SBI新生銀行とドコモの銀行、SBI証券ユーザーはどちらを使うべきか
家計の味方SBI証券と自動入出金ができる銀行口座は、SBI新生銀行と、旧住信SBIネット銀行(2026年8月以降は「ドコモの銀行」)の2つである。家計の味方チャンネルの動画は、両行とも直近でサービス内容が変わることを受けて、金利、手数料、便利機能、還元、対面相談の各面からどちらを使うべきかを比較している。話者の立場ははっきりしている。待機資金の置き場と条件のシンプルさではSBI新生銀行、スマホ完結や家計管理の自動化、ドコモ経済圏での還元ではドコモの銀行が有利であり、両方を使い分ける選択肢もあるという。
住信SBIネット銀行は「ドコモの銀行」へ
話者はまず、住信SBIネット銀行側の改定を整理する。2026年8月3日から運営会社が住信SBIネット銀行からドコモSMTBネット銀行に変わり、サービスブランドも「d NEOBANK」から「ドコモの銀行」に変わる。もともとドコモに買収されていたが、名前からもSBIが外れるため、話者は「いよいよドコモ経済圏の銀行になった」と評価する。動画内でも以降は「ドコモの銀行」として説明している。
8月20日以降はdアカウントとの連携が始まる。これまでのスマプロポイントに代わってdポイントが貯まるようになり、dカードの還元率アップや年会費が実質無料になる特典が加わる。8月下旬には、SBI証券と同様にマネックス証券との自動入出金にも対応する予定だという。
ただし注意点もある。一度dアカウント連携を行うと、それまで貯めていたスマプロポイントはdポイントに交換される。また連携後は、スマプロポイントで可能だった現金やJALマイルへの交換ができなくなる。
SBI新生銀行は「SBIグループ唯一の銀行」に
一方のSBI新生銀行は、住信SBIネット銀行がドコモに買収されたことでSBIグループ唯一の銀行口座になった。話者は、今後SBI証券との連携がさらに強化されていくと予想している。
ただし課題もある。住信SBIネット銀行と比べると、キャッシュカードなしでATMを使える「スマホATM」、資金移動を自動化する定額自動入金・定額自動振込、目的別に口座を分ける「目的別口座」にいずれも対応しておらず、話者はこれまで便利機能が「少し物足りない状況」だったと述べる。ただ、2026年7月26日以降は定額自動振込や引き落とし通知サービスに対応するなど改善が進んでおり、今後に期待したいという。
金利:待機資金の置き場ならSBI新生銀行
SBI新生銀行では、SBI証券と連携するだけで、ランク制度「ステップアッププログラム」の最上位であるダイヤモンドステージになる。28歳以下または60歳以上の人は、SBI証券との連携すら不要で無条件にダイヤモンドステージになる。この場合、普通預金金利は年0.45%、SBI証券と自動入出金ができる「SBIハイパー預金」では年0.55%になる。普通預金からSBIハイパー預金へは好きなタイミングで定額自動振替を設定できるので、給料が入った瞬間に投資用資金を振り分け、利息も最大限受け取れると話者は説明する。
ドコモの銀行は、普通預金が年0.4%、SBI証券と自動入出金ができる「SBIハイブリッド預金」が年0.41%である。こちらも定額自動振替に対応しており、投資用資金を手間なく振り分けられる点は同じだ。
話者は差を金額に置き換えて示す。100万円を預けた場合、税引後の年間利息はSBIハイパー預金で約4,382円、SBIハイブリッド預金で約3,267円となり、差は年間約1,115円。500万円ならSBI新生銀行が約2万1,913円、ドコモの銀行が約1万6,335円で、差は年間約5,578円になる。このため話者は、待機資金の置き場としてはSBI新生銀行の方が優れているとする。
重要な注意点として、SBIハイパー預金とSBIハイブリッド預金は併用できない。SBI証券側でどちらか一方しか設定できないため、両方の口座を持つ場合もどちらかを選ぶ必要がある。
他行宛振込手数料:条件の簡単さはSBI新生銀行
SBI新生銀行では、ダイヤモンドステージなら他行宛振込手数料が月10回まで無料になる。
ドコモの銀行は、5段階のランク制度「スマートプログラム」に応じて、他行宛振込手数料とキャッシュカードによるATM手数料の無料回数が最大月20回まで増える。月5回無料のシルバーランクは、円普通預金とSBIハイブリッド預金の合計残高50万円以上、給与・年金の受け取り、1件以上の口座振替のいずれかで達成できる。月10回無料のゴールドランクは、合計残高100万円以上、または給与・年金の受け取りと口座振替の両方が条件になる。月15回のVIPランクは合計500万円以上、月20回のプラチナVIPランクは合計1,000万円以上の預金残高が必要で、話者はハードルが非常に高いとみる。
話者のまとめでは、振込手数料についてはSBI新生銀行の方が条件がかなり簡単で、月10回の無料回数で十分な人も多いという。また両行とも、1回10万円以下の個人宛送金を無料で行える「ことら送金」に対応している。メガバンクをはじめ多くの銀行へ無料で送れるため、実際に無料で送金できる回数はもっと多くなると話者は考えている。
ATM手数料:スマホATMの完全無料はドコモの銀行の強み
SBI新生銀行では、シルバーステージ以上(最上位のダイヤモンドを含む)であれば、コンビニやイオン銀行、駅構内のビューアルッテ、パッとサッとなど提携先ATMを何度でも無料で使える。ただしスマホATMには非対応で、キャッシュカードにICチップも搭載されておらず、話者はセキュリティ面の課題として認識しておくよう促す。
ドコモの銀行では、セブン銀行ATMとローソン銀行ATMでスマホATMが使え、手数料は一切かからない完全無料になる。話者はこれを「他の銀行口座にはないかなり大きなメリット」と評価する。一方、キャッシュカードでのATM利用は、振込手数料と同じくスマートプログラムに応じた最大月20回の無料回数制限がある。利用できるATMはセブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行、ゆうちょ銀行で、SBI新生銀行で使えた駅構内のビューアルッテやパッとサッとには対応していない。
結論として話者は、セブン銀行・ローソン銀行のスマホATMが完全無料になるドコモの銀行の方が有利だとしつつ、キャッシュカードを持ち歩くことを苦にしない人や駅構内のATMを使いたい人にとっては、SBI新生銀行が有利な場合もあるとしている。
米ドルの為替コスト:積立ならドコモの銀行
SBI証券で米国株や米国ETFに投資する人にとって重要なのが米ドルの為替コストで、話者はスポットで買うか毎月定額で買うかで結論が変わると説明する。
スポットで投資する場合、どちらの銀行も外貨預金で片道6銭を払う形になるため差はない。さらにSBI証券には「ゼロ革命」というプログラムがあり、リアルタイム為替取引を選べば円からドルへの為替手数料は0銭で、実質的にかかるのはスプレッド分の片道約2銭だけだという。そのため話者は、スポットでまとめてドルを買うなら、銀行口座を経由せずSBI証券のリアルタイム為替で完結させるのが一番お得だと考えている。
毎月定額で積み立てる場合は事情が異なる。ドコモの銀行には外貨積立サービスがあり、「外貨積立応援プログラム」を使うと米ドルの為替コストが片道0銭になる。SBI証券への自動入金サービスも組み合わせられるため、毎月定額で米国株・米国ETFを買う人はドコモの銀行を経由した方が、お得かつ完全自動化できる。SBI新生銀行では外貨自動積立サービス自体が終了しているため、この用途に限ってはドコモの銀行が有利だというのが話者の結論である。
便利機能:完成度はドコモの銀行が上
ドコモの銀行は便利機能がかなり充実している。キャッシュカードなしで入出金できるスマホATM、最大10個まで口座を分けられる目的別口座、他行から自動で資金を引っ張る定額自動入金、他行へ毎月自動で送金する定額自動振込、ハイブリッド預金や目的別口座へ自動で振り替える定額自動振替、口座振替前の残高不足アラートなど、すべてに対応している。話者は、家計管理を自動化したい人やスマホで完結したい人にとって「完成度が非常に高い」銀行口座だと評価する。
一方、SBI新生銀行にとってはここが弱点である。2026年7月26日以降に定額自動振込や口座振替前の残高不足アラートには対応するが、スマホATM、定額自動入金、目的別口座は非対応のままだという。
話者のまとめでは、SBI新生銀行もSBI証券と連携するだけで多くの手数料無料回数を確保できる点は大きいものの、便利機能まで含めるとドコモの銀行の方が「まだまだ優れている部分は多い」とする。
還元:現金かdポイントか
還元面は、もらえるものが現金かdポイントかという違いがあり、どちらを重視するかで評価が変わると話者は前置きする。
SBI新生銀行には、取引状況に応じて現金が還元される「キャッシュプレゼントプログラム」がある。ダイヤモンドステージの場合、他行からの1回1万円以上の振込入金で1回20円(月最大100円)、口座振替で1回10円がもらえ、合計110円分は簡単に受け取れるという。ただしSBI新生銀行アプリで毎月エントリーが必要な点に注意が要る。
ドコモの銀行では、給与・年金の受け取りで毎月100ポイント、口座振替で3ポイントがもらえる。8月3日以降には別の条件も発表されるようだと話者は述べている。
デビットカードの還元と注意点
ドコモの銀行はデビットカードも優秀だと話者は言う。年会費無料の「ポイントプラス」と年会費1万1,000円の「プラチナデビットカード」があり、どちらも基本還元率は1.25%と高い。最上位のプラチナランクを達成すると、ポイントプラスは最大2%、プラチナデビットは最大2.5%になる。口座振替や給与・年金の受け取りで到達できるシルバーランクやゴールドランクでも1.5%以上を実現できるという。プラチナデビットは年会費が高い分、国内では対象レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になる招待日和など、海外では自動付帯で補償額が充実した旅行傷害保険や年3回分のプライオリティ・パスなどが付く。
注意点として話者は3つを挙げる。ランクに応じた上乗せ分は3か月有効の期間限定ポイントで付与されること、上乗せ分の月間還元上限は1万ポイントであること、鉄道料金・公共料金・各種税金などは還元率が0.3%に落ちることだ。
さらに、金利の低さをデビットカードの還元アップで補うのは少しハードルが高いと話者は指摘する。ハイブリッド預金(年0.41%)とハイパー預金(年0.55%)の差は0.14%で、500万円なら税引後で年約5,578円の差になる。これをデビットカードの還元率アップだけで取り戻すには、ポイントプラスで年間約112万円、プラチナデビットでも年間約74万円の利用が必要になるという。それでも還元・特典の両面で非常に優秀なカードであり、メインカードにもサブカードにも勧められるというのが話者の評価である。
dアカウント連携で加わる特典
dアカウント連携によって特典が2つ加わる。1つ目はdカードのスマホ決済還元アップで、dカードの引き落とし口座をドコモの銀行に設定し、マネックス証券と連携して毎月3万円以上の積立投資をすると、dカードのグレードに応じて還元がアップする。2つ目はdカード年会費の実質無料化で、ドコモの銀行の預金残高などの条件に応じて、年会費の半額または全額相当のdポイントが進呈される。
還元面の結論
話者は、還元額だけで見ればドコモの銀行が有利だと判断する。ただしそれはドコモのサービスを使う人に限った話で、dカードやマネックス証券を使わない人、ドコモ経済圏に興味がない人にとっては条件を満たすこと自体が難しく、上限や有効期限を気にしながら使うことになる。話者は個人的な考えとして、SBI証券ユーザーなら、条件を気にせず毎月必ずもらえて使い道も自由な現金の方が「もらって嬉しい還元」だと述べ、最終的にはドコモの優遇に魅力を感じるかどうかで判断してほしいとしている。
対面相談:ドコモショップでの対応は素直に喜ぶべきか
これまで住信SBIネット銀行は完全なネット銀行で、対面相談ができるのはSBI新生銀行だけだった。SBI新生銀行は全国に29の実店舗を持ち、ネットバンキングに力を入れながら窓口もある点が特徴だった。
ところがドコモの銀行は、全国のドコモショップで口座開設から住宅ローンの相談まで対応していく方針を打ち出している。話者は、ドコモショップの店舗数を考えるとメガバンクを超える規模になり、かなりインパクトがあると見る。相談内容についても、SBI新生銀行が資産運用の相談のみで、口座開設などはコールセンターに回されるのに対し、ドコモの銀行は一気通貫で対応できる体制を整える予定のようだという。
ただし話者は、これを素直に喜ぶべきかは慎重に考えた方がいいとする。理由は2つある。1つは、対面の金融相談は営業色が強くなりやすく、その場合に勧められる投資信託や保険は手数料率が高くなりがちなこと。今は優秀な商品をネットで自分で選んで買えるため、自分で判断できる人にとってはそれほど嬉しい点ではないと話者は考える。もう1つは店舗網の維持コストである。全国に店舗を構えるメガバンクや地方銀行は、ATMや振込の手数料ではネット銀行に及ばない水準にとどまっている。三井住友銀行のOliveのような例外はあるものの、対面サポートが手厚くなることがそのまま利用者のお得さにつながるとは限らないと話者は指摘する。
デジタルが苦手で対面の安心感が欲しい人にとっては、今後ドコモの銀行が頼りになる可能性がある。しかし、これまでネット専業の住信SBIネット銀行を使っていたような人は、対面相談をそれほど重視する必要はないというのが話者の見方である。
SBI新生銀行がおすすめな人
話者は比較を踏まえ、SBI新生銀行に向く人を3つ挙げる。
1つ目は、SBI証券をメインで使い、預金を多めに置いておける人。SBIハイパー預金はSBIハイブリッド預金より年0.14%高く、待機資金の置き場として優れている。
2つ目は、ATMよりも振込の無料回数を重視する人。SBI証券と連携するだけで他行宛振込が月10回無料になる。ドコモの銀行も最大20回まで無料にできるが、月10回のゴールドランクには預金残高100万円以上、または給与・年金の受け取りと口座振替の両方が必要で、条件のシンプルさではSBI新生銀行に軍配が上がるとする。
3つ目は、シンプルな条件で便利に使いたい人。話者はこれを個人的にかなり大きなポイントだと考えている。SBI新生銀行はSBI証券と連携するだけで、金利、手数料無料回数、キャッシュバックがまとめて優秀になる。一方ドコモの銀行は、スマートプログラムのランク条件、デビットカードやdカードの還元上限、ポイントの有効期限など把握すべき条件がとにかく多い。細かい条件を追うのが面倒な人や、もともとSBI証券だけを使っている人にはSBI新生銀行の方がストレスなく使えるという。
ただし、スマホATM、定額自動入金、目的別口座が必須の人は、今は無理に乗り換えず機能追加を待つ判断もありだと話者は付け加えている。
ドコモの銀行がおすすめな人
ドコモの銀行に向く人として、話者は5つを挙げる。
1つ目はスマホだけで完結させたい人。セブン銀行・ローソン銀行のスマホATMが完全無料で使えるのは他行にない強みで、アプリ自体の使いやすさも抜きん出ていると話者は評価する。2つ目は、メインバンクとして日常決済にも使いたい人。デビットカードは基本1.25%、ランクに応じて最大2.5%の還元で、dカードの還元アップや年会費実質無料の優遇も強力だという。
3つ目は、目的別に貯金を分けたい人や家計管理を自動化したい人。給料が入った口座から定額自動入金で資金を引っ張り、他行へは定額自動振込、投資用のハイブリッド預金や目的別口座へは定額自動振替というように、一度設定すれば家計が勝手に回る状態を作れる。話者は、ここはSBI新生銀行ではほぼできない部分だとする。
4つ目は、外貨積立で毎月定額の米国株・米国ETFを買う人。外貨積立応援プログラムで為替コストが無料になり、SBI証券への自動入金と組み合わせて資金移動を自動化できる。5つ目は、dカードやマネックス証券を使うドコモ経済圏のユーザー。もともと通信回線を中心にドコモ経済圏を使っていた人や、これからdカードやマネックス証券を中心に使い始める人には嬉しい改定になると話者は見ている。
併用という選択肢と口座開設のタイミング
最後に話者は、両方を持つのもありだとする。待機資金や投資用資金の置き場はSBI新生銀行、スマホATMの活用、ハブ口座、dカードやデビットカードのポイ活用口座はドコモの銀行というように、いいところを使い分ける併用案である。ただし前述の通り、SBI証券との自動入出金に使えるのはSBIハイパー預金とSBIハイブリッド預金のどちらか一方だけである。
口座開設については、SBI新生銀行では常設の新規入会特典「ウェルカムプログラム」に加え、SBIハイパー預金に関するキャンペーンも並行しているため、漏れなく受け取るよう話者は勧めている。ドコモの銀行は8月3日以降に過去最大級のキャンペーンが実施されるようだとして、これから口座開設を考えている人には8月3日以降に動くよう呼びかけて動画を締めくくっている。
こんにちは。家計の味方チャンネルです。本日はSBI証券と自動入出金ができる2つの銀行口座、SBI新生銀行と住信SBIネット銀行、8月以降はドコモの銀行について、どちらも直近改定がありますので、改めてどちらを使うべきなのか徹底比較解説をしていきます。前提として、それぞれの改定情報の概要から確認していきます。
まず住信SBIネット銀行から。2026年8月3日から運営会社が住信SBIネット銀行からドコモSMTBネット銀行に変わり、サービスブランドもd NEOBANKからドコモの銀行に名称変更されます。もともとドコモに買収されていましたが、名前からもSBIが完全に外れる形になりますので、いよいよドコモ経済圏の銀行になったと言っていいです。この動画でも住信SBIネット銀行ではなく、今後はドコモの銀行として説明を進めていきます。
そして2026年8月20日以降、dアカウントとの連携が開始し、これまでのスマプロポイントではなくdポイントが貯まるようになるほか、dカードの還元率が上がったり、年会費が実質無料になる特典が新しく追加されます。8月下旬にはSBI証券と同じく、マネックス証券との自動入出金もできるようになります。ただ、一度dアカウント連携を行うと、今まで貯まっていたスマプロポイントからdポイントに切り替わり、これまでに獲得していたスマプロポイントはdポイントに交換されます。また、dアカウント連携後はスマプロポイントで交換できていた現金、JALマイルへの交換もできなくなりますので注意しましょう。
一方でSBI新生銀行です。住信SBIネット銀行がドコモに買収されたことでSBIグループ唯一の銀行口座になり、今後SBI証券との連携はさらに強化されていくことが予想できます。ただ、SBI新生銀行にも課題がありまして、住信SBIネット銀行と比べると、キャッシュカードなしでATMで入出金ができるスマホATMに非対応、資金移動を自動化できる定額自動入金、定額自動振込に非対応、目的別に口座を分けることができる目的別口座に非対応といったように、これまで便利機能が少し物足りない状況でした。しかし、この便利機能に対しても2026年7月26日以降、定額自動振込や引き落とし通知サービスに対応するなど改善がどんどん進んでいますので、今後に期待したいところです。
改定情報の概要は以上で、どちらの銀行も直近で仕様が変わりますので、今回は金利、手数料を含めた利便性、ポイントの面を詳しく比較していきます。今後どちらを使うか、もしくはいいとこ取りをして併用するのか、参考にしていただければと思います。ちなみにこのチャンネルでは、おすすめな銀行口座やクレジットカードなど、家計を少しでも楽にできるようなお得情報を発信しています。興味がありましたら、ぜひチャンネル登録と高評価をよろしくお願いいたします。
それでは早速ですが、SBI新生銀行とドコモの銀行のスペックはこちらの通りです。まず金利を比較します。SBI新生銀行ではSBI証券との連携をするだけで、ステップアッププログラムというランク制度で最上位のダイヤモンドステージに上がります。ちなみに28歳以下、または60歳以上の方はSBI証券との連携すら不要で、無条件でダイヤモンドステージに上がります。そしてこのダイヤモンドステージの場合、普通預金金利は年0.45%にアップします。また、SBI証券と自動入出金ができるSBIハイパー預金の口座では年0.55%の金利が適用されます。普通預金口座からこのSBIハイパー預金の口座に、好きなタイミングで定額自動振替の設定を行うこともできますので、給料が入った瞬間に手間なく投資用資金を振り分け、利息も最大限受け取ることもできたりします。
一方でドコモの銀行では、普通預金口座では年0.4%で、SBI証券の自動入出金ができるハイブリッド預金の口座では年0.41%が適用されます。こちらも定額自動振替サービスに対応していて、手間なく投資用資金を振り分けることができる利便性は同じです。
では実際にどれくらいの利息の差になるのか、金額に置き換えてみましょう。仮に100万円を預けた場合、SBIハイパー預金の年0.55%であれば年間の利息は税引後で約4,382円。SBIハイブリッド預金の年0.41%であれば約3,267円になりますので、差額は年間で約1,115円です。500万円を預けた場合であれば、SBI新生銀行が約2万1,913円、ドコモの銀行が約1万6,335円ですので、差額は年間で約5,578円になります。そのため金利が高い分、待機資金の置き場としてはSBI新生銀行の方が優れていることが分かります。
なお、ここで大事な注意点ですが、SBI新生銀行のSBIハイパー預金とドコモの銀行のSBIハイブリッド預金は併用することができません。SBI証券側でどちらか一方しか設定できませんので、両方の口座を持つ場合も、どちらか一方を選ぶ必要がある点は覚えておきましょう。
続いて手数料を含めた利便性を比較していきます。まず他行宛ての振込手数料について、SBI新生銀行ではダイヤモンドステージの場合、月10回まで無料にすることができます。一方でドコモの銀行では、スマートプログラムという5段階あるランク制度に応じて、他行宛ての振込手数料とキャッシュカードによるATM手数料の無料回数が最大20回まで増える仕組みになっています。
例えば月5回無料になるシルバーランクは、円普通預金口座とSBIハイブリッド預金の合計額が50万円以上、給与・年金の受け取り、1件以上の口座振替のいずれかを満たせば達成できます。月10回無料になるゴールドランクの条件は、合計の預金残高100万円以上、もしくは給与・年金の受け取りと口座振替の両方を達成する必要があります。そして月15回無料になるVIPランクは合計500万円以上、月20回無料になるプラチナVIPランクは合計1,000万円以上の預金残高が必要になりますので、ハードルは非常に高くなります。
まとめると、他行宛ての振込手数料においてはSBI新生銀行の方が条件的にかなり簡単ですし、月10回の無料回数があれば十分な人は多いと思います。また、どちらも1回10万円以下の個人宛て送金を無料で行えることら送金に対応していて、メガバンクや多くの銀行には無料で送金できますので、実際に無料で送金できる回数はより多いと思います。
次にATM手数料です。SBI新生銀行ではコンビニやイオン銀行、駅内のVIEW ALTTE、Patsatなど、提携先のATMを最上位のダイヤモンドステージ含めシルバーステージ以上の場合、何度でも無料で利用することができます。ただし、キャッシュカードなしでATMを利用できるスマホATMに非対応。そのキャッシュカードにはICチップも搭載されておらず、セキュリティの課題がありますので認識しておきましょう。
一方でドコモの銀行では、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATMの場合、スマホATMの機能を利用できて、手数料も一切かからず完全無料で利用できます。これは他の銀行口座にはない、かなり大きなメリットです。ただし、キャッシュカードによるATM利用では、先ほどの他行宛ての振込手数料と同じようにスマートプログラムに応じて、最大20回までの無料回数の制限があります。利用可能なATMはセブン銀行、ローソン銀行のほか、E-net ATM、イオン銀行、ゆうちょ銀行で、SBI新生銀行では対応していた駅構内のVIEW ALTTE、Patsatには対応していません。
まとめるとATM手数料については、セブン銀行とローソン銀行でのスマホATMを完全無料で利用できるドコモの銀行の方が有利だと思いますが、キャッシュカードを持ち歩いても構わない人や駅構内のATMも使いたい人にとっては、SBI新生銀行の方が有利な場合もあると思います。
次に米ドルの為替コストです。SBI証券で米国株や米国ETFに投資する人にとっては結構重要なポイントです。前提として、スポットで投資をするか、毎月定額で投資するかで変わります。スポットで投資する場合は、どちらの銀行口座も外貨預金で片道6銭を支払う形になりますので変わりません。もっと言えば、SBI証券にはゼロ革命というプログラムがあり、リアルタイム為替取引を選択すれば円からドルへの為替手数料は0銭になり、実質的にかかるのはスプレッド分の片道約2銭のみです。そのためスポットでまとめてドルを買うのであれば、そもそも銀行口座を経由せず、SBI証券のリアルタイム為替で完結させるのが一番お得だと思います。
一方で毎月定額で積み立てる場合は、ドコモの銀行には外貨積立のサービスがあり、外貨積立応援プログラムを使うと米ドルの為替コストが片道0銭になります。さらにSBI証券の自動入金サービスも組み合わせることができるため、毎月定額で米国株や米国ETFを買う方であれば、ドコモの銀行を経由した方がお得かつ完全自動化することができます。SBI新生銀行では外貨自動積立のサービス自体が終了してしまっているため、毎月定額で米国株を積み立てる方に限り、ドコモの銀行の方が有利ということになります。
最後にその他の便利機能です。まずドコモの銀行はかなり充実していて、先ほど触れた通り、キャッシュカードなしでATMの入出金ができるスマホATM、目的別に口座を最大10個まで分けることができる目的別口座、他行から自動で資金を引っ張ってくる定額自動入金、他行へ毎月自動で送金できる定額自動振込、証券口座と連携したハイブリッド預金や目的別口座に自動で振替できる定額自動振替、口座振替前の残高不足アラートなど、すべて対応しています。そのため家計管理を自動化したい人やスマホで完結したい人にとっては、完成度が非常に高い銀行口座です。
一方でこうした便利機能に関してはSBI新生銀行の弱点になっていて、2026年7月26日以降に定額自動振替、口座振替前の残高不足アラートには対応しますが、スマホATM、定額自動入金、目的別口座あたりは非対応のままです。今後の改善に期待ですね。まとめると、手数料を含め利便性の面では、SBI新生銀行もSBI証券と連携するだけで多くの手数料無料回数を確保できるメリットは大きいですが、便利機能を踏まえるとドコモの銀行の方がまだまだ優れている部分は多いです。
続いて銀行機能の利用に応じた還元の面を比較していきます。ここは前提として、もらえるものが現金かdポイントかという違いがありますので、どちらを重視するかによって評価が変わります。まずSBI新生銀行にはキャッシュプレゼントプログラムという、取引状況に応じて現金が還元されるお得なプログラムがあります。ダイヤモンドステージの場合、他行からの1回1万円以上の振込入金で1回20円、月最大100円、口座振替では1回で10円の内容になっていますので、合計で110円分は簡単にもらうことができます。ただし、SBI新生銀行アプリで毎月エントリーが必要な点は注意が必要です。
一方でドコモの銀行では、給与・年金の受け取りで毎月100ポイント、口座振替で3ポイントをもらえます。ちなみに2026年8月3日以降、ほかの条件も発表されるようです。また、デビットカードも優秀です。年会費無料のポイントプラスと、年会費1万1,000円のプラチナデビットカードの2種類がありますが、どちらも基本のポイント還元率は1.25%の高還元で、最上位のプラチナランクを達成するとポイントプラスは最大2%還元、プラチナデビットは最大2.5%還元になります。口座振替や給与・年金の受け取りをすれば達成できるシルバーランクやゴールドランクの達成でも、1.5%以上の還元率を実現することができます。
なお、プラチナデビットカードは年会費が1万1,000円と高い分、国内、海外ともに豪華な特典が付帯します。国内ではモバイル端末や、対象レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になる招待日和、海外では自動付帯かつ補償額が充実した旅行傷害保険、年間3回分のプライオリティ・パスなどが付帯します。
ただしデビットカードには注意点もあります。ランクに応じた上乗せ還元分は3か月間有効の期間限定ポイントで付与されること、上乗せの月間ポイント還元上限は1万ポイントまでであること、鉄道料金、公共料金、各種税金などは還元率が0.3%に落ちることは把握しておきましょう。
また、金利の低さをデビットカードの還元アップで補うにも少しハードルが高いです。金利の項目で説明しましたが、ドコモの銀行のハイブリッド預金は年0.41%で、SBI新生銀行のハイパー預金は年0.55%のため、0.14%の差があります。もし500万円を預けた場合、税引後の利息の差は年間に約5,578円になりますので、これをデビットカードの還元率アップだけで取り戻そうとすると、ポイントプラスでは年間で約112万円、プラチナデビットでも年間に約74万円を利用する必要があります。このように注意点はありますが、還元率、特典の両方とも非常に優秀なカードになっていますので、メインカード、サブカード、どちらでもおすすめすることができます。
その他にもdアカウントとの連携によって2つの特典が追加されます。1つ目にdカードのスマホ決済還元がアップする特典で、dカードの引き落とし口座をドコモの銀行に設定すること、マネックス証券と連携して毎月3万円以上の積立投資をすると、dカードのグレードに応じて還元がアップします。2つ目にdカードの年会費が実質無料になる特典で、ドコモの銀行の預金残高等の適用条件に応じて、dカード年会費の半額または全額相当分のdポイントが付与されます。前回のドコモの銀行の新特典の動画で解説していますので、合わせてご覧いただければと思います。
まとめると還元の額だけで見れば、ドコモの銀行の方が有利だと思います。ただし、これはあくまでドコモのサービスを使う人に限った話です。dカードやマネックス証券を使わない、そもそもドコモ経済圏に興味がないという人にとっては、条件を満たすこと自体が難しく、上限や有効期限を気にしながら使うことになります。個人的にはSBI証券ユーザーの方であれば、条件を気にせず毎月必ずもらえて、しかも使い道の自由な現金の方が、もらって嬉しい還元かなと思います。この辺りはご自身がドコモサービスの優遇に魅力を感じるかどうかで判断していただければと思います。
最後にその他の項目として、対面相談の有無を比較していきます。これまで住信SBIネット銀行は完全にネットで、対面で相談できるのはSBI新生銀行だけでした。SBI新生銀行には全国29店舗の実店舗があり、インターネットバンキングに力を入れながら窓口も持っているという点が、SBI新生銀行のちょっとした特徴でもありました。ところがドコモの銀行は、全国のドコモショップで口座開設から住宅ローンの相談まで対応していく方針を打ち出しています。ドコモショップの店舗数を考えると、これはメガバンクを超える規模になりますので、かなりインパクトのある話だと思います。相談できる内容も、SBI新生銀行では資産運用の相談のみで、口座開設などはコールセンターに回される一方で、ドコモの銀行は一気通貫で行えるように体制を整える予定のようです。
ただし、この対面相談を素直に喜ぶべきかというと、少し慎重に考えた方がいいのかなと思っています。対面での金融相談は営業の性格が強くなりやすく、その場合は勧められる投資信託や保険の手数料率も高くなりがちです。今は優秀な商品をネットで自分で選んで購入できますので、自分で判断できる人にとっては、そこまで嬉しいポイントではないと思います。
もう1つ懸念があるとすれば、店舗網の維持コストです。全国に店舗を構えるメガバンクやゆうちょ銀行は、ATMや振込の手数料面ではネット銀行に及ばない水準にとどまっています。三井住友銀行のOlive口座のような例外はありますが、対面のサポートが手厚くなることが、そのまま利用者のお得さにつながるとは限らないという点は押さえておきたいところです。デジタルが苦手で対面の安心感が欲しい人にとっては、今後ドコモの銀行が頼りになる可能性があると思いますが、今までネットの住信SBIネット銀行を使っていたような人にとっては、対面相談はそこまで重視する必要はないのかなと思います。
ここまでの比較を踏まえて、それぞれの銀行がおすすめな人をまとめていきます。まずSBI新生銀行がおすすめな人です。1つ目にSBI証券をメインで使っていて、預金を多めに置いておける人です。金利の項目でお伝えした通り、SBIハイパー預金は年0.55%で、ドコモの銀行のSBIハイブリッド預金より0.14%高くなっていますので、待機資金の置き場としてはSBI新生銀行の方が優れています。
2つ目にATMよりも振込の無料回数を重視する人です。SBI新生銀行はSBI証券と連携するだけで、他行宛ての振込手数料を月10回まで無料にすることができます。ドコモの銀行も最大20回まで無料にできますが、月10回のゴールドランクに到達するためには、預金残高100万円以上、もしくは給与・年金の受け取りと口座振替の両方を達成する必要がありますので、条件のシンプルさではSBI新生銀行に軍配が上がります。
3つ目にシンプルな条件で便利に使いたい人です。これは個人的にかなり大きなポイントだと思っていまして、SBI新生銀行はSBI証券と連携するだけで、金利、手数料無料回数、キャッシュバックの還元もまとめて優秀な銀行口座になります。一方でドコモの銀行は、スマートプログラムのランク条件、デビットカードやdカードの還元上限ポイント数、ポイントの有効期限など、把握しなければいけない条件がとにかく多いです。細かい条件を追いかけるのが面倒な人、もともとSBI証券だけ使っている人にとっては、SBI新生銀行の方がストレスなく使えると思います。ただ、スマホATM、定額自動入金、目的別口座といった便利機能が必須という方は、今は無理に乗り換えず機能追加を待つという判断もありだと思います。改善も着実に進んでいますので、今後に期待したいところです。
次にドコモの銀行がおすすめな人です。1つ目にスマホだけで完結させたい人です。セブン銀行、ローソン銀行でのスマホATMが完全無料で使えるのは他の銀行にはない強みですし、アプリ自体の使いやすさも抜きん出ています。2つ目にメインバンクとして日常決済にも使いたい人です。デビットカードは基本還元率1.25%、ランクに応じて最大2.5%の還元とかなり高いですし、クレジットカードのdカードの還元アップや年会費実質無料の優遇特典も強力です。
3つ目に目的別に貯金を分けたい人、家計管理を自動化させたい人です。給料が入った瞬間にその口座から定額自動入金サービスで引っ張ってきて、他行へ定額自動振込、投資用のハイブリッド預金や目的別口座に定額自動振替といったように、一度設定すれば家計が勝手に回る状態を作ることができます。ここはSBI新生銀行では代替できません。4つ目に外貨積立を活用して、毎月定額で米国株や米国ETFを購入する人です。外貨積立応援プログラムで為替コストが無料になり、SBI証券への自動入金も組み合わせることで資金移動を自動化することもできます。
5つ目にdカードやマネックス証券のドコモ経済圏ユーザーです。今後ドコモのサービスを使う人ほどお得になっていく改善がありますので、もともと通信回線を中心にドコモ経済圏を使っていた人、今後dカードやマネックス証券を中心にドコモ経済圏を使い始める人にとっては嬉しい改定になると思います。
そして最後に、どちらも持っておくのもありだと思います。待機資金や投資用資金の置き場はSBI新生銀行、スマホATMの活用や銀行のハブ口座、dカードやデビットカードのポイ活用口座はドコモの銀行といったように、いいところを利用して併用するという選択肢も検討いただければと思います。
それでは銀行口座のお得な入会方法について触れて、この動画を終わりたいと思います。SBI新生銀行の場合、ウェルカムプログラムという常設の新規入会特典のほかに、SBIハイパー預金に関するキャンペーンも並走していますので、漏れなくもらうようにしておきましょう。ドコモの銀行については、8月3日以降、過去最大級のキャンペーンが実施されるようなので、これから口座開設を考えている人は8月3日以降に動くようにしましょう。どちらの銀行口座の新入会キャンペーンのURLも、この動画の概要欄にまとめて載せておくようにします。
また、銀行口座やクレジットカードなどを作るときは、ポイントサイトのモッピーを経由することで、入会先のキャンペーンでもらえるポイントと、モッピーからも表示のポイントがもらえるため、二重取りができ非常にお得になっています。モッピーをまだ使ったことがない人は、画面の紹介コードで新規登録をして、5,000ポイント以上モッピーで獲得すると2,000ポイントを追加でもらえますので、ぜひ活用ください。
本日は以上です。このチャンネルでは、ほかにも銀行口座のおすすめな組み合わせや、ほかの銀行口座の個別解説もありますので、ほかの動画も参考にしていただければと思います。今後も家計を少しでも楽にできるようなお得、ポイ活、節約をテーマに発信していきますので、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いいたします。
記事公開 · 更新
