100億円でリニューアルした西武園ゆうえんちは本当にガラガラなのか――タケヤキがひとりで1日回った記録

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概要

YouTuberのタケヤキが、2021年ごろに約100億円をかけてリニューアルしたとされる西武園ゆうえんちを訪れた動画である。ネットでは「夏休みでも、平日でも休日でもガラガラ」と言われているが、本当にそうなのかを自分の目で確かめるのが今回の目的だ。関西在住で同園にはなじみがなかったため、大阪から車で約8時間かけて来たという。結論を先に書くと、空いているかどうかを数字で検証する動画ではない。園内をひととおり回った体験と、人が少ない理由についての本人の推測が中心になっている。

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「ネットの情報」と「自分で映すこと」は違う

タケヤキは冒頭で、西武園ゆうえんちが1950年に開園し、2021年ごろに100億円をかけてリニューアルしたらしいと紹介する。ただし「2021年やったかな」と記憶はあいまいだ。「ガラガラ」という評判については、実際に行って撮ってみれば「人がおるやん」となる可能性もあると話す。これまでもさまざまなスポットや遊園地を訪ねてきたが、ネットの情報と、自分で確かめて映像に残し視聴者に見せることは全く違うと考えているからだ。

今回も「ぼっち遊園地」シリーズとして1人で回る。最近、ひとりで生きることの限界についての投稿を見かけ、それへの反応に「タケヤキは全部(1人で)やってる」と書かれていたという。本人は、カメラさえあればどこにでも行けるが、カメラが回っていなければ無理だと言う。実はひとりは苦手で、視聴者と一緒に来ている感覚だから来られるのだと説明している。

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入園料と都民割、撮影できない目玉アトラクション

入園料は乗り物乗り放題で大人4,900円、小学生3,600円。「ちゃんとした遊園地だ」というのが最初の感想だった。入口でタトゥーのある人は入園できないという掲示を見つけ、遊園地にもそういう規定があるのかと驚いている。

東京に家を借りていると伝えると、都民割で4,500円になると案内された。住所と名前を確認できるものが必要で、この日はAmazonの購入履歴などでもよいと言われたという。生まれて初めての都民割に、少しうれしそうだった。

スタッフによると、「夕陽館」のウルトラマンのアトラクションはこの日の受付を終えており、第2部のゴジラになるという。おすすめを尋ねると、そのゴジラのアトラクションが「ここでしか乗れない」ものだと勧められた。ただし撮影ができないため、動画ではそれ以外の施設を回ることにしている。園内マップは新聞の形になっており、タケヤキはそのデザインを気に入っていた。

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昭和の商店街を再現したエリア

園内に入ったタケヤキは、昭和レトロな雰囲気に目を留める。事前に調べたところでは、リニューアルで目指したのは最新のテーマパークではなく、「1960年代の昭和の日本にタイムスリップする遊園地」への方向転換だったらしいと紹介する。自分が生まれるずっと前の時代だが、どこか懐かしさを覚えるという。

商店街には魚屋、肉屋、メンチカツやコロッケの店が並び、さっそくコロッケを買って食べた。一方で、店先の野菜などは作り物のようで、並んでいる商品と実際に売っている商品(かき氷など)は違うことにも気づいている。敷地はかなり広く、この日の営業は17時まで。営業中の昭和風の喫茶店を見つけ、後で入ることにした。

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なぜ「ぼっち遊園地」は好まれるのか

移動の途中、タケヤキは「ぼっち遊園地」シリーズが毎回好評な理由を自分なりに考える。撮っている本人が楽しいからで、楽しさは伝染するのではないかという見立てだ。

その説明に、苦手な女性のタイプの話を持ち出す。メンタルが揺れやすい相手は、自分まで引っ張られるので得意ではない。楽しい気持ちでいる人と一緒にいると、自分も楽しくなれる。それと同じで、撮影中に自分の気持ちが揺れていたら、見ている人も落ち着かなくなるだろうと話す。「コロッケ高い」などといちいち不満を言っていたら、見ていてつらいはずだというのが本人の考えである。

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縁日エリアで景品を獲得

続いて、お祭りのような雰囲気の縁日エリアに入る。最初は、鬼の的の真ん中の穴にボールを投げ入れるゲームだ。決められたテーブルより前に出てはいけないルールで、穴に入れば景品がもらえ、さらに成功すれば大きなフラミンゴのぬいぐるみがもらえる仕組みだった。1球目は成功したが、2球目は惜しくも外れ、フラミンゴには届かなかった。このときスタッフから「YouTuberですか」と声をかけられ、動画を見ているファンだと言われている。

次の射的は、3発すべて的に当てると景品がもらえるルールだった。タケヤキは見た目の迫力を優先して大きいほうの銃を選んだ。最初の1発は当たったが、狙った魚の的は外した。それでも恐竜の景品をもらい、恐竜好きの甥っ子にあげると喜んでいる。今年の夏は祭りに行けなかったため、夏祭りを味わえた気分だと話していた。

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アトラクションエリア:想像より乗り物は少ない

縁日エリアを抜けると、乗り物が集まるアトラクションエリアに出る。タケヤキは、これほど豪華なメリーゴーランドは初めて見たと感心し、「ONE OK ROCKのMVみたい」と表現した。一方で、乗り物は意外と少ないとも感じ、「何に100億円かけたんやろ」と冗談めかして言う。すぐに、撮影できないウルトラマンとゴジラのほうだろうと思い直している。

全体の印象は、絶叫系より家族連れの子どもが楽しめる遊園地だという。ジェットコースター「アトムの月面旅行」も見つけた。回転する乗り物には子どもたちと一緒に乗り、置いたカメラに手を振る自分を「悲しいですね、これがぼっち遊園地なんです」と自嘲した。大人の力で回すと回りすぎて目が回ったという。乗り終えた後は、100億円をかけたのならこのあたりにもう少し何かできなかったのか、という感想も漏らしている。

公園遊具のような「わんぱく共和国」では、子どもたちに声をかけられた。しかし対象は6〜12歳で、タケヤキは入れなかった。一気に高く上がるタワー型の乗り物には多くの人が並んでいたが、軽い高所恐怖症だとして乗っていない。以前、岡山の鷲羽山ハイランドだったかで似たものに乗り、ものすごいスピードだったと振り返っている。

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リニューアルの背景についての話者の説明

タケヤキは前夜に調べた内容として、リニューアルの経緯も紹介する。客足が遠のいていたため、昭和の街並みやゴジラ・ウルトラマンのアトラクションで雰囲気を一新し、もう一度盛り上げようとした。それを担ったのが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでマーケティングを担当していた森岡氏の会社、株式会社刀だという。同社はイマーシブ・フォート東京やジャングリア沖縄にも深く関わっていると話す。ただしイマーシブ・フォート東京については「確かもうなくなったよね」と、確信のない言い方にとどめている。

ゴジラの体験型アトラクションが入る建物の前にも来たが、中は撮影できないため素通りした。この時点で、園内はほぼ1周していたという。

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商店街に戻る:駄菓子屋と喫茶店

調べた情報によれば、商店街ではキャストが住人になりきって客に話しかけてくれるはずだった。しかし最初に通ったときはそうした雰囲気を感じなかったため、もう一度商店街に戻る。

駄菓子屋では、小学生のころよく食べていた駄菓子を懐かしがった。300円するジャンボサイズのヨーグルを見つけ、山ほど食べるという子どものころの夢だとして購入している。桜大根については、子どものころは何で大根を買わなきゃいけないのかと思っていたと笑う。雑貨店ではけん玉の実演が行われていた。買ったジャンボヨーグルの原材料表示を読み、ほぼ添加物ではないかとつっこんでいる。

最後にラストオーダー16時半の喫茶店に入り、クリームソーダを注文した。店内には1969年と書かれた当時の漫画も置かれていた。トイレは最新設備で昭和の雰囲気との落差に驚いたといい、効率化が進みすぎた世の中より、不便さを楽しむのもいいという感想も話している。

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結論:人が少ない理由は「アクセス」ではないか

1日を振り返ったタケヤキは、撮影できなかった夕陽館以外はおそらく全部回れたと満足していた。100億円という金額についても、夕陽館の建物は新しく建てたものだろうから、それだけでも相当かかりそうだと納得した様子だった。夕方にはライトアップが始まり、雰囲気がさらによくなったという。

来園者についての観察もある。最近は遊園地に外国人客が多いが、ここではほぼ日本人で、海外の人はほとんど見かけなかった。人があまり多くない理由について、タケヤキは車で来た経験から、高速道路を降りてさらに30分ほど走る必要があり、アクセスが悪いのではないかと推測している。ただし、これは本人の印象にもとづく見立てである。タワー型の乗り物のように行列ができていた場所もあり、「ガラガラ」という評判を数字で確かめたわけではない。

動画の最後でタケヤキは、帰りの車に戻ると服に大量のひっつき虫がついていたことに気づき、どこでついたのか分からないと首をかしげていた。