不正利用に強いカードの選び方:10のチェック項目とおすすめ6枚
家計の味方「家計の味方チャンネル」のこの動画は、セキュリティ面で安心できるクレジットカードとデビットカードを6枚紹介するものだ。話者はまず不正利用の現状と手口を整理し、カード選びで確認すべき特徴を「独断と偏見」と断ったうえで10個にまとめる。後半では、その基準に照らして三井住友カード(NL・Olive)、JCB、アメックス、ダイナース、d NEOBANK、Sony Bank WALLETを評価し、海外利用向けにWiseとRevolutにも触れている。
不正利用の規模と主な手口
話者によると、クレジットカードの不正利用額は10年前の約5倍、510億円規模まで増えている。そのうち約93%は、カード番号などの情報を盗まれて第三者に使われる「番号盗用」だという。
情報を盗む代表的な手口として、話者は次の4つを挙げる。最も増えているのはフィッシング詐欺で、正規サービスを装った偽のメールやSMSでカード情報やログイン情報を入力させる。AIによって見分けがますます難しくなっているため、話者はメールやSMSに載っているURLはそもそもクリックせず、気になる情報があればアプリで確認するよう勧める。
2つ目は、システムでカード番号を総当たりする「クレジットマスター」だ。これもAIやツールの進化で精度が上がっているので、話者は「ある程度不正利用される前提」で、不正検知や自動ブロックが強いカードを選ぶことが重要だとする。3つ目のスキミングは、読み取り装置でカード情報を物理的に盗む手口である。ICチップの普及で被害は減っていたが、通信がないオフライン状態でも決済できるタッチ決済の仕組みが悪用されるケースが増えていると話者は指摘する。4つ目は、セキュリティの弱いECサイトや、情報の抜き取りを目的とした悪質なECサイト・出会い系サイトである。
対策は3段階で考える
10項目を紹介する前提として、話者は不正利用対策を3段階に分ける。第1段階は「そもそもカード情報が盗まれない」、第2段階は「盗まれても使われない」、第3段階は「不正利用されてもすぐ止められる、もしくは補償される」である。10項目はこの3段階に沿って並んでいる。
第1段階:情報を盗まれないための4項目
1つ目はナンバーレスカードである。券面にカード番号が印字されていないため、盗み見や紛失時のリスクを大きく減らせる。
2つ目はApple PayやGoogle Payなどのスマホタッチ決済に対応していることだ。スマホで払うと顔認証や指紋認証が必須になるので、話者は物理カードより安全性が「一気に上がる」と評価する。物理カードを持ち歩く機会が減るため、紛失や盗難のリスクも下がる。物理カードのタッチ決済ではオフライン支払い機能が悪用された例もあったことから、話者は持ち歩くカードを絞り、日常の支払いはスマホのタッチ決済に寄せるのが最も安全だとする。
3つ目はオフライン決済の有無である。オフライン決済は通信がなくても決済できる仕組みで、場合によっては認証なしで通ってしまう。話者は、2024年のイオンカードの大規模不正利用ではiDのオフライン決済機能が悪用されたと説明する。このため、カードに付帯する電子マネーはiDよりQUICPayのほうがよく、数は少ないが電子マネー機能がそもそもないカードがより安全だと話者は考えている。デビットカードは口座残高から即時に引き落とし、残高をリアルタイムに反映する必要があるので、原則としてオフライン決済ができない場合が多い。残高の減少もすぐ反映されて不正に気づきやすいため、デビットカードのほうが安全性が高い場合がある、というのが話者の見方だ。
4つ目はアプリへの不正ログイン対策である。ナンバーレスカードが普及し、アプリでカード情報を確認する機会が増えている。そのため話者は、アプリやウェブサイトのログインに顔認証や指紋認証などの生体認証を設定するよう勧める。話者によれば、クレジットカードの不正利用額として集計される分とは別に、アカウントの乗っ取りや、ログイン中の情報を盗むセッションハイジャックによる被害も最近増えている。生体認証のほかに、ログイン時に通知が来るか、普段使うスマホやPCからしかログインできない端末認証があるか、フィッシングに強いパスキーに対応しているかも確認してほしいという。
第2段階:盗まれても使わせないための3項目
5つ目は二段階認証である。3Dセキュアやワンタイムパスワードのように、ネットショッピングの際にSMSやアプリで送られた認証コードを入力する仕組みを指す。話者は、2025年度からカード会社による二段階認証の導入が実質的に義務化されているので、利用者側で必ず有効にするよう呼びかける。
6つ目は利用用途の制限だ。海外利用、ネットショッピング、タッチ決済などを個別にオフにできるカードなら、それだけで不正利用のリスクを大きく減らせる。特に海外やネットショッピングでの不正利用が多いため、普段使わない人はその2項目をオフにするだけでも効果があると話者は言う。ただし、現時点で用途制限を設定できるカードは多くない。
7つ目はカード会社の監視体制である。各社はAIなどで普段と違う利用パターンを検知し、怪しい決済を自動でブロックしている。ただ、検知の精度や対応スピードには会社ごとに差がある。話者は、自社で不正検知の仕組みを持つケースが多いことからプロパーカードは比較的優秀な傾向にあり、銀行系カードも信頼性が高い部類だと見ている。
第3段階:使われた後に止める・補償を受けるための3項目
8つ目は決済時のリアルタイム通知だ。メールやSMSの通知はフィッシングと見分けにくいため、話者はアプリ通知に対応したカードを勧める。不正利用では、最初に少額決済を繰り返して気づかれないかを確かめるケースが多い。この段階で気づけるかどうかで被害額が大きく変わると話者は言う。さらに、多くのカード会社は補償の条件として、不正利用からおおむね60日以内の報告を求めている。この点でも気づくまでの速さが重要になる。複数枚のカードを持つ人には、マネーフォワードなどの家計簿アプリでまとめて管理する方法も紹介されている。
9つ目はアプリでの即時停止である。不正に気づいた時点でワンタップでカードを止められるかどうかを見る。電話では時間がかかることも多いので、話者は即時性がある方が安心で、停止の解除もワンタップでできると便利だとする。
10個目は補償と問い合わせ対応だ。万が一のときにきちんと補償され、スムーズに対応してもらえるかという点で、話者はカード会社ごとの差が出やすく、最終的な安心感に大きく影響すると言う。話者の感覚では、年会費の高いカードは問い合わせフォームや電話番号が検索ですぐ見つかり、オペレーターにもすぐつながることが多い。一方、年会費無料で利用者の多い人気カードは、問い合わせること自体に時間がかかることが多いという。
1枚目:三井住友カード(NL)/Olive フレキシブルペイ
Oliveは三井住友カード(NL)と三井住友銀行の機能を一体化したカードで、クレジット払い、デビット払い、キャッシュカード、ポイント払いの4機能を1枚で使える。電子マネーとしてiDが搭載されている点を除けば、話者は「高水準でまとまっている」と評価する。また、2025年7月以降は物理カードへのiD搭載が終了していること、対象のコンビニ・飲食店で最大10%還元といった優遇特典の条件がVisaやMastercardのスマホのタッチ決済に限られていることから、話者はiD決済から徐々に脱却していると推測している。なおOlive フレキシブルペイでiDを使うと強制的にデビット払いになり、オンラインでリアルタイムに認証が入るため、より安心だと話者は補足する。
話者が大きな特徴として挙げるのは公式アプリ「Vpass」の使いやすさで、他社アプリと比べても非常に使いやすいという。ログイン時の生体認証、アプリやLINEでのリアルタイム決済通知に加え、全利用の制限、ネットショッピングの制限、海外利用の制限をワンタップで設定できる。監視体制は銀行系カードとして信頼でき、国際ブランドのVisaと親密な関係にあるため、Visaの新しいセキュリティ機能もすぐに導入されると話者は言う。例として、オンライン決済でカード情報の入力が不要になるVisaのクリック決済がすでに導入されていることを挙げる。問い合わせ用のメールフォームもすぐ見つけられるため、利用者の多い人気カードのなかでは優れていると話者は個人的に評価している。
2枚目:JCBプロパーカード
話者はJCBを日本発の国際ブランドと紹介し、加盟店網、決済ネットワーク、カード発行までを一貫して自社で行っているため、不正検知や監視体制が非常に強いと見ている。会員専用アプリ「MyJCB」も優秀だという。決済時のリアルタイムのプッシュ通知、カード自体のロック、海外利用とネットショッピング利用の制限を設定できるうえ、ログインではフィッシングに強いパスキーにも対応している。
3枚目:アメックス(AMEX)プロパーカード
アメックスもカード発行から決済ネットワークまで自社で管理しているため、不正検知とサポート体制が強力だと話者は言う。特徴は不正対策の積極さで、不審な決済を即座に検知して利用を制限し、場合によってはカードが自動停止して、すぐに本人確認の連絡が来る。さらに話者は、不正利用時の対応の速さと補償の安心感を強みに挙げる。年会費が比較的高い分、問い合わせ対応も非常にスムーズで、トラブル時のストレスが少ないカードとして評価されているという。
一方で、海外利用やネットショッピング利用の用途制限は設定できない。この点は認識しておくべきだと話者は注意する。なお話者自身は、アメックスのプロパーカードのうちゴールド・プリファードをメインカードとして使っている。
4枚目:ダイナースクラブカード
ダイナースもプロパーカードとして、監視体制やサポート体制がしっかりしていると話者は見る。アプリ上から問い合わせフォームを簡単に見つけられ、自由記述ですぐ問い合わせられる点も評価している。
ただし弱点も多い。アメックスと同様に海外利用やネットショッピング利用の用途制限がなく、決済時のリアルタイム通知やアプリでの利用停止にも対応していない。それでも話者がこのカードを選んだのは、年会費が比較的高く利用者が少ないぶん、フィッシングの標的になりにくく、問い合わせ対応もスムーズだと考えているからだ。
5枚目:d NEOBANKのデビットカード
デビットカードは口座残高と連動して即時に引き落とされるため、基本的にすべての決済でオンライン認証が入る。そのためクレジットカードに比べてオフライン決済による不正利用が起きにくい構造だと話者は説明する。
d NEOBANKについて話者は、最初からネットバンクとしてシステムを構築しているせいか、アプリも非常に使いやすいと評価する。ログイン時の生体認証、決済時のリアルタイムのプッシュ通知、即時の利用停止に加え、タッチ決済、海外ショッピング、海外ATMの利用を個別に制限できる。三井住友カードやJCBの用途制限はネットショッピングと海外利用が対象だったが、d NEOBANKはタッチ決済まで制限できる点が特徴だという。
ただし補償はクレジットカードのほうが手厚いと話者は注意する。不正利用の申告期限は、多くのクレジットカードが60日以内なのに対し、デビットカードは30日以内の場合が多い。補償上限も、クレジットカードは設けていない場合が多いが、d NEOBANKのデビットカードは年間100万円までと明記されている。
6枚目:Sony Bank WALLET
ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」も、デビットカードとしては珍しく、ログイン時の生体認証、決済時のリアルタイムのプッシュ通知、利用停止の設定ができる。ネットショッピング、海外利用、Visaのタッチ決済の用途制限も個別にかけられる。iDなどの電子マネー機能が付いていない点も特徴で、話者はこれによってオフライン決済のリスクをほぼ避けられる構造になっていると言う。
注意点はd NEOBANKと同じだ。不正利用の申告は30日以内に行う必要があり、補償は利用者が設定した1日あたりの利用限度額の範囲内になる。そのため話者は、デビットカードを使う場合は、アプリで設定できる1日あたり・1か月あたりの利用限度額を必要な分だけにとどめるよう勧めている。
余談:海外利用ではWiseとRevolutも選択肢
最後に話者は、海外での現地利用や海外のネットショッピング向けにWiseとRevolutを挙げる。日本発行のクレジットカードやデビットカードでは通常2〜4%かかる海外事務手数料が無料になり、使い捨てのバーチャルカードを複数枚発行することもできる。アプリ上でバーチャルカードをすぐに凍結できるため、怪しい海外のネットショッピングサイトを使うときにはバーチャルカードを発行して使い捨てるのもありだと話者は言う。物理カードとバーチャルカードはカード番号が異なるので、バーチャルカードを凍結しても物理カードは使い続けられる。なお、先に紹介したSony Bank WALLETとd NEOBANKのデビットカードも海外事務手数料を無料にできるため、話者は海外利用でも非常に勧められるとしている。
こんにちは。家計の味方チャンネルです。本日は不正利用に強い、セキュリティ面で安心なクレジットカードもしくはデビットカードを6枚紹介していきます。
近年、クレジットカードの不正利用額は急速に増え、10年前と比べて約5倍の510億円の規模になっています。また、その不正利用のうち約93%が番号盗用で、クレジットカードの情報が盗まれ、第三者に不正利用されています。そして、どのようにクレジットカードの情報が盗まれるのかというと、代表的な手口はこちらです。
近年一番増えているものはフィッシング詐欺で、正規サービスを装った偽メールやSMSを配信して、カード情報やログイン情報を入力させます。AIによりどんどん見分けが難しくなってきていますので、そもそもメールやSMSに載せてあるURLはクリックせずに、気になる情報があればアプリで確認することを徹底しましょう。
そして、システムでカード番号を総当たりするクレジットマスターという手口もあり、こちらもAIやツールの進化で精度もどんどん向上してしまっているので、ある程度不正利用される前提で、不正検知や自動ブロックが強いカードを選ぶことが重要です。
次に、カード情報を読み取る装置、端末で物理的に盗み取るスキミングで、ICチップの普及で被害は減っていましたが、通信がないオフライン状態でも決済できるタッチ決済の仕組みが悪用されるケースも増えています。あとはセキュリティが弱いECサイト、そもそも情報を抜き取ることを目的とした悪徳なECサイト、出会い系サイトなどがあります。
不正の手口が分かったところで、こうしたリスクに対して実際に効果があるカードの特徴を、独断と偏見で10個まとめてみました。ここを押さえておけば、どのカードを選べばいいのかが一気に分かります。
まず大前提として、不正利用対策は3段階で考えます。そもそもカード情報が盗まれない。カード情報が盗まれても使われない。不正利用されてもすぐ止められる、もしくは補償される。この3つですね。
まず、そもそもカード情報が盗まれない対策としては、ナンバーレスカード、Apple PayやGoogle Payなどスマホタッチ決済に対応、オフライン決済の有無、アプリやアカウント自体への不正ログイン対策の4つが挙げられます。
1つ目のナンバーレスカードについては、券面にカード番号が記載されないため、盗み見やなくした時のリスクを大きく減らすことができます。
2つ目に、スマホタッチ決済に対応することで、カード利用時に顔認証や指紋認証が必須になりますので、物理カードよりも安全性が一気に上がります。さらに、そもそもカードを最低限しか持ち歩かなくなりますので、紛失や盗難のリスクを減らすこともできます。最近は物理カードのタッチ決済におけるオフライン支払い機能が悪用されるケースもあったため、できるだけ持ち歩くカードは絞って、基本的に日常の支払いはスマホタッチ決済に寄せるのが最も安全です。
3つ目に、オフライン決済の有無です。オフライン決済というのは、通信がなくても決済できてしまう仕組みで、場合によっては認証なしで通ってしまうケースがあります。24年のイオンカードの大規模不正利用では、iD決済のオフライン決済機能が悪用されました。そのため、カードに付帯する電子マネーの機能はiDよりQUICPay。そして少ないですが、そもそも電子マネーの機能がないカードの方がより安全だと思います。
ちなみにデビットカードは口座残高から即時に引き落とされ、リアルタイムに残高を反映する必要があるため、原則オフライン決済はできない場合が多いです。また、口座残高の減少もすぐに反映され、不正にも気づきやすいため、デビットカードの方が安全性はより高い場合があります。
4つ目に、アプリの不正ログイン対策です。最近はナンバーレスカードが普及し、アプリでカード情報を確認することも増えていますので、アプリやウェブサイトなどログイン時には、顔認証や指紋認証など生体認証を設定するようにしましょう。実際にクレジットカードの不正利用額として集計されている以外にも、アカウントの乗っ取りや、ログイン中の情報が盗まれるセッションハイジャックによる被害額が最近増えています。
ログイン時の生体認証の他にも、ログインされた時にログイン通知が来るか、普段利用しているスマホやPCでしかログインができない端末認証があるか、フィッシングに対してより強い認証機能、パスキーに対応しているかなど、不正ログイン対策の項目についても確認いただければと思います。
続いて、盗まれても使われない対策としては、2段階認証、利用用途の制限、カード会社の監視体制です。
5つ目の2段階認証は、いわゆる3Dセキュアやワンタイムパスワードで、ネットショッピングの際にSMSやアプリで送られてきた認証コードを入力する仕組みです。2025年度からカード会社が2段階認証を導入するのは実質義務化されているため、ユーザー側で必ず有効化するようにしましょう。
次に6つ目の利用用途の制限について、例えば海外利用をオフにする、ネットショッピングでの決済をオフにする、タッチ決済をオフにする。こういった設定ができるカードであれば、それだけで不正利用のリスクを大きく減らすことができます。特に海外やネットショッピングでの不正利用は多いので、普段使わない方は海外やネットショッピングの項目をオフにしておくだけでも効果があります。ただ現時点で利用用途の制限ができるカードは多いわけではないので、後ほど設定できるおすすめなカードを紹介します。
そして7つ目のカード会社の監視体制について、各カード会社はAIなどを使って普段と違う利用パターンを検知し、怪しい決済を自動でブロックする仕組みを持っています。この検知精度や対応スピードはカード会社によって差がある部分で、自社で不正検知の仕組みを持っているケースが多い分、プロパーカードは比較的優秀な傾向があります。また、銀行系のカードも信頼性が高い部類だと思います。
最後に、不正利用された後の対策としては、決済時のリアルタイム通知、アプリでのカード即時停止、補償・問い合わせ対応です。
まず8つ目のリアルタイム通知は、カードを利用した瞬間にアプリなどで通知が来る機能です。なお、メールやSMSはフィッシングと見分けがつきにくいため、アプリの通知に対応しているカードがおすすめです。不正利用自体は、最初に少額決済を繰り返して気づかれないか確認されるケースが多いので、ここで気づけるかどうかで被害額が大きく変わります。
また、不正利用の補償を受ける場合も、多くのカード会社は不正利用されてから大体60日以内に報告する必要があるため、ここでも気づくまでのスピードが重要です。カードを複数枚持っている方は、マネーフォワードなど家計簿アプリでまとめて管理するのもおすすめです。
9つ目がアプリでのカード即時停止です。不正に気づいた瞬間に、アプリ上でワンタップでカードを停止できるかどうか。電話だと時間がかかるケースも多いので、この即時性があるとより安心だと思います。また、利用停止を解除する時もワンタップでできると便利だと思います。
そして最後10個目が、補償・問い合わせ対応です。万が一不正利用されてしまった場合に、しっかり補償されるか、スムーズに対応してもらえるかという点です。ここはカード会社ごとの差が出やすい部分で、最終的な安心感に大きく影響します。基本的に年会費が高額なカードの方が、問い合わせフォームや電話番号が検索ですぐに出てきて、オペレーターにもすぐにつながることが多い一方で、年会費無料かつ利用者が多い人気カードは、なかなか問い合わせすること自体に時間がかかることも多いと思います。
ここまでが不正利用に強いカードの10個のポイントです。この基準でカードを選ぶだけでも、セキュリティレベルはかなり変わってきます。それでは次に、こうした特徴を踏まえて実際のおすすめのカード6選を紹介していきます。今回の動画の結論としておすすめするのはこちらの6枚になります。
まず三井住友カード ナンバーレス、もしくはOliveフレキシブルペイです。ちなみにOliveは三井住友カード ナンバーレスと三井住友銀行の機能が一体になったカードで、クレジット払い、デビット払い、キャッシュカード、ポイント払いの4つの機能を1枚のカードで利用できます。
電子マネー機能としてはiD決済が搭載されていますが、それ以外は高水準でまとまっていると思います。また、2025年7月以降は物理カードにiDの搭載が終了していたり、対象のコンビニ・飲食店で最大10%還元など優遇特典の条件も、VisaやMastercardのスマホ決済の支払い手段に限られていたりしますので、iD決済からはどんどん脱却していると思われます。なお、Oliveフレキシブルペイの場合、iD決済を使うと強制的にデビット払いになり、オンラインでリアルタイムに認証が入りますので、より安心です。
また、三井住友カードの公式アプリ、Vpassアプリが他社カードのアプリと比べても非常に使いやすいことも、大きな特徴だと思います。例えばログイン時の生体認証、決済時のアプリやLINEでのリアルタイム通知の他、ワンタップで全ての利用制限、ネットショッピング利用の制限、海外利用の制限を設定することができます。
監視体制についても銀行系のカードとして信頼できますし、国際ブランドのVisaとはかなり親密な関係で、Visaの最新セキュリティ機能もすぐに導入されます。例えばネットショッピングなどオンライン決済でカード情報の入力が不要になる、Visaのクリック決済もすでに導入されています。問い合わせ対応も、問い合わせ用のメールフォームもすぐに見つけることができますので、利用者が多い人気カードの中では優れていると個人的には思います。
三井住友カード、Oliveフレキシブルペイ、そして公式アプリのVpassアプリの使い方に関しては、過去こちらの動画で詳しくまとめていますので、気になる方は合わせて動画概要欄のURLをご覧いただければと思います。
続いてJCBプロパーカードです。JCBは日本発の国際ブランドで、加盟店、決済ネットワーク、カード発行まで一貫して行っているため、不正検知や監視体制が非常に強いのが特徴だと思います。また、JCBの会員専用アプリMyJCBも優秀で、決済時におけるリアルタイムでのアプリプッシュ通知、カード自体のロックや海外利用、ネットショッピング利用の制限を設定できる他、ログイン時にフィッシングに対してより強いパスキーにも対応しています。JCBプロパーカードに関しても、こちらの動画で全種徹底解説していますので、気になる方はご覧ください。
次にアメックスプロパーカードです。アメックスに関してもカード発行から決済ネットワークまで自社で管理しているため、不正検知とサポート体制が強力です。特徴的なのは、不審な決済を即時に検知して利用制限。場合によってはカード利用が自動停止し、すぐに本人確認の連絡が来るといった、かなり積極的な不正対策です。
さらにアメックスの強みは、不正利用時の対応スピードと補償の安心感です。年会費が比較的高い分、問い合わせ対応も非常にスムーズで、トラブル時のストレスが少ないカードとして評価されています。ただ、海外利用やネットショッピング利用の用途制限設定ができない点は認識しておきましょう。ちなみにアメックスプロパーカードの中でもゴールドプリファードを個人的にもメインカードとして利用しており、こちらの動画で個別解説しています。
続いてダイナースクラブカードです。このカードもプロパーカードとして監視体制やサポート体制がしっかりしていると思います。また、問い合わせフォームもアプリ上から簡単に見つけることができ、自由記述ですぐに問い合わせることも可能です。ただ、アメックスのプロパーカードと同じように、海外利用やネットショッピング利用の用途制限設定はなかったり、決済時のリアルタイム通知やアプリでのカード利用停止には対応していなかったりします。
個人的にはそれを差し引いても、比較的年会費が高いカードということもあり、使っている人が少ないため、その分フィッシングの対象として狙われづらかったり、問い合わせ対応がスムーズだと思います。
5枚目にd NEOBANKのデビットカードです。そもそもデビットカードは口座の残高と連動して即時に引き落とされる仕組みのため、基本的に全ての決済でオンライン認証が入ります。そのため、クレジットカードと比べてオフライン決済による不正利用が起きにくい構造になっています。
また、d NEOBANKは最初からネットバンクとしてシステムを構築されているせいか、アプリも非常に使いやすくなっています。例えばログイン時の生体認証、決済時のリアルタイムプッシュ通知、デビットカードの即時利用停止の設定ができる他、タッチ決済、海外ショッピング、海外ATMの利用を個別で用途制限をかけることも可能です。三井住友カードやJCBのプロパーカードはネットショッピング、海外利用に対して用途制限をかけることができましたが、d NEOBANKのデビットカードはタッチ決済にまで用途制限をかけることができるのが特徴です。
ただし、補償体制に関してはクレジットカードの方が優れているため、認識しておきましょう。まず不正利用の申告は、多くのクレジットカードの場合60日以内に行う必要がある一方で、デビットカードは30日以内に行う必要がある場合が多いです。また、不正利用時の補償上限について、クレジットカードはない場合が多いですが、d NEOBANKのデビットカードの場合、年間100万円までと明記されていますので注意しましょう。
最後にソニー銀行のデビットカード、Sony Bank WALLETです。このカードもデビットカードの中では珍しく、ログインの生体認証、決済時のリアルタイムプッシュ通知、デビットカードの利用停止の設定ができる他、ネットショッピング、海外利用、Visaのタッチ決済の用途制限を個別でかけることも可能です。また、iDといった電子マネー機能が付帯していない点も特徴的です。これによってオフライン決済のリスクをほぼ避けることができる構造になっています。
ただし、d NEOBANKのデビットカードと同じで、不正利用の申告は30日以内に行う必要があり、設定している1日あたりの利用限度額の範囲内で補償される形になります。そのため、デビットカードを利用している場合は、1日あたり、1ヶ月あたりの利用限度額をアプリ上で設定することができますから、必要な金額分だけを設定するようにしましょう。
余談ですが、海外での現地利用や海外のネットショッピング利用では、WiseやRevolutもおすすめです。この2枚のカードは、通常日本発行のクレジットカードやデビットカードであれば2%から4%かかる海外事務手数料が無料になると同時に、使い捨てのバーチャルカードを複数枚発行することもできます。アプリ上でバーチャルカードの凍結もすぐにできますので、怪しい海外のネットショッピングサイトを使う時に不正利用のリスクが怖ければ、バーチャルカードを発行して使い捨てるのもありだと思います。
なお、物理カードとバーチャルカードはカード番号も変わりますので、バーチャルカードの方を凍結しても、物理カードの方は使い続けることも可能です。ちなみに、先ほど紹介したSony Bank WALLETやd NEOBANKのデビットカードも海外事務手数料は無料にできますので、海外利用でも非常におすすめすることができます。詳しくは海外利用でお得なカード5選や、おすすめなデビットカードまとめの動画で紹介していますので、海外によく行く人や海外のサービスで手数料を取られたくない人は、ご確認いただければと思います。
最後に、今回おすすめした各カードの個別動画や新規入会キャンペーンのURLは全て動画概要欄に載せておきますので、気になるカードがあれば一度確認いただければと思います。
また、クレジットカードや銀行口座などを作る時は、ポイントサイトのモッピーを経由することで、入会先のキャンペーンでもらえるポイントと、モッピーからも表示のポイントがもらえますので、二重取りすることができ、非常にお得になっています。まだ使ったことがない人は、画面の紹介コードで登録をして、5,000ポイント以上をモッピーで獲得すると2,000ポイントを追加でもらえますので、ぜひ活用ください。
本日は以上です。このチャンネルでは、おすすめなクレジットカードや銀行口座など、家計を少しでも楽にできるようなお得情報を発信しておりますので、興味があれば他の動画も見ていただけると嬉しいです。この動画が参考になりましたら、高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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