三井住友カードNLからOliveにメインカードを替えるべきか:還元率1%差と銀行口座の制約を比べる
家計の味方家計の味方チャンネルの話者は、三井住友カード ナンバーレス(以下NLカード)からOliveフレキシブルペイ(以下Oliveカード)へメインカードを切り替えるべきかを検討している。これまでの定番は「NLカードをメインにし、Oliveは条件を満たすためだけに持つ」という2枚持ちだった。しかし2026年度に入って三井住友カードがOliveを優遇する方向に明確に動いたため、話者はこの前提が変わりつつあると見ている。動画では、Oliveを単独でメインにする場合と2枚持ちの場合のメリット・デメリットを整理し、最後にケース別の結論を示している。
前提:2種類のカードの違い
話者によれば、三井住友カードの人気カードは大きく2種類ある。1つ目のNLカードはクレジット払いの機能だけを持つカードで、引き落とし口座を全国の銀行から自由に設定できる。三井住友カードの特典を受けるうえで、シンプルで使いやすいカードだという。
2つ目のOliveカードは、NLカードと三井住友銀行が一体になったようなカードである。1つのカードアカウントで、クレジット払い、デビット払い、キャッシュカード、ポイント払いといった複数の支払い機能を使える。この多機能さを生かしたお得な使い方も多い。一方で、引き落とし口座が三井住友銀行に限られる点を、話者は大きなデメリットに挙げている。
2026年度に進んだOlive優遇
話者が切り替えを検討する理由は、2026年度の改定にある。対象のコンビニ・飲食店でスマホタッチ決済またはモバイルオーダーを使った場合、NLカードの還元率は常時7%、Oliveは常時8%になった。セブン-イレブンでは、NLカードの常時10%に対してOliveは常時11%である。USJや鉄道・バスでのスマホタッチ決済でも、NLカードの7%に対してOliveは8%だ。
あわせて、三井住友銀行のOlive口座の預金残高に応じて、SBI証券でのクレカ積立や対象コンビニ・飲食店の還元率が上がる改定も適用されている。
Oliveをメインにする最大の理由:3つの場面で常時+1%
話者は、Oliveをメインにする最大の理由として、特定の決済場面でNLカードより還元率が常時1%高い点を挙げる。対象となる場面は次の3つである。
1つ目は、対象のコンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済とモバイルオーダーだ。セブン-イレブン、ローソン、ファストフード、ファミレス、ドトール、スターバックスなど、人によっては日常的に使う店舗が多く含まれる。Oliveのクレジットモードでのスマホタッチ決済は常時8%で、NLカードの7%を1%上回る。セブン-イレブンでも、NLカードの最大10%に対してOliveは最大11%と、同じく1%の差がつく。
2つ目は、USJの園内施設と周辺のシティウォークでのスマホタッチ決済で、NLカード7%に対してOlive8%である。USJはグッズも食事も単価が高く、1回の訪問で使う金額が大きい。そのため話者は、1%の差を実感しやすい場面であり、家族での利用ならなおさらだと述べている。
3つ目は、鉄道・バスでのスマホタッチ決済だ。Suicaなど交通系ICへのチャージは対象外で、クレジットカードのタッチ決済に対応した交通機関への直接の支払いが対象になる。ここでもNLカード7%に対してOlive8%で、毎日電車で通勤・通学する人には少しずつ差が積み上がるという。
ただし、ポイントには毎月1,000ポイントの上限がカード券種ごとに設定されている。話者の説明では、Oliveカードは月12,500円分まで、NLカードは月14,285円分までの利用がこの還元の対象になる。
1%差はどれくらいの金額になるか
話者は具体例で試算している。1か月に対象のコンビニ・飲食店で2万円、鉄道・バスで1万円、合計3万円を使うとする。この場合、1%の差は毎月300ポイント、年間3,600ポイントになる。
これを大きいと感じるかは人それぞれだと話者は言う。ただ、差は利用額に比例して広がる。タバコの購入を含めてコンビニをよく使う人、毎日電車で通勤する人、USJに定期的に行く家族にとっては、Oliveをメインにする十分な理由になり得るというのが話者の見方だ。
絶対条件はApple Pay・Google Payでのスマホタッチ決済
話者が重要な注意点として強調するのは、支払い方法である。これらの高還元を受けるには、三井住友カードをApple PayかGoogle Payに登録してスマホでタッチ決済することが絶対条件になる。物理カードでのタッチ決済、iD払い、カードを端末に差し込む支払いでは、還元が大幅に下がる。
レジで「クレジットカードで」と伝えてスマホをタッチする習慣が前提になる、と話者は念を押している。
Olive独自の特典:外貨自動積立
NLカードにはないOliveのメリットとして、話者は外貨自動積立での還元も挙げる。積立時の還元率はカードの種類によって異なり、プラチナプリファードは3%、ゴールドは1.5%、一般カードは1%である。NLカードでも外貨積立はできるが、還元はかなり落ちるという。
外貨自動積立を使うと、対象コンビニ・飲食店での還元率も上がる。1回1万円以上の外貨自動積立の実行で+1%、毎月最終営業日の外貨預金残高が一定額以上で+1%、合計で2%分の上乗せになる。
一方で注意点もある。積立時の為替手数料は無料だが、円に出金するときには高めの手数料がかかる。また、当月か翌月に外貨預金を円預金へ出金・解約すると、最大3%還元の対象外になる。そのため話者は、現時点ではポイ活というより、為替差益を長期的に狙いながら保有し続ける人向けの特典だと評価している。積み立てた外貨をそのままSBI証券で投資できるようになれば、積極的に活用したいとも述べている。
Oliveメインの最大のデメリット:三井住友銀行がメインバンクになる
Oliveをメインカードにした場合、引き落とし口座である三井住友銀行をメインバンクにする必要がある。話者はこれを最大のデメリットとし、他行と比べた弱みを2つ挙げる。
1つ目は、普通預金金利が年0.3%と低いことだ。島根銀行のスマートフォン支店(しまホ)や山陰合同銀行のDanDan BANKのように、無条件で年0.7%が適用される銀行と比べると、かなり低い。代わりに、Olive口座に一定の残高を置けば、対象コンビニ・飲食店で最大+3%、SBI証券のクレカ積立で最大+0.5%の還元上乗せがある。金利が低い分をポイントで補うという考え方もできる。ただし話者は、この上乗せはOliveアカウントを持っているだけでNLカードにも適用される点を指摘している。
2つ目は、他行ATMの手数料無料回数が基本的にないことだ。「選べる特典」でコンビニATM月1回無料を選ぶこともできるが、他の特典の方がお得なので話者は勧めていない。なお、毎月25日と26日はOliveアカウントの保有者全員がコンビニATMを無料で使える。給料日前後に月1〜2回引き出す程度なら、これで十分まかなえるという。
話者のまとめでは、Oliveをメインにする価値があるのは、還元率が上がるコンビニ・飲食店、鉄道・バス、USJでの決済が多い人である。利用額に応じて、年間数千円から1万円以上の差が生まれる。そのうえで、三井住友銀行を無理なくメイン口座として使えるかどうかが、最大の前提条件になる。
2枚持ちでも受けられるメリット①:残高に応じた還元アップ
続いて話者は、NLカードをメインにして、還元が1%上がる場面だけOliveカードを使う2枚持ちを検討する。Oliveをメインにしなくても、アカウントを持っているだけで受けられるメリットは3つあるという。
1つ目は、Olive口座の預金残高に応じた還元アップである。SBI証券のクレカ積立は2026年4月10日以降に改善された。円預金残高100万円ごとに+0.1%、500万円以上で最大+0.5%が上乗せされる。これにより、一般カードは最大1%、ゴールドは最大1.5%、プラチナプリファードは最大3.5%、インフィニットは最大4.5%の還元で投資できる。
対象コンビニ・飲食店のスマホタッチ決済は、条件の達成に応じて最大20%還元まで上がる。その条件の1つが預金残高で、残高に応じて+0.5%から始まり、500万円以上で+1%、750万円以上で+1.5%、1,000万円以上で+2%、2,000万円以上で+3%が上乗せされる。どちらの還元アップも、条件を満たせばNLカードにも適用される。
ただし話者自身は、この残高条件に慎重である。円預金500万円を年0.7%の高金利銀行に預けた場合と、年0.3%のOliveに預けた場合を比べたという(細かな計算は省いている)。話者の計算では、金利差の損を取り戻すには、SBI証券で毎月10万円を積み立てたうえで、対象コンビニ・飲食店で月82,800円以上使う必要がある。そのため話者は、まとまった資金があるなら最初から高金利銀行に入れておくことを勧めている。
2枚持ちでも受けられるメリット②:選べる特典
2つ目は「選べる特典」である。毎月、4つの選択肢から1つを選べる仕組みで、上位カードのOliveプラチナプリファードやOliveインフィニットを持っていれば2つ選べる。選択肢は次の4つだ。
- 給与・年金の受け取りで月200ポイント
- コンビニATM手数料が月1回無料
- 対象コンビニ・飲食店での還元率+1%
- 口座残高1万円以上で月100ポイント
話者が最もお得とするのは、給与・年金受け取りの月200ポイントである。名称は給与・年金受け取りだが、2か月連続で1回3万円以上の振込があれば適用されるため、条件の達成は簡単だという。さらにOlive口座では定額自動入金・振込サービスが完全無料で使える。他行から3万円を自動で三井住友銀行に入金し、その3万円を三井住友銀行から自動で振り込む、といった設定で手間をなくせる。これだけで年間2,400ポイントを受け取れることを、話者は非常に大きなメリットと評価している。
2枚持ちでも受けられるメリット③:資金移動の便利さ
3つ目は、Olive口座が資金移動に便利なことだ。話者は次の点を挙げている。
- 他行宛振込手数料が無条件で月3回まで無料
- 手数料無料で送金できる「ことら送金」などに対応
- 定額自動入金・振込サービスが完全無料
- メガバンクなのでATMで小銭を入金でき、ネット銀行の弱点を補える
金利の低さや他行ATMの無料回数がない点はあるものの、話者はメイン口座ではなくサブ口座としてなら非常に優秀だと評価している。
2枚持ちのデメリット
一方で、Olive口座をサブ口座として増やすことには2つのデメリットがあるという。
1つ目は、複数口座間で資金を移す手間だ。NLカードの引き落とし口座はメインバンクのままなので、Oliveカードを使った分の資金は別途Olive口座に入れておく必要がある。定額自動入金サービスで毎月の入金自体は自動化できる。しかし話者は、Olive口座の残高を定期的に確認する習慣が必要で、一度設定すれば完全に放置できるとは限らないと注意している。
2つ目は、未利用口座管理手数料である。入出金などの取引が2年以上まったくないと、年間1,100円の未利用口座管理手数料が発生する。定額自動入金で毎月口座を動かしていれば、実質的に発生しない。ただし、口座だけ開設して何もしない状態が続くと、気づかないうちに引き落とされる可能性がある。
話者のまとめでは、2枚持ちでもOlive口座の主な特典は同じように活用でき、無料の定額自動入金・振込サービスで資金移動の手間も最小限にできる。ただ、複数口座の管理が面倒な人にとっては、維持のコストの方が大きくなる可能性もある。
ケース別の結論
最後に話者は、どちらをメインカードにするべきかをケース別に示している。
三井住友銀行をメインバンクにしている、または今後する予定の人。 Oliveをメインカードにしてよいとする。引き落とし口座の制約を気にする必要がなく、コンビニ・飲食店、鉄道・バス、USJでの常時+1%、外貨自動積立の高還元、選べる特典による自動的なポイント獲得、Olive口座の銀行機能と、Oliveの恩恵をすべて受けられる。ただし三井住友銀行はメインバンクとしては金利が低く、他行ATMの無料回数も基本的にない。そのため、金利が高くATM無料回数も多いSBI新生銀行やDanDan BANKなどをサブ口座にして補うよう勧めている。
SBI証券で積立投資をしている人、還元率が上がる対象サービスを月8万円以上使う人。 お得さの観点から、こちらもOliveをメインにするのがよいとする。預金残高に応じたクレカ積立と対象店舗の還元アップを最大限に活用するためだ。年間利用額が300万円以上になるなら、Oliveプラチナプリファードやインフィニットを選ぶことで、還元対象サービスが増え、選べる特典が2つになり、外貨積立の還元も高くなると話者は述べる。
メインバンクは別だが、Oliveをサブ口座・サブカードとして管理できる人。 NLカードをメイン、Oliveをサブにする2枚持ちを勧める。普段の支払いはNLカードで行い、他のカードと同じくメインバンクで引き落としをまとめる。還元率が1%上がる対象店舗・サービスではOliveカードを使う。Olive口座には定額自動入金で毎月3万円を入れる設定にしておけば、給与・年金受け取りの200ポイントが毎月自動でもらえる。このとき、Oliveカードの利用分もあわせて入金しておくとよいという。一度慣れればそれほど大変な作業ではない、というのが話者の見方だ。
補足として、三井住友カード ゴールド(NL)で年間100万円利用を達成済みの人は、Oliveゴールドを初年度から年会費永年無料で発行できる。ゴールドNLで100万円を達成したあと、Oliveゴールドで100万円利用を目指す使い方もできると話者は紹介している。
口座管理が面倒な人、カードをシンプルに使いたい人。 NLカードをメインにして、Oliveアカウントを無理に持たなくてよいとする。管理がおろそかになって未利用口座管理手数料を取られたり、残高管理のミスで引き落とし事故を起こしたりしては本末転倒だからだ。この場合はNLカード1枚に集中する方が、長期的にストレスなく使い続けられると話者は考えている。そのうえで最後の選択肢として、口座残高が1万円以上あれば未利用口座管理手数料はかからないため、NLカードをメインに使いながらOlive口座に1万円だけ入れて放置し、Oliveの特典だけを受け続けるやり方もありだと述べて、動画を締めくくっている。
こんにちは。家計の味方チャンネルです。本日は三井住友カード ナンバーレスからOliveフレキシブルペイにメインカードを切り替えるべきかというテーマを解説していきます。
前提として三井住友カードには大きく分けて2種類の人気カードがあります。1つ目が三井住友カード ナンバーレス、いわゆるナンバーレスカードです。通常のクレジット払いの機能だけがあるカードで、引き落とし口座は全国の銀行から自由に設定できます。三井住友カードの特典を受ける上でシンプルで使いやすいカードになっています。
2つ目がOliveフレキシブルペイ。通称Oliveカードです。三井住友カード ナンバーレスと三井住友銀行が一体になったようなカードで、1つのカードアカウントでクレジット払い、デビット払い、キャッシュカード、ポイント払いの多くの支払い機能を使えます。前回のOlive徹底解説の動画でまとめていますが、この差からお得に使える裏技も多くありますが、引き落とし口座が三井住友銀行に縛られてしまうという大きなデメリットがあります。
そして2026年度に入って三井住友カード側が明確にOlive優遇の方向に動いてきました。具体的には対象のコンビニ・飲食店でスマホタッチ決済もしくはモバイルオーダーで支払った際のポイント還元率が、ナンバーレスカードは常時7%還元に対してOliveは常時8%還元。中でもセブンイレブンは常時10%還元から常時11%還元になります。USJや鉄道・バスでのスマホタッチ決済でも、ナンバーレスカードは常時7%還元に対してOliveは8%還元になっています。また三井住友銀行のOlive口座における預金残高に応じて、SBI証券でのクレカ積立時の還元率や対象のコンビニ・飲食店での還元率が上がる改定も適用されています。
今まではナンバーレスカードをメインに使いながら、Oliveカードは条件を満たすためだけに持っておくという2枚持ちが最もバランスの良い使い方でした。ただ、今説明したOlive優遇の流れによってその前提が変わりつつあります。ということで今回の動画では、Oliveカードをメインにするメリット・デメリット、ナンバーレスカードとOliveを併用するメリットを改めて整理して、Oliveにメインカードを切り替えるべきかケース別にまとめていければと思います。
ちなみにこのチャンネルではおすすめのクレジットカードや銀行口座など、家計を少しでも楽にできるようなお得情報を発信していますので、興味があればぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
それではまずOliveカードを単独でメインカードとして使う場合のメリット・デメリットから整理していきます。Oliveをメインカードにする最大の理由は、特定の決済シーンでナンバーレスカードよりもポイント還元率が常時1%高い点です。対象になるのは大きく3つのシーンです。
1つ目は対象のコンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済もしくはモバイルオーダーです。セブンイレブン、ローソン、ファストフード、ファミレス、ドトール、スターバックスなど、人によっては日常的に使う頻度が高い店舗が多く対象になっています。ナンバーレスカードが常時7%還元なのに対して、Oliveのクレジットモードでのスマホタッチ決済は常時8%還元です。中でもセブンイレブンはナンバーレスカードは最大10%還元で、Oliveは最大11%還元と、ここでも1%の差がつきます。
2つ目はUSJ内の施設、周辺のシティウォークでのスマホタッチ決済です。ナンバーレスカードの7%還元に対してOliveは8%還元になっています。USJはグッズも食事も単価が高いため、1回の訪問で使う金額が大きく、1%の差が感じやすいシーンです。家族での利用ならなおさらだと思います。
3つ目が鉄道・バスでのスマホタッチ決済です。Suicaなど交通系ICへのチャージではなく、クレジットカードのタッチ決済に対応している交通機関への直接の支払いが対象です。こちらもナンバーレスカードの7%還元に対してOliveは8%還元になっています。毎日の通勤、通学で電車を使っている方には、じわじわと差が積み上がるシーンです。ただし、ポイント数の上限はカード券種ごとに毎月1,000ポイントに設定されています。ですのでOliveカードなら月間1万2,500円の利用分まで、ナンバーレスカードなら1万4,285円の利用分までポイント還元されるということになります。
以上、還元率が変わる3つのシーンを見てきましたが、1%の差が実際にどれくらいの金額になるのか具体的に計算してみます。例えば1か月の日常生活で対象のコンビニ・飲食店に2万円、鉄道・バスに1万円、合計3万円をこれらの対象シーンで使っているとします。1%の差はそのまま毎月300ポイントの差になり、年間では3,600ポイントの差になります。これを大きいと感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、利用額が増えるほど差は比例して広がります。タバコの購入含めコンビニの利用が多い方、毎日電車で通勤している方、USJに定期的に行くファミリーの方にとっては、この差がOliveをメインにする十分な理由になり得ます。
ただし重要な注意点があります。これら全てのシーンで高還元を受けるためには、三井住友カードをApple PayやGoogle Payに登録してスマホタッチ決済を行うことが絶対条件になります。物理カードのタッチ決済、iD払い、カードを端末に挿すといった支払い方法では還元が大幅に下がります。必ずApple PayまたはGoogle Payにカードを登録して、レジでは「クレジットカードで」と伝えてスマホをタッチする。この習慣が前提になりますのでご注意ください。
あとはもう1つ、ナンバーレスカードにはないOliveカードのメリットとして、外貨自動積立の高還元があります。積立時の還元率はカードのステータスによって変わり、プラチナプリファードで3%還元、ゴールドカードで1.5%還元、一般カードで1%還元の高い還元率で対象通貨の外貨積立を行うことができます。一応三井住友カード ナンバーレスでも外貨積立自体はできますが、還元はかなり落ちてしまいます。
なお、外貨自動積立をしていると対象のコンビニ・飲食店でさらに還元を上げることもできます。具体的には1回あたり1万円以上の外貨自動積立を実行でプラス1%、外貨預金の毎月最終営業日の残高が1万ドル以上でプラス1%の、合計2%分還元率を上げることができます。ただし外貨自動積立の注意点として、積立時の為替手数料は無料ですが円に出金する際は高めの手数料が発生すること、当月もしくは翌月に外貨預金が円預金に出金・解約された場合は最大3%還元の対象外になることが挙げられます。そのため現時点ではポイ活というより為替差益を長期に狙いながら保有し続ける人向けの特典だと思いました。将来的に積み立てた外貨をそのままSBI証券で投資できるようになるのであれば、積極的に活用していきましょう。
一方でOliveをメインカードとして使うデメリットについて、やはり1番大きいのは引き落とし口座の三井住友銀行をメインバンクとして利用する必要があることです。具体的に三井住友銀行のOlive口座には他の銀行と比べて2つ弱みがあります。
1つ目が普通預金金利が年0.3%と低いことです。過去、銀行口座のおすすめ動画で詳しく、無条件で年0.7%の金利が適用される島根銀行のスマートフォン支店や山陰合同銀行のDanDan BANKなど、高金利な銀行と比べてかなり低く設定されています。その代わり一応三井住友銀行のOlive口座に一定の残高を置くことで、対象のコンビニ・飲食店で還元率が最大プラス3%分上がったり、SBI証券でのクレカ積立時の還元率が最大プラス0.5%分上がりますので、低い代わりにポイントが上乗せされるという考え方もできます。ただしこの上乗せされたポイント還元はOliveカードを持っているだけで、三井住友カード ナンバーレスの方にも適用されます。
2つ目に他社ATMの手数料無料回数が基本的にないことです。一応選べる特典でコンビニATM月1回無料を選択できますが、他の特典の方がお得であるためおすすめしません。ちなみに毎月25日、26日はOliveアカウント保有者全員がコンビニATMを手数料無料で使えます。給料日付近の月1回、2回程度の引き出しで大丈夫な方であれば、これだけでも十分賄えます。
まとめるとOliveをメインカードにする価値があるのは、スマホタッチ決済で還元率が上がる対象のコンビニ、飲食店、鉄道、バス、USJでの決済が多い方です。利用額に応じて年間数千円から1万円以上の差が生まれます。一方で三井住友銀行をメイン口座として無理なく使えるかどうかが、Oliveに乗り換える上で最大の前提条件になります。
続いてナンバーレスカードをメインに使いながら、還元が1%上がる対象店舗・サービスではOliveカードをサブで使うという2枚持ちの運用について、メリット・デメリットをまとめていきます。Oliveカードをメインカードとして使わなくても、Oliveのアカウントを持っているだけで受けることができるメリットは大きく3つあります。
1つ目に三井住友銀行のOlive口座の預金残高に応じて、SBI証券のクレカ積立時の還元率と対象のコンビニ・飲食店の還元率がアップすることです。まずSBI証券のクレカ積立時の還元率について、2026年4月10日以降改善があり、三井住友銀行Olive口座の普通預金残高が100万円増えるごとにプラス0.1%分アップし、500万円以上の預金があれば最大プラス0.5%分還元率が上乗せされます。ですので一般カードは最大1%還元、ゴールドカードは最大1.5%還元、プラチナプリファードは最大3.5%還元、インフィニットは最大4.5%還元で投資できるようになっています。
次に対象のコンビニ・飲食店での決済還元率について、先ほど触れた通り三井住友カードではスマホのタッチ決済で支払うことで、ナンバーレスカードは常時7%還元、Oliveは常時8%還元を受けることができますが、対象の条件を達成するごとに還元率が上乗せされ、最大20%還元にすることができます。その中にOlive口座の預金残高に応じた条件もあり、預金残高でプラス0.5%、500万円以上でプラス1%、750万円以上でプラス1.5%、1,000万円以上でプラス2%、2,000万円以上でプラス3%上乗せされます。この2つの還元アップの条件を達成すれば、Oliveカード以外にもナンバーレスカードでも適用されますので、うまく活用していきましょう。
ちなみに細かな計算を省きますが、円預金500万円を年0.7%の高金利銀行に預けた場合と年0.3%のOliveに預けた場合を比較すると、低い金利で損した分を取り戻すにはSBI証券で毎月10万円を積立した上で、対象のコンビニ・飲食店で8万2,800円以上利用する必要がありますので、個人的にはまとまった資金があるのであれば最初から高金利銀行に入れておくことをおすすめします。
続いてメリット2つ目にOliveの選べる特典です。この選べる特典では毎月4つの特典の選択肢から1つを選べる仕組みになっています。もしOliveカードの上位カード、OliveプラチナプリファードやOliveインフィニットを保有している場合は2つ選択することができます。そして選べる特典の4つの選択肢の内容はこちらです。給与・年金の受け取りで月200ポイント。コンビニATM手数料月1回無料。対象のコンビニ・飲食店での還元率プラス1%。口座残高1万円以上で月100ポイントになります。
この中で最もお得なのが給与・年金の受け取りで月200ポイントです。名前には給与・年金受け取りとありますが、2か月連続で1回につき3万円以上の振り込みがあれば適用されますので、非常に条件達成は簡単です。さらに三井住友銀行のOlive口座には定額自動入金・振込サービスが完全無料といった特徴もあり、他の銀行口座から3万円を自動で引き落として三井住友銀行に入金。その後三井住友銀行から3万円を自動で振り込みというように、自動化設定も可能です。これだけで年間に換算すると2,400ポイントを受け取れるのは非常に大きなメリットになっています。
最後3つ目に三井住友銀行のOlive口座自体が資金移動の面で便利であることです。具体的には他行宛振込手数料が無条件で月3回まで無料。手数料無料で送金ができることら送金やエアウォレットに対応。先ほど触れた通り定額自動入金・振込サービスが完全無料です。そのほか三井住友銀行はメガバンクの一角なので、ATMで小銭の入金ができるなどネットバンクの弱点を補うこともできたりしますので、結構重宝します。一方で三井住友銀行の弱みとしては金利が低いこと、コンビニ含め他社ATMの手数料無料回数がないことが挙げられますが、メイン口座としてではなくサブ口座としては非常に優秀だと思います。
一方でOlive口座をサブ口座として増やすのは2つデメリットがあります。1つ目に複数口座の資金移動の手間が必要になることです。ナンバーレスカードの引き落とし口座はメインバンクのままになっていますので、Olive口座には別途資金を入れておく必要があります。一応先ほど紹介した定額自動入金サービスを使えば、毎月の入金自体は自動化することができます。ただしOlive口座の残高がどのくらい残っているかは定期的に確認する習慣が必要です。1度設定したら完全放置とはいかないケースもありますので注意しましょう。
2つ目に未利用口座管理手数料があることです。Olive口座を開設しても2年以上入出金などの取引が全くない状態が続くと、年間1,100円の未利用口座管理手数料が発生します。先ほど紹介した定額自動入金サービスを設定して毎月口座を動かしていれば、実質この手数料が発生することはありません。ただしとりあえず口座だけ開設して何もしていないという状態が続くと、気づかないうちに手数料が引き落とされてしまう可能性もありますので注意しましょう。
まとめるとナンバーレスカードをメイン、Oliveをサブで使う2枚持ちでも三井住友銀行Olive口座の主な特典を同じように活用できますし、完全無料の定額自動送金サービスがあることで資金移動の手間は最小に抑えることもできると思います。ただし複数口座の管理が面倒な方にとっては、維持コストの方が大きくなる可能性もあります。
最後に今回整理したメリット・デメリットを踏まえて、ナンバーレスカードとOliveのどちらをメインカードにするべきかケース別にまとめていければと思います。まず三井住友銀行をメインバンクとして使っている、もしくは今後使う予定の方は、Oliveがメインカードで良いと思います。引き落とし口座の制約を気にする必要がなく、ナンバーレスカードと比べて対象のコンビニ・飲食店のほか鉄道・バス・USJでの常時プラス1%還元、外貨自動積立時の高還元を受けられるほか、選べる特典による自動ポイント獲得、三井住友銀行Olive口座の便利な銀行機能といったように、Oliveが持つ恩恵を全方向から受けることができます。
ただし三井住友銀行自体はメインバンクとして使うには預金金利が低かったり、コンビニ含め他社ATMの手数料無料回数が基本的になかったりしますので、金利が高くてATMの手数料無料回数も多いSBI新生銀行やDanDan BANKなどをサブ口座で補完するようにしましょう。銀行口座の組み合わせに関してはこちらの動画でまとめています。
次にSBI証券で積立投資をしている方、還元率が上がる対象サービスを月8万円以上よく利用する方に関しても、お得の観点でメインカードはOliveが良いと思います。Oliveの預金残高に応じたSBI証券でのクレカ積立時の還元率アップ、対象のコンビニ・飲食店での還元率アップの優遇特典をフル活用していきましょう。また年間利用金額が300万円以上になるのであれば、Oliveプラチナプリファードやインフィニットを選択することで還元率が上がる対象サービスが増えたり、選べる特典が2つになったり、高還元な外貨積立など特典をより有効活用できると思います。
次にメインバンクは別である一方で、Oliveをサブ口座・サブカードとして管理できる人は、ナンバーレスカードメイン、Oliveサブの2枚持ちが良いと思います。普段の支払いはナンバーレスカードで、他のカードと同じようにメインバンクで引き落とし口座をまとめることができます。その一方で還元率が1%分上がる対象店舗・サービスではOliveカードを利用します。そしてOlive口座には定額自動入金で毎月3万円を自動入金する設定をしているだけで、選べる特典の給与・年金受け取り200ポイントを毎月自動でもらえますので、これと一緒にOliveカードの利用分も振り込んでおきましょう。1度慣れてしまえばそこまで大変な作業ではないので、ナンバーレスカードとOliveのいいとこ取りをしましょう。
ちなみに三井住友カード ゴールド ナンバーレスで100万円修行達成済みの方は、Oliveゴールドを初年度から年会費永年無料で発行できます。三井住友カード ゴールド ナンバーレスで100万円達成後はOliveゴールドで100万円修行を目指すという運用もできるようになりますので、覚えておきましょう。
最後に口座管理が面倒な方、カードをシンプルに使いたい方は、ナンバーレスカードをメインで使い、Oliveアカウントを無理に持たなくても良いと思います。管理がおろそかになって未利用口座管理手数料を取られてしまったり、残高管理のミスで引き落とし事故が起きてしまったりするようでは本末転倒です。このケースの方はナンバーレスカード1枚にシンプルに集中する方が、長期的に見てストレスなく使い続けられると思います。ただ口座残高が1万円以上あれば未利用口座管理手数料はかからないので、ナンバーレスカードをメインで使いつつ、Olive口座には1万円だけ入れて放置して、Oliveの特典だけは受け続けるのもありだと思います。
以上です。今回紹介した三井住友カード ナンバーレスやOliveのお得な新入会キャンペーン、もしくは切り替えキャンペーンのURLは全て動画概要欄にまとめておきますので、気になるカードがあれば一度確認いただければと思います。
またクレジットカードや銀行口座などを作る時は、ポイントサイトのモッピーを経由することで、入会先のキャンペーンでもらえるポイントとモッピーからも表示のポイントがもらえるため、二重取りができ非常にお得になっています。モッピーをまだ使ったことがない人は画面の紹介コードで登録をして、5,000ポイント以上をモッピーで獲得すると2,000ポイントを追加でもらえますので、ぜひ活用ください。
本日は以上です。このチャンネルでは他にも個別でクレジットカード・銀行口座の徹底解説をしていますので、気になる内容があれば合わせてご覧いただけると嬉しいです。今後も家計を少しでも楽にできるようなお得活、節約をテーマに発信していきますので、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いいたします。
記事公開
