれていると話した。自分は表情をあまり変えない役なのに、池谷と目が合うと笑ってしまう。池谷の芝居はチャーミングで、本人もとても可愛らしい人なので、会うとつい顔が緩んでしまう。そこは気をつけていると明かし、会見は和やかな雰囲気で進んだ。