入口が二つあるドーナツ型のワンフロア物件 視聴者・清水さんの「珍賃貸」を内見する

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概要

「内見ゴリラの珍賃貸」の視聴者参加企画、第2弾である。視聴者の自宅を訪ね、その家がどれだけ「珍」なのかを鑑定する。ディレクターの西田さんによると、前回の動画の公開後、大分、東京、兵庫などから「うちの物件を」という応募があった。今回はその中から1名だけを選んだという。訪ねたのは、写真家の清水さんが妻と二人で暮らす部屋だ。清水さん自身は、この部屋を「ちょっと使い勝手の悪いドーナツ型の物件」と紹介した。

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いつもと違う企画なので、なぎらさんが気持ちを入れやすいようにと、西田さんは3,000円の探偵コスチュームを用意した。帽子、虫眼鏡、メガネをそろえた「珍鑑定士」として現地に向かったが、本人いわく「絶望的に似合っていない」。

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住人は人力車夫から写真家になった清水さん

移動中に、清水さんは自分の経歴を語った。19歳のときに浅草で人力車のアルバイトを始め、なんだかんだで15年ほど続けた。その後は家業である伝統工芸の江戸切子(ガラス)に携わり、写真を撮り始めて今はフォトグラファーをしている。撮るのは食や暮らしで、作家活動として毎朝の自分の朝食を発表しているという。

この部屋は大手の不動産サイトで見つけた。間取りが面白いので内見に行き、ドアを開けた瞬間に「絶対ここに住む」と決めたそうだ。清水さんは、間取りがドーナツ型であることに加えて「これ何?」と突っ込みたくなる要素が多いと話していた。

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デザイナーズ風の外観と、公民館のような廊下

建物の外観を見たなぎらさんは「デザイナーズ系じゃないですか」と警戒した。デザイナーズ物件には厳しいと自覚しているからだ。清水さんもそれは承知の上で、それでも面白いはずだと答えた。共用の廊下や階段は味のある公民館のようで、なぎらさんは「行政の箱物っぽい」とそのギャップを気に入った。

清水さんの説明では、このフロアはもともとマンションのオーナーが住むために造られた。上の階は1フロアに2部屋あるが、このフロアだけはワンフロアで1戸になっている。表記上の間取りは2SLDKだ。

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リビングとキッチン:土鍋、ジモティーの棚、レコード

部屋に入ったなぎらさんの第一声は「どういうこと? くそかっこいいじゃないですか」で、そのあとは鑑定を忘れて普通に内見してしまう場面が続いた。リビングには土鍋などの器が置かれている。清水さんが全国の作り手のもとへ直接買いに行ったもので、部屋のあちこちにある。キッチンは横に長く、コンロは3口で、調理スペースもある。シンクもかなり広い。

壁の棚はジモティーで手に入れたものだ。カメラ機材は仕事道具ではなく、写真を撮る妻と共通の趣味の品だという。レコードは最近始めたばかりで、まだ枚数は少ない。おしゃれな品が次々に出てくるので、なぎらさんは「帽子取ってくださいよ」と、清水さんのスキンヘッドをいじり始めた。

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邪魔な柱と、低すぎるエアコン

ここからは「珍」の要素が出てくる。ダイニングエリアには謎の柱が立っていて、清水さんも「本当に邪魔です」と認める。LDKは奥までひと続きで、その先は妻が好きな観葉植物を置くエリアにしている。

なぎらさんが「新ポイント発見」と指さしたのはエアコンの位置だ。驚くほど低い場所に付いていて、清水さんによると最初からこの位置だった。清水さんは「せめて30cm上げろって話」とこぼしていた。

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仕事部屋は簡易スタジオを兼ねる

次の部屋は仕事部屋で、仕事で使う物が多く、ほぼ機材庫になっている。広さはなぎらさんの目測で6.5畳ほどだ。リビングと同じく天井はそれほど高くなく、若干の圧迫感はあるかもしれない、と二人は話した。ほかの部屋の壁は茶色系だが、この部屋だけは真っ白だ。食や物を撮る清水さんにとっては撮影に向いていて、簡易的なスタジオとして使っている。

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廊下の途中の謎の扉と、ドーナツ型の動線

廊下の途中には、何を仕切っているのか清水さん本人にも分からない扉がある。その先で、清水さんはなぎらさんに鍵を開けてほしい扉があると言う。鍵を開けて扉を開けると、出てきたのはまた廊下だった。テンションが上がってドーナツ型であることを忘れていたなぎらさんは、ここで玄関からリビングを回って半周してきたことに気づく。そして「これは珍だ」とつぶやいた。

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水回り:大きな洗面台と、追い焚きのない風呂

水回りは明るく、洗面台は大きい。ただ築40年なので、洗面台の高さは昔の基準で、腰ほどの低さしかない。風呂は清水さんいわく「普通っちゃ普通」で、ゆとりのある広さだ。欠点は追い焚きがないこと。なぎらさんは二人暮らしならいらないだろうと言ったが、清水さんは「いや、欲しいっすよ」と譲らなかった。

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サービスルームと和室風の寝室

サービスルームはウォークインクローゼットとして使っている。もともと柱があって物があまり置けなかったので、清水さんが前日に自分で棚を作ったという。

寝室に入ると、雰囲気ががらりと変わって和室風になる。これも最初からこの造りで、なぎらさんは「オーナーさん、センスいいぞ」と感心した。清水さんが面白がっているのは巨大な障子だ。1枚に見えるが、中央に切れ目があるので、つなぎ合わせているのではないかと清水さんは推測している。

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66平米のはずが80平米超

清水さんによると、物件の表記は66平米で、その広さに納得して契約した。ところが後から不動産会社に契約書の書き直しを頼まれた。保険は専有面積をもとにかかるので測り直したところ、実際は80平米台あったという。清水さんは、使い勝手は面倒だが、二人暮らしで80平米は贅沢だと話した。

内見の締めくくりに巨大な襖を開けると、その先は最初の玄関だった。清水さんの「お帰りなさい」という声で、ドーナツ型の一周が完結した。

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家賃は管理費込み15.5万円

駅から徒歩7分で、立地も良い。家賃を聞かれた清水さんの答えは、管理費込みで15.5万円だった。なぎらさんは「絶対嘘」「25じゃなくて?」と何度も聞き返した。駅から徒歩7分なら、ワンルームでも10万円近くするはずだという。長年この周辺の相場の推移を見てきたなぎらさんは、この家賃を「バグってる」と評した。

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珍賃度の鑑定

最後に、なぎらさんと清水さんがそれぞれ「珍賃度」を付けた。8を超えるか、なぎらさんの点とぴったり一致すれば、非売品の限定Tシャツがもらえる。

なぎらさんは高く評価した。理由として挙げたのは三つだ。一つ目は間取りで、円形の動線でワンフロアを使う造りは、普通の賃貸ではまずやらない。オーナーが一昔前に「ブイブイ言わせていた」形跡が生々しく残っている、となぎらさんは見る。二つ目は相場の崩壊で、ボロいわけでもない質の高い80平米が15万円台というのは「本当に意味がわからない」。三つ目は清水さんの部屋の使いこなしで、これは「完璧」と評した。満点から0.5点を減らした理由は「スキンヘッドなのにおしゃれすぎる」だった。

清水さんの自己評価は8点だった。ずっとチャンネルを見てきて、「計測不能」レベルの物件を見すぎたので、それと比べると高くは付けられなかったという。それでも条件を満たしたので、清水さんと妻の分のTシャツが贈られた。なぎらさんは、過去に6万件の物件をリサーチしてきた西田さんでも、撮影できる状況ならロケのGOサインを確実に出していた物件だと述べた。

感想を聞かれたなぎらさんは「住みたい」と繰り返した。企画が好評なら第3弾、第4弾も考えたいと告げて、動画は終わる。最後のオチは、結局一度も探偵らしいことをしていなかった、という自分へのツッコミだった。