76歳の和田アキ子が「生涯現役」を掲げる 井上咲楽に語った「芸能人は体が資本」

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概要

タレントの和田アキ子と井上咲楽が、都内で開かれた「歩く人生に、つづきを。展」のメディア発表会に登壇した。二人は「今の心境」と「これからやっていきたいこと」をフリップに書いて発表した。和田が掲げたのは「生涯現役」である。その言葉の背景には、和田が好きな詩の一節と、体の痛みで日常生活に苦労した経験があった。

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フリップに書いた「生涯現役」

和田によれば、昔から口にしてきた理想がある。胸が垂れてお腹が出て、しわしわになっても、声さえ出ていれば真っ赤なマニキュアをしてブルースを歌いたい、というものだ。80歳くらいになってもそうありたいと、以前から話していたという。

歌が好きでこの世界に入った和田は、病院の医師やファンなど、多くの人に世話になり、応援されてきたことがとても嬉しいと語った。

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サミュエル・ウルマンと茨木のり子の言葉

和田は好きな言葉を二つ挙げた。一つはサミュエル・ウルマンの詩「青春」である。訳し方はいろいろあると断ったうえで、その中の「人は年を重ねるだけでは老いない」という一節を紹介した。和田の説明では、この詩でいう「老いる」とは、希望を失うことややる気を失うことを指す。

もう一つは茨木のり子の「自分の感受性くらい自分で守れ ばかものよ」という言葉だ。和田は、生涯現役でいるためにも、医師や友人、家族から教わり、後輩には教えてあげられる人間になれたらいいと述べた。そのうえで、「ちょっと生意気ですけど」と言いながらこの言葉を選んだ。

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井上咲楽が見てきた「人前に出る」姿

「生涯現役」という言葉について問われた井上は、人前に出るとはこういうことなのだという姿を、和田が身をもって見せてくれていると話した。それを後輩として近くで見られることがありがたいという。

井上は、何としても元気な姿を見せ、自分がここにいると力強く表現する和田の姿に、後輩たちは元気をもらっていると語った。自分もこれから年を重ねていくなかで、和田のように何度も立ち上がり、力強く人前に出ていけるタレントになりたいと述べた。和田は「そうなってほしい」と応じ、「みんなに可愛がられて」と言葉をかけた。

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ラジオ局で聞いた「芸能人は体やで」

ニッポン放送では、和田の生放送が11時から13時まである。13時からの時間帯は井上も担当しているという。その場で和田が必ず口にしていたのが「芸能人は体やで」という言葉だった。歌や芝居がうまいかどうかは関係なく、とにかく元気で仕事に穴を開けないことが芸能人のプロだという教えである。和田も「それは言ってたね」と認めた。

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右も左も、日常動作がつらかった

和田はここで、自身が体の痛みに苦しんだ時期のことを語った。右のときも左のときも、ストッキングがはけなかったという。かがめないので、クローゼットの下の方に置いたものも取れない。浴槽もまたげない。いちばんつらかったのはトイレで、立つのも座るのも痛く、何かにつかまらないと動けなかった。

出かけるのがおっくうになったり、ロケで歩く距離が長いと仕事を断らなければならなくなったりする。それが嫌だからこそ、より頑張るのだという話も出た。

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医師の助言と「人生100年」

当時、和田は困るとすぐ医師に電話していたという。浴槽をまたぐのが大変だと相談すると、医師からは、もう少し我慢して嫌だと思わずに繰り返してほしいと言われた。普段はそうした運動をしないからだ。司会者はこの話を受けて、日常生活の動作を丁寧に行うことが運動になるのだと受け止めた。

和田は、一人で考えているだけではいけないとも話した。たとえば両親の世代は、50代、60代を過ぎると「もう年だ」と思ってしまいがちだ。そういうときこそ、今のうちに検査を受けたり、医師に相談したりした方がいい。「人生100年」と言われる時代だからだ。会見は、自分の体と向き合いながら現役を続けるという和田の姿勢を確認する形で、フォトセッションへと移った。