アパカード徹底解説:エポスカードの特典とアパホテル優待はどこまで重なるのか

YouTubeで開く ↗
概要

「家計の味方チャンネル」の話者は、自身もメインカードの一つとして使い始めたというアパカードを「隠れた最強カード」と呼び、その仕組みを解説している。アパカードはエポスカードとアパホテルの提携カードで、話者によれば、エポスカードと同じ年会費で、日常決済でのエポスカードの還元・特典と、全国のアパホテルでの優待の両方を受けられる。ホテル系カードとしてはヒルトンやマリオットのカードのほうが知名度は高いが、アパカードのほうがお得に使うためのハードルが低く、合う人も多いのではないかというのが話者の見立てである。

13分で読めます

最上位の「アパステイヤーズクラブカード プラチナ」(通称ASCカード)では、年間ボーナスポイントやプライオリティ・パスなどのエポスプラチナカードの特典と、アパホテルのリゾート施設の無料特典などを合わせ、年間10万円以上の恩恵があると話者は主張する。ただしASCカードは一般カードやゴールドカードのように直接申し込めない。アパホテルに20泊以上して会員ステータスをエグゼクティブ以上にする必要がある。そのため動画では、まずアパホテルの会員制度を2026年5月の一部改定も含めて説明し、その後にカードの3グレードを比較している。

1:56

アパホテル会員制度の仕組み

アパカードの特典は会員制度と深く連動しているため、話者はカードの前にここを押さえることが重要だとする。会員登録はアパアプリ、Webブラウザ、ホテルのフロントのいずれからでも無料でできる。

会員ステータスは5段階あり、登録すると誰でもレギュラーから始まる。そこからシルバーを経て、年間10泊でゴールド、年間20泊でエグゼクティブ、年間50泊かつ30万円以上の利用でプレジデントになる。ステータスは毎月見直され、直近1年間の宿泊実績が条件を満たした翌月1日にランクアップする。今月20泊目を達成すれば来月からエグゼクティブになるということだ。一度上がったステータスは1年間維持される。

ステータスによる主な特典として、話者は3つを挙げる。

1つ目はチェックイン・チェックアウトの時間である。非会員はチェックイン15時、チェックアウト10時だが、登録してレギュラーになるだけでチェックアウトが11時に延びる。エグゼクティブになるとチェックインが14時から可能になり、プレジデントではチェックアウトが12時まで延長される。アパカード保有者はグレードに関係なくチェックアウトが12時まで延びるため、チェックアウト時間だけ見ればカードを持つだけでプレジデントと同じ扱いになる。アパホテルのアーリーチェックイン・レイトチェックアウトは1時間あたり2000円かかるので、うまく活用すべきだと話者は言う。

2つ目は、エグゼクティブ以上になるとASCカードに申し込めることだ。さらにASCカードを発行すれば、保有している限りエグゼクティブのステータスが保証される。1年間だけ集中的に20泊すれば、その後はカードを持ち続ける限りエグゼクティブの特典を使える点を、話者は強力だと評価している。

3つ目は高いポイント還元である。アパ直営のホテルやレストランの利用でアパポイントが貯まり、還元率はレギュラーが最大9%、シルバーが最大11%、ゴールドが最大12%、エグゼクティブが最大14%、プレジデントが最大15%だという。10%前後という水準はビジネスホテルとしては非常に高いと話者は評する。

4:29

アパポイントの使い道と高還元の条件

貯まったアパポイントは、5000ポイントを5000円としてフロントでキャッシュバックを受ける、1000ポイントを1000円として宿泊料金に充てる、アパホテルの商品に交換する、といった使い道がある。話者は、会社の経費で泊まっても貯まったポイントを自分用に現金化できる点を非常に強力だと強調する。

ただし高還元を受けるには、アパグループが直接運営するアパアプリまたは公式サイト(アパ直)で予約すること、アパカードで決済すること、アプリでの「1秒チェックイン」を使うことが必要になる。楽天トラベルやじゃらんなど他のサイトから予約すると、アパによる還元率は1%に落ちる。

還元の内訳は次のように説明された。まず会員ステータスに応じて変わる基本ポイントがある。そこに「提携カード利用ボーナス」として、アパカードで決済すると一般カードで1%、ゴールドカードで2%、ASCカードで3%分のアパポイントが加わる。また公式ページの図表には書かれていないが、アパカード決済ではアパポイントとは別に、ステータスに関係なく1.5%分のエポスポイントも貯まると話者は補足する。さらに1秒チェックインを使うと、ステータスに関係なく1%分が追加される。

1秒チェックインとは、宿泊時にフロントに並ばず、アプリ専用のチェックイン機で会員証を提示するだけでチェックインできる機能だ。アパ直で事前オンライン決済を済ませ、アプリのQRコードの会員証を読み込ませるだけで済むので、話者は非常に便利だと勧めている。

6:17

2026年5月の改定内容

これまでは、アパ直で予約すると「オンライン予約ボーナス」として+1%、オンラインで支払うと「オンライン支払いボーナス」として+1%が別々に付いていた。2026年5月1日からはこの2つが廃止され、代わりに全ステータス共通で基本ポイントとステータスポイントを引き上げる形に統合されて、分かりやすくなったと話者は説明する。

一方で改悪もある。話者が挙げたのは、ポイント充当の上限に関する変更、エグゼクティブ以上が使えた優先キャンセルサービスの終了、団体・グループ予約特典の還元率の低下である。ただ、個人で利用する分にはそれほど大差のない改定だろうというのが話者の評価だ。

6:55

アパカードの3グレードとエポスカード側の基本性能

アパカードには、一般カードの「アパクラシックカードVisa」、ゴールドカードの「アパゴールドカードVisa」、プラチナカードの「アパステイヤーズクラブカード プラチナ」の3種類がある。発行元であるエポスカードの特典に、アパホテル側の特典が上乗せされた形になっているため、話者はまずエポスカード側から確認している。

一般カードは年会費無料で、基本還元率は0.5%と平凡だ。ただし、ゴールドカードの年会費が初年度から無料になるインビテーションが届く。これはアパカードでも同じなので、一般カードから持つのもおすすめだと話者は言う。エポスカード共通の優待として、マルイでは1%還元に上がり、年4回のマルコとマルオの7日間には10%オフになる。アパホテル直営のホテル・レストランでは1.5%還元に上がり、アパのリゾート施設やスパ施設でも割引などの優待がある。海外旅行傷害保険は利用付帯で、最高3000万円、傷害治療費用200万円、疾病治療費用270万円。話者は、楽天カードや三井住友カードの一般カードと比べても補償額が充実していると評価している。

ゴールドカードの年会費は通常5000円だが、年間50万円以上利用すると翌年度以降ずっと無料になり、一般カードからのインビテーション経由なら初年度から無料になる。家族ゴールドカードは10人まで無料で招待できる。還元の中心は年間ボーナスポイントで、基本0.5%に加え、年間50万円利用で2500ポイント、100万円利用で1万ポイントがもらえる。結果として50万円利用時に1%、100万円利用時に1.5%の還元になる。さらに家族全体の利用額100万円ごとに1000ポイントもらえるため、年会費のかからない家族ゴールドカードを招待するだけで合計1.6%還元になる。多くのカードが0.5%か1%程度であることを踏まえ、話者はこれを非常に強力だとする。

ゴールド以上では「選べるポイントアップショップ」として、よく使う3つの店舗やサービスを指定すると0.5%分が追加される。対象にはスーパーやドラッグストアのほか、電気・ガス・水道・保険料などの固定費も選べる。指定した店舗では、ボーナスポイントと合わせて合計2.1%還元になる。そのほか国内外の空港ラウンジが使え、海外旅行傷害保険は最高5000万円の自動付帯、話者が最も重視すべきとする疾病治療費用は300万円だ。

9:55

プラチナカードの還元と付帯特典

プラチナカードの年会費は通常3万円だが、ゴールドカードからのインビテーション経由か、前年に100万円以上利用すると2万円に割り引かれる。アパステイヤーズクラブカード プラチナの場合は、20泊の「ホテル修行」が必要な代わりに最初から年会費2万円だ。

基本還元率は0.5%で他と同じだが、年間ボーナスポイントは最高1500万円の利用分まで付与される。話者が挙げた例では、年間100万円の利用で+2%分、200万円・300万円の利用で+1.5%分、500万円の利用で+1%分のポイントがもらえる。家族全体の利用額に応じたボーナスもゴールドより増え、100万円ごとに2000ポイントとなる。選べるポイントアップショップの+0.5%と合わせると合計3.2%還元が実現できるという。誕生月はポイントが2倍になり、すべての利用で0.5%分還元が上がる。

付帯特典として、国内16空港とハワイのカードラウンジを同伴者1名まで無料で使える。プライオリティ・パスは回数制限なしで、レストランやリフレッシュ施設も含めて利用できる。多くのプラチナカードのプライオリティ・パスには回数制限があったり、レストランなどが使えなくなる改悪が入ったりしている状況なので、エポスプラチナはこの点でも優秀だと話者は言う。ほかに、対象の高級レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になるグルメクーポンや、最高1億円・疾病治療費用300万円の海外旅行傷害保険が付く。

話者はエポスカード側について、固定費や家族利用分も含めて還元を上げる仕組みがあり、付帯特典も充実しているため、普段使いのメインカードとして勧められるとまとめている。

11:43

アパカードならではの上乗せ特典

本題のアパカードでは、エポスカードの基本性能にアパホテル独自の特典が加わる。アパホテルの料金をこのカードで払うと、1.5%分のエポスポイントと同時に、一般カードで+1%、ゴールドで+2%、プラチナで+3%分のアパポイントが貯まる。

入会特典として、アパホテルで使える2000円分のクーポンと、入会後4カ月間アパホテルの宿泊料金が何度でも5%オフになる特典がある。ただし、過去に一度でもエポスカードに入会したことがある人は、カードデザインに関わらず対象外になる点に話者は注意を促している。

ポイント以外にも、対象施設でカードのグレードに応じた優遇が受けられる。主なものはチェックアウト1時間無料、対象レストランやリゾートでの割引やドリンクサービス、アパスパの入浴料割引などだ。

12:49

ASCカードの年次特典の中身と注意点

特に豪華なのがアパステイヤーズクラブカード プラチナの年次特典で、朝食無料券4枚、客室アップグレード券4枚、対象リゾートのペア宿泊券2枚、レストラン食事券2枚、アパスパ無料券4枚などが含まれ、話者はこれだけで年会費の元が取れるとする。これらは毎年8月末時点でASCカードを保有している会員に、同年12月中に郵送される。その年の特典を受け取りたいなら8月末までにカードを取得しておく必要がある。

朝食無料券は、アパでの朝食が2500〜3000円なので4枚で約1万円相当になる。重要なのは宿泊しなくても単体で使えることで、近くにアパリゾートがあればブランチ感覚の外食にも使えると話者は言う。

客室アップグレード券は、通常アップグレードに2000円かかるため4枚で8000円相当だ。ただし注意点が2つある。1つは、1秒チェックインを使うと部屋が自動でアサインされてアップグレードできないため、必ずフロントスタッフに確認すること。もう1つは、客室が足りない場合や、アップグレード先の客室グレード自体がないホテルがあることだ。使うなら客室数が多くアップグレード先もある「アパホテル&リゾート」が良いと話者は勧める。

ペア宿泊券はどちらも平日限定で、加賀片山津温泉の施設の1泊2食付きペア券が通常3万円相当、アパリゾート上越妙高の素泊まりペア宿泊券が通常1万〜1万5000円相当とされる。加えて、直営レストランで使える1000円分の食事券が2枚、通常1000円程度のアパスパ無料入浴券が4枚。話者の計算では、アパホテル側の年次特典だけで最大6万4000円以上の価値になる。

エポスプラチナ側についても話者は換算を試みている。年間300万円の利用で4万ボーナスポイント、選べるポイントアップショップで固定費を選んだ場合におよそ2000ポイント、さらにプライオリティ・パスやグルメクーポン、海外旅行傷害保険などを、年会費3万3000円のセゾンプラチナカードとほぼ同等と見なすと、エポス側だけで7万円以上の価値になるという。合計で、年会費2万円のカードに年間10万円を大きく超える特典が付くというのが話者の結論である。

15:22

アパカードが向いている人

ただし特典を使いこなせるかどうかは人によるとして、話者は向いている人の特徴を3つ挙げている。

まず出張の多い会社員である。年間20泊は月に2泊弱のペースで、出張が多ければ修行なしで自然に達成できる。しかも経費で宿泊するたびに代金の10%以上がアパポイントとして自分に還元され、それを5000ポイント=5000円として現金で受け取れる。1泊1万円の出張が年20泊あれば、会社の経費を使っているだけで3万円分もらえる計算になると話者は言う。

次に、旅行好きの人や、推し活・ライブ参戦などで遠征の多い人だ。アパホテルは2026年4月時点で全国1031のホテルを展開しており、島根県以外のすべての都道府県の中心地にあるという。国内旅行のたびに宿泊をアパに集約すればポイントが自然に積み上がり、気づけばステータスも上がっていたというケースも多いと話者は述べる。ペア宿泊券や朝食無料券も、旅行の機会があれば確実に消化できるので取りこぼしにくい。海外旅行でも、エポスカードの保険の補償額や、ASCカードのプライオリティ・パスがあり相性が良いとしている。

最後に、日常の決済をまとめたい人である。家族分を含めた年間利用額に応じたボーナスポイントや、固定費も対象にできる選べるポイントアップショップは他社カードと比べても強力なので、アパホテルをそれほど使わなくてもお得に使えると話者は考えている。さらにASCカードを一度取得すれば、エポスのプラチナ特典とアパのエグゼクティブステータスを年会費2万円で維持し続けられるので、コストパフォーマンスも良いと評価する。

17:09

お得な入会方法

アパカードの申し込み手段は3つあるという。1つ目はアパホテルのフロントで申し込む方法で、入会時点で1000円分のキャッシュバックを受けられる。2つ目はアパカードVisaの公式サイトから申し込む方法で、前述の2000円クーポンと、入会後4カ月間の宿泊料金5%オフ特典が付く。3つ目は、本家のエポスカードをポイントサイト経由で申し込み、後からアパカードVisaに切り替える方法で、ポイントサイトのポイントと公式キャンペーンを両方受け取れる。

ただし切り替えの際にはカスタマーセンターへの電話が必要になる。それが面倒であれば、2つ目の公式サイトから直接申し込むのが一番良いというのが話者の結論である。