緊急地震速報はなぜ取り消されたのか 「M9.9の超巨大地震」と誤って推定した可能性

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概要

午後0時40分ごろ、気象庁は北海道から中部地方にかけての広い範囲に緊急地震速報を発表し、その後この発表を取り消した。番組では、なぜ実際にはほとんど揺れのなかった地域にまで速報が出たのか、気象庁の説明をもとに解説した。

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最大震度7程度の予測に対し、観測は震度1

番組が示した地図では、緊急地震速報が発表された地域がオレンジ色で塗られ、北海道から中部地方まで広く及んでいた。地図上の円と数字は、発表から揺れが到達するまでの時間を表している。

気象庁はこの速報で最大震度7程度を予測していたが、実際に観測された最大震度は1だった。解説者によると、気象庁のシステムは、地図上で赤い星で示された地点を震源とするマグニチュード9.9の超巨大地震が起きたと誤って推定し、発表した可能性があるという。

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カムチャツカ半島付近のM6.9の地震を誤って評価か

マグニチュードを過大に評価した原因について、解説者は、ほぼ同じ時刻に起きた別の地震を挙げた。午後0時38分にカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード6.9の地震があり、気象庁は、システムが何らかの原因でこの地震を超巨大地震と誤って推定し、緊急地震速報を発表したとしている。

システムが推定した震源と、カムチャツカ半島付近の実際の地震の震源は、気象庁によれば400〜500km程度離れていた。

これについて解説者は「一般論」と断ったうえで、日本の陸地周辺は観測網がかなり発達しているが、今回は震源が陸地からかなり外れていたため、推定の精度が低くなった可能性もあるとの見方を示した。これは解説者の推測であり、気象庁が原因として示したものではない。

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サイバー攻撃は否定

気象庁は今回の誤発表について、サイバー攻撃ではないと説明している。キャスターから、それは確実に分かっていることなのかと問われた解説者は、会見でも記者との間で突っ込んだやり取りがあったと紹介した。そのうえで気象庁は、該当する時間帯に外部からのアクセスがなかったことを確認しているため、サイバー攻撃はなかったと結論づけていると伝えた。

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取り消し時にも警報音が鳴った理由

今回は速報の取り消しの際にも、緊急地震速報と同じように大きな音が鳴り、驚いた人が多かったと番組は取り上げた。解説者によると、緊急地震速報(警報)は、地震が実際に起きて最大震度が2以下だった場合や、地震以外の要因だと分かった場合に、警報に対するキャンセル報が鳴らされる仕組みになっている。今回は観測された最大震度が1程度だったため、キャンセル報が出された。

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速報が出たら身を守る行動を

番組の最後で、キャスターは、このようにキャンセルになるのは非常にまれであり、速報が鳴ったら正しく身を守る行動を取ることが大事だと述べた。解説者もこれに同意し、緊急地震速報は地震を感知して即座に出すため、今回のように過大に出てしまうこともあるが、精度は高いとされており、今回のようなケースは珍しいと説明した。そのため、速報が出たらすぐに身を守る行動を取ることが重要だと締めくくった。