芦田愛菜と角田晃広が親子役で初共演、『南田南弁護士は天才肌』制作発表で語られた現場の空気

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概要

カンテレ・フジテレビ系ドラマ『南田南弁護士は天才肌』の制作発表会が都内で行われ、主人公・南田南を演じる芦田愛菜、父・南田誠役の角田晃広(東京03)、高橋文哉、細田佳央太、久保史緒里、柿原りんか、山口馬木也、平岩紙が登壇した。会見の中心は二つある。一つは芦田と角田が演じる親子の関係、もう一つは撮影現場で見えたキャスト同士の素顔である。

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芦田愛菜「幸せで穏やかで楽しい現場」

冒頭の挨拶で芦田は、キャストが毎日温かく迎えてくれるおかげで「本当に幸せで穏やかで楽しい現場」になっていると話した。その雰囲気も含めて作品の魅力を届けたいという。

一方、司会に持ち上げられて登場した角田は、衣装を見れば分かるように自分は普段ほかのキャストとあまり交わらない、と説明した。そのため「まだちょっと正直ノリが分かってない」と認めつつ、撮影は順調に進んでいると報告した。

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最初のシーンから親子になれた

親子らしくなってきたかと聞かれた角田は、「もうすっかり親子になってますよ」と即答した。最初に撮ったのは、南が初めて出社する場面だったという。初めて南を見たときに「あ、南だ」と感じさせてくれたので、スタートから「行ってらっしゃい」という気持ちになれた、と角田は振り返る。親子になれたのは芦田のおかげだとした。

角田はさらに、芦田のことは小さいころから個人的に一方的に知っていたと明かした。「大きくなったな」という思いがあるので、「行ってらっしゃい」は言いやすいという。司会は、それは日本中が思っていることかもしれないと応じた。

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おにぎりを握る場面と「30点」の出来

誠はおにぎり店を営んでいる設定だ。司会によると、原作では父の店はキンパの店だった。おにぎりを握る練習をしたかと聞かれた角田は、撮影初日にちょうど握るシーンがあったと答えた。事前の練習はしておらず、その場でプロのフードコーディネーターに教わって撮影したという。

角田は、劇中に完成品として出てくる「南田南セット」は自分が作ったものではないと正直に明かした。自分が実際にやっているのは握っている場面だけだという。出来栄えを聞かれると「30点ぐらい」と答え、手で隠しながら、見た目がバレない程度に握っていると笑いを誘った。

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親子を通じて伝えたいこと

この親子を通じて何を伝えたいかと問われると、角田は自身にも娘がいることに触れた。娘を持つ親としての気持ちは当たり前のものとして持っている、と話す。そのうえで角田が見どころに挙げたのは、娘を温かく見守って送り出す父の視点と、南の成長である。視聴者もそのように見てくれるのではないかという。南を通して職場の人々も共に成長していく面もあるとして、その点も見てほしいと語った。

誠のシーンは家庭が中心で、職場の人物と絡むかどうかは今後次第だという。角田によれば、自分たちは南の「心のホーム」として家の場面を撮ることが多く、主に芦田と柿原の3人で撮影している。職場側のノリは今日初めて見たといい、「本当に頑張ってんだな」と父親目線で会見を見ていたと話した。

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大喜利のお題「○○さんは○○」

続いて司会は、ドラマタイトルにちなんで「○○さんは○○」という形でキャストの意外な一面を紹介してほしいと求めた。角田は最初「乾燥肌」のような「肌」縛りだと受け取り、「敏感肌かもしれない」と冗談を重ねた。結局、肌でなくてもいいことになった。

角田が選んだのは、普段一緒に撮影している柿原だった。「柿原りんかは芸術肌」だという。劇中には絵が出てくる場面があり、第1話で南の絵をタブレットに描くシーンもある。それを柿原本人が実際に描いているのだと角田は明かした。南の部屋にある絵や、南にメイクを教える場面の絵なども、すべて本人の手によるものだという。柿原は自分からはあまり言わないので、代わりに言いたくなる、と角田は話した。司会も、役の設定として絵がうまいのだと思っていたと驚いた。

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山口馬木也は「おしゃれ番長」

別の出演者は、山口馬木也を「おしゃれ番長」と評した。スーツ姿がかっこいいだけでなく、朝早い遠方ロケの日でも私服がかっこよく、かわいい帽子をかぶって来ることもあるという。

山口本人は、つなぎやサロペットのようなものが好きだと答えた。古着系かと聞かれると、そういう服を着ていると「53歳がそういうのを着てかわいい」と株が上がる、と笑った。紹介した出演者によれば、メイクスタッフも山口がおしゃれなので自分たちもおしゃれをしたくなる、新しい服を着たくなると話していたという。山口は、新しい可能性を自分に感じると喜んだ。

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高橋文哉と細田佳央太の褒め合い

高橋文哉は細田佳央太を「探求肌」と呼んだ。二人の共演は今回が2回目、同じ作品への出演は3回目で、2年ぶりほどの共演だという。年齢は1歳しか違わない。前回は高橋が主演で、そのときから芝居に真摯な細田が心強かったと話した。

高橋によると、細田は撮影の合間、外から見ると一人でずっと考えている。まとまった様子もないまま本番に入るのに、本番ではすべてまとまっている。その間に頭の中でぐるぐると探求して正解を導き出しているのだろう、と高橋は推し量った。毎回違う芝居を見せてくれるので一緒にやっていて楽しいという。

細田は照れながら、「不器用なだけなんですよ、本当に」と返した。言われてから実際にできるまで時間がかかるタイプで、自分の中で整理する時間が人より長く必要なだけだという。主に5人で撮影する現場で、皆が話している横で一人腕を組んで考えている自分がいる。細田によれば、ほかの4人はそんな自分を無理に巻き込もうとせず、見守りながら現場を明るくしてくれる。そのおかげで「勝手に救われてる」と感謝した。

細田は返す形で高橋を評した。高橋は視野がとても広いという。役者は基本的に自分の役のことしか考えられないものだが、高橋は常に台本を俯瞰している。自分の役以外についても意見を出し、前のシーンのやり取りを踏まえて「ここ行きづらいよね」と相手を気遣う言葉をかけてくれるという。

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平岩紙「みんなすごい」

平岩紙は特定の一人ではなく、「みんなすごい」とまとめた。若いキャストが現場でしっかりした芝居をし、人としてもしっかりしていて、話も面白い。もうすぐ47歳になる自分にとっても本当に楽しい相手で、どう生きてきたのだろうと思うという。自分がこの年齢のころは「ぼーっとしてた」と振り返った。

平岩によれば、山口や角田と芝居をするときは「膝をさすりながら頑張ろうね」という感じになる。一方、若いキャストとのときは、いい意味で緊張感があり背筋が伸びるという。芝居に向かう姿勢がキラキラしていて眩しい、と語った。

司会は、高橋を含む中央の5人が2000年以降の生まれで、角田と山口は1973年生まれだと紹介した。ただし平岩によると、角田とは撮影現場がほとんど違うため、こうした話はできていないという。今日がいちばん話した日かもしれないと言い、交わした話題は「病気と怪我」だった。この日も膝の調子が悪いという話をしたそうだ。山口と一緒のときは「最近の若い人は素晴らしい」という話ばかりしているという。

12:47

久保史緒里は「お姉ちゃん肌」

最後に、久保史緒里を「お姉ちゃん肌」と評した出演者がいた。その出演者は家庭側の撮影が多く、いきなり弁護士事務所を訪れて皆と一緒になるシーンがあったという。どうしていればいいか分からず緊張していたところ、久保がたくさん話しかけ、「大丈夫」と声をかけてくれた。それが会うたびだったので、お姉ちゃんのような温かさを持つ人だと感じたという。

久保は、普段は妹の立場なのでうれしいと応じた。そのうえで、同じことを芦田が初日からしてくれていたと明かした。年齢は自分のほうが上だが、緊張していた自分に芦田がたくさん話しかけてくれたのがうれしかったという。楽しい現場を作っている芦田のように、自分も少しでも何かできたらと思っただけだと話した。

14:12

プロデューサーが求めた「いい人」

締めくくりに司会は、加藤プロデューサーから聞いた裏話を紹介した。このドラマを作るにあたり、プロデューサーは「本当にいい人だな」と思える人にオファーしたいと考えていたという。

久保については、直接やり取りした経験から、間違いなくいい人だと確信していた。ほかのキャストについても、役に合うかどうかはもちろん検討したうえで、マネージャーに「この人はちゃんといい人ですか」と聞いて回ったという。キャストからはその確認方法に驚く声が上がった。司会は、それだけいい人たちが作る世界や映像を体現したかったのではないかと話し、会見を締めくくった。