小泉防衛相会見:インドネシアでの消火活動部隊の帰国、マレーシア国防相の来日、空母「遼寧」の太平洋進出

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概要

小泉防衛相は閣議後の記者会見で、冒頭に2件を報告した。インドネシアで消火活動にあたった部隊の帰国と、マレーシア国防相の来日予定である。質疑では、中国空母「遼寧」の太平洋進出と、日米共同統合演習での民間空港の使用について問われた。

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インドネシアでの国際緊急援助活動を終えた部隊が帰国

1点目はインドネシア共和国での火災に対する国際緊急援助活動である。現地へ派遣されていた輸送艦「くにさき」は、会見当日に海上自衛隊横須賀地区に帰国した。

大臣によると、今回の活動ではCH-47輸送ヘリコプター3機で延べ56回の消火活動を行い、計約280トンの水を放水した。困難な環境でも着実に任務を遂行したことがインドネシアで高く評価された。9月30日にはシャフリ国防大臣から直接表彰を受け、全隊員にメダルが授与されたという。大臣は「世界で輝く自衛隊の活躍を心から誇りに思う」と述べた。

明後日の18日には横須賀地区で帰国行事が予定されており、大臣も当日、隊員を直接出迎えてねぎらうとした。防衛省・自衛隊は国際社会の一員として、人道的観点から必要な支援に引き続き積極的に取り組む。今回培われた信頼を基礎に、インドネシアとの防衛協力をさらに深める考えも示した。

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マレーシアのカレド国防相が8年ぶりに来日

2点目は日マレーシア防衛相会談である。マレーシアのカレド・ノルディン国防大臣が10月18日から21日まで来日し、19日(月)に会談を行う予定だ。

大臣はマレーシアを、基本的な価値や原則を共有する包括的・戦略的パートナーと位置づけた。マレーシアの国防大臣の来日は8年ぶりで、カレド大臣と日本で会談するのは今回が初めてとなる。会談では地域情勢について意見を交わすほか、海洋安全保障をはじめとする防衛協力の強化に向けて、率直で具体的な議論を行う予定だという。この訪日を機に、カレド大臣との信頼関係を築きたいとも述べた。

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空母「遼寧」の太平洋進出と艦載機の発着

幹事社は、中国空母が沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋に進出し、石垣島の南の海域で艦載戦闘機を発着させたという防衛省の発表について質問した。中国側はこれを定例訓練と説明している。記者は大臣の受け止めと、年内に予定する安全保障3文書の改定で中国の太平洋進出にどう対応するかを尋ねた。

大臣の説明によると、空母「遼寧」を含む複数の中国海軍艦艇が10月14日に東シナ海から沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、太平洋へ進出した。15日には南シナ海方面へ向けて航行したことを確認している。14日には太平洋上で、遼寧からの艦載戦闘機や艦載ヘリの発着を約10回確認したという。

大臣は、中国が近年日本周辺で軍事活動を拡大・活発化させていると指摘した。その中で、空母の運用能力や遠方の海空域での作戦遂行能力の向上を企図しているとみられ、今回の活動もその一環と考えられるとの見方を示した。

そのうえで大臣は、今回の遼寧の太平洋進出を含め、太平洋で周辺国の軍事活動が活発化していると述べた。一方で、防衛省・自衛隊の太平洋側での情報収集・警戒監視能力は限られており、防衛体制の強化は急務だとした。3文書の改定内容について具体的な言及は控え、年内の改定に向けて具体的かつ現実的な検討を深めると述べるにとどめた。

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キーン・ソード27でのオスプレイによる民間空港使用

別の記者は、日米の共同演習に関連する質問をした。米軍のオスプレイが宮古空港と石垣空港を使い、宮古空港には陸上自衛隊のオスプレイも着陸する予定である。記者は、オスプレイには墜落事故などで安全性への懸念があるとし、日米双方の機体を民間空港に着陸させる狙いを尋ねた。

大臣は、防衛省・自衛隊が19日から29日まで、日本全国で日米共同統合演習「キーン・ソード27」を実施すると説明した。先島での訓練では日米の各種装備品を展開し、その輸送のために日米のオスプレイが宮古空港と石垣空港を使用するという。これにより、災害対応も含むあらゆる場面でオスプレイの能力を十分に活用できるようになるとの考えを示した。

訓練では安全確保に最大限配慮し、地域住民への影響を最小限にとどめるよう努めるとも述べた。ただし、記者が問題にした安全性への懸念そのものについて、それ以上の具体的な説明はなかった。質問はこれで終わり、会見は終了した。