ハガティー、秋元皓貴をKOした試合を振り返る 膝蹴りへの作戦変更と今後の防衛戦・二冠の行方
oricon『ONE SAMURAI 4』のバンタム級キックボクシング世界タイトルマッチで、ジョナサン・ハガティーが秋元皓貴にKO勝利した。試合後の記者会見でハガティーは、序盤の出遅れから作戦を修正してKOにつなげた経緯を語った。同席したチャトリ・シットヨートンからは今後のマッチメイクの候補が示され、記者からは決着の場面のルールについても質問が出た。
1ラウンドは「目覚める必要があった」
試合の率直な感想を問われたハガティーは、まず「すごく気持ちいい」と答えた。そのうえで、1ラウンド目は自分の動きが遅く、目を覚ます必要があったと振り返った。
当初の作戦は、打撃をコツコツ当てていくことだったという。そこから徐々にペースを上げ、2ラウンド、3ラウンドでは重い打撃を入れていった。ハガティーによれば、ゲームプランを正しく実行できるようになったところで決定打が入った。少しずつリズムをつかもうとしていて、それが見つかったという感覚だったと話し、試合がストップされたこと、そしてこの舞台とパフォーマンスに感謝を述べた。
秋元について「彼もベストになるスキルを持っている」
秋元と戦った感想を問われると、ハガティーは日本で秋元とケージの中で戦えたことは光栄だったと述べた。秋元もベストになるだけのスキルを持っていると認めたうえで、「今夜は最も強い男が勝ち、それが私だった」と語った。自分は世界のトップにいることを証明したとし、この階級で自分に勝てる選手はいないと信じていると続けた。
膝蹴りへの切り替えは2ラウンド終了時に決めた
記者から、膝蹴りは最初から3ラウンドまで温存するつもりだったのかと聞かれると、ハガティーは最初からの計画ではなかったと説明した。当初は手と前蹴りで戦うつもりだったという。
ハガティーは今回、ボクシングコーチとともにパンチの練習を重ねてきた。秋元のミドルキック(ボディキック)が強いことは分かっていたため、中間距離で向き合い、ミドルキックが来たらブロックするか受けたうえでパンチを返す、というのが当初の計画だった。1、2ラウンドの時点ではパンチでKOできると考えていたとも話している。
しかし2ラウンドの終わりにコーナーへ戻った際、コーチのクリスと話し、原点に戻って膝を使おうかと持ちかけたところ、そうすることになった。そこから展開が変わったとハガティーは語り、結果的に完璧なゲームプランだったと評価した。さらに、膝は「いわゆる自分の新しい肘」だとし、ムエタイルールに戻るまでは肘の代わりに膝を使うと話した。
チャトリが示した今後の選択肢
ハガティーの今後について、チャトリは、ハガティーが2つの競技で世界王者になりたいと話していることに触れた。チームとまず話す必要があるとしたうえで、キックボクシングのタイトルをナビル・アナンを相手に防衛するか、IQ選手を相手に2本目のベルトに挑戦するか、などを調整中だと説明した。どちらも良い選択肢で、機会はたくさんあるという。
チャトリはまた、同大会でアトム級ムエタイ世界タイトルマッチを戦った吉成名高についても、ムエタイでの防衛戦の可能性があり、その階級には強い選手が多いと述べた。さらに那須川側とも話をしたことや、キックのタイトルに関わる組み合わせが面白いものになりうることにも触れたが、字幕からは具体的な内容がはっきりとは読み取れない。
記者からナビルとの防衛戦とIQ選手への挑戦のどちらを望むかと問われたハガティーは、「2人とも同じ日に行きましょう」と答えた。ただ、チームとは先週話したばかりで、相手側はまだ怪我をしているといい、12月の試合がオファーされたとの発言もあったが、改めて話し合う必要があり、選択肢はたくさんあると述べるにとどめた。
ナビル対与座の試合は「予想どおり」
同大会のバンタム級キックボクシングでは、ナビル・アナンが与座優貴と対戦した。このパフォーマンスについて問われたハガティーは、裏でウォーミングアップをしていて忙しかったものの、ときどき画面で見ていたと話した。
結果は自分の予想どおりだったとし、ナビルは非常に強く、素晴らしいゲームプランで良い試合をしたと評価した。一方で与座については、距離を詰めていくにはもっとラウンドが必要で、5ラウンドあればもう少し力を出せたはずだという見方を示した。
決着の場面は「クリーンなKO」
最後に記者から、ルール面の質問が出た。ハガティーが最初に膝で秋元からダウンを奪った場面で、秋元の頭を押し下げるようにして膝を蹴り上げていたが、掴みではないにせよ、あれはルール上認められるのか、というものだ。
ハガティーは、まだ映像を見返す時間がなかったと前置きしたうえで、自分にとってはクリーンなKOだったと答えた。手が頭にかかっていたかどうかは確認していないが、いずれにしても膝はまっすぐ頭を打ち抜いていた、というのがハガティーの見解である。この点についてルール上の判断は会見の中では示されなかった。
ハガティー選手に同じご質問となります。試合を終えられての率直な感想をお伺いできますでしょうか?
2ラウンド、3ラウンドでゲームプランをきちんと実行できて、そこであの一撃が入りました。少し自分のリズムをつかもうとしていて、それを見つけられたと思います。この舞台とパフォーマンスに感謝しています。
すごく気持ちいいです。試合は1ラウンド目はちょっと目覚める必要があると思いました。ちょっと遅かったです。作戦は最初、コツコツ当てることでしたけど、その後ちょっと上げて、その後、2ラウンド、3ラウンドは重い打撃を入れて、試合は止められて、それに感謝しています。
ありがとうございます。続いて、ハガティー選手にご質問です。秋元選手と戦ってみてのご感想をいただけますでしょうか?
ここ日本で彼とサークルに入れて、彼には最高の選手になるためのスキルもすべてあります。もちろん、今夜はより強い男が勝ちました。それが私でした。だからこそ、この競技で私が世界一なんです。今は自分が頂点にいると思いますし、この階級で私に勝てる人はいないと思います。
選手です。一緒にケージの中に入って戦うことは光栄でした。彼もベストになるスキルは持っています。ただ今回は、その最も強い男が勝ちました。今日はそれは私でした。私は世界トップっていうのも証明して、この階級では誰にも負けないと信じています。
はい。チームと話し合う必要があります。ジョナサンがナビルを相手にキックボクシングのベルトを防衛するのか、ヨッドIQを相手に2本目のベルトを狙うのか。これはチームに聞かなければなりませんが、もちろん素晴らしい選択肢です。名高も素晴らしい選択肢です。名高には世界タイトルの防衛戦の可能性もあります。
ハガティー選手は、2つの競技の世界王者になりたいとは言っています。チャトリーさんから、チームとまず話さなきゃいけないんですけど、キックボクシングのタイトルをナビルと防衛戦でやる、もしくはヨッドIQ選手と2つ目のベルトに挑戦すること、いろいろ調整、会議中です。たくさん機会がありますね。
そして名高選手も、ムエタイでの防衛戦はあるかもしれません。その階級にはたくさん強い選手がいます。そして、那須川さんとも話、龍心選手の夢はキックのタイトルマッチなので、そこも面白い組み合わせになるかもしれません。そして、二が、名高選手と戦いたいと言いました。那須川さんだから、これは将来素晴らしい試合でしょうね。キック。
ありがとうございます。ここからメディアの皆様にご質問していただければと思います。いかがでしょうか?
ハガティー選手に質問です。ナビル選手のパフォーマンスに関しての感想をお願いします。
私は準備中でしたが、予想したとおりの展開だったと思います。ナビルの素晴らしいパフォーマンスでした。距離をどんどん詰めるには、もっとラウンドが必要だったと思います。ナビルのゲームプランは素晴らしく、とてもいい試合でした。
裏での準備でちょっと忙しかったですけど、ちょこちょこ画面で見てました。試合の結果は予想のとおりでした。ナビル選手はすごい強かったです。与座選手は、やっぱり5ラウンドだったらもうちょっと出せたと思います。ナビル選手はすごいいいゲームプランで、すごいいい試合ができたと思います。
すいません。選手にですけども、あの膝蹴りは3ラウンドまでもう温存しておこうと最初から考えてたんですか?
使うのは好きです。2ラウンド目にコーナーに戻って、「クリス、膝を使い始めようか」と言いました。そこから勢いが変わりました。2ラウンド目から作戦が機能し、完璧なゲームプランでした。
最初の1、2ラウンドは、パンチで彼をノックアウトしたいと思っていました。ボクシングのコーチとも、パンチを細かく当てるために一生懸命練習してきました。彼のミドルキックがいいのは分かっていたので、真ん中で迎え撃つ作戦でした。彼がミドルキックを出したところでこちらも当てるか、ブロックしてからパンチを返す。でも、原点のゲームプランに戻りました。
まずは、手と前蹴りでやりたかったです。与座選手との時に膝をたくさん使って、でも2ラウンド目の終わりにコーチと話して、やっぱりちょっと戻って作戦をちょっと変えて膝を打とうかって聞いたら、そうすることになって。彼はミドルキックが強いのは分かってて、そこで間で会って、ミドルキックをパンチで返す予定はありました。今回はボクシングをたくさん練習しました。
けど、元の膝を打つ作戦に戻って、うまくいきましたね。私の膝は、いわゆる私の新しい肘です。ムエタイルールに戻るまでは、代わりに膝を使います。
先ほどのチャトリーの方から、次はナビルとの防衛戦か、もしくはヨッドIQへの挑戦かでありましたけど、ご自分としてはどっちに行きたいですか?
2人とも同じ日に行きましょう。
私のチームが先週話しましたが、彼はまだ怪我をしています。12月のオファーがあったと思います。また話し合うことになると思います。たくさんの選択肢があります。
チームと選手とも話しましたけど、まだちょっと怪我していて、また話さなきゃいけないんですけど、ハガティー選手及び選手、たくさん選択肢ありますね。
すいません。チャトリー、ちょっと1つお聞きしたいんですけど、ルール的なことなんですが、ハガティー選手が最初に秋元選手から膝でダウンを取った時に、頭をこうプッシュダウンするようにして膝を蹴り上げたんですね。あれはルール上認められるんでしょうか? 掴みではないんですけど、プッシュダウンをする。
映像などを見返す時間はまだありませんでしたが、クリーンなKOだったと思います。手がそこにあったかどうかにかかわらず、膝は頭に真っすぐ入っていました。
まだ画像は見返してないんですけど、私にとってクリーンKOでした。頭を持ってたかどうかはまだ見てないんですけど、見た感じはクリーンKOでした。
ありがとうございます。ありがとうございます。
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