世界一高い住宅タワーと世界一細い住宅タワーを内見する:ニューヨーク「ビリオネアズ・ロウ」の25億円と31億円の部屋

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概要

「内見ゴリラの珍賃貸」のニューヨーク編では、マンハッタンのセントラルパーク南側に並ぶ超高級住宅タワーを2棟訪ねる。同じ街で以前に「激安」物件も見ているが、それでも高かったという。今回はその反対に、とんでもない価格の物件を見に行く企画である。案内役は大坪不動産の大滝哲生さんで、登場は2回目になる。アメリカに来て10年で「日本語が下手くそになってます」と自分で言うほどだ。大滝さんは今回の2件について「超自信あります」と語り、世界一の住宅タワーを1回の撮影で2つ見られることになった。

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「ビリオネアズ・ロウ」と2つの世界一

一行はセントラルパークを出て、公園脇にフードトラックが並ぶ広場を抜けていく。大滝さんによると、この通りは超億万長者の通りという意味で「ビリオネアズ・ロウ」と呼ばれている。

1件目は、高さ472mの世界一背の高いレジデンスタワー「セントラルパークタワー」だ。2件目は世界一細いレジデンスタワーである。ボロボロの物件ばかり回ってきたこのチャンネルで世界一を2つも見られるとは思っていなかったと、ホストは驚いてみせる。建物の前に着くと、下からは頂上が見えない。

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1件目:セントラルパークタワー62階

大滝さんの説明では、所在地は217ウエスト57ストリートで、2020年竣工、131階建てである。当初の予定は33階の3LDK・246平米の部屋だった。ところが当日は「よりいい部屋」ということで62階を案内された。玄関と廊下には家具が置かれたモデルルームの状態で、大滝さんによれば家具ごと買うこともできる。

リビングに入ると、窓の外にマンハッタンの景色が広がる。ホストは「景色がいいとかじゃない」「パワースポットですね」と言い、アッパーイースト側の眺めも撮った。大滝さんは、セキュリティが厳しいこの建物で撮影できたこと自体が「非常に希少」でラッキーだと話す。大滝さんがソファに座ると、ホストたちは「ちょっと住んでそう」と冷やかした。日本でも高級物件は見てきたが空気がまったく違う、ここに来ないとわからない、というのが一行の感想である。

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壁面冷蔵庫とワインセラーのキッチン

キッチンでは、見たことのない形のシンクと、90度に折れ曲がった蛇口にまず目が行く。パントリーだと思った壁面は冷蔵庫で、隣は冷凍庫だった。ほかにワインセラー、壁に埋め込まれたコーヒーメーカー、電子レンジ、オーブンがそろっている。ホストは「飲食店できます」と評した。

家の中には重くて大きな扉がいくつもある。開けてみると工場にあるような機械室で、一行はこれを「謎の扉シリーズ」と呼び始める。洗濯乾燥機の部屋もあった。大滝さんによると、マンハッタンの建物には洗濯乾燥機がないものも多いが、新しい建物にはだいたい付いているという。

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3つのベッドルームと「丸見え」のバスルーム

ベッドルームは3つある。1つ目はバスルームと一体になった部屋で、シャワー、トイレ、洗面がまとまっている。窓からはセントラルパークが丸見えだ。2つ目も似たつくりで、ホストは「奥さんとワインを飲んで」と想像をふくらませた。

大滝さんが「これが本当のマスター」と呼んだ3つ目は、反対側の眺めを持つ部屋だった。タイムズスクエアのあたりを見下ろすことができ、ホストは「資本主義をやり切った人じゃないと住みこなせない圧力がある」と語る。クローゼットはマンハッタンの狭いアパートならそれだけで住めそうな広さだった。

付属のバスルームには、体の大きい大滝さんが入っても余る大きなバスタブがある。浴槽から窓の外の景色を一望できる。シャワーはホースがなく天井から出る内蔵式で、トイレはガラス張りで外から見える構造だった。

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「見る」のではなく「感じる」内見

内見を終えた一行は、ふだんのようにボケることもできず、素の自分に戻ってしまったと振り返る。大滝さんは、この空気感を2人に感じてほしかったと話した。ホストは、これは「見る」のではなく「感じる」内見だと言う。

価格は1,900万ドル、日本円で約25億円だった。大滝さんは、セントラルパークの景色を毎日見られることを考えれば「お金で測れるものじゃないかもしれない」と述べる。一方のホストは、1代で稼げる額ではないのではないかと返した。番組恒例の「珍珍度」は「測定不能」となった。

昼食の席で、大滝さんが伝え忘れていた情報を補足する。この部屋には毎月の維持費がかかり、共益費と不動産税を合わせて月150万円、そのうちおおよそ半分ずつだという。一行は「ただのお金持ちでは住めない」と結論づけた。

2件目:世界一細いタワーの57階

午後は世界一細いビル、スタインウェイ・タワーへ向かう。大滝さんの説明では、所在地は111ウエスト57ストリートの新築で、82階建てなのに住戸は60室しかない。そのため各住戸がかなり広く、ワンフロアにほぼ1戸というイメージだという。今回見るのは57階の3ベッドルームだ。広さは1件目の約2倍の388平米と言われており、ホストは「40人ぐらい住めるんちゃいますか」と冗談を飛ばした。

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共用部:クラブスペースとプール

エントランスのモニターには、スポーツクラブなどの共用施設が表示されている。一行はまずクラブスペースでコーヒーを受け取り、建物内にある広いテラス風の空間を見た。ここで一行は、ニューヨークの中心地にこれだけゆとりのある共用部があることがどれだけすごいかを語り合う。「発展途上国ではなく世界の中心」であり、面積で考えれば「一歩歩くだけで何億」だという。

共用部にはプールもある。大滝さんは、ここがニューヨークで最も地価の高いエリアの一つで、こうした施設を持つ建物はほとんどなく、「5本の指に入る」ほどのハイクラスだと評価した。

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エレベーター直結の住戸とリビング

エレベーターはかなりの速さで上がり、扉が開くとそのまま住戸に入る直結型だった。フロアは会話では57階とされているが、エレベーターの表示を見て「58」と言う場面もあり、最後にも「58階にいて」と話している。

リビングからはセントラルパークを真正面に見下ろせる。一行は1件目と比べ、景色の迫力は同じだが建物が放つオーラが違うと感じた。こちらは公園の「ど真ん中」を望む位置にある一方で、雰囲気は若干カジュアルだという。部屋には大きく曲がったソファ、尖った椅子、中央の金色のオブジェなどが置かれ、ホストは「完全に王宮」と表現した。

寝室、書斎、そして謎の扉

リビング隣のベッドルームは、床の木目と家具を暖色系でまとめており、柔らかい印象を与える。反対側には書斎のようなオフィス的な部屋があり、窓からはエンパイア・ステート・ビルが見えた。ホストたちはこれを「エンパイアさん」と呼んで挨拶してみせる。

謎の扉の奥にはアンティーク調のバスルームがあり、バスタブの上に扉が付いているという初めて見るつくりだった。185cmほどある大滝さんが入っても余裕がある。玄関近くには首のない女性像が置かれたパウダールームがあり、大滝さんによれば全体に大理石が使われている。明るい別のベッドルームのシャワーは、ノズルがピンポイントで体を狙うように配置されていた。キッチンには押すだけでゴミを捨てられる仕組みと、高級メーカーの壁面冷蔵庫がある。

キッチンの流れで料理の話になり、大滝さんはカレーなどを作ると話した。最近覚えたのは、ご飯をラップに包んで冷凍保存することの大切さだという。

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31億円と月150万円

セントラルパークに戻った一行は、地上からさっきまでいた細いビルを見上げる。価格は31億円で、1件目の約25億円を上回った。ホストは「31億ぐらいか」と感じてしまうほど感覚がバグってきたと漏らす。この物件も1件目と同様に、維持費だけで月150万円かかる。ホストは「誰が住めるんだよ」と声を上げた。

締めくくりにホストは、「内見ゴリラの珍賃貸」というふざけた名前のチャンネルでも、今日見た2棟は本当に世界トップクラスだったと語る。そのうえで視聴者に、これを勉強や励みにしてみんなで頑張ろう、ニューヨーク進出を目指そうと呼びかけた。大滝さんが「ニューヨークで待ってます」と応じ、ロケは終わった。