映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』ジャパンプレミア スーパー頭突き、LA弾丸渡航、来日キャストの素顔

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概要

映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』のジャパンプレミアイベントで、出演者と吹き替えキャスト、カプコンの開発者が登壇した。エドモンド本田役でハリウッドデビューした新日本プロレスの後藤洋央紀、日本語吹き替え版でキックボクサーのジョーを演じた狩野英孝、とあるアメリカ人夫婦の夫を演じたなだぎ武と妻を演じた丹生明里、そして『ストリートファイター6』のディレクターで本作のプロデューサーでもあるカプコンの中山貴之が並んだ。公開2日前のトークでは、作品の見どころに加えて、本田の必殺技「スーパー頭突き」を実戦でどう受けるかという話題で会場が沸いた。

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2:05

「ドッキリかと思った」吹き替えキャストの第一声

後藤は冒頭、自分がこの場に立っていることがいまだに夢のようだと語り、公開直前で非常に興奮していると述べた。

狩野は、最初にオファーを受けたときは正直ドッキリではないかと感じたという。ステージを歩くときも落とし穴がないかとドキドキしたが、「どうやら本当に公開されるらしい」と笑いを誘った。司会が「最後まで気を抜かないように」と返すと、狩野が「やめてよ」とつっこむ場面もあった。

なだぎも同じくドッキリを疑ったという。マネージャーは彼がこのゲームを好きなことを知っていたので、何か仕掛けてきたと思ったそうだ。レッドカーペットについては、昔は「動くレッドカーペット」によく出ていたと振り返り、狩野も「僕も出てました」と応じた。なだぎは、動かないレッドカーペットを自分の足で歩くほうがかえって緊張したと話した。

丹生は普段からストリートファイターをプレイしている。この映画を知ったのも、ストリートファイターの大会「カプコンカップ」の会場に貼られたポスターだった。映画を楽しみにしていたところに吹き替え声優のオファーが届き、夢のようにうれしかったという。

中山は「この中で唯一のサラリーマン」と自己紹介した。司会によれば、中山は直前に社長から「映画に出てる人でしたっけ」といじられていたという。

5:13

丹生明里が語るバトルシーンの見どころ

公開まであと2日という話題で、丹生はまずバトルシーンを挙げた。映画には普段ゲームで使う技がたくさん出てくる。そのうえで、ゲームの対戦以上の迫力あるバトルが詰まっているので、かっこいいキャラクターを全画面で浴びてほしいと語った。司会が編集もフレーム単位でこだわっているのではと水を向けると、丹生はエフェクトなどいろいろなものが一気に押し寄せる映像だと表現し、細かいところまで見てほしいと述べた。1回では拾いきれないかもしれないので、何回でも見てほしいという。

6:04

滞在45時間のLAプレミア

司会が台本どおり「中山は昨日までアメリカにいてLAプレミアに参加していた」と紹介すると、中山は台本のミスだと訂正した。実際にはこの日の昼までアメリカにいて、滞在時間は45時間という弾丸日程だったという。

会場の映像を示しながら、中山は現地の様子を説明した。入り口ではファンがガイルの髪型を模したかぶり物をしていた。上映中は歓声や笑い、拍手が起き、中山はこれを「アメリカならでは」と表現した。観客が作品を見ながら盛り上がっている様子を見て、とても安心したという。

なだぎは中山の現地での馴染みぶりについて聞かれ、「どっちがジェイソン・モモアかわからない」「そのままブランカでいける」と冗談を飛ばした。中山は帰国直後でへとへとの状態が続いていると苦笑した。

続いて、海外キャストからジャパンプレミアを祝うコメント映像が上映された。日本語で「楽しんでね」と語りかける場面もあった。

8:21

9月の来日イベントで見た海外キャストの気合い

キャスト陣は9月に来日し、新宿でイベントを開いた。狩野はそこに同席している。印象を聞かれた狩野は、まず彼らの気合いを挙げた。演出は、スモークが噴き出したあとに1人ずつ紹介されてから登場するというものだった。中山とも事前にしっかり打ち合わせをしていたのに、海外キャストはすぐ前に出ようとし、女性ADが慌てて止めていたという。特にケン役のノアさんは、早く観客の前に出たいという気持ちが強かったと話した。

チュンリー役のカリーナさんについては、司会から「名前を覚えとけよ」とつっこまれながら、とてもきれいだったと語った。狩野によれば、チュンリーといえば足技なので足もしっかり仕上がっていた。日本でのイベントで足を見せることもあり、タンパク質をとるために日本のコンビニでゆで卵を買っていたらしい。狩野はそこまで食事を徹底していると感心していた。

9:50

後藤洋央紀が語る「スーパー頭突き」のリスク

肉体の話題から、司会は後藤に話を振った。後藤は新日本プロレスのリングでも、エドモンド本田の必殺技「スーパー頭突き」を披露している。会場には実際にリングで見たという観客もいた。ここで映画のスーパー頭突きのシーンが上映された。

リングで実際に使ってみてどうかと聞かれ、後藤は非常に効果的な技だと答えた。ただし、思い切り勢いをつけないと成立せず、自分にもリスクがある技だという。首を鍛えていなければ危険なので、首を鍛えていない人は絶対にまねしないでほしいと念を押した。

11:20

サガットなら、狩野英孝なら、頭突きにどう対処するか

次に司会は、サガットのものまねで知られるなだぎに質問した。なだぎ本人は「一世を風靡したわけではない」と謙遜し、ストIIなどのファンの一部がおもしろがってくれた程度だと話した。

後藤のスーパー頭突きをサガットならどう受け止めるかと聞かれると、なだぎはタイガーショットで迎え撃つと答え、実演してみせた。あるいはしゃがんでかわすとも言い、絶対に回避できると自信を見せた。

狩野の答えは違った。大きな必殺技が飛んでくるのは怖いので、スタッフを呼んで誰かに助けてもらうという。なだぎから「呼んでる間に当たるんや」とつっこまれ、狩野自身も「フレームに間に合わないかもしれない」と認めた。司会は「1人で戦わなくてもいいじゃないか」という答えだとまとめ、これがタイトルにもある会場の爆笑を誘った。

13:00

3人がストリートファイトをしたら誰が勝つか

後藤、狩野、なだぎの3人が戦ったら誰が一番強いかという質問も出た。字幕からは発言者を一部特定しにくいが、狩野が「如意棒」を手作りしているという話題で盛り上がった。自分のグリップ、重さ、長さに合わせたオリジナル品を作っているという。武器はありなのかという声には「もちろんあり」と返された。

丹生は、頭突きを受け止められると話していたなだぎが強いのではと予想した。なだぎも、膝蹴りも出せると乗っていた。

14:14

それぞれの注目ポイント

最後に、登壇者が一人ずつ映画の注目ポイントを挙げた。

後藤はファイトシーンを挙げた。ストリートファイターはどこで戦いが始まるかわからない世界で、その場所も含めてすばらしいアクションが繰り広げられるという。自分のアクションではやはりスーパー頭突きを見てほしいと語り、司会は首まわりにも注目をと添えた。

狩野が演じたジョーは、『ストリートファイター』1作目に登場するキャラクターだという。映画の終盤で豪鬼と戦う。狩野はネタバレになるからと結果をずっと秘密にしてきたが、予告編を見たら思いきり殺されていたと明かした。なだぎも「もうトレーラーに出てるんや」と驚いた。だからもし大ヒットして続編ができても、自分はもう出られないと語り、そのぶん今作をしっかり見てほしいと呼びかけた。

なだぎは、ゲームファンに向けた小ネタの多さを挙げた。あのキャラが出ている、ボーナスステージのような場面があるといった発見があるという。本田とリュウの対決が「せんとう」で行われる点も、ファンから見ると「ちゃんとやっている」と楽しめるところだと話した。字幕では「戦闘」と表記されているが、文脈上は銭湯の意味とみられる。一方で、ゲームをやったことがない人でも一本の映画として楽しめるとも強調した。本田の百裂張り手の場面で観客が「あっ」と反応してくれればもっと盛り上がっただろうとも付け加えた。

丹生は、キャラクター同士のつながりを挙げた。特にリュウとケンの関係性に注目してほしいという。各キャラクターにこういう背景があったのかと知ることができ、みんなにもっと愛着がわく作品だと語った。

中山も、ほかの登壇者と重なると断ったうえで、バトルシーンに加えてキャラクター同士の関係性を挙げた。例として、ダンというキャラクターがこんなふうに活躍するのかという意外な一面が見られるという。ゲームとは違った楽しみ方ができるので、ゆっくり楽しんでほしいと述べた。司会はこれを受けて、原作ファンをうならせつつ、ここから新たにストリートファイターに触れる人も増えてほしいという仕上がりになっているのではないか、とまとめた。

18:43

締めは観客と一緒に「波動拳」

フォトセッションのあと、大ヒット祈願として会場全員で波動拳のポーズをとった。ゲームでは短く発声するセリフだが、イベント特別版として最後の「けん」を伸ばすように指示が出された。観客はペンライトを手に一発勝負で「波動拳」を放ち、イベントは終了した。