滋賀県の「最安値」物件を3軒内見する:きれいな激安物件、琵琶湖沿いのレトロマンション、屋根裏付きの1K

YouTubeで開く ↗
概要

「内見ゴリラの珍賃貸」の全国ツアー企画で、今回の舞台は滋賀県である。このチャンネルは、変わった特徴を持つ賃貸物件を内見し、その「珍しさ」を「珍賃度」として点数で評価している。大津駅に降り立った内見ゴリラ(レッツゴーなぎら)は、第一印象を「本当に何もない」と話し、「滋賀には琵琶湖しかない」と大阪在住時に聞いていた話を持ち出して、「珍物件はないかもしれない」と冗談めかした。同行するのは、東京から来た不動産業者の南さんである。物件を用意した制作側は「最後の最後までひねり出してきた」物件があると応じ、ロケが始まった。

11分で読めます
2:12

視聴者のコメントで集めた滋賀の基本情報

恒例の「滋賀県インフォ」では、まず数字が紹介された。人口は139万人で全国26位、面積は38位で、その面積の多くを琵琶湖が占めるという。歴史の面では、約1200年前から続く世界遺産の比叡山延暦寺、天下統一を目指した織田信長の安土城が挙げられた。さらに忍者発祥の地とされ、滋賀の甲賀市と三重県の市を合わせて日本遺産に認定されていると紹介された。

食の話題では、日本三大和牛の一つである近江牛が挙がった。今回は事前にコミュニティ投稿で滋賀の情報を募り、約100件のコメントが届いたという。中でも多かったのが鮒寿司で、塩と米で長期間乳酸発酵させる伝統的な郷土料理であり、好き嫌いがはっきり分かれるが「ぜひ食べてほしい」という声が多数あった。もう一つのソウルフードがサラダパンで、マヨネーズであえた刻みたくあんをコッペパンに挟んだものだと説明された。

コメント欄で紹介者が特に気に入ったのが、T.M.Revolutionの西川貴教が滋賀出身だという話である。関西のスーパー「平和堂」のテーマソングには西川貴教バージョンがあり、店内で毎時55分に流れるらしく、「もはや滋賀県の国歌」というコメントまであったという。紹介は「琵琶湖、織田信長、忍者、サラダパン、西川貴教」とまとめられた。

今回から、運転などを担当する新しい「カバン持ち」スタッフも加わった。本人は運転免許取得歴1年だと自己紹介した。

5:46

1件目:大津市の最安値物件は「何の変哲もない」

1件目は「滋賀の最安値」として用意された物件である。大津市にあり、最寄り駅はJR東海道線の瀬田駅(概要欄ではバス10分)。1995年築の木造で、内見したのは約20平米のワンルームだ。外観は小ぎれいで、メンバーは「ときめきはゼロ」「全然珍の感じもしない」と口にした。

共用部では、内見ゴリラが「気づくことは」と問いかけ、南さんが「ちゃんと管理されている」と答えた。これまでの最安値シリーズでは配管がむき出しの物件も多かったが、ここでは配管が露出していない。メーターの土台が木製の物件もよくあり、火災のリスクが心配になるが、この物件はそうした点にも対処している。給湯器も埋め込み式で、内見ゴリラは「これもうすでにすごい」と評価した。

室内も「普通にめっちゃ綺麗」で、途中でリノベーションもしているように見えると二人は話した。キッチンは一口コンロだがガス式で、火力が強く使いやすいと好意的に受け止められた。クリーニングは「おそうじ本舗」が入っており、内見ゴリラは名のある企業に依頼している点に安定感があると述べ、これを近江商人の「三方よし」にたとえた。浴室は3点ユニットではなく、トイレは別室で温水洗浄便座付き。「ダメなとこない」という評価だった。内見ゴリラはこの物件を「セクシー」と表現したが、理由を聞かれても「語ったら3時間はかかる」とはぐらかした。

11:37

学生割引のある家賃設定と「表面的な珍」の評価

家賃は2万3000円(概要欄によれば共益費5000円が別途)で、学生が契約する場合は1万9000円になる。メンバーは「最安値で家賃のオプションは初めて見た」と驚いた。

内見ゴリラはこの設定を高く評価した。これまで見てきた最安値物件には、オーナーが赤字なのではと思うものもあったが、それでは管理運営が成り立たない。取れるところから取る必要があり、学生には安くし、社会人には通常の家賃を払ってもらう。この物件はそうしてサステナブルな運営を考えている、というのが内見ゴリラの見方である。

それでも珍賃度は「5珍」で、内見ゴリラは「動画的には表面的な珍」で評価したと説明した。自分ほど物件を見ていると深い楽しみ方もあるが、それは動画には映らないという。結論は「非常に普通、完璧な普通」であり、これは滋賀県に底力があることの証明だ、と締めくくられた。

15:04

サラダパンを探して

翌日、メンバーは前夜に約1200年の歴史があるという温泉地に泊まったことを報告した。南さんは夜はスナックにも行き、寝たのは朝4時だったというが、むしろ元気だと話した。

昼食にはサラダパンを探した。1軒目のスーパー「フレンドマート」では見つからず、2軒目のフレンドマートでようやく見つけた。内見ゴリラが注目したのは、パッケージに書かれた製造元が「有限会社」であることだった。有限会社は今では新しく設立できないので、これは歴史の証明だという話である。割ってみると具はたくあんとマヨネーズで色味は少なく、食べたメンバーは「別に美味しくない」と率直に話した。一方で「3回ぐらい食べたら好きになるタイプ」「最初は何これってなる」とも述べ、シャキシャキした食感に触れた。

17:21

2件目:琵琶湖沿いのSRCマンション、共用部は華やか

2件目は守山市にある琵琶湖のすぐそばの物件だ。最寄り駅はJR東海道本線の守山駅(概要欄ではバス25分)。1989年築のSRC造15階建てで、内見したのは7階、約40平米の1LDKである。湖沿いの立地にメンバーは期待を高め、「レイクビュー」という言葉も出た。

共用部はかなり凝っていた。エントランスの取っ手は貝殻の形で、卓球台が置かれ、中庭は「ちょっとエジプトっぽい」雰囲気だった。7階から見下ろす中庭と吹き抜けは「幻想的」で、「海外のコンドミニアム感」がある。建物の向こう側が曲線になっている設計も「美しい」と話題になった。

20:09

室内は意外と普通、レイクビューは首を90度曲げて

室内に入ると、印象は変わった。玄関に靴箱はなく、メインルームにも段差があった。南さんは「外観がバブリーな作りだったので中身も豪華かと思ったら、意外と普通」と感想を述べた。この年代の物件らしく、床は全面じゅうたん敷きである。残置物の家具として「おしゃれそうでギリおしゃれじゃない」低めのソファーがあり、照明もいくつか並んでいたが、部屋のコンセプトは分からず統一感がない、という評価だった。

カウンターテーブルは造作ではなく置いてあるだけだった。キッチンのコンロはガスではなく電気式で、天板が熱くなって調理するタイプである。メンバーは「一世代前のIHみたいな」ものだと話した。

ベランダに出ると、正面は隣の建物の壁で、メンバーは「都内でよくある壁ドン」と評した。首を左に必死に90度曲げれば、琵琶湖がぎりぎり見える。建物は半円形で、この部屋は「恵まれてない側」にあり、反対側の部屋は完全なレイクビューになっているという。「あっち側は絶対埋まってますね」という声も出た。

途中でメンバーの一人がおならをしてしまった際、カバン持ちスタッフがエステーの消臭剤を差し出した。この日のために買ったもので、滋賀といえば西川貴教であり、その西川貴教がCMに出ている消臭力を選んだ、という流れの小ネタである。

24:23

謎の部屋と「西川貴教」の登場

最後に残した謎の部屋は和室だった。ここでT.M.Revolutionの西川貴教を名乗る人物が「オーナー側」として登場する演出が入った。その人物は、外観は洋風だが和の要素も取り入れたのが本物件の魅力だと説明した。この後、メンバーは「物件の感想がもう残ってない」「最後全部持っていかれた」と口をそろえた。

家賃は5万5000円。1LDKで5万円台なら安く感じるが、実質的には1部屋のようなものなので、南さんは「ちょっと高く感じた」と話した。一方で40平米あるため「絶妙な値付け」という結論になった。珍賃度は「8珍」と高めだったが、内見ゴリラは決め手を「西川さんに案内していただいたから」と説明し、本人が目の前にいるので変な点数はつけられない「忖度」だと笑いにした。

27:40

道の駅で鮒寿司に挑戦

休憩に立ち寄った道の駅草津では、近江牛のコロッケ、びわこサイダー、そして視聴者から多くのコメントが寄せられた鮒寿司を買った。鮒寿司は薄くスライスされており、ツンとした発酵臭がある。

食べたメンバーからは「酸っぱい」「独特」「ブルーチーズみたい」という感想が出た。一人は「ちょっと苦手」と言い、別の一人は「本当に無理」と涙目になった。魚介が苦手なメンバーは「吐き気をもよおすと思う」と言って口にしなかった。好き嫌いがはっきり分かれる、という事前の紹介どおりの結果だった。

30:38

3件目:塾併設の木造アパートと内見ゴリラの「3秒レーダー」

その後、琵琶湖を近くで見てから3件目に向かった。物件は「滋賀の歴史が詰まったような」「滋賀ならでは」の物件だと予告され、メンバーは「忍者系じゃないか」と予想した。

物件は大津市にあり、概要欄によれば最寄りの唐橋前駅から徒歩20分。1995年築の木造2階建てで、約22.5平米の1Kである。この前に濡れてしまった内見ゴリラは、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』のTシャツに着替えており、劇中の「悪いことすんなって言ってんじゃないの、ダサいことすんなって言ってんの」というせりふを引いて場を和ませた。外壁は茶色だった。内見ゴリラは、激安物件を見続けてきたので癖があるかどうかは3秒で分かり、この物件にはレーダーが反応していると主張した。

激安アパートとしては珍しく店舗併設型で、奥には個別指導塾が入っている。築31年だが修繕が行き届いており、南さんは「綺麗にカバーされている」と述べた。

33:45

何もない和室、と思いきや屋根裏部屋

室内は当初、まったく普通に見えた。キッチンはきれいなIHで、洗濯機置き場がある程度である。城構えのような開けづらそうな扉があり、期待して開けたが、中は「マジでただの和室」だった。メンバーは「滋賀いいとこだった」と帰りかけた。

ところが内見ゴリラが「センサーが反応した」と言って天井を指すと、そこに収納口があった。部屋に置いてあった棒をひねって開けると、はしごが降りてくる。上がってみると照明のスイッチもあり、三角屋根の形に沿った空間が広がっていた。天井はそれほど低くなく、南さんは「全然圧迫感がない」と話した。

家賃は2万9500円(概要欄では共益費2000円が別途)。南さんは3〜4万円くらいすると思っていたそうで、「思ったより安かった」と話した。キッチンも畳の部屋もきれいで、巨大な収納付きなら文句はない、という評価である。珍賃度は「6.5珍」。理由は「屋根裏に倉庫がありました。以上です」で、屋根裏がなければ「0珍」だったという。予告の「忍者系」については、内見ゴリラが屋根裏部屋を「忍者を彷彿とさせる」と表現し、自分でも少し無理があったと認めた。

40:45

振り返り:滋賀は激安物件でも質が高い

総括でメンバーは、滋賀は「ほとんど琵琶湖だった」「琵琶湖とT.M.Revolution」と振り返った。西川貴教の件は「ハプニング」とも「サプライズ」とも呼ばれた。物件については、1件目が最安値なのに高品質、2件目が琵琶湖に面したレトロ物件、3件目が屋根裏部屋と整理された。滋賀には思ったほど強烈な激安物件はなかったかもしれないが、平均するとどれもきれいでクオリティが高く、県民性が出ているのかもしれない、という見方が示された。

南さんにとってこのツアーへの参加は2回目である。前回は福島などを回り、その時の物件の印象が強すぎたため、今回はかわいく感じたと話した。内見ゴリラは、タワーマンションなどを専門にしてきた南さんが真逆の世界を見たことで、どこが平均でどこが良く悪いのかという物差しを持ち、「不動産屋としていい顔になってきた」と評した。南さんも、一つの商品だけでなくさまざまな物件を見たことで世界が広がったと応じた。

最後に、プロの不動産業者として滋賀で感じたことを問われた南さんは、関西に住んだことはないとしたうえで、家賃相場が関東より安く、学生向けの部屋もあったと述べた。自分が学生に戻ってここに住むとしたら、1件目の物件のように「いいな」と思える物件があった、というのが南さんの感想である。真面目な不動産情報はサブチャンネルで南さんらを招いて扱っていると案内され、ロケは終了した。