手放す観葉植物を買い取って再生する リサイクル店への依頼が増加

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概要

観葉植物は買って飾るまでは楽しいが、引っ越しや枯れたときには処分に困る。番組は、需要が伸びる園芸売り場と、植物を「捨てずに次へつなぐ」ために買い取りと再生を手がけるリサイクル店を取材した。

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「育てる園芸」から「飾る園芸」へ

埼玉県のホームセンターに、今年の夏、園芸専門店がオープンした。店内は訪れた人が「ジャングルの中にいるみたい」と声を上げるほど植物で埋め尽くされている。壁にかけるタイプや小ぶりな鉢など、植物だけで500種類以上を扱う。

以前はホームセンターの売り場の一角で植物を販売していた。店側はリニューアルの理由を、これまでは植物を買って育てる「育てる園芸」が中心だったが、最近は「飾る園芸」の需要が増えてきたためだと説明する。リニューアル後、観葉植物の売上は1.5倍に伸びているという。

来店客のひとりは、見たことのない植物が多く、葉の形がかわいいものが気になっていると話す。植物を買い始めたのは最近で、ここ1か月ほどで一気に20種類ほどに増えたという。一方で、集めすぎたことで悩みも増えた。枯れてしまった場合にどうすればいいか困る、という声だ。番組によれば、観葉植物の土などの処分に困っている人も多い。

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観葉植物を買い取るリサイクルショップ

こうした観葉植物を捨てないための取り組みとして紹介されたのが、観葉植物の買い取りと販売を行うリサイクルショップである。店には様々な観葉植物が並び、店側は「色々な事情で皆さん持ってきます」と話す。

店を始めたのは、神奈川県内で飲食店を営む佐藤さんだ。引っ越しなどのタイミングで捨てられがちな植物に、捨てる以外の選択肢を作りたいという思いから、リサイクル店を始めたという。オープン当初の買い取りは1か月に2件だったが、最近では毎日のように買い取りの依頼が来ている。

取材時に植物を売りに来た客は、引っ越しを控えており、引っ越し先に持っていくことも処分することもできないため持ち込んだと話した。家で育てていた期間は10年ほど。状態を確認した店側は「状態は完璧」と評価し、査定額は3500円となった。客は、大事にしてくれる人のところに行けばいいと思うと語った。

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「ワケあり」の植物を再生して商品に

この店では、状態に問題のある「ワケあり」の観葉植物も引き取っている。紹介された一例は、何かに立てかけられたまま育てられ、幹が斜めに伸びてしまった株だ。店ではその斜めの角度のまま植え直し、傷んでいた部分をカットして、新たな商品として再生させた。

佐藤さんは、捨てられてしまえばゴミだが、こうすることで新しい価値になると話す。こうしたワケありの観葉植物を再生させるための農園も、今年から始めた。

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植物ごとの「ストーリー」を次の持ち主へ

行き場を失った植物は、店を通じて新たな持ち主の元へ渡っていく。購入した客は、前の持ち主が一生懸命きれいに育てた感じがすると話していた。

佐藤さんは、植物には1つ1つにストーリーがあると語る。誰がどう育てたのか、どういう気持ちで持ち込んだのか。そうした植物に新しい価値をつけ、次の人に喜んでもらえるものを作っていきたいという。番組は、ただ捨てるのではなく植物の価値を再生し、次へつなぐ新たな形が広がっていると締めくくった。