簗農水相の「予算カット」発言、衆院予算委で追及続く 公務取りやめと無料シャトルバス問題も

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概要

2026年10月13日の衆議院予算委員会では、簗農林水産大臣の「予算カット」発言をめぐる追及が一日中続いた。午前は与党・自民党の議員、午後は野党が質問に立った。焦点は、発言そのものの是非、千葉の豪雨被害の視察を取りやめた理由、過去の選挙での無料シャトルバス送迎である。任命責任を問われた高市首相は「しっかりと考えさせていただく」と述べたが、現時点で進退について答えることは避けた。

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発端となった「道路予算カット」発言

問題となったのは、簗大臣が地元で行った発言である。大臣は、今年の選挙で自身が苦戦した2つの自治体の道路予算を大幅にカットしたと語っていた。その後、国土交通省に道路予算について問い合わせたことは認めた。一方で、予算を削るよう働きかけたことは否定している。

委員会では、この発言自体が大臣の適性を欠いているとして、「適性を持った方に代わっていただくべきではないか」という質問が出た。高市首相は、地元での発言について、事実であれば本当に不適切なものだとの認識を示した。そのうえで、その人物が行政を運営してよいのかどうかも含めて「しっかりと考えさせていただく」と答えた。

1:09

午前:自民党議員からの批判

午前に質問した自民党の議員は、選挙に負けた地域だから、首長が応援してくれなかったからという理由で政治家が予算を削減するなど「信じられない」「ありえない話」だと批判した。

これに対し簗大臣は、予算削減を求めた事実は一切ないと答えた。そのうえで、発言を撤回し、関係者に謝罪したと説明した。

1:50

午後:野党「どちらにしても大臣の資格はない」

午後は野党が追及した。ある議員は、実際に予算をカットしていれば利益誘導であり、カットしていなければ有権者に対する虚偽による脅しだと指摘した。どちらにしても国の予算を預かる大臣の資格はないのではないか、という論理である。

この点について、番組は、簗大臣の問い合わせを受けた国土交通省が、予算額の配分には影響していないと説明していることを伝えた。

2:25

千葉の豪雨被害視察を「ドタキャン」

野党は別の問題も取り上げた。簗大臣は前日、千葉の豪雨で被害を受けた農業関係の現場を視察する予定だったが、これを取りやめたとされる。議員はその理由を問いただした。

大臣は、国会での質疑への対応とその準備を優先するという考えから、出張を取りやめたと説明した。つまり、被災地の視察よりも国会答弁の準備を優先したということになる。

3:10

無料シャトルバス問題と公職選挙法

簗大臣にはもう一つの疑惑がある。過去2回の選挙活動中に、シャトルバスで支持者を無料で出陣式の会場まで送迎したことが、公職選挙法違反にあたるのではないかと指摘されている。

委員会で大臣は、駐車場の台数を超えて来場した人には別の場所に駐車してもらい、そこからシャトルバスで会場へ移動してもらったのが事実だと述べた。利益供与を行ったわけでは一切ないと強調した。番組によると、大臣はバス代を会場費の一部として計上しており、スタッフが事前に選挙管理委員会に確認したと説明していた。

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選管への「事前確認」をめぐる食い違い

これに対し、野党議員は独自に確認した結果を示した。栃木県の選挙管理委員会に問い合わせたところ、問い合わせがあったという記録は残っておらず、担当者にもその記憶はなかったという。さらに選管側は、事前に聞かれていれば、実例や判例に基づいて違反になると答えたはずだと話したという。

議員は、大臣が午前中に「バスを借り上げる前に確認した」と答弁したことを挙げ、「これは虚偽答弁ですか」と迫った。

大臣は、事前に照会したとスタッフから報告を受けたので、そのとおりに答弁したと述べた。解釈としては、すでに出陣式の会場に来た人をその会場から運んだわけではないと説明した。そのうえで、夜の時間帯で寒い時期でもあり、高齢者や杖を使う人に800メートルを歩いてもらうのは実際には難しく、無理に歩かせれば大きな負担になると述べた。こうした人道的な観点からバスを用意したという主張である。選管への確認については、スタッフから報告を受けたという説明を繰り返した。

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高市首相の任命責任

最後に、野党は任命した高市首相の責任を問うた。議員は、簗大臣をめぐる今後のさまざまな問題について、首相も連帯責任を問われる状況にあると指摘し、その覚悟で続投させるのかと尋ねた。

高市首相は、全容が見えないため、今日の時点で簗大臣を今後どうするかと聞かれても答えられないと述べた。さらに、すでに農水行政に影響が出ているのではないかと問われると、「大変申し訳ないと思っております」と答えた。そのうえで、違法性のあることがあれば「その時に私は躊躇はいたしません」と述べた。ただ、現時点では全体像が見えず、本人も違法性を明確に否定していることから、「もう少し説明責任を果たさせてやってください」と求めた。

野党は引き続き追及する方針である。