JALカードはどう選ぶか:5つのグレードと提携ブランドで比較
家計の味方JALカードには普通カード、CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、プラチナ、プラチナProの5つのグレードがある。提携ブランドもVisa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースに加え、JR東日本のビューカード、東急、小田急と提携したカードがあり、組み合わせると20種類を超える。そのため公式サイトを見ても、自分にどれが合うのか分かりにくい。この動画では、JALカード選びに迷っている人に向けて「グレード」と「提携ブランド」の2つの軸でスペックを比べ、自分に合った1枚を選ぶ方法を解説している。話者の結論は、まずグレードの大枠の違いを確認し、そのうえで提携ブランドごとの細かいスペックを見て決めるのがよい、というものだ。
前提:JALカードを持つ2つのメリット
話者はまず、JALカードを選ぶ理由を2つ挙げる。1つ目はJALマイルが貯まることだ。普段の決済で0.5〜1%、JALカード特約店なら1〜2%のマイルが貯まる。特約店にはイオン、マツモトキヨシ、スターバックスのほか、共同運航便を含むJALグループの航空券も含まれる。さらに決済とは別に、JALグループ便に搭乗するとカードを持っているだけでボーナスマイルがもらえる。航空系マイルは特典航空券に交換すれば1マイル=2円以上の価値になるため、話者は「あらゆるポイント制度の中で最強」と評価する。特に国際線では、通常運賃なら数十万円以上する区間でも数万マイルで交換でき、海外旅行のハードルが下がるという。
2つ目は、JGC(JALグローバルクラブ)の入会、いわゆる「修行」につながることだ。JGCはJALの上級会員で、一度入会すればJALだけでなくワンワールド加盟航空会社でも上級サービスを受けられる。サクララウンジの利用、優先搭乗、手荷物の優先受け取り、ビジネスクラスカウンターの利用などがそれにあたる。
JGCに入るには、JALのサービス利用で生涯貯まり続けるライフステータスポイントを1500ポイント貯めることと、CLUB-A以上のJALカードを保有することの2つが必要だ。ライフステータスポイントは、JALカードで2000マイル獲得するごとに5ポイント(還元率1%なら決済20万円で5ポイント)、JAL便の搭乗1区間で5ポイントなどで貯まる。後述するようにJALカードで航空券を買うと還元率が高く、ポイントも貯まりやすいため、話者はJGC入会でのJALカードの役割を「極めて重要」とする。
CLUB-A以上のカードはポイントを貯め終わってから作ればいいと考える人もいるだろうが、話者は最初からCLUB-A以上を持つべきだと主張する。条件を満たした後に手持ちのJALカードをJGC仕様に切り替える場合は基本的に再審査がない。一方、修行後に初めてCLUB-A以上を申し込んで審査に落ちると、修行にかけた費用と時間が無駄になるからだ。
グレード比較①:年会費とショッピングマイル・プレミアム
グレードごとの違いは、話者によれば大きく「年会費」「搭乗時のボーナスマイル」「空港ラウンジや保険などの付帯特典」の3つで、例外もあるがこれが判断基準になる。
年会費は、普通カードが初年度無料・2年目以降2200円、CLUB-Aが1万1000円、CLUB-Aゴールドが1万7600円、プラチナが3万4100円、プラチナProが7万7000円。ここで重要なのが、マイル還元を2倍にするオプション「ショッピングマイル・プレミアム」だ。CLUB-Aゴールド以上には無料で付帯するが、普通カードとCLUB-Aでは別途4950円がかかる。これを含めた年会費は普通カードで7150円、CLUB-Aで1万5950円になる。
加入すると、普通カードとCLUB-Aの還元率は通常0.5%・特約店1%から、ゴールド以上と同じ通常1%・特約店2%に上がる。話者は、もともとの0.5%はかなり低いと指摘する。年会費無料で1%還元の楽天カードでも、楽天ポイントを50%のレートでJALマイルに交換できるので、0.5%還元のカードとみなせるからだ。そのため、JALカードを持つならこのオプションは必須だと話者は考えている。損益分岐点は、1マイル=2円とすると年間およそ50万円以上の利用で追加年会費の元が取れる計算になる。
オプションを付けて還元率がそろっても、普通カードの年会費は圧倒的に安く、CLUB-Aもゴールド以上より高くなることはない。話者の整理では、年会費だけで見ればショッピングマイル・プレミアム付きの普通カードが最もコストパフォーマンスがよい。CLUB-A以上を選ぶかどうかは、搭乗ボーナスと付帯特典が必要かどうかで決まる。
グレード比較②:搭乗時のボーナスマイル
1つ目はアドオンマイルで、JALグループの航空券購入や機内販売で追加のマイルがもらえる。基本的にはプラチナ以上で2%分が追加され、航空券購入はもともと特約店でもあるため合計4%還元になる。
入会搭乗ボーナス(入会後初めてJALグループ便に乗ったときに1回だけ)は普通カード1000マイル、CLUB-A以上5000マイル。毎年初回搭乗ボーナス(毎年1月1日以降の最初の搭乗時)は普通カード1000マイル、CLUB-A以上2000マイル。搭乗ごとのボーナスは、JALおよびワンワールド加盟航空会社のフライトマイルへの上乗せで、普通カード+10%、CLUB-A以上+25%だ。
話者は具体例で試算している。フライトマイルは区間マイルに運賃ごとの積算率を掛けて決まる。羽田—那覇の区間マイルは984マイルで、セイバー運賃の積算率を75%とすると、フライトマイルは738マイル。これにボーナスがかかるので、普通カードとCLUB-A以上の差は片道111マイル、往復222マイルになる。飛行機に乗る回数が多い人ほど差が開くので、そうした人にはCLUB-A以上が向く、というのが話者の結論だ。
グレード比較③:空港関連の特典と保険
空港関連では、CLUB-A以上なら国際線でJALのビジネスクラスチェックインカウンターを使え、手続きや荷物の預け入れがスムーズになる。CLUB-Aゴールド以上は国内主要空港のカードラウンジ、プラチナ以上は海外を含む空港のVIPラウンジを使えるプライオリティ・パスが付く。
保険には、自動付帯の海外旅行保険と、航空機の遅延・欠航に関する補償がある。海外旅行保険は提携ブランドによって補償額の差が大きいため、話者は最も重要な「治療費用」に絞って比較している。普通カードには死亡・後遺障害の補償はあるが治療費用の補償はなく、グレードが上がるほど補償額が充実していく。CLUB-Aゴールド以上になると家族特約もあり、家族カードを持っていない家族にも一定の補償が付く。
航空機関連では「JALカード海外航空便お見舞金制度」があり、共同運航便を含むJALの国際線が遅延・欠航した場合や、パスポートを紛失した場合にお見舞金を受け取れる。話者は、これと混同されやすいものとして「航空機遅延保険」を挙げる。こちらはJAL便に限らず国内線・国際線すべてが対象で、遅延時の食事代や欠航時の宿泊費などを補償する。ただしCLUB-Aカードには付帯せず、CLUB-Aゴールド以上の一部提携ブランドに限られる。
話者は付帯特典を3段階で考えると分かりやすいとまとめる。CLUB-Aまではビジネスクラスカウンターと最低限の保険、CLUB-Aゴールドから保険が本格的に充実し、プラチナからはプライオリティ・パスも付く。
グレードごとにおすすめする人
普通カードは「陸マイラー」向けだと話者は言う。ショッピングマイル・プレミアムを付けても年会費は7150円と圧倒的に安く、CLUB-Aゴールド以上と同じ還元率になる。搭乗ボーナスや付帯特典はないので、決済中心でマイルを貯めて特典航空券で旅行したい人に向く。
CLUB-Aカードは、搭乗回数が多い人、家族カードを発行する人、JGCを最安で維持したい人に勧めている。搭乗ボーナスが普通カードより多いことに加え、ゴールド以上のような付帯特典がない代わりに家族カードの年会費がかなり安く、発行枚数が増えるほど全体の年会費の差が広がる。なお、家族カードもJGC仕様に切り替えると家族会員もJGCの特典を受けられるが、家族カードの年会費は本会員と同額の1万1000円に上がる。それでもCLUB-Aゴールドより安いので、JGCを最安で維持したい場合にもCLUB-Aが向くという。
CLUB-Aゴールドは、搭乗回数が多い人のうち旅行保険を重視する人向けだ。CLUB-Aとの最大の違いは保険で、補償額が上がるほか家族特約や遅延・欠航の補償もある。国内主要空港のラウンジも使えるが、今は年会費無料のゴールドカードも多いので、話者は差別化要因にはならないと見ている。また、新規入会キャンペーンではCLUB-Aゴールドが最も優遇される傾向があるため、入会時に多くのマイルを得たい人にも勧める。ただし特典の利用金額条件は100万円単位になるので、大きな出費の時期に合わせるとよいという。
プラチナは、航空券の購入が特に多い人と、プラチナの付帯特典を重視する人向けだ。アドオンマイル+2%で合計4%還元になる。CLUB-Aゴールドとの年会費差1万6500円をアドオンマイルだけで埋めるには、1マイル=2円として年間40万円の航空券購入が必要になる。国際線やビジネスクラスの特典航空券で2円以上の価値で使える人なら、もっと少ない購入額で足りる。そのため家族旅行で家族分もまとめて買う人、出張で立て替え精算をする人、国際線を使う人などに勧めている。付帯特典としては回数制限のないプライオリティ・パス、対象レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になるダイニング特典、24時間365日対応のコンシェルジュサービスなどがある。
プラチナProは、プラチナの特典を活用できる人に加え、年間500万円以上決済する人に向くと話者は言う。年間300万円以上の利用で1万マイル、500万円以上で2万マイルのボーナスがある。他のJALカードのボーナスは搭乗が条件のものが中心だが、このカードは搭乗に関係なく入会・継続だけで毎年8000マイルがもらえる。付帯特典として、国内線・国際線を問わず年1回使えるサクララウンジのeクーポンも付く。
普通カードの提携先:MastercardかJALカードSuica
ここからは、同じグレードでも提携先によって年会費や特典が異なる点を見ていく。普通カードはVisa、Mastercard、JCB、アメックス、JALカードSuica(ビューカード提携)、東急のTOKYU POINT ClubQ、小田急のOPクレジットの7種類。話者のおすすめはMastercardとJALカードSuicaだ。
Mastercardを勧める理由は、JMB WAONとRevolutの両方に手数料無料でチャージでき、しかも1%のマイルが付くことだ。JMB WAONにチャージできるのはVisa、Mastercard、JCB、東急の4種類に限られる。チャージで1%、WAONでの支払いで0.5%、合計1.5%となり、JALカードで直接払うよりマイルが貯まる。さらにイオン系列の電子マネーなので、毎月10日の「ありが10デー」にイオンで買い物すればポイント5倍の2.5%還元となり、チャージ分と合わせて3.5%になる。ミニストップでAmazonギフトカードなどのギフト券を1%還元で買い、合計2%にするルートもあるという。
Revolutに手数料なしでチャージできるクレジットカードはMastercardブランドに限られる。通常、JALカードではプリペイド決済へのチャージはマイル積算の対象外だが、Revolutは対象外リストに入っておらず、チャージでも1%のマイルがもらえるので貴重だと話者は言う。Revolut自体も海外事務手数料を無料にできるVisaのプリペイドカードだ。クレジットカードを海外で使うと、Visa・Mastercardは3%以上、JCBは1.6%の海外事務手数料がかかるため、海外利用でRevolutは強力だという。Revolutを経由してANA Pay、楽天Edy、Suica、VポイントPayへチャージするルートもあり、国内でも使い道がある。
一方のJALカードSuicaは、年会費が同じでありながらビューカードと同じ特典を持つ。Suicaチャージで1.5%、えきねっとでの新幹線を含む特急券購入、モバイルSuicaでのグリーン券・定期券購入で3%のJRE POINTがもらえる。JALカードは基本的に交通系ICを含むプリペイドへのチャージがマイル還元の対象外だが、このカードならSuicaチャージで1.5%の還元を受けられる。東急やOPクレジットにも0.5%還元でPASMOにチャージできる特徴があるが、JALカードSuicaには及ばない。また、JALカードSuicaの還元対象外にはPASMOが入っておらず、「なぜか」PASMOに1%のマイル還元でチャージできてしまう、と話者は指摘する。さらにショッピングマイル・プレミアムの特典として、JRE POINTを1500ポイント=1000マイルの3対2という高いレートでJALマイルに交換できる。ただし、JMB WAONにチャージできない点は大きなデメリットだ。
話者のまとめは、JMB WAONやRevolutへのチャージで還元率を高めたい人はMastercard、交通系ICやJR東日本の鉄道をよく使う人はJALカードSuica。アメックスは本会員・家族会員とも年会費が上がる代わりに、国内主要空港のカードラウンジを同伴者1名まで無料で使えるが、普通カードはそもそも陸マイラー向けなので勧めないという。
学生向けJALカードnavi
学生向けのJALカードnaviは年会費無料で、ショッピングマイル・プレミアムに入らなくても還元率1%、特約店2%になる。入会・毎年初回搭乗で1000マイル、搭乗ごと+10%は普通カードと同じだ。加えて通常2200円の「ツアープレミアム」が無料で付き、対象運賃の航空券でもフライトマイルが減らない。独自のボーナスとして入会時と卒業時に2000マイル、対象試験の合格でもマイルがもらえる。特典航空券は他のJALカードの半分のマイル数で交換できる。
卒業後は普通カードに自動で切り替わるが、普通カードの初年度無料が適用されるので、年会費を払わずに退会することもできる。話者は学生がかなり優遇されているとして、学生なら必ずnaviを選ぶよう勧め、自身の学生向けおすすめカードの中でも一番だと述べている。
20代限定のCLUB EST
CLUB ESTは20代限定で、グレードごとの年会費にCLUB ESTの年会費が上乗せされる。普通カードとCLUB-Aは+5500円、CLUB-Aゴールドとプラチナは+2200円だ。合計の年会費は高くなるが、共通特典がある。搭乗の有無に関係なく毎年2500マイルが付与され、入会搭乗・毎年初回搭乗ボーナスは通常に1000マイル加算される(普通カードなら合計2000マイル)。搭乗ごとのボーナスも+5%で、普通カードなら合計+15%になる。普通カードやCLUB-Aで本来4950円かかるショッピングマイル・プレミアムも無料で付く。マイルの有効期限は通常の3年から6年に延びる。
付帯特典では、通常はJALの上級会員しか入れない国内線のサクララウンジを年5回まで無料で使え、同伴者1名も無料。国際線搭乗時にはビジネスクラスカウンターも使える。話者は、追加年会費は毎年のボーナスマイルで元が取れ、ほかにも豪華な特典があるので、20代なら必ず加入した方がよいと考えている。
CLUB-Aとゴールドの提携先
CLUB-AはVisa、Mastercard、JCB、Suica、東急、OPクレジットで、普通カードからアメックスが抜けた形だ。選び方は普通カードと全く同じで、MastercardかJALカードSuicaを話者は勧める。
CLUB-Aゴールドはアメックスとダイナースも含め、グレードの中で唯一全種類がそろっているため、人によって最適な1枚がかなり変わる。
Visaは新規入会特典が最も手厚い傾向があり、入会時に多くのマイルを得たい人向け。グレードの中ではCLUB-Aゴールドの入会特典が最も手厚いと先に述べたが、その中でもVisaが優遇されているという。Mastercardは、普通カードやCLUB-Aと同様にJMB WAONとRevolutにチャージでき、還元率を底上げでき、海外決済の手数料もかからない点に魅力を感じる人向けだ。
JCBは、海外旅行保険の補償額とホテル優待を重視する人向けだ。CLUB-Aゴールドの中で、自動付帯で治療費用300万円・救援者費用400万円と最も補償額が高い。ダイナースも同額だが、旅行代金の一部をカードで払う必要がある利用付帯になっている。また、JCBの提携ゴールドの特典として、高級ホテルでの朝食無料や客室アップグレードなどを受けられる「ホテルラックス」のエリート会員資格が付き、5000円分のクーポンが年2回もらえる。さらに話者によれば、JALカードのVisa・Mastercard・アメックスは三菱UFJニコスの発行でスマホのタッチ決済に対応していないため、スマホでのタッチ決済を重視する人にもJCBを勧めている。
アメックスはCLUB-Aゴールドで唯一アドオンマイルがあり、航空券購入で+1%、合計3%還元になる。国内主要空港のカードラウンジを同伴者1名無料で使えるのもアメックスだけだ。その代わり年会費は2万900円で、3300円高い。話者の試算では、年間およそ16万5000円以上航空券を買う人に向く。JGC修行中で、プラチナは年会費が高くてためらうがアドオンマイルは欲しい、という人にも合うという。
ダイナースは本会員3万800円、家族カード1万2100円、ビジネスアカウントが追加で1万1000円と、プラチナ並みに年会費が高い。ただ付帯特典は優秀だと話者は評価する。プライオリティ・パスが付き、国内は回数無制限、海外は年10回まで使える。国内はラウンジのみだが、海外ではレストランやスパも利用できる。ホテル優待ではJCBと同じくホテルラックスのエリート会員資格とのステータスマッチがある。レストラン優待として、対象の高級レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になる「エグゼクティブ ダイニング」がある。話者は、ダイナースクラブは始まった当初から食に関わってきたこともあり、他社にも似た優待はあるが対象店舗数が最も多いと述べる。これらの特典は本家のダイナースクラブカードなどでも受けられるが、JALダイナースの強みは納税でも還元率が落ちず、税金を1%還元で払えることだという。
JALカードSuicaのCLUB-Aゴールドは年会費2万900円に上がる代わりに、JRE POINTの還元が上がる。年間100万円以上の利用で5000ボーナスポイント、えきねっとでの特急券購入とモバイルSuicaでのグリーン券で8%、定期券で4%。JRE POINTは3対2の高レートでマイルに交換できるので、新幹線と飛行機の両方をよく使う人に向く。なお、Suicaチャージは1.5%のJRE POINTが付く代わりにJALマイルの積算対象外になる。マイルを貯めたい人やJGC修行を優先する人は、1%のマイルが付くPASMOチャージもありだと話者は言う。
最後に、東急線や小田急線の沿線に住み、各ポイントサービスの加盟店をよく使う人は追加ポイントももらえるので、東急やOPクレジットも十分選択肢になるとしている。
話者のまとめでは、入会特典重視ならVisa、チャージで還元率を上げたいならMastercard、保険とホテル優待ならJCB、航空券の購入が多いならアメックス、プライオリティ・パスと納税ならダイナース、新幹線をよく使うならSuicaとなる。
プラチナはJCBかアメックスか
プラチナの提携ブランドはJCBとアメックスの2つで、プライオリティ・パス、海外旅行保険の補償額、ホテル優待に違いがある。
プライオリティ・パスはどちらも回数無制限だ。JCBは海外ならレストランやスパも利用でき、同伴者料金も1名2200円と安い。アメックスは国内外ともラウンジのみで、同伴者料金も35ドルと高いが、家族会員も同条件・回数無制限で使える。
海外旅行保険はJCBが治療費用1000万円などと補償額で優れている。話者は、これは年会費16万5000円のアメックス・プラチナにも負けておらず、しかもアメックス・プラチナは最近自動付帯から利用付帯に改悪されたので、同等の補償がずっと安い年会費で、しかも自動付帯で付くのはかなり強力だと述べる。
ホテル優待は、JCBにホテルラックスのエリート会員資格、アメックスにプラチナ・ホテルセレクションが付く。アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、客室アップグレード、2名分の朝食無料、ホテルクレジットといった内容は共通だが、JCBはホテルラックスで使えるクーポンが年間2万円分もらえるので、ここでも有利だという。JMB WAONへのチャージも、アメックスは対象外でJCBは可能だ。
総合的に話者はJAL・JCBカード プラチナを勧める。アメックスを選ぶ理由があるとすれば、家族会員もプライオリティ・パスを回数無制限で使いたい場合だという。プラチナProはJCBのみで提携ブランドの選択肢はなく、年間500万円以上決済する人に向く点はグレード比較で述べた通りだ。
入会方法の注意点
最後に話者は入会方法に触れる。JALカードは基本的にポイントサイトの案件と併用できない。そのため、新規入会キャンペーンの決済条件をクリアできる人は公式のキャンペーンページから直接申し込み、決済条件が難しそうな人はポイントサイト経由で作るのがよい、というのが話者の勧めだ。
JALカードには普通カード、CLUB-A、CLUB-Aゴールド、プラチナ、プラチナProの5つの種類のグレードがあり、さらに提携ブランドとしてVisa、Mastercard、JCB、AMEX、ダイナースに加えて、JR東日本のビューカード、東急、小田急と提携したカードもありますので、組み合わせると20種類以上になります。そのため、公式サイトを見ても自分にはどれが合うのかが非常に分かりにくいと思います。そこで今回の動画では、JALカードは何にするか迷っている人向けに、カードのグレードと提携ブランドの2つの軸でスペックを比較しながら、自分に合った1枚の選び方を徹底解説していきます。
まず大前提として、そもそもJALカードを選ぶメリットを2つ紹介しておきます。1つ目はJALマイルが貯まることです。JALカードは普段の決済利用で0.5%から1%、JALカード特約店なら1%から2%のJALマイルが貯まります。この特約店にはイオン、マツモトキヨシ、スターバックスのほか、共同運航便を含むJALグループの航空券も含まれます。また、決済時のマイル還元とは別に、JALグループ便に搭乗する時にもJALカードを保有しているだけでボーナスマイルをもらえます。
そして、こうして貯めた航空系マイルは特典航空券と交換すれば1マイル=2円以上の価値になりますので、あらゆるポイント制度の中で最強です。特に国際線の特典航空券は、通常運賃で買うと数十万円以上する区間でも数万マイルで交換できますので、海外旅行のハードルが一気に下がります。
2つ目に、JGCの入会修行につながることです。JALグローバルクラブ、略してJGCはJALの上級会員のことを指します。JGCに一度入会できれば、JALに加えてワンワールド加盟航空会社でも上級サービスを受けることができるようになります。この上級サービスといえば、JALのサクララウンジの利用、優先的な搭乗や手荷物の受け取り、ビジネスクラスカウンターの利用などです。そしてJGCに入会するためには、一生涯JALサービスの利用で貯まり続けるライフステータスポイントを1,500ポイント貯めること、JALカードのCLUB-A以上のグレードを保有すること、この2つが必要になります。
前者のライフステータスポイントの貯め方の例としては、JALカードで2,000マイル獲得につき5ポイント、つまりマイル還元率1%の場合、決済20万円で5ポイント、JAL便への搭乗1区間で5ポイントのほか、JALグループのサービス利用でも貯まります。なお、後で説明するようにJALカードでJAL便の航空券を購入する時は特にマイル還元率が高くなり、ライフステータスポイントも貯まりやすくなっていますので、JGCの入会においてJALカードの役割は極めて重要です。
一方で、後者のCLUB-A以上のカードの保有はライフステータスポイントを貯め切ってからで良いと思うかもしれませんが、JGCの入会を目指す人は最初からCLUB-A以上のカードを持っておくべきです。理由は、JGCの入会条件を満たした後に今持っているJALカードをJGCの仕様に切り替える際は基本的に再審査がない一方で、修行後に初めてCLUB-A以上のカードを申し込んで審査に落ちてしまうと、修行にかけた費用と時間が無駄になってしまうためです。そのため、修行を始める前にCLUB-A以上のカードを発行し、先に審査を通しておくのが基本になります。
大前提を確認したところで、ここからはJALカードの選び方について解説していきます。結論、カードのグレードの大枠の違いを確認してから、提携ブランドごとの詳細なスペックでJALカードを決めると良いと思います。まずカードのグレードは、普通カード、CLUB-A、CLUB-Aゴールド、プラチナ、プラチナProの5種類があります。例外もありますが、グレードごとの大枠のスペックはこちらの表の通りで、大きく分けて年会費、搭乗時のボーナスマイル、空港ラウンジや保険など付帯特典の3つが違い、これがどのグレードを選ぶかの判断基準になります。
まず年会費について、普通カードは初年度無料で2年目以降2,200円、CLUB-Aカードは1万1,000円、CLUB-Aゴールドは1万7,600円、プラチナは3万4,100円、プラチナProは7万7,000円です。そしてJALカードにはショッピングマイル・プレミアムというマイル還元を2倍にできるオプションがあり、CLUB-Aゴールド以上には無料で自動付帯していますが、普通カード、CLUB-Aカードには付帯していませんので、別途4,950円が必要になります。このオプション込みの年会費は、普通カードは合計7,150円、CLUB-Aカードは1万5,950円です。
マイル還元は普通カード、CLUB-Aカードの場合、通常利用時は0.5%、イオン、マツモトキヨシ、スターバックスなどJAL特約店は1%ですが、このショッピングマイル・プレミアム加入によってCLUB-Aゴールドカード以上と同じ、通常利用時は1%、JALカード特約店は2%還元になります。もともとの0.5%のマイル還元率はかなり低く、年会費無料かつ1%還元で有名な楽天カードも、貯まった楽天ポイントをJALマイルに50%のレートで交換でき、0.5%のマイル還元率のカードとして見なすこともできますので、せっかくJALカードを持つなら必須のオプションだと思います。
ただ、このオプションに加入してマイル還元率が同じになっても、年会費は普通カードが圧倒的に安く、CLUB-Aカードもゴールドカード以上に高くなることはありません。一応、ショッピングマイル・プレミアム4,950円の損益分岐点も確認しておくと、1マイルの価値を2円とすると、大体50万円以上利用していれば追加年会費の元を取れる計算になります。そのため、年会費だけを見ればショッピングマイル・プレミアムを付帯した普通カードが最もコスパが良く、CLUB-Aカード以上を選ぶかどうかは、次に説明する搭乗時のボーナスマイルと付帯特典が必要かどうかで決まります。
次に2つ目の観点、搭乗時のボーナスマイルについてです。まずアドオンマイルは、JALグループの航空券の購入や機内販売で追加でマイルをもらえる特典です。基本的にはプラチナカード以上だと2%分追加でもらえて、JALグループの航空券購入や機内販売は特約店にも入っていますので、合計4%還元になります。
続いて入会搭乗ボーナスは、JALカードに入会し、初めてJALグループ便に搭乗した際に1回だけ追加でもらえるボーナスマイルです。普通カードは1,000マイル、CLUB-Aカード以上は5,000マイルもらえます。毎年初回搭乗ボーナスは、名前の通り毎年1月1日以降、初めての搭乗時にもらえるボーナスマイルです。普通カードは1,000マイル、CLUB-Aカード以上は2,000マイルもらえます。搭乗ごとのボーナスは、JAL及びワンワールド加盟航空会社に搭乗でもらえるフライトマイルに割り増しでもらえるボーナスマイルです。普通カードは10%のプラス、CLUB-Aカード以上は25%のプラスになります。
具体的に試算してみると、搭乗ごとにもらえるフライトマイルは、搭乗区間の区間マイルと利用する運賃のマイル積算率を掛け合わせることで決まります。搭乗区間の区間マイルとは、例えば羽田・那覇間を利用する場合、区間マイルは984マイルと固定で決まっています。そしてマイル積算率は、どのような運賃の航空券を購入したかによって決まり、割引を受けた運賃の場合は低くなります。ここではセイバー運賃の75%と置きます。この2つを掛け合わせると、フライトマイルとして738マイルをもらえることが分かります。そしてJALカードのグレードに応じて、このフライトマイルに対してボーナスマイルをもらえますので、普通カードとCLUB-Aカード以上で片道111マイル、往復だと222マイルの差になります。このように飛行機に乗る回数が多い人ほど搭乗時のボーナスマイルで差が開いていきますので、CLUB-Aカード以上を選んだ方が良いということになります。
最後、3つ目の観点、空港ラウンジや保険など付帯特典についてです。まず空港関連特典として、CLUB-Aカード以上は共通で、国際線利用時にJALのビジネスクラスのチェックインカウンターを利用でき、スムーズに搭乗手続きや荷物の預け入れができます。そしてCLUB-Aゴールド以上の場合は国内主要空港のカードラウンジを利用することができ、プラチナ以上の場合は海外を含む空港のVIPラウンジを利用できるプライオリティ・パスが付帯するようになります。
続いて旅行関連の保険として、JALカードでは自動付帯の海外旅行保険と、航空機関連の遅延や欠航に対する補償があります。海外旅行保険では提携ブランドによって補償額の差が大きいので、ここでは一番重要な治療費用の項目に絞ってまとめています。普通カードには死亡・後遺障害時の補償がありますが、重要な治療費用の補償はありません。そしてカードのグレードが上がるほど補償額も充実していきます。CLUB-Aゴールドカード以上になると家族特約もあり、JALカードの家族カードを持っていない家族にも一定の補償がつきます。
一方、航空機関連の補償としては、JALカード海外航空便お見舞金制度があり、共同運航便を含むJALの国際線が遅延や欠航になった場合や、パスポートをなくしてしまった場合に、お見舞金を受け取ることができます。ちなみに混同されがちな補償として、国内・海外どちらとも航空機遅延保険もあります。これはJAL便に限定されず、国内線、国際線全てが対象で、遅延時の食事代や欠航時の宿泊などを補償してくれる保険になっています。CLUB-Aカードには付帯しておらず、CLUB-Aゴールドカード以上の一部提携ブランドの券種のみ付帯しています。このように付帯特典は、CLUB-Aカードまではビジネスクラスカウンターと最低限の保険、CLUB-Aゴールドから保険の内容が本格的に充実し、プラチナからはプライオリティ・パスもつくという3段階で考えると分かりやすいと思います。
グレードごとの違いを3つの観点で確認したところで、グレードごとにおすすめする人をまとめていきます。まず普通カードは陸マイラーの方におすすめです。ショッピングマイル・プレミアムに加入しても年会費は合計7,150円で圧倒的に安いのにもかかわらず、CLUB-Aゴールドカード以上と同じマイルをもらえます。ただ、CLUB-Aカード以上と比較をして、搭乗時のボーナスマイルや付帯特典はないので、決済を中心にJALマイルを貯めて、特典航空券でお得に旅行したい人向けのカードになっていると思います。
続いてCLUB-Aカードは、搭乗回数が多い人、家族カードを発行する人、JGCを最安で維持したい人におすすめです。CLUB-Aカード以上は搭乗時のボーナスマイルが普通カードより多く設定されていますので、JALグループ及びワンワールド加盟航空会社に実際によく搭乗する人の場合は、CLUB-A以上のカードが良いと思います。そしてCLUB-Aゴールドカード以上と比べて、空港ラウンジなど付帯特典がない代わりに、CLUB-Aカードは家族カードの年会費がかなり安いです。家族カードの発行枚数が増えるほど、全体でかかる年会費の差も開いていきます。年会費を抑えつつ家族全体で利用したい人におすすめです。
なお、JGCはCLUB-A以上のグレードのカードを持っていることで入会することができますが、家族カードもJGC仕様のカードに切り替えると、家族会員にもJGCの特典がある代わりに、家族カードの年会費も本会員と同額の1万1,000円に上がります。とはいえ、CLUB-Aゴールドよりも安いことに変わりはないので、JGCを最安で維持したい場合もCLUB-Aカードはおすすめです。
続いてCLUB-Aゴールドカードは、搭乗回数が多い人の中でも旅行保険重視の人におすすめです。CLUB-Aカードとの一番の違いはやはり旅行保険で、補償額が上がるほか、家族特約、航空機の遅延、欠航に対する補償もあります。一応、国内主要空港のカードラウンジも使えるようになりますが、今では年会費が無料になるゴールドカードも多く登場していますので、これは差別化要因にはならないと思います。あとは新規入会キャンペーンでCLUB-Aゴールドカードが最も優遇されている傾向がありますので、入会時に多くのマイルをもらいたい人にもおすすめです。ただ、入会特典の利用金額の条件は100万円単位になりますので、大きな出費がある時に合わせると良いと思います。
続いてプラチナカードは、航空券の購入が特に多い人、プラチナカードの付帯特典を重視する人におすすめです。プラチナカード以上では航空券の購入でアドオンマイル、プラス2%分が追加され、特約店の還元も合わせると合計4%の還元になります。CLUB-Aゴールドカードとの年会費の差額1万6,500円をこのアドオンマイルだけで元を取る場合、1マイルの価値を2円とすると、年間40万円航空券を購入すれば埋め合わせができます。国際線やビジネスクラスの特典航空券との交換で1マイル=2円以上の価値で使える人は、より少ない購入額で大丈夫です。そのため、家族旅行で家族分も一緒に購入する人、日常的な出張で立て替え精算をする人、国際線を利用する人など、航空券の購入額が大きくなる人におすすめです。
そしてプラチナカードには、回数制限がないプライオリティ・パスのほか、対象レストラン2名以上の利用で1名分が無料になるダイニング特典、24時間365日対応しているコンシェルジュサービスなどが付帯します。こうした特典をフル活用したい人にもプラチナカードはおすすめです。
最後にプラチナProは、プラチナカードの特典を活用できる人に加え、年間500万円以上決済利用する人におすすめです。プラチナProには年間ボーナスマイルの特典があり、年間300万円以上の利用で1万マイル、年間500万円以上の利用で2万マイルを追加でもらえます。さらに、ほかのJALカードは航空券の搭乗が条件のボーナスマイルが中心ですが、このカードは搭乗に関係なく入会・継続だけで毎年8,000マイルをもらえます。一応、付帯特典としてもサクララウンジeクーポンを国内線、国際線問わず年1回利用可能になります。年会費の差額を考えると、航空券の購入額が特に多い人、付帯特典をよく活用できる人に加え、年間500万円の決済で2万マイルをもらえる人になります。
ここまでで自分に合いそうなJALカードのグレードが分かったと思います。次に、同じグレードのカードでも提携先によって種類が変わり、年会費や特典の内容も違いますので、グレードごとにおすすめのカードを紹介していきます。最初に普通カードについては、提携ブランドのVisa、Mastercard、JCB、AMEXのほかに、JR東日本のビューカードと提携したJALカードSuica、東急と提携したTOKYU POINT ClubQ、小田急と提携したOPクレジットの7種類があります。この中でおすすめなのはMastercardとJALカードSuicaです。
まずMastercardをおすすめできる理由は、JMB WAONとRevolutの両方に手数料無料でチャージができ、1%分のマイル積算もあるためです。JMB WAONにチャージができるのはVisa、Mastercard、JCB、TOKYUの種類に限られていて、JALカードからJMB WAONへのチャージで1%還元、JMB WAONでの支払いで0.5%の還元で、合計1.5%の還元になりますので、直接JALカードで支払うよりも多くのマイルを貯めることができます。さらに、イオン系列の電子マネーということもあり、毎月10日のありが10デーでイオンでお買い物をすると、ポイント5倍の2.5%還元で支払いができ、チャージ分と合わせ合計3.5%の還元になります。ミニストップでもAmazonギフトカードなどギフト券類を1%還元で支払って、合計2%還元にできるルートもあります。
続いてRevolutに手数料なしでチャージができるクレジットカードは、Mastercardブランドに限定されています。また、通常JALカードではプリペイド決済へのチャージ分はマイル積算の対象外に設定されていますが、Revolutは対象外に入っておらず、チャージでも1%のマイルをもらえますので貴重です。Revolut自体も海外事務手数料を無料にできるVisaのプリペイドカードで、カードを海外決済に使うとVisa、Mastercardは3%以上、JCBは1.6%の海外事務手数料が発生しますので、海外利用にもRevolutは強力です。ちなみにRevolutを経由してANA Pay、楽天Edy、Suica、VポイントPayへチャージするルートもありますので、海外だけでなく国内でも活躍します。最新のチャージルートはこちらの動画でまとめていますので、気になる方は合わせてご覧いただければと思います。
一方でJALカードSuicaをおすすめする理由は、Suicaへのチャージで1.5%分、えきねっとでの新幹線を含む特急券の購入、モバイルSuicaでのグリーン券、定期券の購入で3%分のJRE POINTがもらえるといったように、年会費が同じでありながらビューカードと同じ特典があるためです。JALカードは基本的に交通系ICを含め、プリペイド決済へのチャージ分はマイル還元の対象外になっていますが、このカードであればSuicaへのチャージで1.5%の還元を受けることができます。一応、JALカードの中でTOKYU、OPクレジットも0.5%還元でPASMOへチャージができる特徴がありますが、JALカードSuicaには及びません。ちなみにJALカードSuicaの還元対象外にはPASMOが入っておらず、なぜかJALカードSuicaならPASMOを1%のマイル還元でチャージもできてしまいます。
そしてさらに、ショッピングマイル・プレミアムの特典の1つで、高還元で貯めたJRE POINTはJALマイルに1,500ポイント=1,000マイルの3対2の高レートで交換できますので、より効率的にJALマイルを貯めることが可能です。ただし、JALカードSuicaの場合、JMB WAONにチャージすることができないため、これは大きなデメリットになります。まとめると、JMB WAONやRevolutへのチャージでマイル還元率を高めたい人はMastercard、交通系ICやJR東日本の鉄道をよく利用する人にはJALカードSuicaをおすすめします。
なお、AMEXブランドは年会費が本会員、家族会員ともに上がる代わりに、国内主要空港のカードラウンジを同伴者1名まで無料で利用できる付帯特典がありますが、そもそも普通カードは陸マイラー向けのカードになっていますので、おすすめしません。あとは学生向けのJALカードnaviと20代向けのCLUB ESTについても補足していきます。
JALカードnaviの基本スペックはこちらの通りになっています。年会費は無料。ショッピングマイル・プレミアムの加入がなくてもマイル還元率は1%、JAL特約店は2%にアップします。入会・毎年初回搭乗で1,000マイル、搭乗ごとにプラス10%のボーナスマイルも普通カードと同じ内容です。そこにさらに通常2,200円かかるツアープレミアムが無料で付帯し、割引された運賃の航空券購入でも、もらえるフライトマイル数は減りません。また、オリジナルボーナスマイルとして入会と卒業時に2,000マイルをもらえるほか、対象試験の合格でもマイルをもらえます。そして、マイルでお得に交換できる特典航空券では、ほかのJALカードと比べ半分のマイル数で交換できるようになります。
卒業後に普通カードに自動で切り替えになりますが、普通カードの初年度無料が適用されますので、年会費を払わずに退会することも可能です。このように学生はかなり優遇されていますので、必ずJALカードnaviを選ぶようにしましょう。個人的に学生向けのおすすめカードもまとめていますが、その中でも一番おすすめできるカードになっていますので、お子さんがいる方も勧めてあげてください。
続いてCLUB ESTは20代限定のカードで、カードのグレードごとの年会費に加えて、CLUB ESTの年会費がプラスでかかります。普通カード、CLUB-Aカードはプラス5,500円、CLUB-Aゴールド、プラチナは2,200円です。そのため通常のカードよりも年会費の合計額は高くなりますが、CLUB ESTに加入するとCLUB EST共通の特典を利用することができます。その特典をまとめた表はこちらで、まず毎年ボーナスマイルとして搭乗したかにかかわらず2,500マイルが付与され、入会搭乗、毎年初回搭乗ボーナスマイルも通常の内容に1,000マイルが加算されます。もし普通カードにCLUB ESTを付帯する場合は、合計2,000マイルということになります。搭乗ごとのボーナスマイルについてもプラス5%分が追加され、もし普通カードなら合計プラス15%ということになります。
ショッピングマイル・プレミアムに関しても、通常、普通カード、CLUB-Aカードなら追加で4,950円かかるはずですが、このCLUB ESTに加入していれば無料で付帯することができます。貯めたマイルの有効期限についても通常3年間が6年間に延長されます。付帯特典としても、通常JALの上級会員しか入れない国内線のサクララウンジは年間5回まで無料で利用することができて、同伴者も1名無料です。ビジネスクラスカウンターも全券種で国際線に搭乗する時に利用することができます。このように追加の年会費がかかるといっても、毎年のボーナスマイルで元を取ることができて、それ以外にも豪華な特典がありますので、20代の人は必ず加入した方が良いと思います。
普通カードに続いて、CLUB-Aカードの種類は提携ブランドのVisa、Mastercard、JCBのほかにSuica、TOKYU、OPクレジットがあります。普通カードと比べて提携先にAMEXがない形ですが、選び方は普通カードと全く同じで、JMB WAON、RevolutにチャージができるMastercardブランドと、Suicaに1.5%の還元でチャージができるJALカードSuicaがおすすめです。
次にCLUB-Aゴールドカードについてです。提携ブランドのAMEX、ダイナースにも対応し、カードのグレードの中で唯一全ての種類が揃っていますので、人によって最適なカードがかなり変わります。まずVisaブランドは新規入会特典が最も手厚くなっている傾向がありますので、入会時に多くのマイルをもらいたい人におすすめです。カードのグレードの中でも、プラチナカードよりもCLUB-Aゴールドカードの入会特典が最も手厚いと説明しましたが、中でもVisaブランドが入会時に優遇されています。
続いてMastercardブランドは、普通カード、CLUB-Aカードと同じように、JMB WAONとRevolutの両方にチャージができる点に魅力を感じる人におすすめです。これによってほかの提携ブランドよりも還元率を底上げすることができますし、海外決済時の手数料もかかりません。
続いてJCBブランドは、海外旅行保険の補償額が高い点、ホテルの優待がある点に魅力を感じる人におすすめです。CLUB-Aゴールドカード全種類の海外旅行保険の内容を表にしたものがこちらになっていますが、自動付帯で治療費用300万円、救援者費用400万円と最も補償額が高いです。ダイナースブランドも同じ補償額にはなっていますが、こちらは旅行代金の一部を支払う必要がある利用付帯が適用条件です。また、JCBブランドの提携ゴールドカードの特典として、高級ホテルで朝食無料や客室アップグレードなど豪華優待を受けることができるHoteLuxのエリート会員資格も付帯します。その際に5,000円分のクーポンを年2回もらえますので、よりお得に高級ホテルでのホテルステイを楽しむことができます。
ちなみにJALカードのVisa、Mastercard、AMEXは三菱UFJニコスが発行しており、スマホのタッチ決済に対応していませんので、スマホでのタッチ決済を重視する人もJCBブランドがおすすめです。
続いてAMEXブランドは、CLUB-Aゴールドカードの中で唯一アドオンマイルの仕組みがあり、航空券の購入でプラス1%分還元がアップし、合計3%還元になります。あと、普通カードのAMEXブランドと同じように、国内主要空港のカードラウンジを唯一同伴者1名無料で利用することができます。その代わり年会費が2万900円で、3,300円分高くなっています。そのため、航空券の購入額が高い人、大体年間16万5,000円以上は航空券を購入する人にAMEXブランドはおすすめです。JGCの入会修行中で、プラチナカードは年会費が高いので躊躇するが、航空券購入時のアドオンマイルは欲しいという人にも向いています。
続いてダイナースブランドは、本会員3万800円、家族カード1万2,100円のほか、ビジネスアカウントが追加で1万1,000円といったように、プラチナカードと同じぐらい年会費が高く設定されていますが、ダイナースならではの付帯特典が優秀です。まずプライオリティ・パスが付帯し、国内では回数無制限、海外では年間10回まで利用することができます。国内ではラウンジのみになっていますが、海外ではレストランやスパを利用することができます。ホテル優待としてもJCBブランドと同じように、HoteLuxのエリート会員資格とステータスマッチができます。そしてレストラン優待としては、対象の高級レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になるエグゼクティブ ダイニングがあり、ダイナースクラブは始まった当初から食関係をしていることもあり、他社のカードにも似たような優待はありますが、対象店舗が最も多いです。
ちなみに今紹介したような付帯特典は、本家のダイナースクラブカードやダイナースでも同じように受けることができますが、JALダイナースの強みは納税でもマイル還元率が落ちず、1%の還元で税金払いができます。そのため、ダイナースならではの付帯特典に加え、税金でも1%分のJALマイルを貯めることができるところに魅力を感じる人におすすめです。
続いてJALカードSuica。CLUB-Aゴールドカードでは年会費が2万900円に上がる代わりに、JRE POINTでのポイント還元が上がります。具体的には、年間100万円以上の決済利用で5,000ボーナスポイントをもらえるほか、えきねっとでの新幹線を含む特急券の購入、モバイルSuicaでのグリーン券で8%分、定期券の購入で4%分のJRE POINTがもらえます。そしてJRE POINTは3対2の高レートで交換できますので、新幹線と飛行機どちらもよく利用する人におすすめなカードになっています。ちなみにSuicaへのチャージは1.5%分のJRE POINTがもらえる代わりに、JALマイルの積算対象外になる注意点もありますが、先ほど触れた通りJALカードSuicaの場合、PASMOへのチャージは1%分のJALマイルがもらえますので、JALマイルを貯めたい人、JGC修行を優先する人はPASMOチャージもありだと思います。
最後、東急、小田急ポイントが貯まる加盟店をよく使う人、つまり東急線沿線、小田急線沿線に住んでいる人は、各ポイントサービスの加盟店で追加ポイントをもらうこともできますので、TOKYUもしくはOPクレジットの種類も十分ありだと思います。長くなったのでまとめると、入会重視ならVisa、チャージで還元率を上げたいならMastercard、保険・ホテル優待ならJCB、航空券の購入が多いならAMEX、プライオリティ・パスと納税ならダイナース、新幹線をよく使うならSuicaという形になります。
次にプラチナカードの選び方についてです。提携ブランドはJCBとAMEXから選択できますが、プライオリティ・パス、海外旅行保険の補償額、ホテル優待で内容が変わります。まずプライオリティ・パスの内容はこちらの通りで、どちらも回数制限なしで利用することができます。そしてJCBの方は海外であればレストランやスパを含め利用でき、同伴者料金も1名につき2,200円と安く設定されています。一方でAMEXの方は利用できる施設は国内・海外ともにラウンジのみ、同伴者料金も35ドルと高いですが、家族会員も同条件の回数制限なしで利用することができます。
続いて海外旅行保険の内容はこちらの通りになっていて、JCBの方が治療費用1,000万円といったように補償額が優れています。これは年会費16万5,000円のAMEXプラチナにも内容で負けていませんし、AMEXプラチナの方は最近自動付帯から利用付帯に改悪されてしまいましたので、この同等の額が年会費3万4,100円で、しかも自動付帯でつくのはかなり強力だと思います。
最後にホテル優待。JCBの方はHoteLuxのエリート会員資格が、AMEXの方はプラチナ・ホテルセレクションが付帯します。どちらもアーリーチェックイン、レイトチェックアウト、客室アップグレード、2名分朝食無料、ホテルクレジットといった内容は共通になっていますが、JCBの方はHoteLuxで使えるクーポンが年間2万円分もらえますので、この点でもJCBが有利です。ちなみに普通カードのところで触れたJMB WAONへのチャージも、AMEXブランドは対象外でJCBブランドは可能です。総合的に比較をすると、個人的にはJAL・JCBカード プラチナの方がおすすめです。AMEXブランドを選ぶ理由があるとすれば、家族会員もプライオリティ・パスを回数無制限で使いたい場合だと思います。
なお、プラチナProについてはJCBのみで、提携ブランドの選択肢はありません。年間500万円以上決済利用する人におすすめという点は、カードのグレードのところで説明した通りです。
最後にJALカードのお得な新規入会、アップグレードのキャンペーンのURLは動画概要欄に全てまとめておくようにしますので、入会特典でもらえるマイル数も一度確認いただければと思います。なお、JALカードは基本的にモッピーなどポイントサイトの案件とは併用できない状況です。そのため、新規入会の決済条件をクリアできる人はキャンペーンページから直接申し込み、決済条件は難しそうな人はモッピー経由でカードを作成するようにしましょう。
モッピーをまだ使ったことがない人は、画面の紹介コードで新規登録をして、5,000ポイント以上モッピーで獲得すると2,000ポイントを追加でもらえますので、ぜひ活用ください。そしてモッピーで貯めたポイントは現金やほかの共通ポイントにも交換することができますが、ドリームキャンペーンを活用すればJALマイルにも80%の破格なレートで交換できます。ほかのポイントサイトでは大体50%の交換レートになっていますので、JALマイルを貯めたい方はモッピーを使うとより貯まりやすいと思います。
本日は以上です。家計の味方チャンネルではほかにもおすすめなクレジットカードや銀行口座について徹底解説していますので、もう1本だけでもご覧いただけると嬉しいです。また最近Xでよりタイムリーなお得情報の発信も始めましたので、Xもよろしければフォローをお願いいたします。この動画が参考になりましたら、高評価、チャンネル登録、ハイプをよろしくお願いいたします。
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