ラグジュアリーカード年会費値上げ後もチタンを持ち続けるべきか:5つの特典と比較すべき6枚
家計の味方家計の味方チャンネルは、年会費の値上げが発表されたラグジュアリーカードについて、値上げ後もチタンカードに残る強力な特典5つを振り返る。そのうえで、使い続けるか乗り換えるかの判断基準を示し、比較検討すべきクレジットカード6枚を紹介する。話者は値上げ後も「年会費の元の取りやすさ」という観点ではチタンを勧められるとする。ただし、特典を使いこなせているかどうかは見直すべきだという立場である。
年会費改定の内容とカード会社の方向性
本会員の年会費は、チタンが5万5000円から7万5000円、ブラックが11万円から15万円、ゴールドが22万円から29万5000円に上がる。家族会員はチタンが1万6500円から2万2500円、ブラックが2万7500円から3万7500円、ゴールドが5万5000円から7万3500円になる。招待制の最上位カードであるブラックダイヤモンドは改定の対象外だ。適用は2027年1月6日の請求分からで、2026年12月末までの請求は現行の年会費のままとなる。
値上げ幅は最も安い券種でも年2万円で、どの券種も3割以上の値上げになる。話者は、同じハイステータスカードでもダイナースクラブが20〜30代向けのゴールドカードを出して間口を広げたのに対し、ラグジュアリーカードは年会費を上げてでも特典や会員の質を維持する高付加価値路線に舵を切ったと見る。そのため、保有者は特典を十分に活用できているかを見直すべきであり、年会費の元を取るという考え方で持つカードではないと認識しておくべきだと述べる。
特典①:還元率が下がる支払いがほとんどなく、ポイントも交換しやすい
基本還元率は1%で、月間利用額に対して税込200円につき2ポイントが貯まる。ポイント付与の対象外になるのは楽天Edyやnanacoなど一部へのチャージと、自社以外の請求書カード払い程度だと話者は説明する。それ以外の公共料金、税金、保険料、事業用決済、交通系やau PAYなどプリペイド決済へのチャージでも1%が維持される。
話者は他社の改悪と比較する。楽天カードはこうした支払いで0.2%または0.5%に下がり、セゾンカードやアメックス発行のカードも半減する。1%のマイル還元で税金を払えることで人気だったダイナース系のカードも、ビジネスアカウントでは0.5%に下がった。そうした中で1%を維持している点は大きいという。チャージルートを活用すれば2%以上で支払えることもあると話者は付け加える。
事業用途では、取引先の請求書をカードで支払える自社の請求書払いサービスがある。1%還元を受けつつ手数料は2.9%と業界最安値水準で、社会保険料や労働保険料にも使える。法人カードとしても発行でき、特典内容は個人カードと同じだ。事前入金サービスを使えば利用可能枠を超えて最大9990万円まで決済でき、納税や広告費など高額な事業決済にも1%還元が付く。
ただし税金の支払いには注意点がある。税金以外の利用額が税金支払額の3倍以上ないと、付与ポイントが半減する。たとえば100万円を納税した場合、半分の5000ポイントは翌月に付与される。残り5000ポイントは、1年間の集計期間に税金以外で300万円以上利用した場合に限り、毎年6月に付与される。
貯まったポイントは1000ポイント=1000円としてキャッシュバックできるほか、Amazonギフトカード、Appleギフトカード、dポイント、PeXなどにも等価で交換できる。JAL、ANA、ユナイテッド航空のマイルには1000ポイント=600マイルで交換でき、マイル還元率は0.6%になる。交換手数料は無料で上限もない。ダイナースクラブカードはANAマイルに1対1で交換できるが、年間参加費が別途かかり、年4万マイルの上限がある。話者はこれと比べて、高額納税や高額決済で貯めた大量のポイントを上限なくマイルに換えられる点をラグジュアリーカードの強みとし、高額決済をする人や事業決済をしたい人にとっては代わりが見つけにくい特典だと評価する。
特典②:フルスペックのプライオリティパスと自動付帯の海外旅行保険
プライオリティパスは、通常年会費469ドルのプレステージ会員が無料で付帯し、世界中の空港VIPラウンジを回数制限なく使える。国内外の空港レストランやリフレッシュ施設も対象だ。話者は、国内の空港レストランを使えるカードが最近かなり減っているため、この点は貴重だという。家族会員も同条件で使え、同伴者は1名35ドル。別途カードを発行する必要はなく、事前登録すればラグジュアリーカード自体がプライオリティパスとして機能する。
他社では改悪が続いている。話者によると、apollostation カードのプラチナは2026年8月から年30回が年5回に、三菱UFJカードのプラチナ・アメックスは回数無制限が年10回に減った。ダイナースクラブカードも海外が年10回までとなり、国内ではレストラン特典がなくなった。
プライオリティパス以外の空港特典もある。国内35か所すべてのカードラウンジとハワイのラウンジを同伴者1名まで無料で使える。羽田空港第3ターミナルのTIATラウンジ、第2ターミナルのPOWER LOUNGE PREMIUM、成田空港のスーペリアラウンジは通常プライオリティパスで入るVIPラウンジだが、ラグジュアリーカードならカードラウンジとして使える。特にTIATラウンジは、プライオリティパスでは深夜1時から5時に限られるのに対し、この特典では時間制限がない。国際線利用時の手荷物宅配も、Mastercardの特典として往復3個まで無料だ。
海外旅行傷害保険は自動付帯で最高1億2000万円、傷害治療費用200万円、救援者費用500万円で、航空機や手荷物の遅延補償もある。カードを持たない家族も自動付帯で補償される。最近は自動付帯から利用付帯への改悪が多く、アメックス・プラチナも2026年10月から利用付帯に変わった。その中で自動付帯を維持している点を話者は評価する。一方で、治療費用200万円はハイステータスカードとしては少ない。死亡・後遺障害以外は他カードと合算できるため、アメリカなど医療費の高い国へ行く場合は治療費用の手厚いカードとの併用を勧めている。
特典③:Hoteluxとラグジュアリーホテル優待
Hoteluxは、マリオット、ヒルトン、ハイアットなど世界4000軒以上の高級ホテルを予約できる会員制アプリだ。ラグジュアリーカードには、通常年会費499ドルの上位資格「エリートプラス」が無料で付く。Hotelux経由で予約すると、2名分の朝食無料、最大200ドルのホテルクレジット、空室状況に応じた客室アップグレード、アーリーチェックインやレイトチェックアウトなどの優待を受けられる。
本来こうした優待を受けるには、そのホテルチェーンに何十泊もして上級会員になる必要がある。例えばマリオットボンヴォイで朝食無料となるプラチナエリートは、年50泊が条件だ。Hoteluxならアプリ経由で予約するだけで似た優待を受けられる。ホテル側の会員番号を登録しておけば宿泊実績やポイントも通常通り貯まるため、上級会員を目指す人も損をしない。
ラグジュアリーカード独自の優待でも、国内外5000軒以上のホテルで会員限定価格、優先予約、2名分の朝食無料、客室アップグレード、館内クレジットなどが受けられる。話者は、対象ホテルや優待内容がHoteluxと似ているため、両方を比べて安い方で予約するとよいと述べる。さらに、SLH、GHA DISCOVERY、MSCクルーズなどの上級会員資格へのステータスマッチや、Mastercardの特典による宿泊予約の割引(最大16%オフ)もある。
ただし話者は率直に、Hoteluxのエリート会員資格は年会費2万9700円のダイナースクラブカードや1万1000円のJCBゴールドにも付いており、エリートプラスとエリートで特典内容に大差はないと指摘する。ホテル優待だけで見ればコスパは悪いという。それでも、空港ではプライオリティパス、現地では自動付帯の保険、ホテルではHoteluxというように、海外旅行で使いたい特典を1枚でそろえられる点は強力であり、旅行好きなら年会費の元を取りやすいとする。
特典④:6名で3名分が無料になるラグジュアリーダイニング
Mastercardの特典として「ダイニング by 招待日和」が使える。全国約250の対象レストランで2名以上が所定のコースを予約すると、1名分が無料になる。ただし月2回まで、同一店舗は半年に1回までの制限がある。他社のプラチナカードにもよくある優待だ。
ラグジュアリーカード独自の「ラグジュアリーダイニング」は、全国約50店舗で最大6名が所定のコースを予約すると3名分が無料になる。1人2万円のコースなら1回で6万円分が無料になる計算だ。一部店舗を除いて年間の利用回数制限がなく、会食や接待で繰り返し使える。グループ利用に対応したレストラン優待は少なく、ダイナースクラブカードのエグゼクティブダイニングでも6名以上で2名分無料までなので、話者はこの点を嬉しい特徴として挙げる。
ほかにも、コース料理のアップグレードやワインのハーフボトルが付く「ラグジュアリーアップグレード」、会員限定の特別ディナー、高級ホテルや会員制のラウンジ利用、対象カフェでの無料ドリンクなどがある。ただし券種で条件が異なる。カフェの無料ドリンクはゴールドが毎日1回、ブラックが月1回なのに対し、チタンは半期に1回までだ。ハイヤー送迎の「ラグジュアリーリムジン」はブラック以上が対象で、チタンでは使えない。話者は個人的に、リムジン送迎のために年会費が倍のブラックを選ぶ必要はなく、ラグジュアリーダイニングが同様に使えるチタンで十分だと感じている。少人数なら招待日和、6名ならラグジュアリーダイニングと使い分けられるため、接待や会食の多い経営者・個人事業主や、家族・友人との特別な食事の費用を抑えたい人に向くという。
特典⑤:会員交流イベント「ソーシャルアワー」
ソーシャルアワーは会員限定の交流イベントで、2種類ある。共通の趣味や関心事でつながりたい人向けのテーマ別ソーシャルアワーと、経営者・個人事業主・起業家が仕事上のつながりを増やすためのビジネスネットワーキングソーシャルアワーだ。開催地は東京と大阪が中心で、過去には福岡でも開かれた。公式ページによると会員の67%が経営者層で、同じ立場の人と知り合う場として活用できる。
イベント以外にも、オンラインで趣味やビジネスの話題を閲覧・投稿できる会員限定コミュニティ「LCサークル」がある。会員企業のサービスを優待プランで利用できる「LCマーケットプレイス」もある。話者は、こうした会員コミュニティは他のカードにはあまりないユニークな特典であり、人間関係やビジネスのつながりを広げたい人には年会費では測れない価値になりうると述べる。
このほかチタンでも使える特典として、映画を月1回見ると次回が無料になる映画優待、国立美術館の所蔵作品展を同伴者1名まで無料で鑑賞できる美術館優待がある。カード番号認証や自動音声なしでオペレーターにつながる24時間365日のコンシェルジュ、年間利用額の条件なしで1%還元となるSBI証券のクレカ積立もある。引き落とし口座をSBI新生銀行にして毎月3000円以上の引き落としがあれば、毎月100ポイントが付与される。
継続するか乗り換えるかの判断基準
話者はラグジュアリーカードの価値を、どこで使っても比較的高い1%還元、旅行・ホテル・レストランの優待が1枚でそろうこと、ソーシャルアワーで人間関係やビジネスのつながりを広げられることにまとめる。そのうえで、5つの特典のうち2つ以上をフル活用できる人なら、年会費7万5000円でも使い続ける価値があるとする。逆に重視する特典が1つしかないなら、その特典に絞ればもっと年会費の安いカードや還元率の高いカードがあるため、以下の6枚から選ぶ方がよいという。前半3枚は似た特典を年会費半額以下で使えるカード、後半3枚は税金の支払いを含めてラグジュアリーカードより還元率の高いカードである。
ダイナースクラブカード:レストラン優待とANAマイル重視なら
年会費2万9700円で、レストラン優待、プライオリティパス、Hoteluxといった似た特典を持てる。家族カードは5500円。TRUST CLUB プラチナMastercardをコンパニオンカードとして無料で発行でき、ダイナースが使えない場所もカバーできる。利用可能枠に一律の制限はなく、経費決済専用のビジネスアカウントカードも追加できる。
基本還元率は1%(税込100円につき1ポイント)で、コメダ珈琲やデニーズなど優待店では5%になる。2026年4月にスシロー、上島珈琲店、プロント、ロイヤルホスト、10月には大戸屋やブロンコビリーが加わるなど対象店舗も増えている。ポイントの使い道は実質ANAマイル一択で、交換する年度のみ年間参加費6600円を払えば1ポイント=1マイルで交換できる。ただし年4万マイルの上限があり、税金・公共料金・保険料は0.5%に下がる点でラグジュアリーカードに劣る。プリペイドへのチャージは付与対象外だが、コンパニオンカードなら0.5%還元でJAL Pay、ANA Pay、au PAY、Revolut、WAONなどへチャージできる。
エグゼクティブダイニングは対象が400店舗以上と多い。2名以上で1名分、グループ特別プランの対象店なら6名以上で2名分が無料になる。同一店舗は半期に1回までだが合計回数に制限はなく、食べログと提携しているので店も探しやすい。プライオリティパスは国内ラウンジが無制限、海外は年10回までで、レストランやリフレッシュ施設は海外のみ。Hoteluxのエリート資格のほか、ペニンシュラホテルズや東急ホテルズなどの上級ステータスや優待も付く。海外旅行保険は最高1億円、治療費用300万円の利用付帯。話者は、レストラン優待を最重視する人、Hoteluxを使いたい人、ANAマイルに交換したい人に勧める。一方で、税金払いやチャージの還元率、プライオリティパスの海外回数とレストラン利用、旅行保険の適用条件ではラグジュアリーカードが優れているとする。
エポスプラチナカード:プライオリティパスと自動付帯保険を安く
ラグジュアリーカードの2つ目の特典と同様に、フルスペックのプライオリティパスと自動付帯の海外旅行保険を年会費2万円で持てる。年会費は通常3万円だが、エポスゴールドからのインビテーション経由か、前年に100万円以上利用すると2万円になる。家族はエポスゴールドを年会費無料のファミリーゴールドとして10人まで招待できる。国際ブランドはVisaのみで、法人カードは発行できない。
基本還元率は0.5%だが、年間利用額に応じたボーナスが大きい。100万円で2万ポイント、200万円で3万、300万円で4万、500万円で5万ポイントがもらえる。さらにファミリーボーナスとして、家族全体で年300万円まで100万円ごとに2000ポイントが付く。100万円利用時は合計2.7%になると話者は計算する。2026年8月以降、交通系ICやANA Pay、au PAYなどへのチャージは基本ポイントの付与対象外になったが、年間利用額の集計対象には入るため、チャージ用カードとしてまだ使えるという。
「選べるポイントアップショップ」では3店舗まで登録すると還元率が0.5%上がり、スーパーやドラッグストアのほか、電気・ガス・水道、国民年金、各種保険料など固定費関連も選べる。3か月に1度入れ替えも可能だ。話者は、他社では固定費の還元率が落ちるか対象外になることが多いため、非常に強力だと評価する。誕生月はポイント2倍、マルイやモディでは基本1%、年4回の優待期間は10%還元になる。ポイントは1ポイント=1円でエポスVisaプリペイドにチャージでき、その支払いでも0.5%がキャッシュバックされる。ANA・JALマイルへは50%のレートで交換できる。
付帯特典では、プライオリティパスは回数無制限で国内外のレストランやリフレッシュ施設も使える。海外旅行保険は自動付帯で最高1億円、治療費用300万円、家族特約もあり、ラグジュアリーカードより治療費用がやや手厚い。全国170か所で2名以上1名無料のプラチナグルメクーポンや、Visaプラチナコンシェルジュも付く。Hoteluxのエリート資格は半年間無料にとどまり、毎年無料ではない。話者は、プライオリティパスと自動付帯保険を最重視して年会費を抑えたい人、年100万〜500万円の利用で固定費や家族利用を含めて還元率を上げたい人に勧める。法人決済、ホテル優待、レストラン優待の充実度ではラグジュアリーカードが上だとしている。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス:法人用と個人用を2枚持ち
ラグジュアリーカードと同じく法人カードとして発行でき、フルスペックのプライオリティパスが付く。年会費は3万3000円で初年度無料。保有すると個人用のセゾンプラチナカードも年会費無料で持てるため、3万3000円で法人用と個人用の2枚のプラチナカードを持てる。追加カードは最大9枚まで1枚3300円で、国際ブランドはアメックスのみだ。
基本還元率は0.5%と低い。しかし年5500円のSAISON MILE CLUBに登録すると、JALマイル1%と永久不滅ポイント0.25%の合計1.25%分が貯まる。永久不滅ポイントもJALマイルに換えると、マイル還元率は1.125%になる。一方で税金や公共料金は0.25%に下がるため、プリペイドへのチャージも含めてこうした決済が多い場合はラグジュアリーカードが有利だと話者は述べる。
プライオリティパスは回数無制限でレストラン等も利用できる。ホテルやレストランの優待サービス、Tablet Plus、高級レストランで2名以上1名無料の「セゾンプレミアムレストラン」、星野リゾートの最大40%割引もある。海外旅行保険は最高1億円、治療費用300万円の利用付帯で、法人カードに家族特約はないが、個人用カードには付く。話者は、フルスペックのプライオリティパスを安く使いたい人、JALマイルを高還元で貯めたい人、2枚持ちしたい人に勧める。還元率、ホテル優待、保険の適用条件ではラグジュアリーカードが優れているとする。
三井住友カード Visa Infinite/Olive Infinite:年700万円以上決済するなら
ここからは還元率の高い3枚だ。年会費は9万9000円とラグジュアリーカードより高く、家族カードは無料、ブランドはVisaのみ。Olive Infiniteは、三井住友銀行の円預金とSBI証券の残高が各500万円以上かつ合計5000万円以上あれば年会費無料になる。
基本還元率は1%で、年400万円利用で4万ポイント、700万円利用で11万ポイントの継続特典がある。700万円利用時は合計2.57%還元になる。税金や公共料金も集計対象に入る。SBI証券のクレカ積立は年700万円利用で4%、Olive残高5000万円以上でさらに2%上がり最大6%になる。ただし国民年金保険料、SBI証券の積立分、交通系ICなど主なプリペイドへのチャージは集計対象外である。対象のコンビニや飲食店でのスマホタッチ決済で最大20%還元などの特典もある。Vポイントは利用代金への充当やSBI証券でのポイント投資に1ポイント=1円で使える。ANAマイルへの交換は通常50%だが、三井住友カード発行のANAカードを持っていれば60%になる。
プライオリティパスは回数無制限で、年会費無料で何枚でも発行できる家族カードも同条件で使えるのが強力だが、レストラン特典は対象外。手荷物宅配は往復2個まで無料。全国200店舗以上で2名以上1名無料のレストラン優待がある。ホテルは一部ステータスマッチがあるのみで、Hoteluxのような予約サービスはない。海外旅行保険は最高1億円、治療費用500万円の利用付帯。ほかに全国約40店舗のラウンジの1時間無料クーポンが毎月4枚、全国7か所の美術館・博物館の無料観覧などがある。Oliveでは他行宛て振込手数料とコンビニATM手数料が月10回まで無料になる。話者は、税金を含め年700万円以上決済する人や、SBI証券で積立をして投資還元率も重視する人に勧める。それ未満の決済額の人や、ホテル・レストラン優待を重視する人にはラグジュアリーカードがよいとする。
ANAプレミアムカード(JCB/Visa):税金を含めてANAマイルを2倍以上
年会費はJCBが7万7000円で、値上げ後のチタンとほぼ同水準。Visaは9万6800円だ。マイル還元率は税金の支払いを含めてJCBが常時1.3%、Visaが常時1.5%で、ラグジュアリーカードの0.6%の2倍以上になる。交換の手間なく直接ANAマイルが貯まる。入会・継続ボーナス1万マイル、搭乗ボーナス50%、国内線ANAラウンジ利用、国際線ビジネスクラスカウンター利用も付く。
プライオリティパスはどちらも回数無制限で、レストラン等は海外のみ。JCBは家族カードで同条件の利用ができない代わりに、同伴者料金が2200円と安い。どちらにも2名以上1名無料のレストラン優待があり、Hoteluxのエリート資格はJCBのみに付く。海外旅行保険はVisaが最高1億円、治療費用500万円の利用付帯、JCBが最高1億円、治療費用1000万円の自動付帯だ。話者はマイル還元ではVisa、付帯特典ではJCBが優れているとし、税金を含めて高額決済をしながらANAマイルを効率よく貯めたい人や、ANAのステータス修行をしたい人に勧める。
JAL JCBカード プラチナ/プラチナPro:JALマイルと上級ステータスを目指すなら
年会費はプラチナが3万4100円、プラチナProが7万7000円で、Proは値上げ後のチタンとほぼ同水準だ。マイル還元はどちらも税込100円につき1マイルの1%。下位のJALカードでは1%にするために年4950円のショッピングマイル・プレミアムへの加入が必要だが、プラチナには自動付帯する。イオン、マツモトキヨシ、スターバックスなどJALカード特約店では2%になる。ラグジュアリーカードのJALマイル還元は0.6%、レートアップキャンペーン時でも0.72%なので、JALマイルを貯めるならこちらが有利だと話者は述べる。カード利用でLife Statusポイントも貯まり、上級ステータスを目指す人にも向く。
プラチナ共通で入会搭乗ボーナス5000マイル、初回搭乗ボーナス2000マイル、搭乗ごとに25%の加算がある。Proはさらに入会・継続ボーナス8000マイル、年500万円利用で2万マイルの年間利用ボーナス、サクララウンジのクーポンが年1回もらえる。プライオリティパスは回数無制限だが本会員のみで、同伴者は1名2200円。2名以上1名無料のグルメベネフィット、JCBプレミアムステイプランがあり、Proではホテルオークラ系列のONE HARMONYで最上位のエクスクルーシブステータスにもなれる。海外旅行保険はどちらも最高1億円、治療費用1000万円の自動付帯で、ANA JCBプレミアムと同様に充実している。話者は、大きな違いはボーナスマイルなので、年500万円以上決済するならProを、年会費を抑えたいならプラチナを勧める。
入会時の注意
最後に話者は、ラグジュアリーカードを含め、紹介した6枚を申し込む際は公式の新規入会キャンペーンを必ず活用するよう勧めた。プラチナカード以上は新規入会特典が特に手厚く、キャンペーンだけで年会費の数年分を回収できることもあるという。
こんにちは。家計の味方チャンネルです。本日は年会費の値上げが発表されたラグジュアリーカードについて、値上げ後も強力なチタンカードの特典5個と、比較検討するべきクレジットカード6枚を紹介していきます。
まず改定内容から確認していきます。本会員の年会費はチタンが5万5000円から7万5000円、ブラックが11万円から15万円、ゴールドが22万円から29万5000円に上がります。家族会員の年会費もチタンが1万6500円から2万2500円、ブラックが2万7500円から3万7500円、ゴールドが5万5000円から7万3500円に上がります。なお、招待制の最上位カード、ブラックダイヤモンドは今回の改定の対象外です。
適用は2027年1月6日の請求分からで、2026年12月末までの請求であれば現行の年会費のままになります。値上げ幅は一番安いチタンでも年間2万円。どの券種も3割以上の値上げになっています。同じハイステータスカードの中でも、ダイナースクラブは20代、30代向けのゴールドカードを発表して間口を広げたのに対して、ラグジュアリーカードは名前の通り、年会費を上げてでも特典や会員の質を維持する高付加価値路線に明確に舵を切ったと言えます。
ですので、ラグジュアリーカードを持っている人は、今一度特典をフル活用できているかを見直すことをおすすめします。もしくは、年会費の元を取るという考えで使うクレジットカードではないと認識しておくべきだと思います。家計の味方としては、あくまで年会費の元の取りやすさの観点で、値上げ後もおすすめできると思いました。
そこで今回は、値上げ後も強力なラグジュアリーカード、チタンの特典5つを振り返り、使い続けるか乗り換えるかの判断基準をまとめた上で、比較検討するべきクレジットカード6枚を、似た特典を年会費半額以下で使えるカード3枚と、税金の支払いを含め還元率が高いカード3枚に分けて紹介していきます。ラグジュアリーカードを持っていて更新するか迷っている人、これから申し込むか検討している人は、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
ちなみに、ラグジュアリーカードを含め今回紹介するカードのお得な新規入会キャンペーンのURLは、全て概要欄にまとめていますので、気になるカードがあれば一度確認いただければと思います。それではラグジュアリーカード、チタンの強力な特典を5個振り返りましょう。
1つ目はポイント付与対象外のサービスが少なく、貯まったポイントもマイルを含め他のポイントに高レートで交換しやすいことです。チタンの基本還元率は1%で、月間利用金額に対して税込み200円につき2ポイント貯まります。そして、このポイント付与対象外になるのは楽天Edy、nanaco、バンキットへのチャージと、自社以外の請求書カード払いぐらいで、それ以外は全て1%の還元を受けることができます。
そのため、電気、ガス、水道など公共料金、税金、保険料、事業用決済のほか、交通系、au PAYなどプリペイド決済へのチャージでも、変わらず1%還元を受けることができます。他社カードでは、こういった支払いでは還元率が下がる改悪が続いています。楽天カードは0.2%もしくは0.5%、dカード、PayPayカード下がり、セゾンカード、アメックス発行のカードも半減します。1%のマイル還元で税金を払えることで人気だったJALダイナースも、ビジネスアカウントでは0.5%還元に下がりました。
こういった他社カードで還元率が下がる支払いでも、ラグジュアリーカードは1%還元を維持しているのは大きいです。JAL Payやau PAYのチャージルートを活用すれば、2%以上の還元率で支払うこともできたりします。チャージルートに関しては定期的に最新の動画をアップしていますので、気になる方は合わせてご覧いただければと思います。
また、取引先の請求書をカード払いに切り替えることができる請求書払いでは、自社で対応しているボイスのものであれば、1%の還元を受けながら手数料は2.9%と業界最安値の水準で、しかも社会保険料や労働保険料の支払いにも使うことができます。法人カードとしても発行でき、個人カードと特典内容は同じなのも嬉しい特徴になっています。利用可能枠を超える支払いも、事前入金サービスを使えば最大9990万円まで決済でき、納税や広告費など高額な事業決済にも1%還元を受けることができます。
ただし、税金支払いのポイントについては、税金以外の利用額が税金で支払った額の3倍以上なければ、もらえるポイント数が半減しますので注意しましょう。具体例として100万円納税した場合、半分の5000ポイントは支払った翌月に付与されますが、残りの5000ポイントは1年間の対象集計期間で300万円以上の税金以外の利用があった場合に、毎年6月に付与されます。3倍に満たない場合は残りの半分は付与されませんので注意しましょう。
そして貯まったポイントも使いやすいです。1000ポイント=1000円としてキャッシュバックを受けることができるほか、Amazonギフトカード、Appleギフトカード、dポイント、PeXなどにも等価で交換することができます。そしてJAL、ANA、ユナイテッド航空のマイルにも1000ポイント=600マイルの60%のレートで交換でき、マイル還元率は0.6%になります。交換手数料は無料で、交換できるマイル数に上限がありません。
ダイナースクラブカードやのプロパーカードでは、ANAマイルに1対1の等価で交換できたりしますが、年間参加費が別途かかる上、年間4万マイルまでの交換上限があります。高額納税や高額決済で貯めた大量のポイントを、上限を気にせずにマイルに交換することができるのは、ラグジュアリーカードの強みだと思います。このように還元率が下がる支払いがほとんどなく、貯まったポイントもキャッシュバックから上限なしのマイル交換まで使える範囲が広いのは、高額決済をする人や納税を含め事業決済をしたい人にとって、年会費が上がっても代わりが見つけにくい特典だと思います。
2つ目は回数制限なし、かつレストラン特典を使えるフルスペックのプライオリティ・パスと、自動付帯の海外旅行傷害保険の2つが揃っていることです。まずプライオリティ・パスは通常年会費469ドルのプレステージランクが無料で付帯し、世界中の空港の中にあるVIPラウンジを回数制限なく利用することができます。ラウンジだけでなく空港内のレストランやリフレッシュ施設も国内、海外ともに利用することができ、特に国内の空港レストランを使えるカードは最近かなり減っていますので、この点は貴重です。
家族カード会員も本会員と同じ条件で利用でき、同伴者は1名あたり35ドルかかります。利用方法も別途プライオリティ・パスのカードを発行するのではなく、事前登録さえしておけばラグジュアリーカード自体がプライオリティ・パスのカードとして機能します。
2025年から2026年にかけて、他社のプライオリティ・パスは改悪が続いています。アポロステーションプラチナは2026年8月から年30回から年5回に、三菱UFJカード・プラチナ・アメックスは回数制限なしが年10回に減り、ダイナースクラブカードも海外を年間10回まで、国内ではレストラン特典がなくなりました。その中でラグジュアリーカードは、回数、利用できる施設ともに制限なしのフルスペック条件を維持している状況になっています。
あとはプライオリティ・パス以外の空港特典として、国内35か所全てのカードラウンジとハワイのラウンジを、同伴者1名無料で利用することができます。さらに羽田空港第3ターミナルのTIATラウンジ、第2ターミナルのPOWER LOUNGE PREMIUM、成田空港のスーペリアラウンジのNOAと虚空は、通常はプライオリティ・パスで入るVIPラウンジになっていますが、ラグジュアリーカードであればカードラウンジとして利用することができます。特にTIATラウンジは、プライオリティ・パスでは深夜1時から5時の利用に限られていますが、ラグジュアリーカードの特典としては時間制限なく利用することができます。
国際線利用時の手荷物宅配サービスも、MastercardのTaste of Premiumの特典として、往路、復路ともに3個まで無料で利用することができます。そして海外旅行傷害保険は自動付帯で最高1億2000万円、傷害・疾病200万円、救援者費用500万円の補償額に加え、飛行機や手荷物の遅延など航空機関連の補償もあり、カードを持っていない家族も自動付帯で補償されます。
最近はカードを持っているだけで適用される自動付帯から、旅行代金の一部を支払う必要がある利用付帯に変更になる改悪が多く、アメックスプラチナも2026年10月から利用付帯に変わっています。その中で自動付帯を維持しているのは、結構嬉しいポイントになっています。ただし治療費用200万円はハイステータスカードにしては少ないです。死亡・後遺障害以外の項目は他のカードの保険とも合算できますので、アメリカなど医療費が高い国に行く場合は、治療費用が手厚い他のカードと併用することをおすすめします。
このように回数制限なし、かつレストラン特典も使えるフルスペックのプライオリティ・パスと、自動付帯の海外旅行傷害保険が両方揃っているカードは、他社カードでも改悪が続いている中で、かなり貴重な存在になっています。
3つ目は高級ホテルで優待を受けることができるHoteluxとラグジュアリーホテル優待です。まずHoteluxは、マリオット、ヒルトン、ハイアットなど世界4000件以上の高級ホテルを予約することができる会員制アプリで、ラグジュアリーカードには通常年会費499ドルの上位会員資格、エリートプラスが無料で付帯します。このHotelux経由で対象を予約すると、2名分の朝食無料、最大200ドルのホテルクレジット、空室状況に応じた客室アップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトなどの優待を受けることができます。
ホテルで朝食無料や客室アップグレードの優待を受けるためには、そのホテルチェーンに何十泊もして上級会員になる必要があります。例えばマリオット・ボンヴォイで朝食無料になるプラチナエリートは、年間50泊が条件です。こうした宿泊実績がなくても、Hoteluxであればアプリを経由して予約をするだけで同じような優待を受けることができます。しかも各ホテルの会員番号を登録しておけば、Hotelux経由の予約でも宿泊実績やホテル側のポイントも通常通り貯まりますので、上級会員を目指している人も損をしません。
また、ラグジュアリーホテル優待では、国内外5000件以上のホテルで会員限定価格や優先予約、2名分の朝食無料、客室アップグレード、館内クレジットなど豪華な優待を受けることができます。Hoteluxと対象ホテルや優待内容が似ていますので、両方を比較して安い方で予約するのが良いと思います。その他、東急ホテルズのプラチナ会員、ズ&リース、SLH、センタラ、GHA DISCOVERY、MSCクルーズの上級会員とステータスマッチができ、MastercardのTaste of Premiumの特典で、アゴダを最大16%オフで予約することもできたりします。
正直なところ、Hoteluxは年会費2万9700円のダイナースクラブカード、1万1000円のJCBゴールドカードにもエリート会員資格が付帯していますし、ラグジュアリーカードのエリートプラスとJCBゴールドカードなどのエリートで特典内容は大差ありません。そのためホテル優待だけで見れば、ラグジュアリーカードはコスパ的には悪いと思います。ただ、2つ目で紹介したプライオリティ・パスや旅行保険と組み合わせて使うことができるのは強力です。
空港ではプライオリティ・パスでラウンジやレストランを使い、現地では自動付帯の保険で備え、ホテルではHoteluxで朝食無料や客室アップグレードを受けるといったように、海外旅行で使いたい特典を1枚で揃えることができます。このようにホテル優待単体では他社カードでも代わりを見つけることができますが、旅行関連特典を1枚で完結できる点では、旅行好きの人にとって年会費の元を取りやすい特典だと思います。
4つ目はレストラン優待のラグジュアリーダイニングです。まずラグジュアリーカードには、MastercardのTaste of Premiumの特典として、ダイニング by 招待日和を利用することができます。全国約250の対象レストランで、2名以上で所定のコースを予約すると、1名分のコース料理が無料になります。他社のプラチナカードにもよくある優待で、月2回まで、同一店舗は半年に1回までの制限がありますので注意しましょう。
そしてラグジュアリーカード独自のラグジュアリーダイニングでは、全国約50店舗の対象レストランで最大6名で所定のコースを予約すると、3名分のコース料理が無料になります。1人2万円のコースであれば、1回だけで6万円分が無料になる計算です。一部店舗を除いて年間の利用回数制限がありませんので、会食や接待など人数が多い場面で繰り返し使うことができます。グループ利用に対応しているレストラン優待は少なく、ダイナースクラブカードのエグゼクティブダイニングでも6名以上利用で2名分無料までになっていますので、6名で3名無料まで使えるのはラグジュアリーカードの嬉しい特徴になっています。
その他にも対象レストランでコース料理のアップグレードやワインのハーフボトル、食前酒などサービスを受けることができるラグジュアリーアップグレード、会員限定の特別ディナーに招待されるラグジュアリーアイコン、高級ホテルのラウンジや会員制ラウンジを利用することができるラウンジアワー、対象のカフェでドリンクを無料で頼めるカフェアワーもあります。ただし券種に応じて条件が違い、例えばカフェアワーではゴールドが毎日1回、ブラックが月1回無料に対して、チタンは四半期に1回までになっています。
対象レストランまでハイヤー送迎してもらえるラグジュアリーリムジンはブラック以上が対象で、チタンは使えません。個人的にはリムジン送迎のために年会費が倍のブラックを選ぶ必要はなく、チタンでもラグジュアリーダイニングが同じように使えますので、十分だと感じます。以上、少人数なら招待日和、6名ならラグジュアリーダイニングと使い分けることができますので、接待や会食が多い経営者、個人事業主の方、家族や友人との食事で特別感がありつつ費用を抑えたい方であれば、年会費の元を取りやすい特典だと思います。
5つ目はラグジュアリーカード会員同士の交流イベント、ソーシャルアワーです。ソーシャルアワーはラグジュアリーカードが定期的に開催している会員限定の交流イベントで、2種類あります。共通の趣味や関心事を通じて個人的な繋がりを楽しみたい方向けのテーマ別ソーシャルアワーと、経営者、個人事業主、起業家などが仕事関連の繋がりを増やすことを目的とした、ビジネスネットワーキングソーシャルアワーです。
開催地は東京、大阪が中心で、過去には福岡でも開催されています。公式ページによると会員の67%が経営者層となっていますので、同じような立場の人と知り合える場として活用することができます。また、オンラインで趣味やビジネスの話題を閲覧、投稿できる会員限定コミュニティ、LCサークル、会員の自社のサービスを会員向けの優待プランで利用することができるLCマーケットプレイスもあり、イベント以外でも会員同士の繋がりを持つことができます。
こうした会員同士のコミュニティは、他のクレジットカードにはあまりないラグジュアリーカードのユニークな特典になっています。交友関係やビジネスの繋がりを広げたい人にとっては、年会費では測れない価値になりうる特典だと思います。
ちなみに今回紹介した5つ以外にも、毎月1枚、映画を1回見ると次回の無料券がもらえる映画優待、国立美術館の所蔵作品展を同伴者1名まで無料で鑑賞できる美術館優待、カード番号認証や自動の案内なしで直接オペレーターに繋がる24時間365日のコンシェルジュサービス、SBI証券でのクレカ積立で年間利用額の条件なしに1%還元、引き落とし口座をSBI新生銀行に設定して毎月3000円以上の引き落としがあれば毎月100ポイントといった特典も、チタンカードで利用することができます。
以上を踏まえて、ラグジュアリーカードを使い続けるか乗り換えるかの判断基準をまとめます。ラグジュアリーカードの価値は、どこで使っても1%の比較的高い還元率、プライオリティ・パスや旅行保険など旅行特典、ホテル優待、レストラン優待が全て1枚で揃うところ、そしてソーシャルアワーで交友関係やビジネスの繋がりを広げることができるところです。ですので、この5つの強力な特典のうち2つ以上フル活用できる人であれば、年会費7万5000円でも使い続ける価値はあると思います。逆に重視したい特典が1つしかない場合は、その特典に絞ればもっと年会費が安いカードや還元率が高いカードがあると思いますので、次の章で紹介する6枚から選ぶ方が良いと思います。
ここからはラグジュアリーカードと比較検討するべきクレジットカード6枚を紹介していきます。前半3枚はラグジュアリーカードと似た特典があり、年会費を半額以下に抑えることができるカード。後半3枚は税金の支払いを含め、ラグジュアリーカードよりも還元率が高いカードになっています。
1枚目はダイナースクラブカードです。レストラン優待、プライオリティ・パス、Hoteluxといったように、ラグジュアリーカードと似た特典を年会費2万9700円で持つことができます。本会員の年会費は2万9700円、家族カードは5500円です。国際ブランドはダイナースですが、TRUST CLUB プラチナマスターカードをコンパニオンカードとして年会費無料で発行できますので、海外などダイナースが使えない場所もカバーできます。利用可能枠は一律の制限がなく、年間1万1000円で経費決済専用のビジネスアカウントカードも追加できます。
基本還元率は1%で、1会計ごとに税込み100円につき1ポイントが貯まります。また成城石井、コメダ珈琲、デニーズなど優待店で5%還元にアップします。2026年4月にスシロー、上島珈琲、PRONTO、ロイヤルホスト、10月には大戸屋、ブロンコビリーが追加されるなど、対象店舗もどんどん増えています。そして貯まったポイントの使い道はANAマイルへの交換一択で、交換する年度のみ年間参加費6600円を支払えば、1ポイント=1マイルで交換することができます。
ただし、年間4万マイルまでの交換上限がある点、税金、公共料金、保険料は0.5%還元に下がる点は、ラグジュアリーカードに劣ります。なお、プリペイド決済へのチャージ分もポイント付与対象外になっていますが、コンパニオンカードであれば0.5%還元でJAL Pay、ANA Pay、au PAY、Revolut、WAON、nanacoあたりへチャージすることができます。
続いて付帯特典についてです。レストラン優待のエグゼクティブダイニングでは、対象店舗が400店舗以上で、2名以上の予約で1名分、グループ特別プランの対象店であれば6名以上で2名分のコース料金が無料になります。同一店舗は半期に1回までになっていますが、合計の利用回数に制限はなく、食べログとタイアップもしていますので、お店も探しやすいです。あとは有名ホテルや人気店で優待を受けることができるクラブダイニングや、レストランで年2回、最大20%キャッシュバックされる特典もあります。
プライオリティ・パスは国内の空港ラウンジは回数制限なし、海外は年間10回までで、レストラン、リフレッシュ施設は海外のみ利用することができます。ホテル優待はクラブホテルズ、ステータスマッチでHoteluxのエリート会員資格が付帯するほか、ふふ、ペニンシュラホテルズ、東急ホテルズの上級ステータスや特別優待を受けることができます。海外旅行傷害保険では、最高1億円、治療費用300万円の内容が利用付帯します。その他、国内210拠点以上あるビジネスラウンジ、リージャスを無料で利用できたり、タクシー配車サービスS.RIDEでの1000円分クーポンをもらえたりします。
まとめると、ダイナースクラブカードは対象店舗数が多いエグゼクティブダイニングを中心にレストラン優待を最重視する人、Hoteluxを使いたい人、貯めたポイントをANAマイルに交換する人におすすめです。一方で税金払いやチャージでの還元率、プライオリティ・パスの海外回数とレストラン利用、旅行保険の適用条件では、ラグジュアリーカードの方が優れています。
2枚目はエポスプラチナカードです。ラグジュアリーカードの2つ目の特典と同じように、プライオリティ・パスと自動付帯の海外旅行傷害保険を年会費2万円で持つことができます。基本スペックはこちらの通り。年会費は通常3万円ですが、エポスゴールドカードからのインビテーション経由で申し込むか、前年に年間100万円以上利用すると2万円になります。家族には年会費無料のエポスゴールドカードをファミリーゴールドカードとして10人まで招待することができます。国際ブランドはVisaのみで、法人カードは発行できません。
還元率は0.5%で、1会計ごとに税込み200円につき1ポイントが貯まります。また年間利用金額に応じたボーナスポイントが強力で、年間100万円の利用で2万ポイント、200万円の利用で3万ポイント、300万円の利用で4万ポイント、500万円の利用で5万ポイントがもらえます。この個人の年間ボーナスポイントとは別にファミリーボーナスポイントの仕組みもあり、家族全体で年間300万円の利用分まで、100万円利用するごとに2000ポイントずつもらえます。そのため100万円利用時は合計2.7%の還元を実現可能です。
ちなみに2026年8月以降、交通系IC、ANA Pay、au PAYなどプリペイド決済へのチャージ分は、基本還元0.5%のポイント付与対象外になる改悪が発表されましたが、チャージ分もこの年間利用金額の集計対象に入りますので、まだチャージ用カードとしても使えます。
さらに選べるポイントアップショップの仕組みで、よく利用する店舗やサービスを3つまで登録すると、プラス0.5%分還元率がアップします。この対象ショップには、日常的に使うことが多いスーパーやドラッグストアのほか、電気、ガス、水道、国民年金を含め各保険料など、固定費関連のサービスからも3ショップ選ぶことができます。3か月に1度入れ替えることも可能です。他社カードではこうした固定費の支払いはポイント還元率が落ちる、もしくは還元対象外に設定されている場合も多いため、非常に強力な特典です。
他にも誕生月はポイント倍率が2倍になり、全ての利用で0.5%分還元率がアップしたり、マルイやモディでの基本還元率が1%にアップし、年4回のマルコとマルオの優待期間では10%還元になるものもあります。しかも、こうして貯まったエポスポイントは1ポイント=1円としてエポスVisaプリペイドカードにチャージができ、その支払い時にも0.5%分がキャッシュバックされますので、ポイントを使う時にもさらに上乗せすることもできます。その他にもAmazonギフトカードやdポイント、年会費の充当にも等価で使えますし、ANAマイルやJALマイルも50%のレートで交換できますので、使える範囲は結構広いです。
続いて付帯特典についてです。プライオリティ・パスはラグジュアリーカードと同じく回数制限なしで、国内、海外ともにレストランやリフレッシュ施設も利用することができます。海外旅行傷害保険も自動付帯で、最高1億円、治療費用300万円に加え、カードを持っていない家族も補償される家族特約もあります。ラグジュアリーカードの治療費用200万円よりも、補償額も若干手厚いです。
レストラン優待は全国170か所の対象レストランで、2名以上の利用で1名分が無料になるプラチナグルメクーポンが付帯します。Visaプラチナカードとしての特典もあり、24時間対応のVisaプラチナコンシェルジュのほか、Hoteluxのエリート会員資格を半年間無料で利用できますが、ラグジュアリーカードのように毎年無料ではありません。
まとめると、エポスプラチナカードはプライオリティ・パスと自動付帯の海外旅行保険を最重視する人で年会費を抑えたい人、年間100万円から500万円の利用で固定費や家族利用分を含めて還元率を上げたい人におすすめです。一方で税金を含め法人決済用のカード、ホテル優待、レストラン優待の充実度では、ラグジュアリーカードの方が優れています。
続いて3枚目はセゾンプラチナ・ビジネスです。ラグジュアリーカードと同じく法人カードとして発行でき、プライオリティ・パスもフルスペックで付帯します。基本スペックはこちらの通りです。年会費は3万3000円で、初年度は無料です。このビジネスカードを持っていると、個人用のセゾンプラチナカードも年会費無料で持つことができますので、年会費3万3000円で個人用と法人用の2枚のプラチナカードを持つことができます。追加カードは最大9枚まで、1枚3300円。国際ブランドはアメックスのみです。
デフォルトの基本還元率は0.5%でかなり低いですが、追加の年会費5500円を支払ってセゾンマイルクラブに登録をすると、JALマイルが1%、永久不滅ポイントが0.25%分の合計1.25%分貯まるようになります。もし貯まった永久不滅ポイントをJALマイルへ交換すると、マイル還元率としては1.125%還元になります。一方で税金や公共料金の支払いでは還元が0.25%に下がり、プリペイド決済へのチャージ分はポイント付与対象になりますので、こうした決済利用が多い場合はラグジュアリーカードの方が有利です。
続いて付帯特典についてです。プライオリティ・パスはラグジュアリーカードと同じく回数制限なしで、レストランやリフレッシュ施設も利用することができます。あとは対象のホテル、レストラン、スパなどで充実した優待を受けることができるオントレや、対象の高級ホテルで優待を受けることができるTablet Plus、対象の高級レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になるセゾンプレミアムレストランも付帯しています。セゾンカード共通特典ではありますが、星野リゾートで最大40%割引の優待も受けることができます。
保険補償では最高1億円、傷害・疾病治療費用300万円の海外旅行傷害保険が利用付帯しています。法人カードには家族特約がありませんが、個人用のセゾンプラチナカードには家族特約もつきます。まとめると、セゾンプラチナ・ビジネスはフルスペックのプライオリティ・パスを年会費を抑えて使いたい人、JALマイルを高還元で貯めたい人、同じ年会費で個人用、ビジネス用でプラチナカードを2枚持ちしたい人におすすめです。一方で税金やチャージを含めた還元、ホテル優待、旅行保険の適用条件では、ラグジュアリーカードの方が優れています。
ここからは税金の支払いを含め、ラグジュアリーカードよりも還元率が高いカード3枚を紹介していきます。4枚目は三井住友カード Visa Infiniteと、三井住友銀行の口座と一体になったOlive Infiniteです。年会費はラグジュアリーカードより高いですが、年間利用金額に応じたボーナスポイントで、合計2.5%を超える還元率にすることができます。
基本スペックはこちらの通りです。年会費は9万9000円で家族カードは無料。国際ブランドはVisaのみです。Olive Infiniteの場合は、三井住友銀行の円預金とSBI証券の残高が各500万円以上、かつその合計額が5000万円以上あれば年会費無料になります。還元率は1%でラグジュアリーカードのチタンと同じになっていますが、年間400万円の利用で4万ポイント、年間700万円の利用で11万ポイントの継続特典があります。700万円利用時は還元率がプラス1.57%分になりますので、合計2.57%還元に上がります。税金や公共料金の支払いも利用金額の集計対象に入ります。
また、SBI証券でのクレカ積立時の還元率は年間700万円の利用で4%還元、Olive残高が5000万円以上あればプラス2%上がり、最大6%の還元になりますので、投資還元率としても高いです。ただし国民年金保険料、SBI証券でのクレカ積立分、交通系ICなど主なプリペイド決済へのチャージ分は、この年間利用金額の集計対象外に入っていますので、ここは認識しておきましょう。
あとは対象のコンビニ、飲食店でのスマホタッチ決済で最大20%の還元、テストバスUSAのスマホタッチ決済で7%還元、リワードアップ特典でスーパーやドラッグストア、ETC、タクシー配車サービスなどでも還元率が上がります。こうして貯まったVポイントも、三井住友カードの利用代金への充当やSBI証券でのポイント投資に1ポイント=1円で使えますので、使い道に困ることはありません。なお、ANAマイルは通常50%のレートで、三井住友カード発行のVisa、MastercardブランドのANAカードを持っていれば、60%の比較的高いレートで交換できたりもします。
続いて付帯特典についてです。プライオリティ・パスは回数制限なしで、年会費無料で何枚でも発行できる家族カード会員も同条件で利用することができるのは強力です。ただしレストラン特典は対象外です。国際線利用時の空港手荷物宅配サービスも、Visa側の特典として往路、復路2個まで無料で利用することができます。レストラン優待は全国200店舗以上の対象レストランで、2名以上の利用で1名分が無料になるファインダイニング by 招待日和が付帯します。
ホテル優待としては一部ホテルステータスマッチがあったりしますが、Hoteluxのような予約サービスはなく、ラグジュアリーカードほど充実していません。海外旅行傷害保険は最高1億円、治療費用500万円の内容が利用付帯します。その他、三井住友カード独自の特典として、全国約40店舗のSHARE LOUNGEの1時間無料クーポンを毎月4枚まで無料でもらえるほか、D'sラウンジトーキョーのメンバーズサロンやパーク栄も利用することができます。全国7か所の美術館、博物館を無料で観覧できたり、ユナイテッド・シネマで座席を無料でアップグレードできる優待もあります。
Olive Infiniteの場合は、他行宛振込手数料とコンビニATM手数料が月10回まで無料。毎月の選べる特典を3つ選ぶことができるなど、銀行口座としての優遇もあります。まとめると、三井住友カード Visa Infinite、Olive Infiniteは、税金を含め年間700万円以上を決済利用する人、SBI証券でクレカ積立をしていて投資還元率も重視する人におすすめです。一方で年会費は9万9000円と高く、年間700万円の利用まで決済しない人や、ホテル優待、レストラン優待を重視する人は、ラグジュアリーカード、チタンの方が良いと思います。
続いて5枚目はANAプレミアムカードで、今回はJCBとVisaの2枚を取り上げます。税金の支払いを含め、ラグジュアリーカードの2倍以上のマイル還元率でANAマイルを貯めることができます。基本スペックはこちらの通りです。年会費はJCBが7万7000円、Visaが9万6800円で、JCBは値上げ後のラグジュアリーカード、チタンとほぼ同じ水準です。マイル還元率は税金の支払いを含め、JCBが常時1.3%、Visaが常時1.5%です。ラグジュアリーカードのマイル還元0.6%と比べると2倍以上で、貯まったポイントをマイルに交換する手間もなく、直接ANAマイルが貯まります。
ANAカードの特典としても、入会・継続ボーナスマイルは1万マイル、搭乗ボーナスマイルは50%のほか、国内線ANAラウンジを利用可能、国際線ビジネスクラスカウンターを利用可能です。続いて付帯特典について。プライオリティ・パスはどちらも回数制限なしで、海外に限りレストランやリフレッシュ施設も利用することができます。ちなみにJCBの方は家族カードは同条件で利用できない代わりに、同伴者料金が2200円と安く設定されています。
レストラン優待は対象レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になる優待が、どちらにも付帯します。ホテル優待に関しては、JCBにはHoteluxのエリート会員資格が付帯しますので、JCBの方が優れています。海外旅行傷害保険はVisaが最高1億円、治療費用500万円の内容が利用付帯、JCBが最高1億円、治療費用1000万円の内容が自動付帯します。全体的にマイル還元に関してはVisaの方が高い一方で、付帯特典はJCBの方が優れています。まとめると、ANAプレミアムカードは税金を含め高額決済をしていてANAマイルを効率的に貯めたい人、ANAのステータス修行もしたい人におすすめです。
ANAカードを紹介したのでJALカードも取り上げます。最後6枚目はJAL JCBカード プラチナとプラチナProです。基本スペックはこちらの通りです。年会費はプラチナが3万4100円、プラチナProが7万7000円で、Proの方は値上げ後のラグジュアリーカードとほぼ同じ水準です。マイル還元はどちらも税込み100円につき1マイルの1%還元です。CLUB-Aカード以下のJALカードではマイル還元率1%還元にするためには、年会費4950円のショッピングマイル・プレミアムへの加入が必要になってきますが、プラチナカードには無料で自動付帯します。
イオン、マツモトキヨシ、スターバックスなどJALカードの特約店では2%に上がります。ラグジュアリーカード、チタンのJALマイル還元は0.6%、レートアップキャンペーン時でも0.72%の還元なので、JALマイルを貯めるならこちらの方が有利です。またJALカードの利用でLife Statusポイントも貯まりますので、JALの上級ステータスを目指す人にも向いています。
JALカードの特典としても、プラチナカード共通で入会搭乗ボーナスで5000マイル、初回搭乗ボーナスで2000マイル、搭乗ごとのボーナスでプラス25%分が追加でもらえます。プラチナProはこれに加えて入会・継続ボーナスが8000マイル、年間500万円の利用で2万マイルの年間利用ボーナス、サクララウンジのeクーポンが年1回もらえます。
続いて付帯特典についてです。プライオリティ・パスはどちらも回数制限なしですが、本会員のみで、同伴者は1名あたり2200円です。レストラン優待は対象レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になるグルメ・ベネフィットが付帯します。ホテル優待ではJCBプレミアムステイプランで上質なホテル、旅館を優待料金で予約ができ、プラチナProはホテルオークラ系列のOne Harmonyで最上位のエクスクルーシブステータスにもなれます。海外旅行傷害保険はどちらも最高1億円、治療費用1000万円の内容が自動付帯します。ANA JCBプレミアムカードと同じで、かなり充実しています。
プラチナとプラチナProの大きな違いはやはりボーナスマイルになりますので、年間500万円以上決済利用するかどうかでご判断いただければと思います。まとめると、JAL JCBカード プラチナ、プラチナProは、税金を含め日常の決済でJALマイルを貯めたい人、JALの上級ステータスを目指す人におすすめで、年会費を抑えたい人はプラチナ、年間500万円以上決済利用する人はプラチナProがおすすめです。
最後にお得な入会方法について触れて、この動画を終わりたいと思います。まずラグジュアリーカードに関しては、アンバサダー特典で動画概要欄の紹介URLから申し込み、入会月を含む4か月間で30万円の利用をすると、チタンは1万5000円分のポイントをもらうことができます。また、比較カードとして紹介した6枚を含め、クレジットカードを申し込む時は公式の新規入会キャンペーンを必ず活用するようにしましょう。プラチナカード以上は新規入会特典も特に手厚く、キャンペーンだけで年会費の数年分を回収できることもあります。
なお、ポイントサイトのポイントインカムを経由することで、入会先のキャンペーンでもらえるポイントと、ポイントインカムからも追加のポイントがもらえるため、二重取りができて非常にお得になっています。ポイントインカムをまだ使ったことがない人は、画面の紹介コードで新規登録をして、ポイントインカムの方で5000円相当以上を獲得すると3000円相当のポイントを追加でもらえますので、ぜひ活用ください。今年でポイントインカムは20周年記念ということで、新規登録でもらえるポイント数も増えているようです。
本日は以上です。このチャンネルでは他にも個別でクレジットカード、銀行口座の徹底解説をしていますので、気になる内容があれば合わせてご覧いただけると嬉しいです。今後も家計を少しでも楽にできるようなポイ活、節約をテーマに発信していきますので、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いいたし
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