長雨で雑草とコケが増えた秋 専門家が勧める対処法と転倒への注意
日テレNEWS日本テレビ「news every.」の「なるほどッ!」は、今年8月以降に関東地方で続いた長雨が身近な植物に与えた影響を取り上げた。10月になっても雑草の伸びが止まらず、コケも増えているという。番組は街の声と専門家への取材をもとに、雑草が増えた理由と対処法、コケが増えた場所で転倒しないための注意点を紹介した。
街の人は「刈ってもすぐ伸びる」
長雨が明けたあとの街では、雑草の手入れに苦労しているという声が多かった。庭の雑草がひどく、刈ってもまた生えてくる繰り返しだという人は、雨が多かったぶん伸びるのも早いのではないかと話した。別の人は、自分で刈りたい気持ちはあっても面倒に感じると打ち明けた。青々とした雑草は春のイメージだったのに、10月に雑草に悩まされているのが不思議だという声もあった。
フェンスに絡むほど伸びた雑草を取るのに苦労したという人もいた。番組は、フェンスの高さまで伸びると日当たりに影響する可能性もあると補足した。
スタジオでも経験談が出た。静岡県出身の出演者によると、実家の庭には防犯用の砂利を敷き、その下に防草シートを入れているが、雑草はシートを突き破って生えてくるという。別の出演者は、プランターを長雨の間に放っておいたら雑草だらけになっていたと話した。花を植えたはずなのに、どちらが主役かわからない状態だったという。
年1回の草刈りでは追いつかない家庭
番組は東京都内のある家庭の敷地を撮影した。草が生い茂っていたが、手入れを怠っていたわけではない。今年7月に草刈りをしたばかりだったという。この家庭は毎年、家事代行サービスに夏の1回だけ草刈りを頼んでいた。今年はその後また草が伸びたため、放送当日に2回目を依頼した。プロが作業した後の敷地はすっきり片付いていた。
家事代行の担当者によると、今年は年1回だけ草刈りを頼んでいる家から、もう1回お願いできないかという相談が増えているという。
雑草が元気な理由は「水分と日差しが重なったこと」
雑草が増えた理由について、身近な植物に詳しい市立博物館の秋山館長は、長雨で雑草の生育状況が良くなったためだと説明した。
秋山館長によると、例年の8月・9月は暑く雨も少ないため、水分不足と乾燥で雑草の勢いは落ちていく。ところが今年の8月・9月は長雨が続き、植物が好む水分があり余るほどあった。さらに最近は晴天が続き、植物が好む日差しも加わった。水分と日差しがそろったことで、雑草が元気な状態になっているという。
スタジオでは、雑草抜きのどこが憂鬱かという話題も出た。出演者は、しゃがんで腰をかがめる姿勢がつらいと答えた。1本や2本なら構わないが、一列全部となると腰が痛くなるという話になった。
対処法1:根っこから抜く
秋山館長が挙げた対処法の1つ目は、雑草を根っこから抜くことだ。根を処理しないと、来年もまた生えてくるという。
スタジオでは学校行事の草取りが話題になった。出演者の一人は小学生の頃、スコップを渡され、土をひっくり返すように下から掘るよう教わった記憶を語った。
対処法2:花のうちに刈り取る
2つ目は、花を見つけたら取り除くことだ。番組は、タンポポも雑草の一つだと紹介した。種ができる前に花のうちに刈り取れば、来年また生えてくる可能性を少しでも減らせるという。
対処法3:冬まで待つ
3つ目は、腰が悪いなどで作業が難しい人に向けた方法で、枯れるまで待つことだ。秋が過ぎて冬になれば、雑草は自然に枯れてくる。秋山館長によると、この時期なら無理に抜かずに待つのも一つの手だという。
コケも秋まで残って増えた
番組は続いてコケを取り上げた。コケは近年「コケリウム」などのインテリアとしても楽しまれているが、長雨の影響でコケも増えているという。
福井県立大学の「コケ博士」大石教授によると、コケは一般に湿った場所で、しかも直射日光が当たらない場所を好む。スタジオでも、公園や土のある日陰をよく見かける場所として挙げた。
湿った時期といえば梅雨を思い浮かべる人も多い。大石教授によると、例年は梅雨の後、夏の暑さでコケが枯れてしまう。今年は雨が多く、日照りで枯れるはずだったコケが枯れずに秋まで成長を続けるケースが増えたという。
滑る原因はコケではなくバクテリア
コケが増えたときの影響として、スタジオでは踏んで滑ってしまうことが挙がった。番組も、石畳や石の階段に生えたコケで転ぶおそれがあると触れた。
ただ大石教授によると、転倒の主な原因は実はコケではない。ぬめりの多くは、シアノバクテリアや藻類など、コケ以外のものによるという。こうしたバクテリアはコケと同じ環境を好み、隣り合って存在することが多い。そのため、私たちはコケで滑ったと思いがちだが、実際にツルッと滑らせているのはバクテリアだと教授は話す。
こうしたものが生えやすい身近な場所として、建物の壁際、石畳の隙間、側溝の周辺が挙げられた。大石教授は、木でできた場所などでツルツルしているところは注意して歩くよう呼びかけている。
3連休の外出と草刈りに向けて
番組は最後に、秋の長雨でコケや雑草が増えていることをあらためて伝えた。3連休に庭園などへ子どもと出かける人には足元への注意を呼びかけた。雑草を片付けたい人には、この連休に花の部分だけでも刈り取ってみてはどうかと勧めて締めくくった。
ニュースの気になる情報をお伝えします。なるほどのコーナーです。今日のテーマはこちらです。
なるほど。長雨の影響なんでしょうか。雑草やコケが増えているというんです。今年の8月以降、関東地方では異例の長雨となっていましたよね。その影響って色々あると、このエブリーでもお伝えしていますが、実は雑草やコケなどにも影響が出ているそうなんです。
最近はすっきり秋晴れで、そうかなと思われている皆さん、長雨が明けて、町の人からはこんな実感の声が聞かれたんです。
長雨の影響どうですか? 何か感じることありますか?
うちの庭の雑草がすごくて、刈るのが大変。刈ったらまた生えてきます。その繰り返しでさ、雨がすごく降ってるから、伸びる速度も早いんじゃないかな。
庭に結構雑草がこの時期生えてしまって、今回は雨がすごく長かったので、自分で刈ったりとかしたいんですけども、心持ちはあるんですけど、やはりめんどくさいとか。
青い雑草が生えるって春とかのイメージだったのに、今それだけ雑草に悩まされてる。10月ですよね。なんかそれがちょっと不思議ですね。
雑草伸びてきちゃって、割と長くなって絡まってきちゃって、フェンスのところを取ったりするのは結構大変でしたですね。昨日抜きました。ちょっとペースは早いかな。育つペースは早いかなって。
フェンスの高さにまでなるとね、もしかしたら日当たりにも影響するかもしれませんからね。
そんな影響が広がっているんですが、スタジオの皆さんは、実家も含めて雑草取るのに苦労しているなっていう経験ってあったりしますか?
あります。
はい。鈴江さん、林田さん。
はい。私は地元が静岡県なんですけれども、うちの庭に雑草がよく生えてきていて、防犯の砂利を敷いてるんですけど、その下に雑草の対策のシート敷いていても、そこ突き破って生えてくるんですよね、雑草って。
雑草取りは結構苦労されます。鈴江さんも。
はい。あとプランターとかでも確かに、結構気づいたら雑草だらけになっていて、特にこの長雨で放置していた期間が長かったので、気づいたら、あれ、ぼうぼうだっていう状況です。
お花植えちゃったはずなのに、どっちがメインかわからなくなっちゃうみたいな。マンションにお住まいの方でも、雑草の管理って大変だなと実感される方、いらっしゃるかもしれません。こちら見ていただきたいんですが、東京都内にある、とあるご家庭の敷地内の様子を撮影させていただきました。
ご覧の通り、草が生い茂るようにいっぱいなんですよね。実はこれ、サボっていたわけじゃないんです。今年の7月に草刈りをしたばっかりだったのに、もうこんなに生えてきてしまったみたいなんです。毎年、家事代行サービスに草刈りをお願いしているということなんですが、これまで夏に1回だけという依頼をしていたところ、また草が伸びてきたので、今日、草刈りをお願いしたということなんです。
プロの手が加わりますと、こちらです。すごく綺麗になってるんですよね。
すごいですね。家事代行の担当者の方にも聞きました。今年は、年に1回草刈りをしているお宅から、もう1回お願いできますか、なんて相談が増えているというんです。
じゃあ、なんで一体今ここまで雑草が増えているのか。身近な植物に詳しい相模原市立博物館の秋山館長に聞きました。秋山館長はこう言っています。長雨で、雑草の生育状況が良くなってしまっているからと言うんです。
いつもの年だと8月とか9月って暑いじゃないですか。雨が降らないということは、水分不足と乾燥によって成長の勢いというのは減ってしまう。なくなっていくというものがある、なんていうことなんですが、雨が今年はたくさん降りました。今年の8月、9月は長雨によって、植物が好む水分がもうあり余るほどあったということなんですね。そして今は、今日もすかっと秋晴れだったじゃないですか。となると、植物が好む太陽もこの時期重なりまして、雑草は元気な状態になってしまっているということなんです。
とはいえ、雑草抜いといてって言われたら、どこが憂鬱になっちゃいます?
ちょっとしゃがんで腰をかがめて、ちょっとだるいなっていうのはあります。
ですね。1本、2本だったらいいものの、この列全部お願いって言われたら、もう腰が痛くなってしまいますよね。
その秋山館長に、じゃあどうしたらいいのか、対処法を聞いてみました。1つ目は、根っこから雑草を抜いてください。雑草は根っこを処理しないと、来年もまた生えてきてしまうということなんですよね。山崎さん、学校の行事とかで草取りとかありませんでした?
ありました。あったかな?
クリーン作戦みたいな感じで、うちの学校はあったんですけれど。
ありました。ありました、小学生の頃。それこそ。
ちょっとすいません。世代かもしれないね。私たちあったかな。
子供たちも、スコップ私渡されて、根っこからってね、上だけじゃなくて下からちゃんと掘るんだよって言われて、土をひっくり返すように、なんていうアドバイスもらったなという記憶があるんですが、皆さん根っこから引っこ抜いてください。
さらに2つ目、タンポポも雑草になるんですね。確かに可愛いんですけれども、花を見つけたら取り除くっていうのもポイントになるそうなんです。種子が実る前に、お花のうちに刈り取っておくことで、来年も生えてきてしまう可能性は少しでも減らせるということなんですね。雑草の花を刈り取っちゃうのも1つ方法なんだそうです。
いや、もうそれもできないな、腰が悪くて、なんていう方、もうこの時期ですので、3つ目、枯れるまで待つのもいいかもしれません。秋が過ぎれば、もうすぐ冬がやってきますよね。そうすると雑草は自然と枯れてくるそうです。無理に抜かなくても、待つのもこの時期だと手だということでした。
ここまで雑草のお話をしてきましたが、皆さん、ちょっとがらっと、植物は植物でもお話を変えたいと思います。こちらなんですが、なんだかわかりますか? この緑のものは。皆さん、せーの。
コケ。
コケですよね。そう、コケなんですが、近年コケリウムとかでインテリアとしても楽しまれている方、いらっしゃるかもしれませんが、実は今、長雨の影響でコケたちも増えているということなんです。
そもそもコケとかって、鈴江さん、どこで見かけます?
やっぱりちょっと公園とか、土があるところとか、木陰。
そうですよね。ちょっと影になってるところのイメージですよね。福井県立大学のコケ博士、大石教授によりますと、コケは一般的に湿った場所、かつ鈴江さんからもあったように、やっぱり直射日光が当たらない場所を好むということなんです。
そして雨の多い時期に多く見かける、そんなイメージ、じめっとしたイメージとリンクする方も多いかもしれません。となると、梅雨の時期じゃないんですかというお声いただくかもしれません。例年だと梅雨の時期の後、夏の暑さによってコケが枯れてしまうということなんですが、一方、今年は雨が多かったですよね。日照りで枯れるはずだったものが枯れずに、秋にまで持ち越して成長してしまっているケースが増えたとお話をされていました。コケが増えてしまうと、どのような影響があると林田さん思います?
そうですね。踏んだ時にちょっとつるっと滑ってしまった。
そうですよね。それが怖いんですよね。石畳とか石の階段などに生えていて、つるっと転んでしまうなんてこともあるかもしれません。でも転倒の主な原因って、実はコケじゃないんだそうです。コケ博士、大石教授に教えてもらいました。本当の原因はこちらです。
なるほど。バクテリア、細菌だったんだ。
そうです。ぬめりの原因の多くは、シアノバクテリアや藻類などのコケ以外のものなんだそうです。バクテリアなどはコケと同じ場所を好むので、私たちがコケで転んでるんじゃないかなと思ってしまっているんですが、隣り合って存在することが多いんだ。コケは平気なんだけど、実際につるんと滑っている原因はバクテリアだったと話します。
建物の壁際だったり、石畳の隙間、さらには側溝の周辺なども身近な生息場所となっています。大石教授は、木でできている場所や石の上とかで、つるっとしているところは注意をして歩くようにとお話しされていました。
今年は秋の長雨で、コケや雑草の繁殖が増えていると言います。庭園とかで、お子さんと一緒に3連休過ごされる方もいらっしゃるかもしれませんが、足元には十分にお気をつけください。また、雑草を処理するという方、お花だけでもこの3連休、ぱっと刈り取ってみるのもいいかもしれません。今日はこの長雨の影響で植物が増殖の、なるほどでした。
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