コムドットやまとの著書を読まずに対談したらどうなるか:タケヤキ翔の1日同食企画

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概要

タケヤキ翔が、コムドットのやまとの1日の食事を同じタイミングで同じように食べる「同食生活」企画を行い、最後は東京でやまとと夕食をともにしながら話を聞いた。きっかけはやまとの著書『命の燃やし方』の出版である。タケヤキは事前に「読んだうえで対談したい」と伝えていたが、実際には一切読まずに臨んだ。読んでいないことにやまとがどこまで気づくかを試すドッキリも、企画の一部だった。

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食事の場では、YouTuberとして長く活動を続ける理由、次の世代が出てきにくい事情、コムドットが過去に批判を受けた出来事の経緯、そして本のテーマについて、話が多方面に広がった。

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企画の狙いと、タケヤキが立てた予想

タケヤキは企画を考えた理由を、コムドットのリーダーとしてのやまとが1日をどう過ごしているのかが気になったからだと説明する。やまとは「道を譲れ」のような強気な発言が目立つが、タケヤキは気を遣う一面もあると見ている。そのため本を読んでいないと気づいても、その場では指摘せず、終わってから「読んでないですよね」と言うのではないかと予想していた。

ルールは、やまとからLINEで食事の報告が届いた時点で、まったく同じものを食べるというものである。撮影は朝9時ごろに始まった。

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1日の摂取はスターバックスのコーヒーだけ

昼12時を過ぎても連絡がなく、タケヤキは朝食を抜いて会議をしているのだろうと推測していた。12時19分にLINEが届く。会議が終わったところで、その日最初の摂取はスターバックスのコールドブリュー、ベンティサイズを2杯だった。

タケヤキは自身も1日2L以上の水を飲むほど飲むことが好きだと言いつつ、ベンティ2杯は厳しいと漏らす。ふだんはソイラテしか飲まないという。その後は連絡が途絶え、17時13分に届いたのは「仕事が続いていて、コーヒー以外何も摂取していない。企画は破綻しますか」という内容だった。昼食の報告を待っていた同食企画は、ここで一度破綻した形になる。

タケヤキは大阪から東京へ向かい、いったん自宅に寄ってから、やまとが指定した行きつけの店に向かった。場所は吉祥寺だった。東京の土地勘がなく、どこへでもタクシーで30〜40分程度だと思っていたが、実際には1時間40分かかり、本人は「プチ旅行」だと話している。店は鹿児島の豚料理を出す店で、やまとは同じ系列の別店舗に行ってしまい、少し遅れて到着した。

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1日分を夜にまとめて食べる食事スタイル

やまとは自分の食事スタイルを「ひどい」と前置きしたうえで説明した。朝と昼は何も食べず、深夜まで働くので、1日の真ん中にあたるこの時間に食事を入れたい。そのため夕方以降に1日分をまとめて大量に食べるという。

注文は、ご飯大盛り2つ、刺身5点盛り合わせ2つ、メンチカツ、粒わさびで食べる漬物の盛り合わせ、もろきゅう。飲み物は酒ではなくお茶で、1人3杯ずつ頼んだ。最初の1杯はすぐ飲み干してしまうので、もう1杯ほしくなるからだという。同食なので、タケヤキもすべて同じものを2倍で注文した。

やまとは「僕の食事は全然面白くなくて、この企画に向いていない」と恐縮していた。タケヤキは、会社のことや普段どう動いているかがファンにも自分にも気になっていたので、そこに焦点を当てたかったと話す。もっとも、やまと本人は経営をしている感覚はほとんどないと答えている。

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本は10日足らずで書いた

タケヤキが本の執筆期間を尋ねると、やまとは、詰めて書けば10日もかかっていないと答えた。もともと文章を書くのが得意で、思いついたことを書き留めるメモ帳を持ち歩いているという。

タケヤキは、やまとがX上で議論をしたり、これまでと違う側面を見せたりしていることに触れ、露出の仕方を考えているのだろうと話した。一方やまとは、タケヤキが食事のインサート映像まで自分で丁寧に撮っている点に注目する。年齢を重ねると手を抜きがちなところで手を抜かず、ヒカキンも同じようにインサートを丁寧に撮るのだと指摘した。

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後輩から見たタケヤキの「変態」性

やまとは、後輩の立場から見たタケヤキのすごさを挙げた。やまとは活動8年目で、タケヤキの活動歴はその倍ほどの14年目にあたる。すでに有名でお金もあり、活動頻度を下げて生活を充実させてもよい段階なのに、自分のチャンネルに加えてグループやユニットなど、まったく違う界隈に飛び込んでいる。しかも「3年目ですか」と思うほど姿勢が若い。レジェンドであることを前面に出さないので後輩も近づきやすく、熱量で後輩が負けるほどだ、とやまとは言う。

タケヤキは前日の別のコラボで「一番しんどかった撮影は何か」と聞かれ、「ない」と答えたという。大食いや怖い企画が嫌なこともあるが、それも普通に生きていればできない経験で、YouTubeが好きすぎて楽しいのだと説明した。

やまとは、最初は「これでお金が稼げるのか」と嬉しかった感情も、人間はだんだん慣れて雑になっていくものだと言う。タケヤキがそうならず、ずっと外に開いている点がすごいと評し、5人組の自分たちと違って1人でこれだけの年数このモチベーションを保っているのは「変態」だと表現した。

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タケヤキの原動力は劣等感、そして守るもの

タケヤキはこれを「コンプレックス」だと語る。活動を始めた当時、周りに天才が多すぎたため、もっと頑張らなければという劣等感に近い感覚が今も残っている。本当に満足したときが引退するときだと思っており、一生満足していないという。

その天才たちの多くはさまざまな理由でやめていったが、タケヤキは「彼らが残っていたら自分は勝てていたか」という思いがまだあると話す。定期的にカリブラなど超えたい相手を掲げてきたが、掲げた相手は全員いなくなってしまったという。

モチベーションの中身は大きく変わったとも話す。最初はモテたい、承認されたいという欲求があった。ある程度経験を重ねてそこでは踏ん張れなくなった今、周りを見ていて、活動への愛情に加えて家族など守るべきものがある人は強いと感じるようになった。自分の場合は社員にきちんとした給料を出したいという思いが原動力だと語った。

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やまとの原動力は「楽しい」と飽きっぽさ

同じ質問に対し、やまとは一番上に来るのは「楽しい」だと答えた。友達と一緒にYouTubeを撮ることが7年経っても飽きず、楽しいというのが一番大きい。個人としては、いろいろなことをしていないと飽きてしまう性分なので、チームに迷惑をかけない範囲で動き回りたいという。本の執筆もその一つにあたる。

やまとは本の内容にも絡めて、人にはそれぞれの特性や個性という「種」があり、それを咲かせることに集中すべきで、そこから外れると人生の中で意味のない時間になってしまうのではないか、と27年間生きてきて気づいたと話す。有名になって幸せになった人も不幸せになった人もいて、お金も多くを解決するが、それで幸せとは限らない。タケヤキはこれを受け、生活水準を上げすぎないようにしていると応じ、勢いで家賃の数字まで口にしてやまとを慌てさせた。

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「メロい」と、丸くなったかどうか

雑談では、やまとがタケヤキを「YouTubeクリエイターの中で一番メロい」と評した。ただ、二人とも「メロい」の定義はよく分かっていない。やまとは、女子が好きな要素が全部入っている状態のことではないかと推測していた。恋愛の話にもなり、タケヤキは、関係がすぐ周囲に知られてしまう業界なので自分からは動かずにきたが、それでは一生出会いがないと思い始めたと明かしている。

やまとは、先輩から「丸くなった」と褒めてもらえると思っていたと言う。タケヤキは、変わった部分はあっても尖りや野心は変わっていないと見る。やまと自身は、うまくコントロールできるようになったと説明した。これまでは認められることに必死だったが、ある程度評価されたことで一歩引けるようになった。誰かに強く言われても、怒りや闘争心を外に出さなくても勝てるようになった。昔シルクさんが言っていたのはこういうことだったのかと、今になって実感しているという。

タケヤキは最近シルクさんと6時間ほど飲みながら話したと明かした。やまとは、先輩たちがまだ熱く何かに燃えている姿を見ると、自分たちもまだやれると思えるので後輩として一番嬉しいと言う。年齢の離れたタケヤキが命を燃やして挑戦し続けていることは「希望」だとも語った。

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グループの強みと、生配信の重要性

タケヤキは、グループは足し算ではなく掛け算なので強いと話す。ソロでは見せられる情報が限られ、自分で見せているものになってしまう。グループならメンバーとの絡みで引き出され、より自然体の姿が出る。

そのうえでタケヤキが最近感じているのは、濃いファンを作るには生配信が効くということだ。長い時間を一緒に過ごし、会話もできる。自身のTikTokライブのファンは非常に濃いと思うと語り、これからは生配信が主流になるのではないかと予想した。動画を上げた後にライブで「さっきの動画どうだった」「ここは編集を頑張った」と話すことで、動画と配信の両方を楽しんでもらえるという。やまとは、横型動画の層がどんどん狭くなっていることは感じていると応じた。

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次の世代はなぜ出てこないのか

タケヤキは以前やまとと電話で話した「次の売れっ子がどうやったら出てくるか」という話題を持ち出した。今トップにいるコムドットやヒカキンは、信じられない努力と時間をかけている。それ以上の時間をかけなければ勝てないうえ、ノウハウを知っている側がこれだけ時間をかけている以上、どこから勝てる人が出てくるのか、と正直に疑問を述べた。

やまとは、事務所もない状態で始める新人にとって一番大変なのは編集だと考える。時間がかかり習得にも時間がかかるのに、お金がないと外注もできず、自分で編集しても数百〜数千回再生では収入にならない。それがきつくてやめていくのだろうという。だから今はYouTubeから人気者になるのは難しく、まずTikTokなどの縦型ショートで人気を得て、そこから長尺も見たいと思ってもらえるかの勝負だと見ている。

コムドットに似たグループが一時期増えた理由について、やまとは、憧れもあるだろうが「簡単そうに見えるから」だと分析した。地元や高校、大学の友達と始められるからだ。タケヤキは、やまとがやっていることは普通の人には絶対にできないと付け加えている。

タケヤキは、自分たちはテレビからYouTubeへ移り変わるちょうどいい時代に始められたと振り返る。今はTikTok、配信者など場が細分化され、誰もが知る人気者は以前より生まれにくい。最後がコムドットかもしれず、自分はその時代を味わえたことが財産だという。やまとは「第7世代」と呼ばれていたと笑いつつ、コムドットの爆発力には運の要素も大きかったと語った。コロナ禍で皆が家にいて時間があった時期に、他のクリエイターが家で撮るなか、自分たちは車内で撮影していた。それが当たった要因の一つだと今は客観的に見ているという。

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当時の騒動の裏話

やまとは「人を下げるためでも自己防衛でもない」と前置きして、かつての騒動の経緯を語った。当時は毎日2〜3時間睡眠で撮影と編集を回し、毎日投稿し、登録者が1日に2万〜3万人増えていた時期だった。先輩たちに誘われるようになり始めた頃、ある先輩から集まりへの誘いがあった。忙しくて行けないと断っていたが、電話で「200万人記念のケーキを用意してしまった」と言われ、一瞬だけ顔を出すことにした。行ってみるとケーキはなかった。

やまとはそれを先輩のノリや愛情だと受け止めていて、当時は腹も立たなかったという。少し乾杯して出たところを撮影され、報道ではコムドットの名前が一番上に出て強く批判された。一番後輩なのにと驚いたが、悪いことは悪いので反省したと話す。ただ、そうした経緯もあって最初は反省しきれなかった。母親に「何が悪いのか」と聞いたところ、「あんたが間違っている」と言われたという。いろいろな意見を読み、影響力を持つ立場として良くない行動だったと納得したタイミングで謝罪した。当時22歳で、今は28歳だという。

タケヤキは、周りが悪いと言っても自分が納得しなければ謝れないタイプだという点で自分も同じだと共感した。やまとは、誰かがやっているからやる、やめているからやめる、ではなく、自分の意見を持って行動してほしいと語った。

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本のテーマ:生き苦しさと「自分を知る」こと

やまとは本を「初めて手に取ってほしい自己啓発」として出したと説明した。すでに人生を充実させている人にとっては知っている内容も多いかもしれないという。タケヤキは、YouTubeをまったく見ない20代後半の友人が「周りが読んでいるから買った」と話していたことに驚いたと明かしている。

伝えたい核心として、やまとは「今の時代、完全に不幸な人は少ないが、生き苦しさを感じている人は多い」と話した。話すのが得意でないのに人と話す仕事をしている、走るのが苦手なのにマラソンを選んでしまう、というように、自分と環境がちぐはぐだと苦しくなるのではないか。そう仮定したうえで、自分を知る方法を示したという。

人生で一番大事なことを聞かれると、やまとは「学び」だと答えた。本を読む、どこかへ行く、人と話す、何でもいいので新しいことを自分の中に取り入れることだという。

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読んでいないことが露呈していく会話

一方で、タケヤキの感想は少しずつ本とずれていった。8章あたりの「女性との接し方」が好きだった、恋愛観が書かれていた、と言うと、やまとは「恋愛観は一つも書いていない」と否定した。「米に七つの神が宿る」の例えにも「書いていないと思う」と答えている。タイトルについて、タケヤキは不死鳥やフェニックスのようなイメージを持ったと話した。

やまとは本書での定義を説明した。命を燃やすとは「自分らしく全力で生きる」ことであり、熱く生きることだけを指すのではない。静かに燃える人もいて、炎の色も大きさも人それぞれなので、自分に合った炎を見つけてもらえたら嬉しい、という本だという。不死鳥の意味は込めていないとも述べた。タケヤキが「種」という言葉を何度も使ったことには、それが本のキーワードだったためやまとも話を合わせやすかったようだ。

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ネタばらしと、やまとの反応

最後にタケヤキは「本を読まないまま、やまとがどこまで気づかずに話を合わせるか」の検証だったと明かした。食事の同食は本当にやっていたが、本は読んでいなかった。やまとは一瞬、同食もすべて嘘だったのかと驚いた。

やまとによると、話の途中で「内容がずれていて、このままでは読んでいないように見えてしまう」と困っていたという。ただ、他に読んだ本と混ざっているのかもしれないと考え、先輩の指摘を否定するのは失礼なので、うまく丸めていた。それなのにタケヤキがまたフェニックスの話を持ち出したので、さらに困ったと振り返った。

それでもやまとは、事前の打ち合わせのないドッキリは久しぶりで、こういう感覚になれるのが楽しいと話した。YouTuberにやらせがない点が好きで、今まで先輩たちからやらせのないドッキリをかけられてきたが、今回は優しかったという。本は前日に送られてきたばかりで、タケヤキは「1日で読めるわけがない」と笑いながら謝った。

動画の最後、タケヤキは大阪に戻ってから『命の燃やし方』を読んだと報告している。年齢に関係なくすごいと感じたと語り、本の裏に書かれていたやまとからのメッセージにも触れて締めくくった。