個人事業主・法人向けビジネスカード6種を比較する:年会費・還元率・追加カード・付帯特典の違い

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概要

副業をしている会社員、個人事業主やフリーランス、法人化した事業者は、どのビジネスカードを選べばよいのか。「家計の味方チャンネル」の話者は、事業の経費を個人カードで立て替えて後から精算すると、確定申告や決算のときにプライベートと事業の明細を1件ずつ仕分ける作業が発生すると指摘する。ビジネスカードに一本化すれば利用明細がそのまま帳簿代わりになるため、ある程度安定して収入が入るようになったら個人カードとビジネスカードをはっきり分けることを勧めている。

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動画では、まず選び方の5つのチェックポイントを示し、その後に三井住友カード ビジネスオーナーズ、JCB Biz ONE、楽天ビジネスカード、セゾンのビジネスカード、ラグジュアリーカード、アメックスのプロパーカードの6種類について、スペック、還元、特典、向いている人を順に解説している。

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ビジネスカード選びの5つのチェックポイント

1つ目は年会費である。還元や付帯特典が充実したカードほど年会費は高くなる。話者は、年会費をかけないこと自体が経費削減になるとし、自分の利用状況で年会費の元が取れるかという視点で選ぶべきだとする。今回は年会費無料のものから10万円を超えるものまで扱う。

2つ目は追加カードだ。個人カードの家族カードと違い、ビジネスカードは従業員向けにカードを発行できる。社員が立て替えずに経費を直接決済でき、誰がいつ何に使ったかも明細で把握できる。車移動の多い業種ならETCカードの発行枚数と年会費も確認すべきだという。紹介する6種類の中には追加カードを1枚も発行できないものから99枚まで発行できるものまであり、差が大きい。

3つ目は利用限度額である。大きな支払いを控えているのに限度額を超えてしまっては本末転倒になる。一般にビジネスカードは個人カードより限度額が高く、年会費無料でも最高500万円程度のものが多いが、アメックスのように一律の制限がないカードもある。ただし限度額は審査で決まり、公式ページの上限がそのまま適用されるわけではない。高額決済の予定があるなら、事前入金や一時増額に対応しているかも確認しておくよう話者は勧める。

4つ目はポイント還元率だ。ビジネスカードは個人カードより還元率が低いことが多く、話者は年会費にもよるが基本還元率1%以上なら優秀と考えてよいとする。よく使う店舗が優待店になっているか、逆によく使うサービスで還元が下がらないか、貯まったポイントが使いやすいかも合わせて見るべきだという。

5つ目は付帯特典である。ビジネス向けの代表例は会計ソフトとの連携で、ほかに支払いを先送りできる請求書カード払い、各種施設で優待を受けられる福利厚生サービス、税理士や弁護士に相談できる専門家紹介サービスなどがある。年会費の高いカードでは個人として使える特典も充実しており、出張が多ければ空港ラウンジや旅行傷害保険、会食や接待が多ければレストラン優待というように、利用シーンに合う特典があるかどうかで年会費の元が取れるかが変わると話者は述べる。

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三井住友カード ビジネスオーナーズ:ポイント特化型の定番

1枚目は三井住友カード ビジネスオーナーズで、一般・ゴールド・プラチナプリファードの3券種がある。入会資格は18歳以上の法人代表者または個人事業主で、決算書や登記簿謄本は不要、本人確認書類だけで申し込める。そのため副業している人や設立間もない法人でも発行しやすいという。引き落とし口座は個人・法人どちらも設定できる。話者によれば、スペックは三井住友カード(NL)やOliveなど個人用の三井住友カードとおおむね同じだ。

年会費は、一般が永年無料、ゴールドが通常5,500円で年間100万円以上の利用により翌年度以降永年無料、プラチナプリファードは3万3,000円固定である。パートナーカードは最大18枚まで無料で発行できる。ETCカードは1枚まで、年会費は通常550円だが初年度無料で、年1回の利用があれば翌年度も無料になるため、完全無料で持つこともできる。国際ブランドは一般・ゴールドがVisaとMastercardから選べ、プラチナプリファードはVisaのみ。利用限度額は一般・ゴールドが最高500万円、プラチナプリファードは最高9,999万円と、話者はかなり高く設定されていると評価する。

話者がこのカード最大の魅力とするのはポイント還元だ。基本還元率は一般・ゴールドが0.5%、プラチナプリファードが1%で、月間利用金額に対してVポイントが付く。ただしプラチナプリファードでも税金払いは0.5%に下がる。ゴールドは年間100万円の利用で1万ボーナスポイントがもらえ、基本還元と合わせて1.5%。プラチナプリファードは年間400万円まで、100万円ごとに1万ポイントのボーナスが付き、合計2%になる。

さらに、個人用の三井住友カード(NLやOlive フレキシブルペイなど)とビジネスオーナーズを2枚持ちすると、Amazon、ETC、JAL、ANAでの利用が+1%になる。ゴールドかプラチナプリファードを選び、三井住友銀行を支払口座にするとさらに+0.5%。結果として対象サービスでは一般1.5%、ゴールド2%、プラチナプリファード2.5%となる。プラチナプリファードはこのほか、Expediaなどの宿泊予約サイト、タクシー配車サービス、スターバックスやドトール系列・プロントなどのカフェ、マネーフォワード クラウドやSmartHRなどのBtoBサービスでも還元率が上がる。3券種とも、タッチ決済乗車に対応した鉄道・バスではスマホのタッチ決済で常時7%還元になる。

SBI証券でのクレカ積立も個人用と同様に可能で、年間利用額に応じて還元率が変わる。一般は年間10万円以上で0.5%、ゴールドは10万円以上で0.75%・100万円以上で1%、プラチナプリファードは300万円以上で2%・500万円以上で3%である。話者はゴールドを例に、年間100万円使えば年会費の永年無料、1万ボーナスポイントによる1.5%還元、積立還元1%の3つが得られると整理する。

注意点として、クレカ積立分、国民年金保険料、主なプリペイドへのチャージは年間利用額の集計対象外になる。一方、電気・ガス・水道などの公共料金や税金は基本還元と年間利用額の集計対象に入り、買い物と投資の両方の還元率を上げられる点を話者は「非常に強力」と評する。Vポイントは個人用カードのポイントと合算でき、カードの支払いへの充当、SBI証券でのポイント投資、WAONポイントへの交換によるウエル活、ANAマイルやソラシドエアのマイルへの交換など、1ポイント=1円以上で使える先が多いという。

付帯特典では、freee、マネーフォワード、弥生など主要会計ソフトと連携できる。海外旅行傷害保険は一般カードから付き、話者の説明では一般・ゴールドが最高2,000万円(治療費用50万円)、プラチナプリファードが最高5,000万円(治療費用300万円)で、いずれも利用付帯である。「選べる保険」の仕組みで、旅行傷害保険をスマホ安心プランや日常生活安心プランなどに切り替えることもでき、旅行や出張が少ない人は切り替えたほうがよいと話者は勧める。ゴールド以上は国内34か所とハワイの空港ラウンジを使える。

まとめとして、メリットは追加カードを含め年会費無料で発行できること、ボーナスポイントや優待店などポイント特典に振り切っていること、税金や公共料金も還元・集計対象になること、Vポイントが使いやすいことである。デメリットは、その分ほかの付帯特典が充実していない点だ。話者は、特典よりポイント還元を重視する人、個人用の三井住友カードも使っている人、ゴールドなら年間100万円以上、プラチナプリファードなら年間300万円以上使う人に勧めている。

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JCB Biz ONE:年会費無料で常時1%、ただし個人事業主向け

2枚目はJCB Biz ONEで、一般とゴールドの2券種がある。法人ではなく個人事業主向けのカードで、入会資格は18歳以上の個人事業主または経営者。こちらも決算書や登記簿謄本は不要で、本人確認書類だけで申し込める。引き落とし口座は個人・法人どちらも設定でき、個人口座なら最短5分で審査が終わるモバイル即時入会サービスも使える。

年会費は一般が永年無料。ゴールドは通常5,500円で、初年度無料、年間100万円以上の利用で翌年度も無料になる。ただし三井住友と違い、100万円を達成しても永年無料にはならず翌年度のみ無料である点に話者は注意を促す。毎年100万円使い続けるなら実質年会費はかからない。従業員カードは発行できない。ETCカードは1枚まで無料だが、一般カードで前年に一度も利用がなければ550円かかる。国際ブランドはJCBのみ、限度額は両券種とも最高500万円。

還元について、話者は通常のJCBカードが税込200円につき1ポイントのところ、Biz ONEは常に2倍で200円につき2ポイント、基本還元率1%になると説明する。年会費を無料にできる法人カードで1%を維持できるのは「結構優秀」という評価だ。主なプリペイドへのチャージは基本還元と年間利用額の対象外になる。JCBの優待店「J-POINTパートナー」では還元が上がり、例として飲食店やカフェ、鉄道・バスのタッチ決済乗車では無条件で10.5%になる。基本還元が2倍になっている分、優待店でもほかのJCBカードより0.5%高い。Uber、Amazonなど事業経費に使えそうな優待店も多く、タクシー配車サービスなどゴールドのみが対象の優待もある。

貯まるのはJ-POINTで、JCB Payのポイント払いなら1ポイント=1円で使えるが、Amazonやカード代金への充当では70%のレートに落ちる。JALマイル、ANAマイル、デルタ航空のスカイマイルには60%のレートで交換でき、特典航空券に使えば1マイル=2円以上の価値にもなるため、話者は比較的レートはよいとしている。

付帯特典は、主要会計ソフトとの連携と、資金管理・キャッシュフロー改善のポータル「キャッシュマップ」の利用。個人向け特典は一般カードにはなく、ゴールドには国内34か所とハワイの空港ラウンジ、最高500万円のショッピング保険、最高75万円のサイバーリスク保険、最高5万円のスマートフォン保険、医師や保健師に相談できる「ドクターダイレクト24」、優待料金の人間ドックサービスが付く。

メリットは年会費無料で基本還元率1%というコスパのよさと、J-POINTパートナーで最大10.5%まで還元を上げられること。デメリットは従業員カードを発行できないこと、ゴールドでも旅行傷害保険が付かないこと、国際ブランドがJCBのみで海外利用に弱いこと、ポイントがやや使いづらいことである。話者は一人で事業をしている個人事業主や、年会費をかけずに常時1%を確保したい人に勧め、年間100万円以上使うならゴールドがよいとする。なお、JCBには中小企業向けのJCB法人カードもあり、追加カードや旅行傷害保険は付くが、基本還元率0.5%で年会費もかかるため、それならほかのカードを勧めるという。

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楽天ビジネスカード:楽天プレミアムカードとセットで使うサブカード

3枚目は楽天ビジネスカード。入会資格は20歳以上の法人代表者または個人事業主だが、単独では申し込めず、年会費1万1,000円の楽天プレミアムカードに付帯する法人決済用サブカードという位置付けになる。プレミアムカードの引き落としを個人口座、ビジネスカードを法人口座にして使い分けることで経費処理をスムーズにでき、楽天ポイントは合算される。

年会費はビジネスカード自体が2,200円だが、前提の楽天プレミアムカードと合わせて合計1万3,200円かかる。従業員カードは発行できない。ETCカードは30枚まで発行でき、1枚目は無料、2枚目以降は1枚550円。国際ブランドはVisaのみで、限度額は最高300万円、しかもプレミアムカードと共有の枠になる。

基本還元率は1%で、1会計ごとに税込100円につき1ポイント。ただし公共料金や税金は0.2%、保険料・携帯料金・海外利用は0.5%、主なプリペイドへのチャージはRevolutを除き対象外など、還元が下がるサービスが多い点に注意が必要だと話者は言う。

最大の特徴は楽天サービスでの還元アップだ。楽天市場ではビジネスカードで払ってもプレミアムカードと同じく常時3%、毎週火曜・木曜は4%、誕生月は5%になる。個人用の一般・ゴールドの楽天カードより還元の上限ポイント数も高く設定されており、楽天市場で仕入れをする人には大きいと話者は見る。プレミアムカード側には、楽天証券での積立還元率1%、楽天銀行の預金金利+0.02%、楽天トラベル3.5%、楽天モバイルの毎月5GB分の割引クーポン、楽天ぐるなび3%などの優待もある。

付帯特典として、ビジネスカードは主要会計ソフトとの連携とVisaビジネスオファーが付く。個人向け特典はプレミアムカード側にあり、旅行関連が充実している。国内35か所とハワイのカードラウンジ、ハワイの楽天カードラウンジを年20回まで、プライオリティ・パスを年5回まで使える。海外旅行保険は最高4,000万円(治療費用300万円)が自動付帯で、空港までの公共交通機関の支払いなど利用付帯の条件も満たすと最高5,000万円に上がる。

話者が強調するのは、楽天プレミアムカードを持って年間500万円使うと楽天ブラックカードに申し込める点だ。ブラックは年会費3万3,000円だが、楽天証券の積立還元率2%、プライオリティ・パスの回数無制限・同伴者2名無料などの特典がある。公式ページには、この500万円にビジネスカードの利用分、年会費や手数料、家族カード・ETCカードの利用分、楽天キャッシュへのチャージ、投資信託のクレカ積立分まで含まれると明記されているという。話者自身も今年からプレミアムカードとビジネスカードを持ち、年間500万円の利用を目指していると語る。ブラックになってもビジネスカードは使い続けられる。

デメリットは、プレミアムカード込みで年会費1万3,200円とそこそこ高く、プライオリティ・パスなど旅行特典をうまく使えないと元が取れないこと。しかも個人用のプレミアムカードの年会費を経費で落とすのは難しいと話者は考えている。ほかに従業員カードを発行できないこと、限度額が個人カードと共有で最高300万円と低いこと、税金や公共料金が0.2%など還元が落ちる対象が多いことを挙げる。向いているのは、楽天市場での仕入れなど楽天経済圏をよく使う人、海外旅行に年に最低1回は行く人、楽天ブラックカードを目指す人だという。

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セゾン コバルト・ビジネス:年会費無料で追加カード・ETCが充実

4枚目はセゾンのビジネスカードで、年会費無料の「セゾンコバルト・ビジネス・アメックス」とプラチナステータスの「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」の2つを扱う。入会資格は法人代表者、個人事業主、フリーランスで、登記簿謄本や決算書は不要、本人確認書類だけで申し込める。開業前のフリーランスや副業中の会社員でもプラチナのビジネスカードに気軽に申し込める点を、話者は「結構嬉しいポイント」とする。

コバルトは年会費永年無料で、追加カード最大9枚、ETCカード最大5枚をいずれも無料で発行できる。ただしETCカードは年に一度も使わないと2,200円の手数料が発生する。それでも年会費無料でこの条件は今回の中でもかなり優秀だと話者は評価する。国際ブランドはアメックスのみ。限度額は最高500万円で、利用状況や信用に応じて柔軟に設定され、広告宣伝費、サーバー費用、法人税の支払いなどを考慮して設定してもらえるほか、納税など高額支払い時には一時増額も可能だという。

基本還元率は0.5%で、月間利用額1,000円につき1ポイントの永久不滅ポイントが貯まる。有効期限がないため失効を気にせず貯められる。最大の特徴は、Yahoo!のビジネスサービス、クラウドワークス、エックスサーバー、AWS、マネーフォワード クラウドなど、ビジネスシーンで利用の多いサービスで永久不滅ポイントが通常の4倍、還元率2%になることだ。事業で使うサービスがそのまま高還元になり、プラチナにも付いていない特典なので、話者はかなり大きいと見ている。

一方で注意点が2つある。1つはポイントが他社と比べて使いづらいこと。1ポイント=5円の価値で使わないと実質還元が落ちるが、代表的な交換先のAmazonギフトカードでこの価値にするには5,000ポイントを一括交換する必要がある。ほかのセゾン提携カードを持っていれば、JRキューポ、三井ショッピングパークポイント、無印良品のポイントなどにも等価交換できる。もう1つは、公共料金や税金の還元率が下がり、プリペイドへのチャージがポイント対象外になるなど、還元が下がるサービスが多いことだ。

付帯特典は、主要会計ソフトとの連携と「ビジネス・アドバンテージ」。レンタカーなど様々な業種の経費支払いを、料金交渉の手間なく優待料金で利用できる。エックスサーバーの初回利用料金が最大1万6,500円引きになるなど、ビジネスサービスの優待もある。旅行保険や空港ラウンジといった個人向け特典は一切付かないため、あくまで年会費無料の事業決済用カードとして使うものだと話者は位置付ける。年会費をかけずに追加カードやETCカードを複数枚発行したい人、AWSやクラウドワークスなど対象サービスをよく使う人に勧めている。

23:27

セゾンプラチナ・ビジネス:個人用プラチナとの2枚持ちとJALマイル

セゾンプラチナ・ビジネスの年会費は3万3,000円で初年度無料。2025年6月の改定で2万2,000円から3万3,000円に上がったが、このビジネスカードを持っていれば個人用のセゾンプラチナカードを年会費無料で持てるようになった。つまり3万3,000円で2枚のプラチナカードを持て、自然とプライベートと事業の出費を分けることにもつながると話者は言う。2枚持ちにすることで旅行傷害保険の家族特約が付いたり、回数・個数制限のある特典を2枚分使えたりする利点もある。

追加カードは最大9枚まで1枚3,300円、ETCカードはコバルトと同じく最大5枚まで無料。限度額は個別審査で最高1,000万円、信用実績や使用目的の相談状況によっては最高9,990万円に設定される場合もあるという。

基本還元率はコバルトと同じ0.5%と低いが、追加年会費5,500円で「SAISON MILE CLUB」に登録すると、JALマイル1%と永久不滅ポイント0.25%が貯まるようになる。永久不滅ポイントもJALマイルに交換すると、マイル還元率は1.125%になる。JALマイルが貯まるカードで1%を超えるものはかなり貴重なので、このカードを持つなら必ず登録すべきだと話者は勧める。

特典は、コバルトと同じビジネス向けサービスに加え、法人向け顧問弁護士サービス「リーガルプロテクト」の優待が付く。個人向けには国内34空港とハワイのカードラウンジ、レストランやリフレッシュ施設も含めて回数無制限で使えるプライオリティ・パス、対象のホテル・レストラン・スパでの優待、対象高級ホテルでの優待が受けられる「Tablet Plus」、対象レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になるレストラン優待がある。保険は最高1億円(治療費用300万円)の海外旅行傷害保険が利用付帯、ビジネスカードには最高500万円のショッピング保険、個人用カードには最大5万円のスマートフォン保険が付く。24時間365日、メールと電話で対応するコンシェルジュもある。

まとめとして、メリットはSAISON MILE CLUB登録でJALマイル還元率1.125%と本家のJALカードより高いこと、3万3,000円で個人用とビジネス用の2枚のプラチナカードを持てること、プライオリティ・パスなどの付帯特典が揃っていること。デメリットは、旅行や出張をあまりせずマイルも使わない人には、年会費の割に基本還元率0.5%が低いことだ。旅行や出張が多くJALマイルを貯めたい人、プライオリティ・パスを活用したい人、プラチナ2枚持ちに価値を感じる人に向いており、初年度は無料なので試してみるのもよいと話者は述べる。

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ラグジュアリーカード:還元率が下がりにくく、高額決済と会員ネットワークが強み

5枚目はラグジュアリーカードで、チタン、ブラック、ゴールドの3券種がある。入会資格は法人代表者または個人事業主で、登記簿謄本や決算書は不要、引き落とし口座は法人・個人どちらも設定できる。

年会費はチタン5万5,000円、ブラック11万円、ゴールド22万円。従業員向けの追加カードは最大4名まで発行でき、ポイントは合算可能。追加カードの年会費はチタン1万6,500円、ブラック2万7,500円、ゴールド5万5,000円と高く見えるが、プライオリティ・パスやダイニング優待などを本会員と同じ条件で使える点を話者は「強力」と評する。ETCカードは本会員・追加会員それぞれ1枚まで無料。国際ブランドは3券種ともMastercardの最上位であるWorld Eliteを採用している。限度額に一律の制限はなく個別審査で決まり、事前入金をすれば最大9,990万円まで決済できる。広告費や納税など高額の支払いが多い人には大きな特徴だという。

基本還元率はチタン1%、ブラック1.25%、ゴールド1.5%。話者が注目するのは、還元率が下がる対象サービスがほとんどない点だ。ポイント付与対象外は楽天Edyやnanacoなど一部電子マネーへのチャージ、一部の請求書カード払いに限られる。税金、公共料金、保険料のほか、モバイルSuicaを含む交通系ICやJAL Pay、au PAY、Revolutへのチャージでも還元を受けられる。

ただし税金については、税金以外の利用額が税金の支払額の3倍以上ないと、もらえるポイントが半減する。話者の説明では、還元率1%のチタンで100万円を納税した場合、半分の5,000ポイントは翌月に付与され、残りの5,000ポイントは1年間の集計で税金以外の利用が300万円以上あった場合に毎年6月に付与される。

ポイントの使い道も優秀だという。1,000ポイント=1,000円でキャッシュバックできるほか、Amazonギフトカード、Appleギフトカード、dポイント、PeXなどにも等価で交換できる。JAL、ANA、ユナイテッド航空のマイルには1,000ポイント=600マイルの60%レートで交換でき、交換ポイント数に上限がない。ほかのカードでは航空系マイルへの高レート交換に追加年会費がかかり、交換上限も決まっていることが多いため、マイラーにも嬉しい点だと話者は言う。JALマイルは定期的に実施される20%増量キャンペーンを狙えば、マイル還元率がチタン0.72%、ブラック0.9%、ゴールド1.08%になる。

ビジネス向け特典では、弥生やマネーフォワードなど主要会計ソフトと連携できるが、freeeには対応していない。請求書カード払いにも対応しており、取引先がカード払いに対応していなくても請求書の支払いをカード決済に切り替えられる。手数料は2.9%で話者は「業界最安値の水準」とし、社会保険料や労働保険料の支払いにも使えるのが大きな特徴だという。支払いを先送りできてキャッシュフローに余裕が生まれ、本来ポイントの付かない支払いでも還元を受けられる。

ラグジュアリーカードならではの特典として、話者は会員同士のネットワークを挙げる。交流イベント「ソーシャルアワー」や会員限定SNS「LCサークル」があり、公式ページによれば会員の67%が経営者層であるため、人脈作りの場として使えるのはほかのカードにない特徴だという。また、会員の自社サービスを優待プランで提供できる「LCマーケットプレイス」があり、ゴールド以上の法人カード保有者は掲載が可能だ。会員の平均年収は日本人平均の約5.4倍、平均決済額も約15倍と言われているとして、販路拡大のチャンスにもなると話者は見る。

個人向けには、レストランやリフレッシュ施設も含め回数無制限のプライオリティ・パス、高級ホテル利用時の朝食無料や客室アップグレードなどのホテル優待、海外旅行傷害保険(治療費用200万円)の自動付帯がある。ダイニングでは全国約200店舗の対象レストランを2名以上で利用すると1名分のコース料理が無料になり、一部店舗では最大6名利用で3名分が無料になるため、人数の多い会食にも使える。高級ホテルのラウンジやカフェでの優待もある。対象レストランと指定場所の間を無料でハイヤー送迎する「ラグジュアリーリムジン」はブラック以上が対象で、ブラックは往路のみ、ゴールドは往路か復路を選べる。映画館の無料鑑賞はチタン月1回、ブラック月2回、ゴールド月3回、美術館は3券種とも同伴者1名まで無料で、ブラックとゴールドは企画展も対象。コンシェルジュはメールと電話で24時間365日対応し、ブラック以上はLINEでもやり取りできる。

話者は「プラスワン優待」による個人カードとの2枚持ちも選択肢だとする。ラグジュアリーカードの個人カードと法人カードを2枚持ちすると年2回ポイントがもらえ、個人用がゴールドかブラックなら年間最大5万円分、チタンなら2万5,000円分になる。条件は年2回の集計期間中に個人用カードでそれぞれ30万円以上使うこと。ポイント数は個人用カードの券種で決まるため、法人用をチタン、個人用をブラックにしても年5万円分を受け取れ、その場合ブラックの年会費11万円が実質6万円まで下がる計算になると話者は説明する。

デメリットは、年会費が5万5,000円からと高く追加カードも有料なこと、freeeなど一部会計ソフトに対応していないこと、追加カードが最大4名までで従業員の多い法人には向かないこと、海外旅行の治療費用の補償額が少ないことである。話者は、チタンは年会費を抑えつつ豪華な特典をまず試したい人、ブラックはリムジンやLINEコンシェルジュも使いたく還元と特典のバランスを重視する人、ゴールドは1.5%還元を生かせる決済額がある人やLCマーケットプレイスで自社商品をPRしたい人に勧めている。

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アメックス・ビジネス・カード:限度額と追加カード、ホテル特典

6枚目はアメックスのプロパーのビジネスカードで、グリーン、ゴールド、プラチナの3券種がある。入会資格は法人代表者または個人事業主で、本人確認書類のみで申し込め、決算書や登記簿謄本の提出は原則不要なので起業直後でも申し込める。引き落とし口座は法人・個人どちらも設定可能だ。

年会費はグリーン1万3,200円、ゴールド4万9,500円、プラチナ16万5,000円。追加カードは付帯特典ありとなしの2種類から選べる。特典ありはグリーン6,600円、ゴールド1万3,200円、プラチナのみ4人まで無料で5人目以降1万3,200円。特典なしなら3券種とも年会費無料で最大99枚まで発行できるが、毎年4月1日から翌年3月31日の判定期間に利用がないと管理手数料3,300円が別途かかる。ETCカードは年会費無料で、本会員は20枚まで、追加会員は1人1枚まで発行できる。

限度額は3券種とも一律の制限がなく、利用実績や支払い履歴に応じて個別に設定される。追加カードは1万円単位で限度額を設定できるため、従業員の使いすぎを防げる。ただし、普段と違う高額決済をするとセキュリティのためにカードが一時的に止められるケースがアメックスは特に多いと話者は言い、大きな決済の前にはカスタマーセンターに連絡し、できれば事前入金しておくと安心だと勧める。

還元率は3券種とも1%で、1会計ごとに税込100円につき1ポイントのメンバーシップ・リワードのポイントが貯まる。公共料金、税金、国民年金保険料、医療費関連は0.5%、プリペイドへのチャージは対象外になる。話者によれば、マリオットボンヴォイやヒルトンなどのアメックス提携カードでは事業用決済や年間300万円以上の税金払いがポイント対象外になるため、それと比べるとプロパーカードは優遇されている。

アメックスで重要になるのが、年会費3,300円のオプション「メンバーシップ・リワード・プラス」だ。ポイントの有効期限が無期限になり、Amazon、Yahoo!ショッピング、JALなど対象サービスで年間500万円の利用分まで3%還元になり、ポイントの交換レートが上がる。例えばANAマイルには1,000ポイント=1,000マイルという「破格」のレートで交換できるが、別途年間5,500円の参加費がかかり、1年間で4万ポイントまでという上限がある。海外航空会社12社のマイルには追加手数料や上限なしで80%のレートで交換でき、ヒルトンやマリオットのホテルポイント、年会費への充当、アメックスのダイニング予約サービスやポケットコンシェルジュでもおおむね1ポイント=1円で使える。話者はこのオプションを必須とする。グリーンには年会費の優遇はなく、ゴールドは初年度無料で最初から自動登録、プラチナはずっと無料だが自動登録ではないので自分で登録する必要がある。

ビジネス向け特典は、主要会計ソフトとの連携、福利厚生サービス「クラブオフ」のVIP会員が無料、企業情報を調べられるG-Searchの年会費無料、JAL国内線を法人専用運賃で予約できるサービスへの無料登録、請求書カード払い。ゴールドはDellでのキャッシュバックや、ドコモ・ソフトバンク・コスモ石油でのボーナスポイントがある。プラチナはさらにGoogle広告、Meta広告、Adobeの利用でキャッシュバックがあり、全国のシェアオフィスやコワーキングスペースを使える日経オフィスパスの10回無料クーポンももらえる。24時間365日電話対応のコンシェルジュは秘書のような代行もしてくれるという。

個人向けでは、空港ラウンジは3券種とも国内13か所とハワイのカードラウンジを同伴者1名まで無料で使える。他社カードは30か所以上に対応しているので、アメックスの対応ラウンジ数はかなり少ないと話者は指摘する。プラチナのみ「グローバル・ラウンジ・コレクション」が付き、プライオリティ・パスやセンチュリオン・ラウンジを同伴者1名まで無料で使え、デルタ航空など航空会社の上級会員向けラウンジも利用可能になる。プライオリティ・パスではレストランやリフレッシュ施設は使えないが、同伴者1名無料は嬉しい点だという。

ホテル関連では、ゴールド以上に無料宿泊特典がある。ゴールドの「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」は年間300万円以上の利用で1泊分、500万円以上で2泊分がもらえ、1泊2万円相当で、東急の定額サービス「ツギツギ」に掲載された全国450か所以上の提携ホテルが対象になる。プラチナの「プレミアム・フリー・ステイ・ギフト」はマリオット、ヒルトン、オークラ、ハイアットなど国内の高級ホテル約50施設が対象で、1泊5万円から8万円を超えるホテルにも使え、利用額の条件なくカード更新だけでもらえる。プラチナには高級ホテルの上級会員資格も付き、無料宿泊特典と併用できる。特にヒルトンのゴールドや西武プリンスのプラチナは朝食無料になるステータスだという。さらにプラチナには「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」が付き、対象ホテルで16時のレイトチェックアウト確約を中心とした優待を受けられ、アメックスのトラベルオンラインで使える2万円分のトラベルクレジットも付く。

レストランではゴールド以上に、全国約200店舗の対象レストランを2名以上で利用すると1名分のコース料理が無料になる優待があり、ポケットコンシェルジュで10%還元にもなる。旅行傷害保険は3券種とも付くが、2026年7月以降は携行品損害の補償がプラチナ以外で終了し、2026年10月以降はプラチナでも適用条件が自動付帯から利用付帯に変わると話者は注意を促す。

メリットは、限度額に一律の制限がなく高額な事業決済に対応できること、特典なしなら追加カードを99枚まで無料で発行できること、経費決済に使えそうな優待店が多いこと、ANAマイルを中心に航空系マイルへ高レートで交換できること、ゴールド以上は無料宿泊特典を中心に年会費の元を取れることである。デメリットは、キャッシュバックに使うと交換レートが落ちること、ANAマイルへの交換にも上限があること、国内の対応ラウンジ数が少ないこと、旅行傷害保険の利用付帯化など近年改定が続いていること、コンシェルジュの受付が電話のみであることだ。話者は、グリーンは年会費を抑えつつ追加カードやETCカードを多く発行したい人、ゴールドは年間300万円以上使って無料宿泊特典を活用できる人、プラチナは旅行やホテル滞在が好きで豪華な特典を活用できる人に勧めている。

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入会時の注意:キャンペーンと紹介制度の活用

最後に話者は入会方法に触れ、カードを作るときは必ず新規入会キャンペーンを使うべきだと述べる。法人カードは特に入会特典が手厚く、キャンペーンだけで年会費の数年分を回収できることもあるという。さらに、ポイントサイトを経由すると、カード会社のキャンペーンとポイントサイト側のポイントを二重取りできる。

また、カードによっては既存会員からの紹介制度を使ったほうが、新規入会キャンペーンより多くのポイントをもらえる場合がある。話者はアメックスでは新規入会特典より紹介経由のほうがもらえるポイント数が多いことがあると述べ、ラグジュアリーカードでも紹介経由で一定額を利用すると券種に応じたポイントがもらえると紹介している。どのカードが合うかは、年会費の元が取れるか、従業員カードやETCカードが何枚必要か、高額決済や税金・公共料金の支払いがどの程度あるか、どの特典を実際に使うかによって変わる、というのが動画を通じた話者の整理である。